東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
重要なお知らせ
先ほど、ページを運営するFC2ブログ様から、次のような通達が来ました。

2013年11月12日を以ちまして、課金モード『有料ブログモード』を廃止する運びとなりました。

いままでこの有料ページ「東南西北」では、有料ブログモード という方法を採用して参りました。しかしこれが11/12までで廃止されるため、バックナンバーモード という方式に移行させて頂くことになりました。 なおそれぞれのモードの説明ですが

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特に今まで毎月購読してくださっている方にとっては、大きくは変わらないと思います。ただ時期によって登録されている方にとっては、今まで大きく変わってくることになるのではないのでしょうか。

大変ご迷惑をおかけしてしまいますが、どうかご理解のほどよろしくお願い致します。モードの変更は、11/11の夜に行うつもりでおりますので、よろしくお願い致します。
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テーマ:無題 - ジャンル:その他

飯田 琉斗(向上3年)投手
地元神奈川の選手ながら、全く知らなかった 飯田 琉斗(向上3年)右腕。名門・東海大相模相手に、延長までもつれ込む熱戦で、あわやの展開まで演出した、まさにドラフト界では無名の選手だった。

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牧 丈一郎(啓新3年)投手
この夏見た中でも、最も好感が持てる投手だった 牧 丈一郎(啓新3年)右腕。一体どのような選手だったのか、検証してみたい。

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7/20・21の観戦記
7/20の観戦

この日からバーチャル高校野球では、新潟大会の中継がスタートし準々決勝の模様が放送された。そこで登場したのが、鈴木 裕太(日本文理2年)右腕。2年生ながらすでに県屈指の存在とされ、来年の有力なドラフト候補。骨太な体格から、まるで外人投手のような粗っぽいフォームで投げ込む力投派。コンスタントに140キロ台を記録する球威溢れる速球と、日本文理伝統の縦スラで三振の山を築く。正統派の 直江 大輔(松商学園2年)右腕とは対照的なタイプだが、秋から北信越は熱いことになりそうだ。

熊本でも準々決勝からネット中継が始まり、正成 智(八代3年)捕手が登場。春先から猛肩の捕手が熊本にいると密かに話題になっていた選手で、招待試合では投手としても140キロ台を連発しスカウトを驚かせた。捕手としては手だけで捕りに行ったり、フットワークが重苦しくカバーリングに行けなかったりと疑問が残る。むしろ収穫は、想像に打力がある選手だということ。背番号も3であり、チーム事情で捕手をやったり捕手をやったりしていて生粋の捕手ではないのではないかと思えてしまう。捕手としてよりも、他のポジションの選手として見た方が良いのではないのだろうか。

また秋田の中継に・藤井 黎来(大曲工3年)右腕が登場。藤井は、昨夏甲子園に出場した下級生の中では、最も素晴らしいパフォーマンスを見せた選手だった。しかし春先から調子が上がらず、ドラフト戦線ではやや後退した印象があった。しかし夏の大会に入り、その前の試合でノーヒットノーラン達成するなど調子をあげてきた。球速は、135~140キロぐらいと球速を重視していない印象だが、コントロールが安定し安心して見ていられる実戦型に。要所で140キロ台中盤の力のあるボールを投げ込んでくれれば、一気にドラフト候補として再浮上しそう。ただしピンチになってもギアはあまり変らず、淡々と自分の投球に徹してくる。この辺が、甲子園を賭けた大事な場面や甲子園に出場した場合に、どのような変化が見られるのか注目したい。チームとしても大曲工業は強く、秋田では本命校ではないかとみている。

また都市対抗では、有力どころの中で一回戦で登場していなかった 鈴木 博司(ヤマハ)が登場。登場していきなり155キロを記録するなど、エンジンは今年のNO.1というところを見せつけてくれた。ただしコントロールなど投球は相変わらず不安定な上に、球速ほど打者は苦にしていない。しかしこの選手、ランナーを背負っても意外に失点しない踏ん張れる側面があることも抑えておきたいポイント。昨年の 中塚 駿太(白鴎大-西武2位)のように実戦力には欠けるが、ロマン溢れる素材として高い順位でプロ入りしそうな流れではある。今年のような状況だと、1位指名に入ってきても不思議ではない。

7月21日の観戦

この日の注目は、園部 佳太(いわき光洋3年)遊撃手。高校通算40本塁打以上のパンチ力と俊足・好守の遊撃手。スラッガーというよりはきっちり叩けるタイプで、右中間方向にも打ち返す打球は想像以上に伸びる。出塁すればすかさず盗塁を決めるなど、脚力にも確かなものがありそう。守備機会が少なくよくわからない部分んはあったが、難しいフライを好捕したり、キャッチングも丁寧に捕球する姿勢が見られ好感が持てる。個人的には、高校からのドラフト指名があっても不思議ではない選手だと考えている。今年の高校生遊撃手の中では、オススメの一人ではないのだろうか。

もう一人注目だったのが、村上 宗隆(九州学院3年)捕手が登場。昨夏見たときは、打撃が期待ハズレで思ったよりも捕手として悪くないという印象だった。しかし最終学年のプレーを見る限り、捕手としてはスローイング・キャッチング・プレースタイルともにイマイチで、プロ入り後他のポジションにコンバートされてしまうのではないかという気もする。一方打撃では、見逃し三振・内角低めをライトスタンドに、左中間への長打、一二塁間へのヒットと、良いところを見せつけ、モノの違いを見せてくれた。

問題は、プロで捕手として使えるかどうかだということ。もしイケると評価すれば、打てる捕手の素材として高い評価でプロ入りする可能性は高い。逆に捕手としては厳しいとなると、守備・走塁でアピールできるタイプではなく、打撃もそこまでA級の素材であるかは微妙。個人的には、世間で言われているほどの選手なのか? と言われれば疑問が残る。その辺はこの試合も勝ったので、次戦以降もみて見極めて行きたい。

神奈川のテレビ中継では、先日生で見てきた 石井 涼(三浦学苑3年)右腕がテレビ中継に登場。この夏何人か下位~育成ぐらいの微妙な評価になりそうな逸材を見たが、彼らと比べても 石井 は一枚劣る印象を受ける。現状はまだ135~140キロ程度だし、何か素材的に凄いとかいう秘めたるものもそれほど感じない。ようはまだ未完成の素材だというだけで、これならば無理して高校の時点で獲得する意味合いは薄いのではないかと。個人的には、育成でも厳しいのではないかとみており、ワンクッション置いて成長を見届けてからの方が無難ではないのだろうか。

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

佐々木 健(小笠3年)投手
今年の静岡屈指の素材だと言われる 佐々木 健(小笠3年)投手。12球団が視察に訪れるほどの逸材であり、一体どのような選手なのか考えてみた。
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7/19 の観戦記

秋田大会で、山口 航輝(明桜2年)右腕が先発。181/85 の骨太な体格の投手で、実にスケールを感じさせてくれる素材。球速もけして無理をしなくても140キロ前後を記録し、MAXでは146キロまで到達したのだという。この投手、意外に器用なところがあって、マウンドをパッと外したり、変化球やストレートなどのコントロールも悪くない。試合中盤に四球を連発するなど危うい場面もあったが、要所を踏ん張り9回を2失点で抑えチームを準決勝に導いた。以前は野球どころと知られていた秋田だが、近年は野球熱も下がり気味。しかしこの投手は、広島に入団した 佐藤 剛士(秋田商)以来の大物ではないかと思われる。真上から投げるというよりも少しスリークォーター気味になってショート回転する事が多いので、もう少し腕の振りを上から叩けるものにしたい。いずれにしても秋田では久々の大物だし、来年度の東北を引っ張って行ける素材ではないのだろうか。間違いなく、ドラフト候補として今後注目される器。

