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プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!

2023年夏 甲子園レポート10


大会6日目第一試合 いなべ総合 VS 沖縄尚学

沖縄尚学の絶対的エース・東恩納 蒼(3年)右腕は、普段の球速は140キロ前後と驚くほどのものはない。しかし、走者が得点圏にいると、140キロ台中盤までギアを上げたり、高い確率で落ちるフォークで三振を狙いにくる。ランナーがいないときは、スライダーとのコンビネーションで、試合を作ってくるメリハリのある投球が売り。そんなに凄みのある素材ではないが、投球センス抜群で、大学などで総合力が引き上がってくると実戦派としてドラフト候補になってきそう。こういったハイセンスの選手が、大学でどのぐらいの実績を残して行けるのか興味深い。

また、一番の 知花 慎之助(3年)中堅手は、相変わらずミートセンスと独特の感性が光る好選手。イメージ的には、広陵高校時代の、上本博紀(元阪神)を彷彿とさせるタイプ。一塁までの塁間を 4.35秒前後(左打者換算で4.1秒前後に相当)と、走力はそこまで突き抜けていない体格や身体能力をどうみるか? また選抜で左中間スタンドに叩き込み注目された 仲田 侑仁(3年)一塁手は、足を怪我をして大会を通じて精彩を欠いた。しかし、後日の試合では一発を放って面目躍如。夏の大会のスタート時には凄みを増してきていただけに、各球団どのような評価を下すのか悩ましい。プロ側の注目度は高い選手なので、プロ志望届を提出すれば、何かしらの形では指名されるのではないのだろうか。

一方の いなべ総合 では、伊藤 竜聖(2年)左翼手は、素直にバットが出てくるスイング軌道に筋の良さを感じさせる。試合では盗塁を試みるも刺されてしまった。新チーム以降、守備的負担の高いポジションでアピールして行けるか気にしてみたい。また4番を打つ 石垣 諒馬(3年)遊撃手は、独特の感性を打撃に感じさせる選手で、ボールの呼び込み方に面白いものを持っている。走力が無いのは気になったが、天才肌の打撃に磨きをかけ、堅実な守備を魅せられるようになれば、上のレベルでも異彩を放つ存在になって行けるかもしれない。

東恩納 蒼(沖縄尚学3年)投手 172/70 右/左
知花慎之助(沖縄尚学3年)中堅 172/70 右/右
仲田 侑仁(沖縄尚学3年)一塁 186/94 右/右

伊藤 竜聖(いなべ総合2年)左翼 177/68 右/右
石垣 諒馬(いなべ総合3年)遊撃 171/70 右/左

大会6日目第二試合 立正大淞南 VS 広陵

広陵の先発・高尾 響(2年)右腕は、普段は130キロ台と力を入れて投げて来ないものの、縦横二種類のスライダーやカーブを織り交ぜて丁寧なピッチングを心がける。特に、低めボールゾーンに切れ込むスライダーを振らせるのが上手い。投げようと思えば、いつでも140キロ台中盤ぐらいのボールは投げられる能力はある。また体は大きくはないが、イニングが進むにつれて調子をあげてくる、エンジンのかかりが遅い本格派タイプ。イメージ的には、広陵の先輩でもある 河野 圭(広島)を彷彿とさせる。来年までに何処まで凄みを増せるかはわからないが、高校からプロというよりも、大学や社会人に進んでからといった進路をたどる気がする。いずれにしても秋以降は、世代を引っ張って行く存在となりそうだ。

プロ注目の 真鍋 慧(3年)一塁手は、第一打席からうまくレフト前にはじき返す。途中の打席では、あわやホームランかと思わせる大きなレフトフライや、むしろ逆転のツーベースになった当たりは外野手の捕球ミス。レフト方向にも角度が付けて飛ばせるようになってきたことは大きいが、神宮大会の時から言ってきたように、本質的にスラッガーなのか? という疑問は最後まで拭うことはできなかった。ミート能力と高いレベルの相手に対応してきた実績は買うものの、中距離タイプで守備・走塁のアピールに乏しい選手に、プロ側が何処までの評価を用意できるか? 個人的には、球団によってはハズレ1位ぐらいがあるかもしれないものの、2位前後ぐらいが基本線ではないかとみている。それほど本塁打にこだわらないけれど、将来の中軸候補が欲しいといった球団が、指名してくることになりそうだ。

