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(23) 春季東海大会

ゴールデンウィーク最初に、紅林 弘太郎(駿河総合3年)遊撃手を観に行って、雨で観られなかった以来の清水庵原球場に再び足を運びました。今回は、春季東海大会がこの地で行われるからです。

第一試合 津田学園 VS 加藤学園

この日の目的は第二試合だったので、第一試合の終盤に会場入りでした。またドラフト候補の 前 佑囲斗(津田学園3年)右腕も、最終回にようやく登板しました。この日の前投手は、球速こそ135~88マイル(141キロ)程度でも、実に指先まで力が伝わったスピンの効いた真っすぐは健在。変化球はスライダーぐらいでしたが、選抜の高いパフォーマンスの片鱗は見せてくれたように思います。しいて言えば、ストレートも変化球も全体的に高めに浮いており、そのへんが気になったところです。おそらく2回戦の先発を見越しての登板でしょうから、そこでの投球内容が問われます。変わらず、中位候補ぐらいの素材であることを再認識させられました。

一方の加藤学園では、川上 智己(3年)遊撃手という選手が気になりました。難しいバウンドにうまく合わせる動きの好い遊撃手で、肩もかなり強そう。打っても4番を務めるなど、攻守の中心的な存在です。夏に観られる機会があったら、じっくり観てみたい選手でした。

前 佑囲斗(津田学園3年)投手 182/87 右/右

川上 智己(加藤学園3年)遊撃 178/72 右/右

第二試合 大垣日大 VS 菰野

この日のお目当ては、岡林 勇希(菰野高3年)右腕。真上から投げ下ろしてくる剛球右腕で、球速もコンスタントに140キロ台~MAX93マイル(150キロ)に到達。何よりボールの強さ・迫力という意味では、今年生でみた高校生では一番だったと感じます。他にも曲がりながら沈むスライダーのキレもまずまずですし、チェンジアップやカーブなども織り交ぜます。かなり粗っぽいタイプなのですが、意外にボールが散って中に中へと入って来ないところは好いところ。気になったのは、ランナーを出すと走者に走られ放題のところでしょうか。このへんは、ランナーを出しても投球に集中すれば抑えられる自信からなのかもしれません。

爆発力は高校球界でもトップランクなのは間違いないと思いますが、試合をまとめる技術、コントロールなどの総合力は相当課題があることは否定できません。また打っても4番を務めるなど、打撃でも非凡なものを持っており、将来大成するのは野手での才能かもしれないと思えるほどです。いずれにしても兄・飛翔(広島)のような育成での指名ということはなく、本会議の中で指名が濃厚なのではないかとみています。ただしこういった選手を好むか好まないかは、球団によって評価は別れるのではないのでしょうか。かなり荒くは見えるものの、チームを東海大会まで導いたようにランナーを出しても要所を締めることができる投手のようです。

菰野はタレント揃いで、1番の 山本 悠馬(3年)中堅手と3番の 川上 泰平(3年)遊撃手は、対応力があり打球も強烈でレベルが高い。そこに、長打力抜群の4番の 岡林 が控えている。また岡林以外にも、 奥田 域太(3年)左腕がいて、こちらはMAXで140キロぐらいだそうだが、プロ志向が強いのだという。スカウトがオススメしてくれたが、バスの時間の関係で泣く泣く確認できずに球場をあとにすることに。夏の大会などで、じっくり観てみたい大型チーム。タレント的には、夏の甲子園出場を果たしても全然不思議ではないだろう。

一方の大垣日大の方は、試合前ノックなどをみるとチームのレベルの高さが伺える。ただし突出したタレントがいないところを、どう補って行けるかではないのだろうか。

岡林 勇希(菰野3年)投手 176/71 右/左
奥田 域太(菰野3年)投手 177/65 左/左
山本 悠馬(菰野3年)中堅 左/左
川上 泰平(菰野3年)遊撃 右/左

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(22) 春季関東大会レポート

春季関東大会を観に、市営おおみやと県営おおみや球場をはしごしてきました。この日にみたいと思っていた大方の選手は、全て網羅できた一日となりました。
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(21) 首都二部リーグ観戦

春の間に確認しにゆこうと思っていた首都二部リーグを観に、町田にある小野路球場にでかけます。ここは、小田急鶴川駅からバスで10分ぐらいの距離(2.3キロ)なのですが、バス停からひたすら登り坂が続いており、日体大の健志台球場みたいな高台にあります。