この日の注目は、ネット中継に九州NO.1の呼び声高 田中 瑛斗(柳ヶ浦)右腕が登場。普段の球速は135キロ前後ぐらいと平凡だが、勝負どころだと力を入れて140キロ台を越して来るタイプ。夏の三重総合戦では、147キロ、大会前の関東遠征では東海大相模相手に146キロ記録したというから、投げようと思えばいつでもそのぐらいの球は投げられるのだろう。ただしボールの力・キレに驚くものはなく、曲がりながら落ちるスライダー、小さく横にずれるカットボール、それに緩いカーブなどを織り交ぜるものの、コントロール、投球術に特別なものは感じられなかった。むしろまだ発展途上の肉体、投手としてのセンスの良さからも、今後の伸び代を期待したいセンス型タイプ。雰囲気は、どことなく沖縄尚学時代の 東浜 尚(ソフトバンク)を彷彿とさせる。

最初にマウンドに上がったときに、入念に足場を馴らしていたことからも、投手として必要なきめ細やかさ や こだわりが感じられた。また際どいコースに投げたスライダーをボールと判定。そのすぐ後の球を、首を振って同じスライダーを選択したあたりに気の強さも覗かせた。仮に志望届けを提出した場合、3位前後ぐらいでの指名があっても不思議ではないだろう。指名は確実なレベルの選手なので、あとはどのぐらいプロへのこだわりがあるかにかかっている。

またもう一人今日注目だったのが、尾形 崇斗(学法石川)右腕。こちらは田中とは対象的に、初回から140キロ台中盤の速球でグイグイ押してくる馬力型。初回は力みから高めに抜ける球も多かったが、二回以降スライダー・カーブ・フォーク系の球も織り交ぜ落ち着きを取り戻した。結果的には、日大東北相手に破れ最後の夏を終えることになる。しかし粗っぽさは残すものの、馬力・ボールの力は間違いなくドラフト級の素材。下位指名にはなるかもしれないが、志望届けを提出すれば本会議で指名される可能性は充分あるとみて良さそうだ。

またこの日は、先日リリーフで登板した 石川 翔(青藍泰斗)右腕が、先発しながらも140キロ台後半を連発する素晴らしい投球を披露したとの話。1位指名を意識できる素材として、これから大きくクローズアップされることになりそう。また同じ会場では、ドラフト候補の 北浦 竜次(白鴎大足利)左腕が登板したが、文星芸大附に破れ最後の夏に終えることになる。北浦投手は、馬力のある140キロ台を連発できるサウスポー。この夏の投球を確認できていないのでなんとも言えないが、志望届けを提出すれば指名されそうな評価の高いサウスポーである。今後の進路が、気になるところ。

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

梶原 昂希(大分・大分雄城台)外野
ソフトバンクの「柳田悠岐二世」との呼び声も高い 梶原 昂希(大分雄城台3年)中堅手。実際どのような選手なのか? 僅かな映像しかないが、それを元に考えてみた。
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7/17・18 観戦記
7/17(月)

今年の長野でも注目度の高い・高橋 聖人(小諸商3年)右腕の投球を視聴。プロも注目するというほどの人材だが、171/80 という小柄な投手。球速もコンスんタントに140キロ前後は出ていそうで、特にチェンジアップに威力があるのが特徴。ただし高校からプロとか、そういった素材ではないように思う。もしプロ志向が高いのであれば、独立や社会人に進んで短期間でのプロ入りを狙った方が、ある程度完成されている投手なので近道なのかもしれない。

長野吉田という学校に、岡沢 健太郎(3年)右腕という、知らない投手が優勝候補の上田西打線を4回まで無失点に抑える好投。コンスタントに135キロ以上は出ていそうな投手で、調べてみると2回戦で18奪三振を奪いに話題になった選手だと知る。中盤以降スタミナが切れて上田西打線につかまってしまったが、大学などで野球を続けてみたら面白いのではないのだろうか。

長崎大会では、飯田 大翔(長崎海星3年)右腕が、コンスタントに140キロ台を記録し、最速で145キロまで到達。また縦に切れ込むスライダーにも威力があり、前評判以上の投球に驚かされる。高校からプロとなるとまだ厳しそうではあるが、九州の強豪大学などに進みポテンシャルを高めたら、大化けする可能性も充分あるだろう。けして長崎でも前評判が上位といったほどではなかっただけに、コレだけの選手がいたのは驚き。春までは制球などにも課題があり、そこまで目立つ存在ではなかったのだという。夏に向けて大幅に伸びてきたのかもしれないが、このチームがここで破れてしまったのは惜しいチームだった。

この日のショックは、テレビ中継前にプロ注目の大型遊撃手・森 伊吹(大村工業)が破れてしまったこと。長崎のテレビ中継のない方の球場での試合だっただけに、最後の夏を確認できなかったのは残念。昨年までは長崎大会の決勝まで行った選手なので、それを元にレポートを作成したい。

また遠征観戦候補だった 辻井 亮汰(市尼崎3年)右腕が、神戸弘陵の東 晃平(兵庫・神戸弘陵)投手との注目対決で破れてしまったのは残念だった。個人的には、翁田 大勢(西脇工)右腕と共に、今年の兵庫では最も気になっていた投手だったのだが。ちなみに、翁田のいる西脇工業は、注目の山内 響(東洋大姫路)投手との対戦で勝ち、まだ敗退していない。

また 山口 翔 のいる 熊本工業がこの日敗れたという。こちらは選抜にも出場し全国でもおなじみの投手だが、プロ志望届けを提出すれば3位前後では指名されることが濃厚な速球派の敗退となった。秀岳館との対戦を前に、あっさり破れてしまったところに、まだまだ実戦力に課題を残しているのではないかと危惧する。

7/18(火)

千葉大会では、注目の好投手・川上 鳳之(専大松戸)右腕が登場。昨年からあまり身体は大きくなっておらず、中背から繰り出す135~140キロぐらいの速球で、高校からプロという雰囲気はしなかった。代わりっぱな調子が上がらなかったが、その後元来のボールの勢いを取り戻し、チームも辛くも逆転勝ちで勝利する。

続く第二試合では、山下 輝(木更津総合)左腕が登場。個人的には、今年みた高校生左腕ではNO.1ではないかと位置づけてい手。この試合でも安定したコントロールと、ランナーを背負ってもブレない精神力は健在。ボールは球威型なので、あまり打者の空振りは誘えない。それでも間違いのないコントロールの持ち主で、ボールが高めに浮いて来ないところも良いところ。速球で空振りが誘えない分、スライダーで三振を奪うケースが多い。同校の選手は進学する選手がほとんどなので、プロ側も志望届けを提出しないのではないかとテンションが上ってこないのが実情。甲子園でも出場し活躍すれば、その流れも変わるかもしれない。いずれにしても志望届けを提出すれば、3位以内での指名は間違いないだろうお。特に将来的にローテーションを意識できる、数少ない先発タイプの投手だからだ。

秋田大会では、吉田 輝星(金足農2年)右腕が、135~141キロぐらいの重い球を投げていたのが印象的。勝負どころで見せる力のあるボールは必見で、来年に向けて楽しみな投手。ただしこの投手、中背の体格を考えると、来年は140キロ台中盤ぐらいまで出せるようになるかもしれないが、高校からプロかと言われると現時点では微妙な印象で、ドラフト候補ではないのかもしれない。

個人的には地元・横須賀スタジアムに、今年の神奈川で数少ないドラフト候補と言われる 石井 涼(三浦学苑3年)右腕を観戦してきた。三浦はオーソドックス上手投げで、187/90 という恵まれた体格も、そこまでフォームや投球に威圧感は感じられない。小さくズレるスライダーでカウントを整えられ、ストレートは常時135~MAX87マイル・140キロぐらい。先日死球を受けた影響もあったのかもしれないが、ちょっとプロ入りとなるとインパクトに薄い。今日の試合に勝ったことで次戦はテレビ中継での放送があるはずなので、詳細や評価はその時にまた詳しく述べたい。

