東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
2017年(28) 関東選抜リーグレポート2
北川 利生(日本通運)が、今年に入り三塁手を務めていると訊き、一度観てみたい思って足を運びました。しかし会場に着いた10時過ぎには、すでに試合は5回に差し掛かっていました(試合開始の前倒しとJABAタイムの弊害)。日中雨予報でもなかったのに試合を前倒しし、更に前倒しした試合予定時間よりも17分も早く試合をはじめるJABAの姿勢には疑問を感じます。あくまでも練習試合ではなく公式戦なのですから、時間厳守をお願いしたいものです。

日通 VS MHP横浜

その 北川 利生(24歳・日本通運)三塁&右翼は、4番・三塁手として出場。結局打席は2打席しか確認できず、スライダーをセンターに犠牲フライと、カーブをレフトフライを放ったのを確認したのみでした。肝心の三塁手としては、1球だけ打球を捌く機会を確認。三塁手としてのフットワーク、キャッチングは無難という感じですが、送球の際に 横尾 俊建(慶大-日ハム)のように上から叩きつけるような縦振りで送球するのが特徴。三塁手としては平均レベルで、地肩は基準以上という感じでしょうか?試合途中から、右翼の守備にも入っていました。そういった融通性こそ、彼のアピールポイントかと。

この選手の素晴らしさは、好調時の爆発力とポイントゲッターとしての勝負強さにあるように思えます。そのため天性のスラッガーとか、そういった飛ばし屋のイメージはありません。1年目から4番を任された昨年の成績は、146打数で 4本 18点 0盗 打率.308厘 。これをプロのレギュラークラスの500打席で換算すると、年間14本・62打点 ペースで打っていることがわかり、この選手のイメージはやはりポイントゲッターなのだなと感じます。

146打数で三振は22個であり、三振比率は15.1%(20%以下が一つ目安)とアマとしても平均的なコンタクト能力。しかし四死球は5.5%(10%以上が目安)とかなり低いのがわかり、ボールを見極める眼に優れているのかには不安が残ります。この辺が、社会人でも打率.308厘と平凡な数字に留まっている要因かもしれません。プロ入りを実現するためには、やはり大舞台でのアピールが今年も不可欠なのではないのでしょうか。

また今や社会人捕手としては、屈指のディフェンス力ではないかと思われるのが 木南 了(25歳・日通)捕手。この試合でも完封を演出し、安定したキャッチング、テンポ、リード、強肩含めて、1年目からプロで一軍に混ざってやって行けるだけの力があると評価します。帝京大時代は、強打の捕手として知られていました。しかし社会人では下位打線での出場がほとんどで、打撃での印象は薄い感じ。この試合でも、8番としての出場でした。

しかし昨年の成績をみると、83打数 3本 20点 0盗 打率.325厘 を記録。この打率は、日通全体で2位の高打率になります。ただし社会人野手の打率の目安は、3割5分ぐらいを越えて来るのが一つ大きな目安になります。この数字をプロのレギュラー選手並の500打席で換算すると、18本・120打点 に相当し、実は4番の北川よりも、本塁打・打点のペースはよく、打率でも上回っていることがわかってきました。もちろんお気楽な下位打線と4番では相手のマークが違うというのはありますが、別の見方をすればリードに集中させるために下位は打っているものの、打力はチームでもトップクラスだということが浮き彫りになってきました。

ただし83打数で16三振なので、三振比率は19.3%とコンタクト能力は北川より劣ることがわかります。その分四死球率は、14.5%と優れており、ボールを見極める眼は北川より優れている可能性があるという数字がでています。当てる技術は劣るけれど、ボールがしっかり見えている可能性が高いということでしょうか。いずれにしても捕手としてならば、充分な打力の能力を持っていることがわかってきました。この辺は社会人で打撃の印象が薄かっただけに、新たな発見でもあります。充分にプロでやって行ける素材だと思いますが、捕手は時間がかかるポジションなので、癖のついていない高校生の方が良いという考え方もあるだけに評価は流動的ではないのでしょうか。しかし即一軍で使える捕手を探している球団には、オススメしたい選手です。

重工長崎と合併したMHP横浜では、甲斐 翼(宮崎日大出身・22歳)左腕を久々にみました。190/88 の大型左腕で、宮崎日大時代は大器として騒がれた存在。腕がピュッと鋭く振られるので、打者は思わず差し込まれ勢いがあります。球速は130キロ台後半~MAX143キロまで到達。左腕ということもあり、速球の勢いだけ見るとドラフト級の素材です。しかしいかんせん、コントロールがバラバラ。変化球はスライダーがあるものの、2死球で降板となりました。うまく今後まとまることができるのかは心配ですが、素材としては魅力は感じます。