お目当ては、首都二部リーグの逸材ながらプロ入りが意識できる 山田 綾人(玉川大4年)右腕の視察でした。山田は186/92 と恵まれた体格から、投げ下ろしてくるストレートが魅力のスケール型。この日もコンスタントに140キロ台を越えてきて、MAX91マイル・146キロの速球には厚みがあり見応えがありました。変化球はフォークとのコンビネーションで、たまにスライダーを織り交ぜる感じ。たまにフォークがうまく抜けると空振りは取れるのですが、その精度は高いとは言えません。したがってカウントを整えられる球がストレートしかなく、高めに甘く浮いた速球を痛打されるケースが目立ちます。両サイドにはアバウトに投げ分けられるコントロールはあるのですが、全体的にボールが高いのは気になるところです。

表情などを見ていても、思うようにならないと自信が無さそうななのが気になります。自らのフィルダースチョイスでピンチを広げ逆転を許しましたが、その直後雷雨で試合は中断。そのまま、無効試合になり命拾いをした試合でもありました。恐らくあのまま試合が進んでいたら、さらに傷口は広がりそうな展開だったからです。さてドラフト指名となると、現状育成枠レベルかな?といった印象があります。素材としては良く、昨年よりも成長も感じます。大卒でも1,2年ぐらいファームで育成したら、どんな投球をするのか?といった魅力はあります。しかし現状は、ドラフトボーダーレベルと見るのが妥当ではないのでしょうか。

山田は開幕週こそ第一戦で投げていましたが、これまでの二週目・三週目はいずれも第二戦での先発。それだけ今日の第一戦で投げるのかは賭けでした。しかしあえて第一戦を選んだのは、対戦相手の明治学院大の蓬田 拓己(都文京出身4年)右腕を観戦したかったからです。こちらは135~MAX89マイル・143キロのキレのある速球を中心に、カーブ・スライダー・フォークなどを織り交ぜコンビネーションで打ち取るタイプ。飄々と投げ込むのが元来の持ち味だと思いますが、少々ボールに球威がないキレ型のところが気になります。ドラフト候補というよりも、卒業後は社会人や独立リーグあたりで力量を高めていって欲しいタイプかと。山田が素材型に比べると、こちらは実戦型の好投手といった感じがします。マウンド捌きは良いので、ストレートが磨かれてくると面白いかもしれません。

また第一試合は終盤からの観戦で見られなかったのですが、獨協大の先発・雪野 敏和(中越出身・4年)右腕は、140キロを超える球速を投げ込む好投手とのことなので、入れ替え戦などに進むようならば注意を払ってみたい一人でした。

雷雨により3回途中だったかで、試合が中断に。今にも雨が降り出しそうな天気だったので急いでバス停に向かいます。しかし、バス停に向かう途中から雨が強くなり、さらに時間をみたら20分以上きません。とりあえず、雨の凌げそうなところに避難。しかしその間に、雨は叩きつけるような強さになり雹まで降ってくる有様に。しかしこんな日に限って、前日干した折り畳み傘をカバンに入れ忘れるという失態を、雨合羽を羽織、観戦用の帽子をかぶり時間になったのでバス停に向かいます。しかし時間から20分以上経ってもバスが来ません。おかげでこの間に、雨合羽の中の服や靴の中もビショビショになり、家に帰ってからも頭がガンガンするという有様でした。折りたたみ傘を入れてないということがまずないのですが、まさかこんな日に限って傘を忘れるとは・・・。静岡での試合中止に続き、ゴールデンウイークの観戦ダメージは大きなものばかりです。

山田 綾人(玉川大4年)投手 186/92 右/右
蓬田 拓己(明学大4年)投手 178/77 右/右
雪野 敏和(獨協大4年)投手 177/74 右/右

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(20) 5/2 東都一部リーグレポート

開幕週の模様は、すでに動画中継を元にレポート。その時に、球速など違和感を感じられたものを確かめに神宮球場に行ってきました。東都リーグも中盤戦、開幕の頃とは少し様相が違ってきているかもしれません。

駒沢大 VS 東洋大

この試合の注目は、ドラフト上位候補の 佐藤 都志也(東洋大4年)捕手。この選手は、今年の豊作な大学生捕手の中でも打力はNO.1といった存在です。この試合でも第一打席から右中間にスコーンと抜けて行くツーベース。第二打席ではつまりながらレフト線に落ちる変な当たりでもツーベース。さらに三打席目もセンターオーバーのツーベースと長打を連発。4打席目のライトフライも、あわやホームランかという大飛球でボールを的確に芯で捉えていました。打撃に関しては、やはり文句なし今年の捕手では一番ではないかと。捕手としては相変わらず、ちょっと荒っぽい感じの選手ですが、リーダーシップ溢れる選手。捕っては素早く返球するなど、テンポの良いリードを心がけます。特にキャッチングが極端に下手だとか、プレーに手抜き感があるような選手ではありません。また送球も捕ってから素早いですし、塁間1.8秒台で投げられる肩も上位クラス。少々送球が浮きやすいのですが、ランナーに走られても落ち着いて刺していました。この日は三度走られて、二度の捕殺。ただしこの選手、なんとなく将来外野あたりにコンバートされそうというイメージは払拭できません。それだけ打力が素晴らしいのと、身体能力が優れているので。捕手で時間をかけるぐらいならば、打てる打撃で試合に出したいという球団の方針になりかねないタイプですね。そのへんも視野に入れて指名するのであれば、ありの選手なのではないのでしょうか。2位以内では、消えると思います。