今日の敗退となる、和歌山で注目されていた 中川 虎大(箕島)右腕が2回戦で敗退。また大分で「柳田二世」と評判だった大型外野手・梶原 昂希(大分雄城台)外野手が敗戦していたのは残念だった。というのは、大分は今日からネット中継が閲覧可能。それなのに梶原のプレーを確認できたのに、見落としたからだ。すっかり明日からだと思ってしまっていた。その他では、埼玉を代表する左腕・メンディス海 のいる市立川越も今日で夏を終えることになった。

テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

本田 仁彦(星槎国際3年)投手 最終寸評
今年の神奈川NO.1投手との呼び声高い 本田 仁海(星槎国際3年)右腕。果たして春季大会の頃に比べると、どのような変化があったのか考えてみたい。
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高木 渉(真颯館3年)投手
元々は140キロ台を記録する投手として注目されていた 高木 渉(真颯館)投手。しかし故障などもあり、プロの注目は打撃の方に移ったのだという。果たしてどのような選手なのか? 今回は考えてみた。
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7/16 観戦記
今日は遠征を予定していましたが、どうしても遠征してまで観るには条件が整わかったので、自宅で昨日同様気になる試合の中継を観ておりました。

私の地元・神奈川では、県下NO.1投手の呼び声高い・本田 仁海(星槎国際3年)右腕が登場。普段は140キロ前後の球速で驚くような球や凄みはないのですが、要所では内角の厳しいところや外角にしっかり投げ込める度胸と制球力があるところは良いところ。球速も力を入れて投げるときは、140キロ台中盤まで到達します。春からいたずらに球威・球速を上げることよりも、勝負どころでしっかりコントロールできる制球力・低めに安定して集めることを心がけてきた跡が感じられます。春の時点で指名は確実だと思っていましたが、今日の内容ならば3~5位ぐらいの指名があっても不思議ではないなという感じがします。球種はまだスライダーとの単調なコンビネーションですが、将来的に球種を増やし、しっかりピッチングを組み立てられる先発投手に育つのではないかというイメージが抱けます。アマの選手の中でも、将来先発でやれるというイメージが描ける選手は稀で、彼はそういった意味では貴重な存在ではないのでしょうか。ただし上位(24名)に入るほど、何か凄みみたいなものが感じられないだけに、その辺で上位では怖いなという印象を受けます。

沖縄大会では決勝戦が行われ、興南の一年生・宮城 大弥 というサウスポーに驚かされます。インステップするフォームから130キロ台後半のビシッとした球を投げ込んできます。こなれたマウンド捌きの投手だなと思ったら、侍ジャパンのU15のメンバーだそうで。変化球は、少しスリークォーター気味なフォームから流れて来るスライダーとのコンビネーション。将来的には、あの 島袋 洋奨 のような存在になっても不思議ではありません。甲子園でも一年生ということで、大変話題になるのではないのでしょうか。

また全然知らない選手でしたが、波佐見の 村川 竜也(波佐見3年)右腕という投手が、135キロ前後でしたが高めに非常に勢いのある球を投げていて印象的。長崎大会で、また見る機会があったら注目したいと思いました。また今日素晴らしかったのは、鹿児島大会の 石川 槙貴(鹿児島城西3年)右腕 と 鈴木 勇斗(鹿屋中央3年)左腕の行き詰まる投手戦。石川は、185/73 の均整の取れた体格から最速で145キロ級の勢いのある速球を投げ込みます。縦・横二種類のスライダーを織り交ぜるのですが、特に縦のスライダーに特徴があります。この選手普段は良いのですが、セットポジションになると制球が乱れるなど、自分のペースが崩れると脆い部分が。一方の鈴木の方は、普段は130キロ台中盤~後半ぐらいでコントロールもアバウトなのですが、要所だとズバッと良いところに決まる勝負強さを持っています。アバウト故に的が絞り難く、速い球では左腕から140キロ台を記録します。小柄な左腕でアバウトな投球と言えば、秋田予選で気になっていた 成田 翔(ロッテ)が、甲子園での好投で一躍ドラフト候補として浮上し3位で指名されることになります。もし成田は県予選で負けていたら、ドラフト指名されることはなかったでしょう。フォームは違いますが、その過程がよく似ているのが、この 鈴木 勇人 です。投げっぷりの良い実戦派で、果たして甲子園の土を踏めるでしょうか? 二人とも大学・社会人が基本線ですが、将来は中々面白い存在になり得るかもしれません。

私が生観戦をするか悩んでいたのが、宮崎大会・福岡大会・そして関西への遠征でした。しかしそのうちの一つである宮崎での観戦目的だった 藤谷 勇介(延岡学園3年)右腕は、第一シードながら敗退。藤谷は、最速で135キロまでしか記録できず、序盤でマウンドを降りることに。この延岡学園を完封したのは、源 隆馬(宮崎学園)右腕という2年生右腕で、最速143キロまで到達するなど、今後が注目される存在に。さらに福岡で観戦候補だった 高木 渉(真颯館)も、一度は逆転したものの破れ最後の夏を終えることに。高木は投手としての才能も期待されていましたが、故障などもあり、今は捌きの良い強打の外野手としてスカウトを集結させていた存在。順調に行けば、ドラフトで指名されても不思議ではない存在です。関西では、興国 というチームの試合が目的でしたが、これしかみたい試合が見当たらないので無理をしませんでした。興国 は大勝しましたし、今日は兵庫で、山本 拓実(市西宮3年)右腕という、160センチ台の投手にスカウトが集結していたとききます。大阪・兵庫あたりで、上手く予定が組めるようならば確認したいところです。夜は、 JR東日本の 田島 大樹 が、素晴らしい投球を披露。こちらは1位指名が確実視されている選手ですが、今年まともに抑えた試合を見たことがありませんでした。次回の試合でも、今日のようなパフォーマンスを示せるのか確認し、最終的な評価をしてみようと思っています。


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7/15 観戦記
近年、ネットで予選の模様を流してくれる県が多くなってきた。多くの県がアーカイブできず、その場にいないと見られないケースが多い。そのためネット中継と生観戦を天秤にかけながら、今日は観戦に行った方が良いか、家で中継を見ていた方がいいか頭を悩ますという嬉しい悲鳴が。そこで7月15日に、気になった選手たちを簡単にご紹介したい。

その中でも今年から 長野県 が、一回戦から全会場の試合をネット中継するという画期的な試みをはじめた。スピードガンを使うのにも事前の許可がいるという、全国でも最も面倒な県というイメージが強かった長野。その長野が、全国で一番革新的な試みを始めたのは驚きに値する。またこのことにより大会の早い時期から、長野には素晴らしい選手がいることを全国にアピールすることができ、この試みの意義は大きいのではないのだろうか。

そんな今日の長野大会では、松本工業 VS 佐久長聖 という好カードが。松本工業のエース・筒井 恒匡(3年)右腕は、非常にバランスの取れた正統派右腕。球速は135~140キロ強ぐらいだが、ボールの勢い・キレもまずまずで、スライダーとのコンビネーション。延長戦にもつれ込んでも、0-0 で好投を続ける。両サイドに投げ分けられる安定したコントロールもあり、大学などで更なる肉付けができると将来楽しみな本格派だった。

佐久長聖の先発・塩澤 太規(3年)右腕は、少し担いで投げるようなフォームから常時130キロ台~後半ぐらいは出ていそうな重い球を投げ込んでくる。小さく曲がるスライダー、緩いカーブ、更に縦に沈む球もあり馬力を感じさせる。少しもっさりしたところはあるが、さすが名門のエースという地力を持った選手だった。

また 長野商 VS 上田西 も、今年の長野の優勝候補同士の対決が早くも実現。長野商の先発・和田 直人(3年)右腕も、135~140キロぐらいのストレートに、カーブ・スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜ最後まで投げきった。特にチェンジアップが大きな武器であり、上のレベルでも野球を続けて行ける素材だろう。一方の上田西は、多くの力のある選手を揃える巨大戦力。順調に行けば、甲子園出場を狙える最有力ではないのだろうか。