その他広陵では、塁間3.9秒台の俊足・巧打の 田上 夏衣(3年)中堅手や、来年のドラフト候補に入ってきそうな 只石 貫太(2年)捕手など、力のある選手が揃っていた。

一方の立正大淞南では、背番号3を付けながら先発した 山下 羅馬(3年)一塁手は、広角に打ち返すパワフルな振りが目立つ。また二番手マウンドに上ったエースの 日野 勇吹(3年)右腕は、指にかかった140キロ台の真っ直ぐが、打者の手元までしっかり来ていた。チェンジアップとのコンビネーションを武器にするが、カーブ・スライダーなどを磨いて、上のレベルでは引き出しを増やして行って欲しい。

高尾 響 (広陵2年)投手 172/73 右/右
真鍋 慧 (広陵3年)一塁 189/92 右/左
田上 夏衣(広陵3年)中堅 173/72 右/左
只石 貫太(広陵2年)捕手 178/78 右/右

山下 羅馬(立正大淞南3年)一塁 170/80 右/右
日野 勇吹(立正大淞南3年)投手 169/68 右/右

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2023年夏 甲子園レポート9

大会5日目第二試合 明豊 VS 北海

北海の先発は、背番号を3を付けた 熊谷 陽輝(3年)投手。南北海道大会で5本塁打を放った強打で注目されていたが、秋までは道内屈指の剛腕とされていた。投げては、140キロ前後(MAXで143キロぐらいか?)と驚くほどの球速ではなかったものの、低めやコーナーに丁寧に投げ分けようという姿勢が感じられ、コントロールも悪くなかった。球速以上に感じさせる球威もあり、スピードよりも実戦的な部分を追求してきたことが伺われる。

将来性では、野手としての才能の方がさらに魅力。圧倒的なパワーを誇りながらも、バットを短く持ってヒット狙いを重視する。それでもこの選手、パワーだけでなく右方向にはじき返したり、食らいつくしぶとさがある。しいて言えば、投手でも野手でも体のキレに欠けるところが気になる。バッティングも金属打ちのスイング喜働で、木製バットへの順応を高めてからでもプロ入りは遅くはないさそうだ。圧倒的な体幹の強さを持ちながら、確実性も兼備しているのが最大の魅力。3,4年後には、どのぐらいの打者に育って行くのか見守って行きたい。

またエースの 岡田 彗斗(3年)右腕は、球速こそ出ていながコントロールが甘く、この試合では痛打を浴びピリッとしなかった。後日の試合では、元来の投球ができてたものの、高校からプロというよりはワンクッション置いて総合力を高めてからの方が良さそう。みていると、20~30年前の剛腕投手を彷彿とさせる、伝統的な剛腕タイプだった。

明豊では、腕をコンパクトにたたんで投げ込む 中山 敬斗(3年)右腕。球速は140キロ前後ぐらいだが、打者の手元まで伸びは悪くなかった。スケールで圧倒するタイプではないが、実戦派として大成して欲しい。また、低くて鋭い打球が目立つ明豊打線の中でも、西村 元希(3年)中堅手の打球が頭ひとつ抜けていた印象。右に左センターへと鋭い打球を連発し、そのパワーにも目を見張るものがあった。上のレベルでも三拍子揃ったプレーヤーとして、異彩を放つ可能性を秘めている。高校からのプロ入りはないと思うが、今後のことも考えると、名前を記憶に留めておいて損はないだろう。

熊谷 陽輝(北海3年)投手 183/94 右/右
岡田 彗斗(北海3年)投手 178/78 右/右

中山 敬斗(明豊3年)投手 176/77 右/右
西村 元希(明豊3年)中堅 177/77 右/右


大会5日目第三試合 星稜 VS 創成館

下級生から注目されてきた 武内 涼太(星稜3年)右腕。県大会でも不安定なところを魅せていて心配されたが、この甲子園でも制球が定まらず早々降板することに。それでも140キロ前後の球速ながら、ボールの力強さには目をみはるものがあった。チェンジアップのブレーキも悪くなかったが、スライダーが甘く入ったり、真っ直ぐが制御できずに苦しんだ。現状、高校からプロ入りは大きく後退したとみるのが妥当ではないのだろうか。