この佐藤と対照的なのが、駒大の 鈴木 大智(関東一出身・4年)捕手。こちらは、細かいところまで意識が行く、捕手らしい捕手です。打順も8番で、スローイングも1.9秒台と平凡。地肩にも際立つものはないのですが、実戦では冷静でしっかり刺してくる来ます。細かく周りや投手に指示を出し、グランドを支配する司令塔という感じがいかにもします。ここまでのリーグ戦の打撃成績が、.059厘と完全なディフェンス型。プロというよりは、良い選手ですが社会人に進んで行くタイプだと思います。

この日気を吐いていたのは、菅 力也(崇徳出身・4年)三塁手。3安打と鋭いあたりを連発し、なかなか脚力もある好選手。昨日の3安打で、打率.348厘(7位)まで上げるなど好調。社会人などでも野球を続けて行くのか気になります。東洋では1番の 山田 知輝(桐生第一出身・4年)右翼手がライトに圧巻のホームランを放ったり、ライト線を破るツーベースを放つなど存在感を示しました。守っても、なかなかの強肩の持ち主。ここまで規定打席にのるほどの試合数には出ていないようですが、この選手も今後気にかけてみたい一人です。

佐藤都志也(東洋大4年)捕手 181/83 右/左
山田 知輝(東洋大4年)右翼 185/92 右/左

鈴木 大智(駒沢大4年)捕手 177/75 右/右
菅  力也(駒沢大4年)三塁 173/81 右/左


亜大 VS 国学大

東都一部の4年生投手で唯一指名がありそうなのが、この 横山 楓(宮崎学園出身・4年)右腕。開幕週では、常時135キロ前後で見た目よりも5キロ程度遅く表示されていたので、ぜひ生で球速と感覚を確認しにゆかなければと思っていました。昨日は神宮のガンでも、コンスタントに140キロ台を刻んでおり、マイガンでも最速91マイル・146キロを記録し神宮と大差ない球速でした。まぁこの選手、中々足を降ろして来ない独特のフォームで相手を焦らしつつ、空振りを誘えるストレートに、スライダー・カットボール・カーブ・フォークなどの球速を織り交ぜるコンビネーションで組み立てます。コントロールや変化球に絶対的なものはないものの、大きな欠点もありません。ここまでの4試合で、2勝1敗 防御率 1.27 と安定。21回2/3イニングで四死球13は多めですが、それほど球筋が乱れているわけでもありません。奪三振は、投球回数を遥かに凌ぐ28奪三振。特に、真っ直ぐで空振りが取れるのが大きいのかと。あとまだ発展途上ですが、時々のフォークが上手く抜けた時の落差は見事です。この球の精度が高まってくると、もっと投球内容に大胆さが出てきそう。

とにかく中々ボールが出てこないフォームなので、相手が焦らされます。その反面、味方もイライラさせられて守り難い側面はあるのかも。投球フォームなどは似ていませんが、むかし創価高校-近鉄に入って活躍した 小野 和義 投手を彷彿とさせられます。こういう投手は、短い期間爆発的に活躍しますが長い期間に渡って活躍できるのかは微妙です。ただし将来性に賭けるというタイプでもなく、ある程度一年目からやれそうな総合力はあります。プロでハマるか、ハマらないかといったタイプではないのでしょうか? ドラフトでも上位でといった位置づけではないと思うので、意外にハマるかもという選手が下の順位で獲れるならば面白いと考える球団が出てくるかもしれませんね。このテンポの悪い投球を、個性だと理解のある球団ならば指名もありなのではないのでしょうか。

横山 楓 (国学院大4年)投手 181/84 右/両

試合を3回まで見終えると具合が悪かったので、この日は横山のチェックをしたところで退散。特に試合後の結果も見ましたが、開幕週から目新しい選手が出ていたということもなかったようで、中央VS立正の第三試合でも、そんな感じでした。

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(19) 春季九州大会レポート2

九州大会二日目のレポートを更新しました。大学・社会人含めて、屈指の存在である左腕投手のレポートも含まれています。
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