また松商学園の 直江 大輔(2年)右腕は正統派のドラフト候補。まだ身体が発展途上だが、投球の基礎ができており、センスの好い総合力に優れた好素材。秋からは、北信越を代表する素材として注目されることになるだろう。期待値では、今年の3年生組にはいなそうなレベルの投手であり、来年の有力なドラフト候補として注目して行きたい。今後の試合でも観戦できる機会があるだろうから、じっくり観てみたい。ぜひ皆様も、中継があるときはひと目確認しておいて欲しい北信越を引っ張ってゆくだろう存在。

また沖縄では、準決勝2試合が行われ中継が行われた。今年の沖縄屈指の好投手と言われる 山内 彗(美来工科3年)右腕は力みから制球を乱す場面が多く、持ち味を充分発揮できていたかは疑問。それでもランナーを背負うと、力の入れ方が変わり140キロ前後の力のある投球に一変する。苦しみながらも7回を無失点に抑え、チームを決勝に導いた。今年の沖縄の中では、一番全国大会向きな好投手ではないかという印象を受けた。

また今日最もスカウト達の注目を集めたのは、仙台高の 佐藤 隼輔(3年)左腕が大会に初登場し、9時に仙台で試合があった。おそらく多くの各球団の部長クラスは、その試合を見たあと新幹線で宇都宮に移動し、石川 翔(青藍泰斗3年)右腕 を視察するという予定を組んだのではないかと考えられる。二人とも志望届けを提出すれば、上位指名が噂される選手だからだ。石川翔の投球の模様は少し確認できたが、西で言えば 山口 翔(熊本工業)に近い存在ではないかと考えられる。むしろスカウトたちの評価は、それ以上とも言えるのではないのだろうか。今後のアピール次第では、昨年の 今井 達也(作新学院-西武1位)のように評価を高め、1位の12名に入ってくるのかもしれない。

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菊地 大稀(佐渡3年)投手
この春、離島の逸材として一気に注目を集めた 菊地 大稀(佐渡3年)投手。しかし大会前に肉離れを起こしてしまい、充分な調整ができないまま夏の大会に突入。シード校でありながら、県大会緒戦で姿を消すことになった。
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三上 ケビン(叡明3年)右翼手
近年、毎年のように現れるハーフ系選手の代表格、それがこの 三上 ケビン(叡明3年)右翼手。一体どのような選手なのか? 今回も考えてみたい。
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布川 雄大(武南3年)投手
この春一気に評価を高めてきた 布川 雄大(武南3年)右腕。残念ながら緒戦で姿を消してしまったが、その可能性について考えてみた。
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2017年(42) 夏の埼玉大会
今日は親を施設に送り出してからじゃないと家を出られそうもなかったので悩んだのですが、県営大宮に埼玉予選を見に行きました。しかし球場に着いたのは、すでに第一試合の9回裏。あわやサヨナラで終わってしまいそうでしたが、延長戦にもつれ込み注目の選手を1イニングだけ確認できました。

その投手の名前は、この春浮上してきた 布川 雄大(武南3年)右腕。187/85 という恵まれた体格から、MAX146キロを誇る好素材。大型ですが、腕の振りが柔らかくフォームに悪い癖はありません。すでに炎天下のなか投げ続けていて、球速は常時130キロ前後~MAXで86マイル・138キロまで落ち込んでいました。投球のほとんどは、ストレートという感じで、たまにカーブ・スライダーなどを織り交ぜつつ、両サイドに散らせて来る投球スタイル。

特に球の質が悪い感じもしませんでしたが、まだ深みのある投球術、圧倒的なボールの威力はなく、DeNAに入った 綾部 翔(霞ヶ浦出身)のようにこれから良くなりそうという期待込みで評価されるタイプかと。本人の希望などはわかりませんが、まずはワンクッション置いてからプロ入りを目指すという進路をたどるのではないかと思われます。

延長戦に入り、味方のエラーも重なって1失点。結局裏の回に取り返すことができず緒戦で姿を消すことに。例えば綾部の場合は、春先から関東では屈指の素材だと評判でしたし、甲子園に出場して存在感を示せました。しかし県大会緒戦ということで、部長クラスには充分アピールできず。おそらく今日の各球団の部長クラスは、全国でも屈指の素材である 石川 翔(青藍泰斗)右腕を見に宇都宮に集結していたと思われますので、スカウトの姿はほとんど会場にありませんでした。それでも翌日の新聞をみると、5球団のスカウトがいたそうです。

投球の詳細は、フォーム分析してみないとわからないですし、序盤戦の投球を見ていないので正確な評価はできませんので後日ということで。しかし漏れ聞こえる話だと、MAXは序盤に142キロを記録。10回を投げて9奪三振・無四球は立派ではないのでしょうか。

もう一人のお目当ては、第二試合に登場した 三上 ケビン(叡明3年)右翼手。タイプ的には、昨年の オコエ 瑠偉(関東一出身)外野手に近いタイプかと。第一打席こそライトフライでしたが、二打席目には、レフトフェンス直撃のスリーベース。この当たりは、ちょっとタイミングを狂わされたのに、あそこまで飛ぶのだという感じで、資質の高さを感じます。更に3打席目は、三塁線を抜くツーベースヒット。結局別の会場への移動を画策していたので、この3打席で球場をあとにしました。翌日の新聞を読むと、さらにシングルヒットをあとの打席で放ち、盗塁も決めたそうです。

打球勘・落下点までの入りなどを見ていると、けして下手な外野手ではありません。肩はあまりスローイングの形が良くないのですが、中の上レベル。走力はよくわからなかったのですが、二塁まで多少緩めて、8.67秒ぐらい。まぁ打撃は技術云々というよりも、持ち得るポテンシャルで打っている感じなのはオコエに似ています。守備・走力が、オコエのようなA級の素材ではないように感じましたが。

ネクストで見ていても、まだ事前準備・集中力が散漫で、普通の高校生という意識。資質は秘めているので、何処かの育成なりで引っかかるかもしれませんが、本会議で指名されるほどの絶対的なものは感じられませんでした。こちらは今日勝ちましたし、上位まで進出してくる可能性があるチームです。今後レベルの高い相手に、どのようなパフォーマンスを示せるか注目したいです。今日みた印象では、二人ともあって育成か、進学という形になるのではないかと思います。埼玉大会は、もう一日ぐらい別のカードで足を運びたいと思っています。

布川 雄大(武南3年)投手 187/85 右/右
三上ケビン(叡明3年)右翼 183/75 右/右

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東 克樹(立命館大4年)投手
この春、最も評価をあげた投手の一人だと言えるのが、この 東 克樹(立命館大)左腕。果たしてその評価を、額面どうり信じても好いのだろうか? 大学JAPAN合宿で、最新の投球を確かめてきた。
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2017年(41) 大学JAPAN VS MHPS横浜 (野手編)
今年一度も見られていない選手が何人かいたので、そういった選手を中心に今回はとりあげて行きます。

宮本 丈(奈良学園大4年)遊撃 181/78 右/左

今年の大学・社会人のニ遊間候補では、NO.1と位置づけられる存在。チームこそ16連覇こそ逃しましたが、自身は打率.543厘で3度目の首位打者に輝くなど健在でした。独特のベースに覆いかぶさるような構えと、無駄を極力廃した打撃フォームが、プロレベルの相手だと、どうなのだろう?という不安は感じます。この試合では結果こそ出ませんでしたが、ボールをかなりの確率でミートポイントでは捉えており、悲観するほどではありません。一つプロのレベルを想定すると、国際試合でどの程度の成績を残すのかは注目されます。

