東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年(8)(9) 富士大 & 白鴎大
富士大が、地元関東学院のグランドにやってきたので観戦しました。お目当ては、ジャパンの候補メンバーにも入っている 小林 遼(仙台育英出身・新4年)捕手。小柄でフットワークの身軽さが自慢の捕手で、特にワンバウンド処理の上手さはピカイチ。リードにもリズム感があり、投手をどんどん良い方向に導くセンスを感じます。地肩はプロに混ぜると平均的ですが、塁間は1.85~1.95秒ぐらいとまずまず。捕ってから素早く送球でき、コントロールも悪くありません。打撃には特別なものが感じられなかったり、スケール溢れる素材ではありません。しかし捕手としての適正・センスがあり、ディフェンスの総合力という意味では、今年の大学生でも指折りの存在であるのは間違いないのではないのでしょうか。ドラフトで上位指名とかそういった選手ではないと思いますが、下位置指名ならば1人加えてみたいタイプではあります。ちなみに一塁までの走力は、右打席から4.65秒ぐらい(左打席で4.4秒ぐらいに相当)と、けして俊足ではないようです。

富士大の先発は、鈴木 翔天(向上出身・新3年)左腕。向上が夏の大会で、決勝まで進んだ時の左腕。球速は135キロ前後~MAX88マイル・141キロ と驚くような球威・球速はありません。スライダー・チェンジアップを交えた投球で安定しており、得点圏に走者をすすめると140キロ前後の力を入れた球を投げ込んできます。チームでの位置づけはわかりませんが、先発の2番手ぐらいの力量はあるのではないかと感じました。リーグ戦での起用が、注目されます。

野手では6番を打っていた 佐藤 龍世(北海出身・新3年)三塁手が目立っていました。打撃はパワフルで、守備でもダイビングキャッチで飛び込みアウトにするなど攻守で活躍。強肩で、動きの良いサードとして見るべきものがあります。彼も今後、チームにどのような絡み方をするのか気になる元気もの。

小林 遼 (富士大4年)捕手  173/80 右/左
鈴木 翔天(富士大3年)投手 184/77 左/左
佐藤 龍世(富士大3年)三塁 173/76 右/右


翌日には、青学大グランドに来た白鴎大をチェックしました。関甲新リーグに関しては行けるかどうかわからないので、一度リーグ戦の前に観ておこうと思いました。なにより驚いたのは、新2年生になった 大下 誠一郎(白鴎大足利出身)が、新主将に就任していたこと。高校時代から際立った打撃を魅せており、打つだけならば阪神に1位指名された 大山 悠輔 を凌ぐ資質があるのではないかと思います。そんな大下も4番として、センターオーバーの長打を放つなど、相変わらずの強打者ぶりを見せます。

白鴎大の新4年生で注目なのは、1番打者を務めていた 古川 幸拓(関東学園大出身)二塁手。セカンド守備にはメリハリがあり、地肩も強そうな右の内野手。この日は鋭く外野の間を破るツーベースを放っていました。大学からプロかと言われると、そこまでのパンチがあるかは微妙。それでも動ける走力もあり、見るべきものがある好選手。卒業後も、野球を続けて行ける素材でしょう。

また大学に進み、コンスタントに140キロ台を投げられるようになった 今村 暁人(久留米商業出身)右腕。二日前の明治戦で先発したと訊いていたので、正直登板は期待していませんでした。しかしブルペンでは気合の入った投球を魅せており、最後の1人に登場。僅か1球で打者が打ってしまい、86マイル(138.4キロ)の球をセンターフライでゲームセット。投球の詳細は、正直よくわかりませんでした。ブルペンの投球を観ていて、あんなに上から投げ下ろすタイプだったけ?という気はしました。ただしそれほど上背のない速球派で、大学からプロとなると相当なパフォーマンスが求められます。どちらかというと上のレベルを想定するとリリーフタイプに感じますが、今年は主戦としての期待を担っているのでしょう。そんな中、どんな投球を魅せるのか注目です。

ちなみに今年の白鴎大は、例年に勝る好チームの印象。どちらかというと大味なイメージのチームカラーでしたが、チームバッティングができ、送りバントや得点圏に走者を進めて確実に犠牲フライを打つなど、堅実なプレーができます。ベンチ内もよく声がでており、かなり好感が持てます。投手力に心配な部分はありますが、上武大との優勝争いを期待したいチームでした。