その一方で、5番打者としては4打席全てで芯でボールを捉えるなど内容があった。最終打席には、左中間スタンドに叩き込む。単に体幹の強さに頼ったパワーがあるだけでなく、ミート能力にも光るものがある。ひょっとして彼が大成するのは、野手としての方なのかもしれない。

同じく下級生の頃から活躍してきた 斉賀 壱成(3年)遊撃手も、右に左へと鋭い打球を飛ばしていた。最終打席でのレフトフライも、あわやホームランかと思わせる大きな飛球だった。県大会無失策だった守備では、一塁への送球が乱れるなど、あまり見せ場がなく終わってしまった。実力の割にドラフト戦線で騒がれることがないのは、プロ志望ではないからなのかと疑いたくなるがどうなのだろうか? こと打つことに関しては、今年のショートのドラフト候補でもトップクラスの技量の持ち主。プロ志望届を提出するのか、個人的には興味深い一人だ。

また、4番打者の 近藤 真亜久(3年)捕手は、最終打席にライト線を破るスリーベースを放ち面目躍如。大型の割には、ワンバウンド処理などは素早く対応していた。捕ってから投げるまでが遅い気はするが、地肩自体はかなり強い。「強打・強肩の捕手」として面白いと思うが、もう少し捕手としては俊敏性が欲しい。

一方の創成館では、福盛 大和(3年)右腕は、130キロ台中盤の球速と、驚くほどの球威はなかったものの、カーブが大きなアクセントになり、星稜打線を苦しめた。180/65 と、まだまだ体重が増えてくるようだと、球威・球速の上積みも望めそう。また2番手で登板した 村田 昊徽(2年)右腕は140キロ台の球速も記録。体格はさほど恵まれてないが、ボール自体には球威を感じさせるものがあり、来夏までに何処まで真っ直ぐに磨きが懸けられるか?

武内 涼太(星稜3年)投手 183/77 右/右
斉賀 壱成(星稜3年)遊撃 172/70 右/右
近藤真亜久(星稜3年)捕手 183/80 右/右

福盛 大和(創成館3年)投手 180/65 右/右
村田 昊徽(創成館2年)投手 173/69 右/右

2023年夏 甲子園レポート7


甲子園大会4日目第二試合 社 VS 日大三

日大三の先発・安田 虎汰郎(3年)右腕は、135キロ前後の真っ直ぐを投げ込むオーソドックスタイプ。球速こそ平凡だが、指にかかったボールを投げ込み球速以上に感じさせる。特に100キロ台のチェンジアップが大きなアクセントになっており、初見だと中々対応が難しい。おそらくチェンジアップだと表現されているが、ナックルとチェンジアップとの中間球である パームボール 的な球だと思われる。制球力も安定しており、最後まで付け入る隙を与えなかった。他の変化球もカーブなど緩い変化が中心なので、大学などで球速のある中間球となる変化球を磨いて投球の幅を広げて行きたい。

社の先発・高橋 大和(3年)右腕は、時には140キロを超える球速を誇る。ただし、ボールの威力自体は安田の方が力強く見えた。むしろ、打者の内角を突いたり、左の外角のボールゾーン~ストライクゾーンに入れてバックドアのスライダーを織り交ぜた実戦的なスタイル。縦に落差のある変化球もあるので、この球に磨きがかかれば、全然違った投手になって行けるかもしれない。こちらも大学などに行って、投球の引き出しを増やして総合力を高めて行きたい。

西東京大会でも話題だった 針金 侑良(3年)左翼手は、192センチの体格を生かしたバッティングが魅力。通常の選手が届かないようなゾーンの外角球を逆らわず打ったり、大型の割に内からバットが出てくるので内角もさばける。それでいて当たれば飛んで行くなど、巨人の 秋広 優斗 タイプの強打者だ。高校からプロといった総合力はまだないが、打撃の将来性には見るべきものがあった。

安田虎汰郎(日大三3年)投手 176/76 右/左
針金 侑良(日大三3年)左翼 192/89 左/左

高橋 大和(社3年)投手 180/78 右/左


甲子園4日目第三試合  市立和歌山 VS 東京学館新潟

市立和歌山で目立ったのは、麴家 桜介(2年)捕手。右に左にセンターへとパワフルな打球を飛ばす4番打者で、先輩の 松川 虎生(ロッテ)の高校時代を彷彿とさせるものがある。いろいろとゼスチャーを交えながら、先輩投手相手に臆することなく引っ張るリードも印象的。来年のドラフト候補になりうるかはまだわからないが、今後楽しみな選手であるのは間違い無さそうだ。