遊撃手としては、前身守備で手前で跳ねる難しいゴロをうまく合わせて処理するなど守備もまずまず。サードに入った 熊谷 敬宥(立教大)と譲り合って、三遊間に抜けるタイムリーを許してしまったのは経験不足を露呈していました。昨年の京田 陽太(日大-中日)ほどの圧倒的な守備力はないものの、プロで数年鍛えればニ遊間としてやって行ける選手でしょう。脚力も京田ほどではないにしろまずまずですし、打撃能力は大学時代の京田よりは数段上です。昨年の 吉川 尚輝(中京学院大-巨人1位)のようなワクワクするようなスケールは感じませんが、2,3位ぐらいでは指名される選手ではないのでしょうか。良い意味でも悪い意味でも、あまり変わった印象はありませんでした。

内海 大寿(中部学院大4年)右翼 180/84 右/右

この試合では、6番・右翼手として出場。宮本同様に、アピールするというほどの結果は残せませんでした。しかしスイングの弧の大きな強打者で、貴重な右の大型外野手という位置づけ。今春のリーグ戦では、打率.220厘と低迷したように、打撃の確実性・安定感に課題が残ります。またパンチ力はあるものの、長距離打者という選手ではなく、けしてオーバーフェンスを連発するような打者ではありません。それでもリーグ戦で10打点以上残すなど、勝負強い打撃が持ち味。あまり足の印象はないのですが、強肩でもあります。現状は社会人かという印象を受けていますが、アピール次第では貴重な右の強打者タイプだけに、指名の話が出てきても不思議ではありません。

辰己 涼介(立命館大3年)中堅 180/70 右/左

来年の上位候補と目される、天才肌の外野手。その圧倒的な能力の割に、リーグ戦では突出した成績が残っていないのが前から気になっていました。今春のリーグ戦でも、打率.273厘と平凡な成績にとどまっています。この試合では、内角高めの難しい球をライト前に打ち返すなど、独特のボール捌きを披露。強肩ぶりはプロでも売りにできるレベルですし、リーグ戦で6盗塁を記録するなど脚力もまずまず。国際試合でこそ、その潜在能力が引き出されるのか注目されます。

久保 皓史(24歳・MHPS横浜)二塁 181/82 右/左

富士大時代は、強烈な打球が印象的な強打者というイメージ。実際この試合でも、タイブレークからライト前に強烈なヒット放ってみせた。都市対抗予選の時にも書いたが、社会人に入って強いだけでなく上手さが加わった感じ。それも二塁をこなすような、そんな器用な選手だとは思わなかった。元々三塁手ということで、強肩を活かしたダイナミックな守備が売り。堅実性は高くないものの、驚くようなプレーを見せる。打撃も広角に打ち返し、長短織り交ぜどの方向にも打球を飛ばす。今年のニ遊間候補の中でも、スケールを感じさせる強打の二塁手だと言えるだろう。大学時代から変わったという印象を受ける、数少ない選手の一人。都市対抗本戦でも、ぜひ注目して頂きたい。ただし計測したときは、一塁までの塁間が4.38秒ぐらいと、左打者としてはかなり遅かったところが気になった。

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2017年(41) 大学JAPAN VS MHPS横浜 (投手編)
昨日から、平塚で大学JAPANが合宿に入りました。2日目の今日は、都市対抗直前のMHPS横浜との対戦でした。特に今年はじめてみる選手、オープン戦でのみ見た選手が多かったので、そういった選手の中で気になる投手について触れてみたいと思います。

東 克樹(立命館大4年)投手 170/74 左/左

今やドラフトでも上位指名が噂される存在で、JAPANでもエースとしての活躍が期待されているサウスポー。私自身は、立命館が関東遠征してきた東洋大戦での登板を見ました。そのときはやや物足りない印象を受けましたが、その後リーグ戦でどんどん評価をあげて、ドラフトでも最上位クラスへと評価を高めています。

今日は、コンスタントに140キロ台を記録し、私のガンでも最速91マイル・146キロまで到達。春先に見た時のような、ボール自体の物足りなさは感じられず、さすが上位指名が噂されるだけのボールは投げていました。特に左打者内角を厳しく攻めることができる選手で、フォームはオーソドックスな割に左打者に強さを発揮できるサウスポーだとわかります。110キロ前後の緩いカーブ、120キロ台の曲がりながら沈むスライダー、120キロ台のチェンジアップ、更に130キロ台中盤で左打者に食い込んで来るツーシーム系のボールも確認。両サイドにボールを散らせている割に、右打者のアウトローで意外に仕留められない投球はちょっと気になりました。右打者に対しては、外角低めに沈むチェンジアップを武器にします。どうもスライダーの精度に自信がないのか?チェンジアップ系を多投する傾向が強いのがわかります。実際勝負どころでは、甘く浮いたスライダーを痛打される場面も見られました。

この選手、本当にちっこい投手なので、140キロ台中盤以上出てないとボールに見栄えがしません。しかしそういった投球がいつもできるわけではないので、プロの長いシーズンを想定するとアベレージでは下がります。その時にかわすだけの細かい制球力、巧みな投球術、フォームの嫌らしさがないのがどうしても気になります。また勝負どころになればなるほど、甘い球が行ってしまうタイプであり、けして勝負強いわけでもありません。ドラフトでは2位以内で指名されると思いますが、私ならば上位では手を出さないだろうなという思いは、春先のオープン戦の時と同様でした。もしJAPANの命運を、この投手に託さないといけないチームだとすると、かなり今年のJAPANはヤバイと思います。

阪本 大樹(関西大4年)投手 169/74 右/右

上背はないのですが、ガッチリしていて投げっぷりも良くサイズの無さが気にならない実戦派。球速こそ140キロ前後で、MAXでも143キロぐらい。マイガンでも89マイル(143キロ)ぐらいでしたが、それ以上に感じさせるズシリとした球威を感じます。変化球もカーブ・スライダー・シンカーのような沈む球があるのですが、その球威のあるストレートでも空振りが誘えます。結構アバウトに見えるのですが、両サイドにしっかり散っていますし痛手は喰らい難いタイプかと。小柄な右腕ですが、福山 博之(DeNA-楽天)のような活躍も期待できるかもしれません。下位でリリーフ投手が欲しい球団には、ハートも強そうですし面白いと思いました。

松田 浩幸(24歳・MHPS横浜)投手 177/75 左/左

近大から入って3年目のサウスポーで、フォームは癖のない本格派。球速は常時140キロ前後(MAX89マイル・143キロ)ぐらいと驚くものはありませんが、適度な勢いを感じさせ、スライダー・チェンジアップなどを両サイドに散らすことができています。プロとなると何か特徴が欲しい気もしますが、今まで気にしたことのない投手に、こんなボーダーレベルぐらいのサウスポーがいたのかという驚きはありました。それほど細かい投球術やフォームに嫌らしさもないので、長いイニングはまだ辛そう。しかしMHPSの試合で観る機会があったら、その投球に注目してみたいと思わせるものがありました。

奥村 政稔(25歳・MHPS横浜)投手 177/78 右/右

統合する前の三菱重工長崎時代から、毎年のように注目されてきた素材です。しかしあと一歩詰めの甘さが残り、プロまでは届かない万年ドラフト候補の一人です。しかし今年は、新しい環境に入り一味違って来ているのでないかと期待しています。今日延長タイブレークの10回に登場したのですが、この日最速の148キロの速球は明らかに今日登板した他の投手と比べ、ボールの厚み・迫力が違っていました。今日はリリーフでの登板ということで、ストレート、スライダーなどの単純な配球であっという間に終わってしまいました。普段はカットボールのような球を多投し、フォークのような縦の変化で追い込むと仕留めに来ます。今年の社会人でも、先発でコンスタントにこれだけ強い球を投げられる投手はそうはおらず、粗さも薄まり角も取れてきただけにプロ入りへの「旬」を迎えたといえるのではないのでしょうか。都市対抗でも登板の機会があるでしょうから、ぜひ注目して頂きたい投手です。今年変わったという意味では、オススメの社会人です。