大下誠一郎 (白鴎大2年)内野 175/83 右/右
古川 幸拓 (白鴎大4年)二塁 173/70 右/右
今村 暁人 (白鴎大4年)投手 176/70 右/左

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2017年(7) 立命館大レポート
今日は、東 克樹(立命館大)左腕が先発予定だと訊いていたので、埼玉の川越より少し先にある 東洋大のグランドまで足を運びました。今年の大学生候補のほとんどが、下級生の頃から主力投手としての実績を積み上げて来られていません。そんな中で数少ない、1年秋から立命館の主力投手として実績を積み上げてきた選手。

東 克樹(愛工大名電出身・新4年)左腕は、常時135~140キロ台前半ぐらい。元々キレ型なので球威がないのと、フォームに癖がなく甘く入った球を簡単に東洋大打線にはじき返されていました。ストライクゾーンにボールを集めることに関しては安定していますが、ストライクゾーンの枠の中で投げ分ける高い精度の制球力があるわけではないことがわかりました。特に両サイドには散らせることができるのですが、高めに甘く浮くことが多かったように感じます。

スライダーではいつでもカウントを取ることができ、他にカーブ・チェンジアップ系の球も違和感なくコンビネーションに溶け込ませます。オフに個別の寸評を作成しましたが、印象はその時とそれほど変わっていません。ちょっと一塁寄りから見ていて球速がちゃんと測れなかったかったので訊いたのですが、常時130キロ台後半~140キロ台をボチボチと。MAXでは、145キロまで記録したと教えてもらいました。オフシーズンに作成した評価と → 今日の感想では

制球    ◎  → ◯
開き    ◯ → △
決め手   △ → △
安定    ◎ → ◎
球威    ☓ → △

といった感じでしょうか。いずれにしてもアマレベルでは好投手ですが、プロに混ぜてしまうと平凡な投手という感じで、圧倒的な打力を誇るプロの打者を技術で抑え込めるのかは疑問です。今後シーズンに入ればもう少し内容をあげて来るかもしれませんが、今日見た感じだとちょっと厳しいのではというのが率直な感想。そのまま、関西か東海地区あたりの強豪社会人チームに進むことになるかもしれません。

また来年のドラフト候補として期待している 辰己 涼介(社出身・新3年)中堅手を2打席ほど観戦。雰囲気・線の細さは、大学の先輩・金子 侑司(西武)内野手を彷彿とさせます。今日見たニ打席では、レフトフライとセンター前にヒットを放っていました。今日はセンターからの返球で、ホームで捕殺。改めて、この選手の肩の強さは本物です。部員が冗談で「金子のホーム返球の球速が147キロキロだった」と言っていました(笑)。大学ジャパンの一員でもあるのですが、その天才ぶりの割にリーグ戦ではもう少し突き抜けた成績を残しても良いのではと思っています。

また東のあとで登板した 福島 滉貴(東福岡出身・新2年)右腕。小柄なのですが、東福岡時代から福岡では話題の速球派でした。今日見ていた感じだと、常時140キロ台~最速で140キロ台後半は出ていてそうで、その球速・勢いは確か。スライダーでもしっかりカウントを整えることができ、リリーフならば相当やるのではないかという期待を抱きます。勢いだけでなく、空振りも奪えていたところも好印象。関西学生の中でも、代表的な投手に育ってゆく存在だと思います。

個人的には、東以上に立命館では期待している 渡邉 大地(大分雄城台出身・新4年)右腕は登板がなかったかと思いますが、昨年の大学選手権では140キロ台中盤を連発。フォークのような縦の変化球も目立つ選手でしたが、ボール全体が高いのと中背の体格から大学から指名となると微妙かもしれません。

その他昨年の大学選手権で140キロ台を記録していた 黒田 達也(神戸国際大附出身・新3年)右腕は、185センチの体格が目立つ選手で、スライダーとのコンビネーションピッチャー。山上 大輔(立命館宇治出身・新3年)右腕も、均整の取れた体格から140キロ台の重いボールを投げ込んでくる逸材がいる、そういった力のある投手が揃っている。

これだけ充実した戦力だけに、6月の大学選手権に向けて関西学生では出場最有力のチームなのは間違いなさそう。再び観られる機会があったら、もっと細かく観てみたいチームだった。