また東京学館新潟の方では、2番打者の 渋川 優希(3年)中堅手が、鋭い当たりを右に左へと飛ばしていた。中堅手としての動きもよく好捕したり、センターからの返球も悪くなかった。新潟大会でも.526厘 で、チーム最多の10打点をマーク。あえて、最強打者を二番に置いていたのではないかと感じられた。一塁までの塁間も、4.3秒強(左打者換算で4.05秒強に相当)など、三拍子バランスのとれた好選手だった。上のレベルでも、ぜひ野球を続けて欲しいアスリート系タイプ。

麴家 桜介(市立和歌山2年)捕手 173/77 右/右

渋川 優希(東京学館新潟3年)中堅 178/82 右/右

2023年夏 甲子園レポート6


大会3日目第四試合 大垣日大 VS 近江

大垣日大の先発・山田 渓太(3年)右腕は、球速こそ135キロ前後ながら、打者の手元までしっかり生きた球が投げられる。そして、その球を両サイドに自在に投げ分けることができ、自分の意図した配球ができるのが魅力。それに、スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜ相手に的を絞らせない。けして凄みのある素材ではないが、投球の土台ができているので、あとは出力が上がってくると楽しみな好投手。また、5番を担う野手としてのセンス・打力に優れていた点も見逃せない。

パンチのある打撃が光る3番・米津 煌太(3年)二塁手は、攻守に確かな実力の持ち主。ちなみに一塁までの駆け抜けは、右打席から 4.45秒前後(左打者換算で4.2秒前後に相当)と平均的だったので、何か突出した武器が欲しい。阪口監督の孫でもある 高橋 慎(3年)捕手は、一塁からコンバートされた強打の捕手。キャリアこそ浅さを感じさせない選手で、投手としっかり対話しながら、キャッチングなどの動きにも違和感は感じさせなかった。「打てる捕手」として、今後もキャリアを積んで行って欲しい。

近江では、昨年の甲子園ベスト4の中心メンバーであった 横田 悟(3年)遊撃手が、攻守の中心。昨年はセカンドだったが、ショートでも軽快な動きを魅せていた。打撃ではレフトへの大飛球こそあったものの結果は出ず。右打席から 4.45秒前後(左打者換算で4.2秒前後に相当)と走力が並だったのは残念。「好守・強打の遊撃手」として、大学などでも活躍して欲しいところだ。

また3番の 中村 駿介(2年)三塁手は、柔らかさを生かしたセンス抜群の巧打者。走っても、塁間3.9秒台で駆け抜ける脚力があり、三塁の動きも良かった。新チーム以後は、センターラインを任される存在になるかもしれない。三拍子揃った選手として、秋以降も気にかけてみたいハイセンスな持ち主。

また5番の 山田 修斗(3年)一塁手は、184センチの大型打者で、レフトへの特大の一発を放つなど飛距離は光っていた。チームの5番を担い、滋賀大会では打率5割を記録。大学あたりで、どのぐらいやれるのか見てみたい。

山田 渓太(大垣日大3年)投手 173/68 右/右
米津 煌太(大垣日大3年)二塁 174/78 右/右
高橋 慎 (大垣日大3年)捕手 180/74 右/左

横田 悟 (近江3年)遊撃 169/73 右/右
中村 駿介(近江2年)三塁 171/71 右/左
山田 修斗(近江3年)一塁 184/81 右/右


大会4日目第一試合 富山商 VS 鳥栖工

鳥栖工業は、試合途中からリリーフした 松延 響(1年)右腕の投球が光った。ゆったりとしたフォームから、リリースの時だけ力を入れて投げるような脱力したフォーム。コンスタントに140キロ前後(MAXで144キロぐらいか?)の、伸びのある球を投げ込んでくる。ボールゾーンに切れ込むスライダーを振らせたり、ブレーキの効いたカーブを投げるなど、ある程度のレベルまで来ている。まだそれほど凄みを感じさせる投手ではないが、あと2年間で何処までスケールを増して行けるか? 

富山商では、下級生4番の 福田 敦士(2年)三塁手が楽しみな存在。速球に力負けしない確かなスイングと、三塁手としても一定水準を誇る。下級生ながら、同校では頭ひとつ抜けた打力の持ち主ということで、187センチの体格も相まって来夏までにどのぐらいの打者に育って行くだろうか?