(最後に)

他にも両チーム投げていたのですが、あえて取り上げたいならばこの4人でしょうか。現状の東の投球、今年始めて阪本の登板をチェック。松田という新たな収穫があり、改めて奥村の良さに確信を持てた試合で、収穫の多い一日となりました。

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2017年 大学選手権総括(野手編)
遅れ馳せながら行っている、大学選手権の総括。2日目の今回は、野手についてドラフト目線で行って行きたいと思います。また今回は、ポジション別にドラフト目線の有力選手のご紹介をして行きます。

(捕手編)

今大会のメンバーの中でも、指名が有力視されているのが、小林 遼(仙台育英出身・新4年)捕手。しかし今季は、バントの際に浮いた球をダイビングキャッチした好プレーは見られたものの、やや精彩欠いた印象を受けた。リーグ戦では打率.200厘と低迷し、オープン戦の頃にはさほど気にならなかったスローイングがワンバウンドで物足りない。知り合いが、送球がおかしかったと観戦した時に言っていたとおり、何処か痛めているのかわからないが、その辺が大きなマイナス材料。そういった問題の解決が見えて来ないようだと、社会人に流れるかもしれない。

リーグ戦の開幕戦で、4番としても良かった 春日 大生(東福岡出身4年)捕手が、あまり見せ場なく終わってしまったのは残念。1.8秒台中盤で投げられる強肩の持ち主だが、送球の際に落球してしまい送球できず。打ってもヒットを放てないなど、残念な結果に終わったまま大会を終えた。小林遼(富士大)よりも体格に恵まれプロっぽい捕手ではあるが、そのまま社会人に進むことになるのではないのだろうか。ただし個人的には、高山 竜太朗(九州産業大-巨人育成)捕手よりも総合力では上を行っているとは思うのので、ひょっとすると育成あたりで指名されても不思議ではない。

また来年の選手になるが、京都学園大の 橋本 昂希(地球環境出身・3年)捕手が気になった。捕ってから無駄のない動きで、走者の滑り込んでくるところにドンビシャの送球で二度の捕殺。なんとそのタイムは、1.7秒台を記録。もしこの送球を安定してできるのであれば、学生球界屈指の強肩捕手なのは間違いない。ミットを構える時に少し独特の座り方をしている選手だが、内角を活かした強気のリードをしてくる。打撃は下位で目立たなかったが、来年に向けて覚えておいて損のなさそうな選手だった。

捕手は全体的に寂しい印象で、不出場組でも 小畑 尋規(立正大)捕手や大平 達樹(桜美林大)捕手などの名前があがるぐらい。大学生はイマイチだが、今年は高校生や社会人捕手の人材には恵まれているので、そちらの方に期待するという年になりそうだ。

小林 遼 (富士大)捕手   173/80 右/左
春日 大生(福岡大)捕手   176/77 右/右
橋本 昂稀(京都学園大)捕手 172/72 右/右

(内野手編)

4年生内野手で指名が有力なのは、笠松 悠哉(大阪桐蔭出身・4年)三塁手。富士大戦では、当たり千金のサード横を抜けるタイムリーで勝ち越し。強烈なヘッドスピードと、時々ポカはするもののダイナミックな三塁守備が魅力の大型サード。時々魅せる惚れ惚れするようなホームランと、リーグ戦16打点の無類の勝負強さで精神面も強い。個人的にはプロの指導者や環境で鍛えたら、大きく化けるのではないかと期待している素材。プロ側の評価が見えて来ないが、私ならば指名リストに名前を連ねてみたい。

また指名は微妙だが、チームメイトの熊谷 敬宥(仙台育英出身・4年)遊撃手は、軽快な遊撃守備と右打席から4.20秒前後(左打者換算で3.95秒に相当)する俊足で今春はリーグ戦で9盗塁。しかし打力の弱さはいかんともし難く、この試合でもノーヒット。現状は社会人タイプに見えるが、守備・走塁はプロ級なだけに秋に打撃で大きな変化が観られれば一気に指名候補まで浮上しそう。

また石巻専修大の核弾頭・小野 侑宏(聖和学園出身・4年)二塁手は、甘い球を逃さない「鋭さ」を持った好選手。ボールを呼び込んで、二塁打・三塁打の多い長打で存在感を示した。1年秋に首位打者を経験して、この春で5度目ベストナインを獲得。さらにこの春は、打率.417厘で再び首位打者に輝き、MVPも獲得したリーグの看板選手。この試合を観る限り、本会議は微妙なものの育成枠ぐらいならば面白い素材ではないかと思わせる。春3失策した二塁守備が平凡なのと4盗塁を記録したものの、塁間4.25秒前後と走力は並。そういった意味では打撃と意識はプロ級だが、総合力でどう判断されるだろうか?

東農大北海道の 周東 佑京(東農大二出身・4年)三塁手は、第一打席の三塁打で11秒台前半で走り抜けられるアスリート系内野手。ショート前のゴロをかっさらって送球しようとしてエラーしてしまったりと、気合が空回りしてしまっていた。これでセンターラインが守れるようだと面白い選手だが、その辺がマイナスポイントか。しかし身体能力の高さ・秘めたるポテンシャルは高そうで、球団によっては育成あたりで指名を検討する球団が出てくるかもしれない。

また来年のドラフトでは大いに注目されそうな 九州産業大の中心打者である 岩城 駿也(東海大五出身)一塁手が、右に左に長打を放ち評判どうりの打力を披露。私が観戦した開幕戦では結果を残せなかったが、春季リーグでは脅威の25打点をあげた。ライトフェンス直撃の長打を放ったかと思ったら、左中間スタンドにホームラン。一塁手ではあるが、右打席から塁間4.35秒で到達し、これを左打者に換算すると4.1秒であり基準レベル以上の走力はある。打撃は間違いなくプロ級なので、来年どこまで内容を高めて行けるのか注目したい。

笠松 悠也(立教大)三塁   181/85 右/右
熊谷 敬宥(立教大)遊撃   175/72 右/右
小野 侑宏(石巻専修大)二塁 170/70 右/左
周東佑京(東農大北海道)三塁 180/66 右/左
岩城 駿也(九州産業大)一塁 180/80 右/右

(外野手編)

東北福祉大の 楠本 泰史(花咲徳栄出身・4年)中堅手が注目。故障でショートから一塁、そして最終学年では中堅にコンバートされた。俊足を活かした広い守備範囲を誇り、身体能力が高いだけにセンターでも活かせそう。この春には首位者にも輝いたように、ボールを芯で捉える能力には確かなものがある。ただし左打ちの長打が売りではない外野手となると、なかなかプロ側の敷居は高くなりがち。それだけにドラフト指名は微妙であり、指名されても中位より下の順位になるのは間違えなさそうだ。できればもう少し、中堅守備などを見てみたかった。日米野球などで、再度確認してみたい。

上武大の核弾頭・島田 海吏(九州学院出身・4年)中堅手は、柔らかいハンドリングと塁間3.8秒台のプロでもトップクラスの脚力が売り。残念なのは、これだけの脚力がありながらフライをあげるケースが多いのが昨年からどうしても気になる。天才的なボール捌きを魅せるときもあるのだが、リーグ戦で1割台に低迷することもある波が激しいタイプ。それでも今春のリーグ戦では、打率.385厘でリーグ2位の好成績。この試合では出塁してすかさず盗塁を決めていたように、リーグ戦で8盗塁を決めるなど走力もプロ級なのは間違いない。あまりプロの匂いのして来るタイプではない左の巧打者タイプだが、このタイプとしては究極系の選手だけ、何かしらの形で本会議の中で指名があるのではないかとみている。

また福井工大の 樋口 拓真(九州国際大附出身・4年)中堅手は、この試合でも4安打と大活躍。守ってはダイビングキャッチで好捕し、走ってはセーフティバントを決めるなど塁間4.1秒前後の脚力で存在感を示した。バットの芯で高い確率でボールを捉えられる選手で、卒業後も社会人などで野球を続けてゆくことを期待させる。