東   克樹(新4年)投手 170/70 左/左
辰己 涼介(新3年)中堅 178/72 右/左
福島 滉貴(新2年)投手 172/75 右/右

渡邊 大地(新4年)投手 178/74 右/右
黒田 達也(新3年)投手 185/78 右/右
山上 大輔(新3年)投手 182/88 右/左
 

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2017年(6) 馬場(仙台大)と永野(HONDA)
この春のオープン戦において、最も確認したかったのが、春に関東に遠征して来る仙台大の 馬場 皐輔 。その投球が、関東遠征最終日にあたる、関東学院大の試合で確認できた。登場したのは、試合終盤の7回と8回に登場した。

馬場 皐輔(仙台大3年)投手は、爆発力は今年の大学生ではNO.1ではないかと位置づけている投手。好調時には、150キロ級のストレートと変化球とのコンビネーションで手がつけられない。逆に冴えない時も多く、悪い時に悪いなりにという投球ができないのが、彼のこれまでの課題だった。

代わりっぱなの最初のイニングは、あまり球速は計測できなったものの 130キロ台後半~MAXで89マイル・143キロ程度。気温7,8度の寒さも考えれば球速としてはこんなものかもしれないが、馬場の能力から考えると抑え気味。それでもビシッおさまる速球の勢い・質は、上位指名を意識できるものがある。また切れ味鋭いスライダーのキレ・縦に鋭く切れ込むフォークなど有効であり、ポンポンと相手追い込みさすがの投球だった。この選手の良さは、速球派でありながらカウントを取る変化球も、空振りを誘う変化球も持ち合わせているということ。ボールも適度に、両サイドに散っている。

しかし2イニング目になると、ファーストのベースカバーが遅れて内野安打を許す。そして得点圏に走者を進められ、外野の前に落ちるヒットであっという間に失点。けして芯で捉えられた打球ではどれもなかったが、自分のリズムが崩れると簡単に失点してしまう浮き沈みの激しさは仙台育英時代からあまり変わっていないように思える。先輩である 熊原 健人(DeNA)よりも総合力は高いものの、気持ちが強かった熊原に比べると、その辺で不安を覚える部分が残る。能力は間違いないなく上位級だが、内面の部分がマイナス要素でプロでは伸び悩むのではないかという不安は今回も払拭できなかった。公式戦での活躍、成績をみて、判断してゆきたい。

スポニチ大会で最も見てみたかった 永野 将司(23歳・九州国際大出身)左腕は、決勝の終盤まで一度も登板しなかった。私自身東京で仕事があり、それを終わってから覗こうか悩んだがそのまま帰宅。帰りの電車の中で、永野 が登板したことを知り悔しがった。しかしそんな 永野 の投球の模様をすべて納めていた映像があったので、有難く参考にさせて頂くことに。

先頭打者こそ一塁ゴロに仕留めるものの、その後死球・ピッチャーゴロが一塁内野安打・高めに浮いた球をレフト前へタイムリー・四球という内容で、結局 1/3イニングを 2四死球 2安打 で降板。しかしこの日も10度に満たない肌寒い陽気の中、140キロ台後半を連発(MAX149キロを何球か記録)のスピード能力は、今年の左腕候補で恐らくNO.1であろうということ。

ボール自体の勢い球威は本物で、評判に違わない内容。しかし身体が突っ込んだりして、そのストレートのコマンドもかなり悪い。更に、カーブ・スライダー・チェンジアップ系の球種もあるようだが、これがいずれも決まらずに苦しんだ。これだとなるほど、大事な場面でなかなか怖くて起用されない理由も頷ける。今後も、どのような扱いになるのか注目してゆきたい。

生では、六大学との対抗戦にHONDAの試合が組まれているので、そこで少し出てくるのではないかと考えている。また関東選抜リーグあたりで日程があえば、HONDAの試合などを選択してみたい。鈴木博志(ヤマハ)と並ぶ、社会人のロマン枠なのかもしれない。

馬場 皐輔(仙台大3年)投手 180/88 右/右

永野 将司(HONDA)投手   181/82 左/左

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2017年(5) NTT東日本 VS JR九州
神宮球場から移動して、今年初めて大田スタジアムにやってきました。お目当ては、前日に登板がなかった 西村 天裕(NTT東日本)投手の登板を見るため。その期待どうり、西村選手が先発でした。