松延 響(鳥栖工1年)投手 177/73 右/右

福田 敦士(富山商2年)三塁 187/81 右/左

2023年夏 甲子園レポート5


大会3日目第二試合 クラーク国際 VS 前橋商

前橋商では、2番手に登板した 清水 大暉(2年)右腕が来年のドラフト候補になりうる素材。190/82 の雄大な体格の持ち主で、角度に加え勢いのある140キロ前後の真っ直ぐを投げ込んでくる。変化球のキレも悪くないが、まだ細かい制球力、巧みな投球術はなく、ただ威力のある球を投げ込んでくるだけといった感じ。経験を重ねるうちに、何処まで実戦力を高めて行けるか? 

前橋商で巧みなバットコントロールが光った 小池 絆(3年)二塁手。元来は動きの好いセカンドで、ミスを連発してしまったのは残念。この経験を糧に、来年、さらなる成長した姿を甲子園で魅せて欲しい。4番ながらショートを任せられていた 真藤 允宗(3年)遊撃手などは、3安打を放つなど実力の片鱗を魅せてくれた。大学などで、さらに攻守に精度高めたい。

一方のクラーク国際では、C(3年)捕手の1.7秒台のスローイングが光った。捕ってから素早く、地肩の強さも相まって凄い送球を魅せた。投手とコニュニケーションを図りつつ、ディフェンス全般の総合力は高い。打っても5番打者として、最終打席にきっちりライト前にはじき返して魅せた。大学などで、攻守に磨きをかけられると面白い。

北北海道大会で3本塁打を放った 新岡 歩輝(3年)投手は、この日は無安打に終わった。投手としては、前橋商打線に10安打打たれながらも1失点の粘りの投球。しかし将来的には、野手の素材だとみている。チームが勝ち上がっただけに、次戦での打棒爆発を楽しみにしたい。

清水 大暉(前橋商2年)投手 190/82 右/右
小池 絆 (前橋商2年)二塁 171/60 右/左
真藤 允宗(前橋商3年)遊撃 175/74 右/右

麻原 草太(クラーク国際3年)捕手 180/82 右/右
新岡 歩輝(クラーク国際3年)投手 173/72 右/右


大会3日目第三試合 日大山形 VS おかやま山陽

日大山形の先発・菅井 颯(3年)右腕は、佐々木朗希(ロッテ)を彷彿させるような、大きく足を引き上げて投げるダイナミックなフォーム。球速こそ140キロ前後ではあったが、真っ直ぐの威力には確かなものがあった。変化球は、カーブ・スライダー、それにフォークだか沈む球もありそうだったが、その精度がまだ低く甘い球を痛打されていた。素材としては確かに魅力的だが、本人も高卒プロは考えていないらしく、現状はワンクッション置いた方がと思わせる未完成な投手だった。将来性の高い大器なので、うまく環境が合えば大化けしても不思議ではない。

また日大山形では、2年生ながら4番を担う 遠藤 海星 右翼手が、右に左へと鋭い当たりを連発。8回には特大のファールを打ったり、飛距離も出せそう。一塁までの塁間は、右打席から4.4秒前後(左打者換算で4.15秒前後に相当)と平均的だった。いずれにしても来夏までに、どのぐらいの打者に育って行くのか興味深い。

一方のおかやま山陽では、2番手で登板した 三宅 一誠(2年)右腕。球速こそ130キロ台中盤ぐらいだが、複数のスライダーを使い分け、そのキレには見るべきものがあった。ガッチリした体格で馬力もありそうなので、来夏までに140キロ台を投げられるようになると、より自慢のスライダーが生きるようになりそう。

また、最後に投げた 三浦 尊神(2年)右腕は、少々ツッコミがちなフォームは気になったものの、MAX142キロの真っ直ぐには力があり、独特の縦割れの変化球も面白い。来夏までに、どのぐらいのスケールを身につけられるのか気になるところ。うまくゆけば、来年のドラフト候補にも入って来られるかもしれない。

菅井 颯 (日大山形3年)投手 184/79 右/左
遠藤 海星(日大山形2年)右翼 176/76 右/右

三宅 一誠(おかやま山陽2年)投手 183/85 右/右
三浦 尊神(おかやま山陽2年)投手 185/77 右/右

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