中部大で光っていた1番打者の 土田 昂平(砺波工出身・4年)左翼手。砺波工業時代から注目されてきた県内NO.1打者で、ヘッドスピードが速くスイングはプロ級。ミート能力も確かで、今春のリーグ戦では打率.405厘でリーグ2位の好成績。一塁までの塁間も、3.9秒前後とプロでも俊足の部類。これだけの俊足ながら、守備位置が左翼なのは気になる。守備範囲は広そうで、肩も標準レベルぐらいはありそうに見えたのだが。残念だったのは、ファールを追った際に負傷してしまい、試合の途中で交代。大学からのドラフト指名となると厳しそうだが、社会人での2年後を期待したい。

楠本 泰史(東北福祉大)中堅 180/77 右/左
島田 海吏(上武大)  中堅 176/72 右/左
樋口 拓真(福井工大) 中堅 178/76 右/左
土田 昂平(中部大)  左翼 176/74 左/左

(最後に)

指名確実なレベルの野手は少なく、流動的な選手を含めても質・両ともに、野手はやや寂しい。野手に関しては、高校生野手が10年に1度級の当たり年であり、各チーム高校生中心の指名になるのではないのだろうか。その合間を縫って本物を見出して行けるのかは、まさにスカウトの眼力が問われる年となりそうだ。

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2017年 大学選手権総括(投手編)
大学野球一番の祭典である 全日本大学選手権 の模様を一通り観終えたので、遅れ馳せながら総括でも。今回も、ドラフト目線で大会を振り返って行きます。今回は、その投手編です。

(指名上位を確定的にした面子)

全国大会未経験だった 近藤 弘樹(安佐北出身・4年)右腕は、評判どうりの投球を魅せてくれた。ストレートはコンスタントに145キロ前後を刻み、最速では150キロを越えてきた。この選手は、ストレートのコマンドが安定しており、時々高めには浮くが両サイドに投げ分けられる。変化球は、スライダー・カーブ・チェンジアップだか沈む球があり、一通りの球がある。昨年よりも全体的にパワーアップしており、ある程度ストレートで押せるまでになっていた。ただしどの変化球でもカウントは整えられるものの、追い込んでから仕留められる変化球がないところが気になる。リーグ戦ではイニングを遥かに凌ぐ奪三振を奪えているが、プロの打者を想定するとどうだろうか? また投球に嫌らしさや攻めの厳しさはそれほど感じないので、そのへんがプロの打者の踏み込みを許さないかという心配にはなる。いずれにしても2位ぐらいまでには指名される選手ではないのだろうか。

昨秋の時点から上位指名候補と位置づけられていた九州産業大の先発は、草場 亮太(伊万里商出身・4年)右腕。コンスタントに140キロ台を刻み、MAXで150キロまで到達。カーブ・スライダー・フォークなどを織り交ぜてくる。普段の投球は好いのだが、勝負どころになるとボールが浮いたり、変化球が甘くなる詰めの甘さはこの試合でも見られた。特にこの選手は立ち上がりは好いのだが、イニングが進むにつれ相手に馴れられて失点してしまうというパターンをこの試合も繰り返している。まだまだ伸び代を秘めた素材であり、プロ入り後グッとよくなる余力を残している。発展途上で即戦力としては不安は残るが、ハズレ1位~2位ぐらいまでには指名されそうな力はある。

近藤 弘樹(岡山商科大)投手 190/85 右/右
草場 亮太(九州産業大)投手 183/75 右/右

(志望届けを提出すれば指名確実な選手)

日本文理大の先発・ケムナブラッド誠(日南出身・4年)右腕も、素材の良さを改めて印象づけた。小さめのテイクバックから、ズバーンとミットに突き刺さる速球は、草場や近藤弘樹(岡山商科大)をも凌ぐものがあります。ボールが見え始めてから到達まで非常に早く、打者としてはタイミングを図るのが難しい。球質・フォームもあいまって、世代屈指のストレートの質・勢いを誇ります。フォームの感じは、薮田 和樹(亜大-広島2位)を彷彿す。ただし草場ほどボールが制御できてなく、平均してボールが上吊りやすい。また変化球もたまにスライダーを投げる程度で、投球のほとんどは速球といった未完の大器。その辺をどうみるかで、評価は別れる選手ではないのでしょうか。

上武大の宮川 哲(東海大山形出身・4年)右腕は、コンスタントに145キロ前後の速球を真上から投げ下ろしてくる。変化球はスライダー中心だが、このスライダーの球速が違って3種類ぐらいある印象。他にも縦に割れるカーブのような球やフォークのようなボールも持っている。ストレートが暴れて収まりが悪いものの、変化球の曲がりが独特で精度も高い。そのため打者としては、的が絞り難い荒れ球投手といった感じなのだろう。不思議とこれだけの球を投げながらも、あまりドラフト候補の匂いがして来ないのは何故なのだろうか? 掴みどころのないタイプで、あまり高い評価はできないが、実戦にゆくと期待以上の投球をしてくれるタイプ。ちなみにこの春は、3勝0敗 防御率 0.65 で最優秀防御率を記録。ドラフト順位はイメージし難いのだが、中位以降での指名があるのではないかと考える。

た岐阜経済大の先発・與座 海人(沖縄尚学出身・4年)右腕は、正統派のサブマリン。125キロ~130キロ台前半ぐらいの真っ直ぐに、カーブ・スライダー・シンカーなどを織り交ぜて来る。いつもいうようにアンダーハンドの球速の目安は、プラス15キロぐらいすると、上手の球速の投手と比較できる。そういった意味では、この選手は、おおよそ140キロ~140キロ台中盤ぐらいの球速で投げ込んで来るように感じるはず。ただしあくまでもこれは一つの目安であるので、実際は120キロ台の球であるので甘く入れば長打を浴びてしまうことは否定できない。それでも 高橋 礼(専修大)に比べると、ボールがしっかり手元で切れ浮き上がって来る感じの球もある。ただしこの手のタイプにしては、シンカーを滅多に使って来なく、あくまでもコーナーワークで勝負するので空振りが誘える球はない。またサイド・アンダー系の打ち難さを作るしなるような腕の振りでもない。それでもこの試合では、9回を投げて内野安打の1本・10奪三振・無失点とほぼ完璧なピッチングを魅せていた。プロでもほとんどいない実力派サブマリンでもあり、プロ側からみれば非常に興味深い素材。順位にこだわらなければ、本会議中に指名される可能性は高いとみる。

また社会人入りが濃厚とされるが、志望届けを提出すれば指名確実なレベルにある 濱口 雄大(高知農出身・4年)右腕は、代わりっぱなから質の良い140キロ台後半(MAX149キロ)を連発。変化球は、カットボール・スライダー・チェンジアップなどで、しっかりカウントを整えることもできていた。ストレートこそバラついていたものの、前評判ほどの制球難でもなく、2イニングを無四球で乗り越えた。できすぎだったのかもしれないが、この日の内容ならば3位以内の指名があっても不思議ではない。社会人入りが濃厚とも言われている選手だが、今大会の投球でプロ側の評価が代わり、進路にも変化が出てくるのか注目される。

ケムナブラッド誠(日本文理)投手 192/91 右/右
宮川 哲 (上武大)投手     178/78 右/右
與座 海人(岐阜経済大)投手   173/74 右/右
濱口 雄大(岐阜経済大)投手   177/80 右/左

(今後のアピール次第では面白い存在)