西村 天裕(24歳・帝京大出身)右腕は、一回り小さくした澤村拓一(巨人)のようなパワーピッチャー。澤村同様に一辺倒なところがあったのですが、帝京大4年秋には引き出しも増えだいぶ改善されていました。しかし私の見ている眼の前で、靭帯損傷の大怪我をしてドラフトを棒に振ります。

見事そこから復活しての、社会人1年目の活躍。再び解禁を迎える今年は、上位候補と位置づけられます。明らかにミットに突き刺さる球威・勢いは他の投手とは違っており、コンスタントに145キロ前後を記録し、私のガンではMAXで92マイル(148キロ)・大田のガンでは最速149キロまで到達。この時期としては、スピード・球威共に申し分ありません。変化球は、適度にブレーキのあるカーブが決まり、腕の振りの良さを活かしたスライダーのキレもまずまず、それに小さく沈むスプリット系のボールがあります。

気になるのは「開き」が早いせいか? このスプリットを見極められてしまうことが多く空振りが誘えません。またフォームが合わせやすいのか? 高めに甘く入ったストレートをことごとくJR九州の各打者が苦になく振り抜いていたということ。このフォームの根本的な欠点を改善しないと、プロでも同様なことが起きるのではないかと危惧します。こうなると、1位指名でゆくには厳しいと言わざるえないでしょう。この試合ではけしてボールの走りは悪くなかったのに、序盤でマウンドを降りることになります。

一方JR九州の各打者は、実に鋭いスイングをします。1番を打 犬塚 慶(23歳・九州共立大出身)中堅手は、俊足、好守の外野手でスイングにも強いものがある三拍子揃った好選手。2番の岩切 貴弘(22歳・佐土原出身)右翼手も、二番打者とは思えない鋭いスイングの持ち主。8番を打つ原口 大陸(22歳・佐賀学園出身)遊撃手も、少し好守の粗い部分はあるものの、守備・肩・打撃の破壊力含めて、素材としての面白味を感じます。いずれも今年プロに入れるかと言われると疑問ですが、将来楽しみな若手野手達。

また4番を任されていた 佐野 洋樹(23歳・一関学院出身)捕手は、打てる捕手としてなかなか面白い存在。地肩も強く送球のコントロールも悪くなかったのですが、二塁到達タイムが2.1秒ぐらいいつもかかるのは気になります。ただしこの選手に関しては、今後もドラフト候補として一年間注意してみたいと思わせる選手でした。

またドラフト候補かと言われると疑問ですが、佐々 武司(22歳・沖コンピューター教育学院出身)という170センチそこそこの小柄な投手が、実に活きの良いボールを投げ込んでいたのが印象的。球速こそ140キロ前後(MAXで142キロぐらい)なのですが、キレと勢いがあり気合の入ったマウンド捌きは見応え充分。ズバッと決まる、見ていて爽快感がある好投手でした。変化球がスライダーぐらいしかなさそうなのと、すでにキャパを出し切っている印象で、プロレベルに混ぜてしまうと厳しいのではないかとは思いますが。登板があれば、ぜひ注目して欲しい1人です。

(この試合のまとめ)

JR九州は監督さんが代わられたですかね? 今までかなり不動のメンバーという感じのチームでしたが、大幅に若手野手に切り替えてきました。各人非常に振りが鋭く、更に暖かくなって来ると脅威だと思います。再びじっくり観られる日を、楽しみにしたいチームでした。残念なのは、昨年野手の中で最もNPBで即戦力になり得る選手と期待していた 福田 周平(25歳・明治大出身)遊撃手が、ドラフト指名漏れの影響か? 元気がなかったのが大いに気になった。これからの、立て直しに期待したい。

西村 天裕(NTT東日本)投手 176/92 右/右
福田 周平(NTT東日本)遊撃 169/69 右/左

佐々 武司(JR九州)投手 170/67 右/右
佐野 洋樹(JR九州)捕手 180/75 右/右
原口 大陸(JR九州)遊撃 179/75 右/右
犬塚 慶  (JR九州)中堅 181/76 右/左
岩切 貴弘(JR九州)右翼 188/85 右/左

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2017年(4) JR西日本 VS 東京ガス
前日登板がなかった 石田 光宏(東京ガス)を見に、前日軽く1回だけを観て帰った 東京ガス の試合を観に神宮へ。