北川 利生(日通)三塁&右翼 178/85 右/右
木南 了 (日通)捕手      180/85 右/右

甲斐 翼(NHP横浜)投手 190/88 左/左

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2017年(27) 関東選抜リーグレポート1
スポニチ大会以来、まともに社会人野球を見ていなかったので、ここは現状把握の意味も含めて大田スタジアムへ。何よりスポニチで最大の観戦目標としながら生で確認できなかった 永野 将司(HONDA)左腕を確認したかった。

HONDA VS JR東日本

その 永野 将司(23歳・九州国際大出身)左腕は、試合の中盤にリリーフとして登場。181/82 という均整の取れた体格だが、オーソドックスなフォーム。しかし球速は、145~152キロを大田のガンで記録し、私のガンでも93マイル(150キロ)まで到達。何より球速表示以上に明らかにボールの勢いが違っており、今年の左腕候補ではNO.1だろうというぐらいの勢いを感じる。細かいコントロールはなく、コースに投げ分けるといったこともなく、ストライクゾーンに投げ込んでくるというタイプ。

腕の振りが強すぎるのか? スライダーが抜けたりすることが多いものの、カーブのような緩い球はブレーキがあって悪くない。この球で常にカウントが整えるようだと、投球にも余裕が生まれそう。他には130キロ台のカットボール気味の球やチェンジアップ系のボールも投げていたように見えたが、現状大きなウエートは占められていない。

確かに速いが、高めに甘く入った球を打ち返されることも多く、速球だけで抑えきるほどの投球はできていなかった。プロで使えるのか?と言われると疑問が残るが、左腕でこれだけのボールが投げられる投手は稀なので、育ててみたいと思う球団は出てきそう。順位は読みにくいが、素材を買って中位ぐらいで消えるのではないかとみている。大事な試合では殆ど見られないが、都市対抗に向けてどのような位置づけになってゆくのだろうか? サウスポーの中では、今年1番のロマン枠だろう。

その他では、高卒2年目の 布袋 翔太(20歳・HONDA)左翼手が、6番打者として出場。鳥取城北時代から強打の外野手として注目されていた選手で、個人的にも面白い素材だと  を付けた選手。この試合でも結果は出ていなかったが、強くバットを振る持ち味は損なっていなかった。大事な試合でスタメンを任されるかは不明だが、高卒野手が元気にスタメンで出ていることは嬉しいところ。

JR東日本は、最後に 田嶋 大樹(21歳・佐野日大出身)左腕が登場。球速は89マイル・143キロぐらいと地味ではあったが、緩いカーブを織り交ぜつつ、スライダー・チェンジアップなど変化球中心のピッチング。この選手も速球は良いものがあるが、変化球の精度・キレがもう一つというところがある。調整での登板なのか? これからチームではリリーフとして位置付けられるのか? 気になるところ。いずれにしてもこの投手は、外れ1位ぐらいでは消える存在ではないのだろうか。

永野 将司(HONDA)投手 181/82 左/左
布袋 翔太(HONDA)左翼 174/80 右/右

田嶋 大樹(JR東日本)投手 182/77 左/左

SUBARU VS 鷺宮製作所

富士重工 から SUBARU に改名しましたが、青森山田時代にプロからも注目されていた 西村 凌(22歳)は6番・左翼手として出場、樹徳時代に注目された大型ショート・野平 大樹(21歳)は、8番・サードで出場とがっくりな状況。スタメンでは出場していたものの、プロという匂いはしてきません。

そのSUBARUの先発は、ルーキーの 黒川 雄太朗(23歳・道都大出身)右腕。170/68 と小柄な体格の投手で、小気味の良い好投手。球速はコンスタントに130キロ台後半~MAX89マイル・143キロを記録するなど、スライダー・ツーシーム・フォーク系など適度にまとまりと勢いは感じます。フォームは違いますが、武田 久(日ハム)的な投手。一昔前なら、ちょっと面白いかもと思う球団もあったかもしれませんが、現代プロ野球の打力を考えると、よほど繊細なコントロールがあるとか、武器になる変化球などがないと小柄な右投手がドラフト指名されるのは厳しいように思います。それでも水準に近いレベルの投球ができているので、今後も気にして行きたい1人。

鷺宮製作所では、野口 亮太(25歳・仙台大出身)左腕が登板。こちらも164/65 という小柄な体格からも、ポンポンと心地の良いリズムと制球力がある好投手。球速は130キロ台前半~中盤ぐらいなものの、非常にボールにキレがあるので打者には常時140キロ台に感じられるかもしれません。特に右打者外角に沈むチェンジアップに威力があり、見ていて気持ちの良い投球をします。昨年の公式戦でも、14試合で 防御率 1.36 と抜群の安定感を魅せています。 「コントロールの良いさ左腕は買い」 という私自身の格言があるので、今後も気にしてみてゆきたいところはあります。ただし昨年の成績が、59回2/3イニングで四死球20個ですから、イニングの1/3強は四死球を出しており、繊細なコントロールというよりもテンポの良さを生かしてポンポンとストライクゾーンに投げ込んで有利な状況を作り出すタイプなのではないかと思います。