農大北海道の宮本 誉士樹(鎮西出身・4年)右腕は、昨年も大学選手権で140キロ台の速球を投げ込んでいた大型のサイドハンド。腕のしなりを活かすタイプではなく、腕が曲がらないままブンと振ってくる。何より個性的なのが、投球のほとんどが130キロ台中盤~140キロ台前半のストレートで構成されているということ。クロスへの球筋は比較的素直なフォームシーム気味なのだが、逆クロスへの球筋はナチュラルシュートするクセ球。そのため右打者の内角に鋭く食い込んでくるシュートボールになり、左打者は強烈に外に逃げてゆく。たまにシンカー系の沈む球がある程度で、カーブ・スライダー系などは見当たらない。かなり個性的な投手で、この球筋を面白いとプロが見るかどうか? 186センチの大型投手でもあり、本人がプロ志望が強いのであれば、育成あたりで指名する球団が出てきても不思議ではない。

帝京大の 菊地 丈留(帝京出身・4年)左腕は、全身を使って来るパワーピッチャー。球速こそ130キロ台後半だが、ボールの勢い・球威は140キロ台中盤を連発しているような迫力がある。変化球は、カーブ・スライダーと投球に深みは感じられないものの、気迫のこもった投球は見るべきものがあった。全く知らない投手だったが、4年生でこれほどの左腕が帝京にるたとは思わなかった。普段の内容がよくわからないが、社会人などで野球を続けたら2年後のプロ入りがあっても不思議ではない。この春のリーグ戦では、防御率2位の安定感。秋のアピール次第では、大学からのプロ入りもあるかもしれない。

宮本誉士樹(東農大北海道)投手 186/79 右/右
菊地 丈留(帝京大)投手    175/80 左/左

(社会人経由で2年後を目指せる素材)

東洋大の飯田 晴海(常総学院出身・4年)右腕については、リーグ戦終盤に詳しくレポートしたばかり。非常にオーソドックスなフォームから、130キロ台後半~140キロ台中盤の速球は手元までビシッと来る。リーグ戦で見た時よりもボールは来ていた印象で、内角への厳しい攻めや牽制の上手さも改めて印象づけられた。ただし中背の投手ゆえの平面的な球筋と、それほど苦にならないキレイなフォームであり、よほど繊細なコントロールや強烈なフィニッシュボールがないと、大学からプロ入りは厳しいのではないのだろうか? スカウトからも注目されているが、社会人経由の選手だとみている。

小久保 気(四国学院大4年)右腕は、非常にオーソドックスなフォーム。球速は130キロ台中盤~140キロ台前半ぐらい。勝負どころでは、140キロ台中盤まで出して来る。しかし178センチと中背の体格のせいもあるが、それほどボール自体に凄みや伸びみたいなものは感じられない。また普段の球筋も真ん中~高めが多いなど、コマンドも繊細というほどでもない。カーブと追い込むと縦に大きく落ちるフォークがあり、この球には結構な落差がある。もう少しストレートの質・コマンドを磨いて、社会人で2年間ぐらいしてからの方がプロ入りは良いのではないのだろうか? 大学の先輩でありプロ入りした 高野 圭佑(JR西日本-ロッテ7位)の方が、ボール自体のインパクトはあったように思えるので。

岡山商科大の方では、豪腕・蔵本 治孝(神戸国際大附出身・4年)右腕は先発するも、僅か2回1/3でK.Oされた。何処かフワッとしていて下半身に力が入り切らないフォームは、元ソフトバンクの 若田部 健一 に似た印象を受ける。球速も最速で147キロを記録したものの、おおよそ130キロ台後半~140キロ台前半が多い。その球も高めに抜けることが多く、スライダーやチェンジアップぐらいで、この球もまだまだ使えるレベルではない。体重の乗り切らない今のフォームで140キロ台後半を叩き出せるスピード能力は確かなので、社会人などで良い指導者・環境に恵まれれば大化けするかもしれない。しかし現時点では、プロ云々ではまだないだろう。

九州産業大の本田 勝也(海星出身・)右腕は、両コーナーを突く制球力と追い込んでから縦に鋭く落ちる縦スラで空振りを誘える好投手。投げても140キロ台~MAX145キロを記録し、7回を投げて、5安打・5奪三振・無四球・自責点1と好投した。今春のリーグ戦では、7試合に登板して、3勝0敗 防御率 1.38でリーグ2位。3位の草場が2.79だったことを考えると、安定感では本田がこの春は上回ってことがわかる。肩を痛めていたせいなのか?テイクバックに癖があり、ボールにもそれほどドラフト候補の自己主張するような球は見られない。社会人などで更なるパワーを遂げるようだと、総合力の高い投手だけに楽しみだ。

飯田 晴海(東洋大)投手   175/77 右/右
小久保 気(四国学院大)投手 178/78 右/左
蔵本 治孝(岡山商大)投手  185/95 右/右
本田 勝也(九州産業大)投手 180/86 右/左

(最後に)

大学選手権を終えたことで、おおよそ2017年度の大学のドラフト戦線は見えてきた。大会不出場組での上位候補となると、馬場 皐輔(仙台大)右腕、齊藤 大将(明治大)左腕、高橋 遥人(亜細亜大)左腕、鍬原 拓也(中央大)右腕、東 克樹(立命館大)左腕あたりが有力どころとしてあげられる。更に秋に向け、評価が急浮上して来る選手が出てくるのか期待したい。投手に関しては、まずまずの面子が揃っていたのではないのだろうか。

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蔵本 治孝(岡山商科大4年)投手
まさにまだまだ原石といった素材ではあるが、今後の導き方次第では大化けを予感させる 蔵本 治孝(岡山商科大4年)投手。MAX147キロを記録した地方リーグの逸材は、どのような選手だったのだろうか?
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熊谷 敬宥(立教大4年)遊撃手
今年の大学・社会人でも殆どいない、右打ちのニ遊間候補である 熊谷 敬宥(立教大)遊撃手。侍ジャパンのメンバーにも選出されているが、プロ入りには乗り越えないといけない大きな障壁がある。果たしてどこに大きな問題があるのか? 考えてみたい。
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笠松 悠哉(立教大4年)三塁手
大阪桐蔭時代から、その爆発力を秘めた打撃に魅力を感じてきた 笠松 悠哉(立教大4年)三塁手。今春のリーグ戦では、脅威の16打点。一体彼にはどんな変化があったのか? 考察してみた。
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濱口 雄大(岐阜経済大4年)投手
東海地区の裾野の広ささを実感させられた、大学選手権での 濱口 雄大(岐阜経済大)投手。改めて、「東海クオリティ」の存在を印象づけられた。
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與座 海人(岐阜経済大4年)投手
空振りを誘えるキレ、浮き上がる球筋など、まさに正統派サブマリンだといえる 與座 海人(岐阜経済大4年)投手。一躍全国大会に出場したことで、一気にプロ入りの可能性が現実味を帯びてきた。
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島田 海吏(上武大4年)中堅手
脚力と非凡なミートセンスには光るものを持っている 島田 海吏(上武大4年)中堅手。プロでも売りにできそうな武器を持っていながら、ドラフトでは下位指名に留まるのではないのだろうか。その理由について、今回は考えてゆきたい。

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宮川 哲(上武大4年)投手
下級生までは、なかなか観ていて掴みどころのない投手だった 宮川 哲(上武大)投手。その評価に迷っていたが、最終学年になりだいぶ投手としての輪郭がハッキリしていきたのではないのだろうか。
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小林 遼(富士大4年)捕手
この春、打撃とスローイングに精彩を欠いた 小林 遼(富士大)捕手。大学屈指の実戦派捕手に、何が起こっていたのか? 考えてみたい。
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楠本 泰史(東北福祉大4年)中堅手
非凡なミートセンスで、大学日本代表にも選ばれている 楠本 泰史(東北福祉大)中堅手。今春は一塁からセンターにコンバートされ、猛アピールが続いている。果たしてプロにとって、彼はどのような位置付けなのだろうか?
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小久保 気(四国学院大4年)投手
近藤 弘樹(岡山商科大)投手とともに、大学選手権でその勇姿が見られるのが最も楽しみだった 小久保 気(四国学院大)投手。今年の地方リーグを代表する投手として、大会での投球が注目された。
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