東南西北
プロ野球ドラフトサイト「迷スカウト」の管理人・蔵建て男が、日本中を駆け巡り本音でトーク!
7月18日(水) 観戦レポート
今朝は、栃木大会の映像を送ってもらったので早速拝見。そこには、高校NO.1の呼び声もある 益子 京右(青藍泰斗3年)捕手の試合が収められていた。ミットをしっかり投手に示し、グラブを地面に下げるようなことはない。キャッチングの際のボールの押し込みは弱い気がするが、ワンバウンドするような球に対しては下からミットが出て、素早く反応できていた。投手に素早く返球して、リズムを作ろうという意識も感じられる。

特別きめ細やかさや捕手センスを感じさせる選手ではないが、最大の売りは塁間1.7秒台で到達するという圧倒的なスローイング能力にある。しかしこの試合では、盗塁の際にボールを握り直し、腕も横から盗塁を許してしまった。試合中は、一塁に隙あらば送球を投げ込み強肩ぶりを印象づけていたが。4番を担う打撃でもノーヒットであったので、もう少し他の試合も見て判断できればと思っている。強肩・強打の捕手として、プロ側の関心は想像以上に高そうな選手だった。これから、どんどんクローズアップされてゆく存在かもしれない。

都市対抗では、ドラフト候補の 大貫 晋一(24歳・新日鉄住金鹿島)右腕が先発。オーソドックスな右上手投げから、常時140キロ前後~中盤の球を投げ込んでくる。ドラフト候補としては平凡な球速ではあるが、ボールにキレがあって球速の割に空振りが奪える。変化球もスライダー・ツーシーム・スプリット・カーブなど多彩で、相手に的を絞らせない投球で好投。ドラフト指名となるとボーダーレベルではあるが、大舞台での好投を各球団どう評価するのか注目される。

第二試合では、スポニチ大会でも気になった 岩本 喜照(23歳・日本新薬)右腕が登場。こちらはコンスタントに145キロ前後のスピードボールが自慢で、たまに指にかかった時には凄いボールを放る。別の言い方をすれば、普段は球速ほどの勢いや威力は感じられず良い球と悪い球との差が激しい。曲がりながら沈む独特のスライダーとチェンジアップを織り交ぜた投球だが、コントロールがアバウトでまだまだ完成度は低い。春先は夏まで追いかけてみたいと評価したが、今日みた感じでは今年のプロ入りは厳しいかなという印象を受けた。プロ入りするのには、もう一皮むけたい。

秋田大会では、東北地区屈指のポテンシャル・山口 航輝(明桜3年)が登場。昨年の秋田予選決勝で痛めた肩が完全には完治しておらず、投手としては130キロ程度なのだとか。この試合でも登板はせずに、4番打者として打力に期待が集まった。早速第一打席に、変化球をレフトスタンドへ。体幹の強さを生かした、長打力を披露。その後試合は接戦にもつれ込んだが、またも山口のタイムリーで辛くも勝利した。確かに当たれば飛ぶのだろうが、スイングのキレに欠け、当て勘はもう一つ。特に足や守備で魅了するタイプではないだけに、打者山口は上のレベルではどうだろうか? やはりこの選手は、投手としての才能を推したいのだが・・・。果たしてどの段階で、完全復活できるのかは今のところ未知数だ。

また最後は、北埼玉大会に 世代屈指のスラッガーである 野村 佑希(花咲徳栄3年)が出場。この夏はエースナンバーをつけており、この日も投手として登場。投手として140キロ台の力強いボールを投げ込んでこられる選手だが、将来性は断然野手。しかしマウンドに上がった日は、打てないのが課題なのだという。この日は、三遊間を破るヒットは放ったものの、それ以外は音無し。世代屈指の強打者にしては、物足りなかったことはいなめない。個人的には、あまりミート能力が高くないので、当たれば抜群の飛距離は認めるものの、高く評価はしていない。しかしドラフトでは2位前後での指名が予想される右のスラッガーで、甲子園で活躍すれば1位の12名のなかに入ってきても不思議ではない。今後の試合で、その能力を見極めてゆきたい。

この日確認した選手で、指名が確実だと言えるのは 野村佑希(花咲徳栄)ぐらいで、あとはまだ今後のアピール次第といった流動的な印象を受けた。今後チェックする機会があれば、さらに踏みこんで考えてゆきたい。

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2018年 大学選手権二日目・東京ドーム・第三・四試合 & 白鴎大レポート