またルーキーの 保戸田 則裕(23歳・青森大出身)が、3番・遊撃手として出場。内角の厳しいストレートを内野フライとショートゴロに終わりましたが、チームでは重要なところを任されている印象。遊撃手としても悪くないので、来年どうなるのか気にしてみたい1人です。

西村 凌 (SUBARU)左翼 176/75 右/右
野平 大樹(SUBARU)三塁 182/82 右/左
黒川雄太朗(SUBARU)投手 170/68 右/左

野口 亮太(鷺宮製作所)投手 164/65 左/左
保戸田則裕(鷺宮製作所)遊撃 180/83 右/右

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2017年(26) 春季神奈川大会
今年初めて、高校野球の生観戦に行ってきました。会場になったのは、横浜商科大学のグランド。毎年春のオープン戦では1度ぐらいは足を運ぶところなのですが、今年は結局いかずじまい。高校野球の会場として、足を運ぶとは思いませんでした。すでに私が会場に着いた時は、最上段まで立ち見の状態。空いているスペースで立ち見で見ていたのですが、途中からスペースが空いたので、折りたたみイスに座りながらの観戦ができました。

日大藤沢 VS 星槎国際 

この試合のお目当ては、今年の神奈川NO.1の前評判高い 本田 仁彦(星槎国際3年)右腕。180/68 という均整の取れた体格で、オーソドックスなフォームから投げ込む本格派。序盤は常時135キロ前後の速球に、横滑りするスライダーとのコンビネーション。その他に意識的か無意識かわからないのですが、カットボールやツーシーム的なボールも持っているかもしれません。

スライダーで確実にストライクが取れる投手であり、四死球で自滅するような危うさはなし。それほど細かいコントロールや絶対的な球はないものの、高校生レベルとしてはコントロールも好い部類。適度に両サイドに投げ分け、右打者外角クロスにズバッと速球を決めてきますし、スライダーのキレも悪くありません。

投球にそれほど奥深さはなく、序盤戦は夏までにさらによくなれば指名の可能性もというボーダーレベルの投手という印象でした。しかし3回ぐらいから徐々にテンポがよくなり、球速も出て乗ってきます。打者を追い込んだり、得点圏に走者をすすめると140キロ台のボールを確実に投げ込んできます。時折指にかかった時には、90マイル・145キロも何度か記録。MAX146キロの評判に違わない力を、魅せ始めます。エラーだとは思いますが、1球だけ93マイル(150キロ)も記録。9回に2点リードだった状況で同点に追いつかれ、それをなんとか抑えます。ここで力を出し切ったと思ったのですが、延長11回でも140キロ台を連発したように、想像以上に体力はあるのかもしれません。

ただしマウンドさばきを見ていると、少しピンチになる気持ちの弱い部分があるのかなと。さらにかなりこの試合で消耗しているので、次の慶應戦では疲れが見え隠れする危険性も。特に慶応は、今年の神奈川でも屈指の破壊力誇るを強力打線のチームですから。ここで、どんな投球をするのかは注目されます。まだまだという感じもしますが、春の時点でこのぐらい投げられれば志望届けを提出すれば本会議で指名されるのではないかという気もします。夏までに更にワンランク上積みがあるようだと、夏前にはかなり神奈川の枠を越えて評判になるかもしれません。

野手では、星槎国際の核弾頭・小倉健太朗(2年)中堅手が目立っていました。俊足を活かした広い守備範囲に、ホームへのダイレクト返球は圧巻。打撃もパンチの効いた強い打球が打て、けして体が大きな選手ではないが同校では目立つ存在。

日藤でもこの日は、2番の 小松 俊章(3年)中堅手が、本田に完全にタイミングがあっていました。この選手も守備・肩もまずまずで、特に二番打者とは思えないバッティングをしていたのが印象的。たまたま本田に合ったのか? 普段からそうなのかは気になるところ。毎年好捕手を育てる同校の 堀口 遼馬(3年)捕手も、基準以上の肩と3番を打つ打力もある好捕手だった。

2017年(24)(25)  福岡の大学リーグ2日目
九州六大学・福岡六大学、両リーグの開幕戦レポート第二弾。特に二日目は、プロ注目の 草場 亮太(九州産業大)投手が先発した。
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ブロマガって何?
2017年 福岡の大学リーグ1日目(22)(23)
九州六大学と福岡六大学の開幕戦が、今年も福岡ドームで行われた。果たしてプロ注目選手がいたのか? 初日のレポートの模様をしてみよう。
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