東京ガスの先発は、お目当ての 石田 光宏(23歳・関西大出身)右腕。社会人に入って、コンスタントに140~後半ぐらい出るようになり、大学時代より大幅にパワーアップして評価を高めた投手です。しかしこの日は寒さも相まって、球速は135キロ前後で意識的にツーシームさせていたのか? シュート回転していたのか、キレも伸びもない球を淡々と打者の内外角に投げ込みます。たまに得点圏に走者をすすめると、力を入れて投げるフォーシームが140キロをやっと越えるぐらい。この球も高めに抜けることが多く、何かピリッとしません。

その他、カーブ、小さく曲がるスライダー、チェンジアップ系などもあるのですが、高めに甘く入った球を痛打されるなど、それほど繊細なコントロールや細かい駆け引きができる感じがしません。元々フォームがオーソドックスで怖さがない上に、ストレートが走らないとなんとも見栄えがしなくなり、大学時代指名漏れしたのを思い出します。少くてもこの投球を初めて見た人は、この選手がドラフト上位候補だとは思わないでしょうね。淡々と投げ込む適度にまとまった投手というイメージしか抱かないのではないのでしょうか。前日の田嶋大樹(JR東日本)が時々おっ!と思えるものはあるけれどまとめられないのとは対象的に、ある程度はまとめられるものの、おっ! と思えるものがないという内容。これから都市対抗に向け、何処まで昨年の勢いを取り戻せるか注目されます。

JR西日本の先発は、同じく大卒2年目の 西川 昇吾(24歳・日本福祉大出身)左腕。大学時代は、育成枠ならば指名もあるのではないかと思えるほどの投手でした。しかし昨秋の日本選手権のときにも観て思ったのですが、何が中背でゴロンとした体型から135キロ前後の速球と変化球を交える投球は、社会人のベテラン投手が投げているような老獪な感じで、すでにドラフト候補の匂いはなくなっているように思います。大卒2年目でチームの主力投手、それも左腕ということで期待したいむきはありますが、ドラフト候補として追いかけてゆこうという気にはなりませんでした。

またルーキーイヤーから、4番・ショートとして起用されてきた 田村 強(24歳・大体大出身)遊撃手。試合前ノックを観ていても、動作の切り返しが鈍くプロのショートとしては重苦しい感じです。第一打席に内角の球をセンター前にはじき返したように打撃には面白いものを持っているので、将来的には三塁あたりを想定したい選手かと。3打席ほど観ましたが、それほど絶対的なものは感じられなかったものの、もう少し何度かみて能力を把握してゆきたいと思います。

また昨年高卒3年目での指名が期待された 中山 悠輝(22歳・PL学園出身)は、前日同様・三番・三塁手として出場。元々プロのショートとしては少し重苦しい感じだったので、二塁か三塁あたりの人材かとは思っていました。前日の第一打席に内角の球を詰まりながらもヒットにしていましたが、まだ芯でしっかり捉えられるという確率が低いように感じます。とりあえず今の時期は期待も込みで3番を任せられていますが、年間を通してこのポジションを維持できるのか注目したいところです。

(感想)

石田は、安定して140キロ台中盤を投げている投球も昨年観ているので、これから調子が上がって来ることに期待。田村・中山の2人の野手は、割合似た系統の強打の右の内野手という感じ。この辺は評価保留というか、昨年と印象は変わりませんでしたが継続的に一年間観てゆきたい。2人ともあともう何か?+αの後押しがあれば指名されても不思議ではないところまで来ているので。

石田 光宏(東京ガス)投手 181/85 右/右
中山 悠輝(東京ガス)三塁 185/85 右/右

西川 昇吾(JR西日本)投手 175/84 左/左
田村 強 (JR西日本)遊撃 181/77 右/右

中山・田村の打席を3打席ほど確認し、大田スタジアムへ移動。大田に着いたときは、新日鉄住金鹿島 VS パナソニック の試合が延長タイブレークに入るところだった。ちなみにこの試合では、高卒2年目の左腕・ 佐藤 僚亮(20歳・山形中央出身)左腕が146キロまで到達したのだという。少しだけ投球を観られたが、来年に向けて楽しみではないのだろうか。高3のときは、少しバランスを崩していたが見事に立て直してきた感じ。

佐藤 僚亮(新日鉄住金鹿島)投手 172/68 左/左

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