大会二日目東京ドーム・第三試合 宮崎産業経営大 VS 創価大

創価大の先発・杉山 晃基(盛岡大付出身3年)右腕は、来年の有力な1位候補。惚れ惚れするようなフォームから繰り出す、145~150キロ強の速球の球威・球速は一級品。変化球は、スライダーとのコンビネーションで、たまにフォークを交える程度。それほど、深味のあるピッチングをするわけではない。それでも抑えてしまうほど、ボールの威力は大学生では抜けた存在。立ち上がりボールが高く甘かったりしたが、徐々にイニングが進むにつれ低めに集まってきた。春のリーグ戦の成績も申し分なかったのだが、初戦で破れたのもあり全日本メンバーに招集されなかったのも、彼の将来を考えると消耗せずに済んだという見方もできる。もう少し球種を増やしたいとか、細かい制球力がとか注文はあるが、来年の目玉的存在なのは確かだろう。

宮崎産業経営大の先発は 杉尾 剛史(宮崎日大出身3年)右腕は、小柄な体格ながらコンスタントに140キロ台~中盤を記録する好投手。カーブ・スライダー・ツーシーム系の球を織り交ぜ、試合を作ってくる。絶対的なボールがあるわけではないが、コントロール・マウンド捌きも安定していて、容易に相手につけ入る隙を与えない。来年のドラフト候補かと言われると微妙だが、全国レベルの総合力があるのは間違いないだろう。社会人に進んでも、一年目から主戦で活躍できそうな実力の持ち主だった。

杉山 晃基(創価大3年)投手 180/77 右/右

杉尾 剛史(宮崎産業教育大3年)投手 172/80 右/右

大会二日目東京ドーム・第四試合 立命館大 VS 国際武道大

立命館大は、今大会二度目の登場ということで、武道大の選手達を。先発は、平川 裕太(東海大浦安出身4年)右腕。171/72 と上背はないが、指差でしっかりボールが切れるリリースから140キロ台~中盤を記録。また左打者を揃えた立命館打線にも、内角に速球やスライダーで攻めつつ、外角にチェンジアップで仕留めるという投球スタイル。結局9回を投げて、2安打・2四死球・11奪三振・完封で勝利した。

投球術もプロ級であり、変化球・コントロールも安定。スケールはないが、小川 泰弘(創価大-ヤクルト2位)のような、1年目からプロでも、開幕ローテーションに入って来られる可能性すら感じさせる。5位ぐらいで獲れるのならば、オイシイ指名になるかもしれない。全日本選考会・平塚合宿にも追加招集されており、生で観てどんな風に見えるのか確認してみたい。

高校時代から、世代屈指の強打者として活躍してきた 勝俣 翔貴(東海大菅生出身3年)三塁手も健在。けして長距離打者ではないが、勝負強さとパンチ力兼ね備えた強打者で鋭い打球を連発した。高校時代は外野手だったが、大学進学後は三塁手として活躍。けして上手い三塁手ではないが、及第点レベルの動きは魅せている。走塁は、相変わらず左打席から4.35秒前後と今一つで、走力には大きく望めない。プロの三塁手としてイケると判断されるならば、確実性の高い中距離・ポイントゲッターとして一定の評価を来年はされそうだ。

他の選手に関しては、別の試合を確認次第、ここで追加レポートをしてみたい。

平川 裕太(国際武道大4年)投手 175/68 右/右
勝俣 翔貴(国際武道大3年)三塁 177/78 右/左

大会3日目神宮球場・第一試合 中京大 VS 白鴎大

中京大は2度目の登場なので、初登場となった白鴎大の選手たちを。白鴎大で目立っていたのは、1番打者の 金子 莉久(国学院栃木出身3年)中堅手の快速ぶり。左打席から塁間3.75秒前後の快速は、プロに混ぜてもトップクラスのはず。セーフティバントで出塁すれば、マークされていてもあっさり盗塁を決めてしまうアマ屈指のスピードスター。脚力だけでなく、守備範囲の広い中堅守備も一級品。リーグ戦では.404厘で首位打者を獲得するなど、 ただ足が速いだけの選手ではない。しいて言えば、あまり肩が強そうではないところだろうか。身体は小さいが、来年のドラフト候補として追いかけてみたい。

また2番手で登板した・中村 伊吹(星琳出身3年)左腕は、コンスタントに140キロ台~中盤を刻んでくる力投派サウスポー。投球の多くは、勢いのある真っ直ぐで押してくるスタイル。しかし左打者にはスライダーを、右打者にはチェンジアップを織り交ぜ、変化球も低めで変化するので効果的で空振りが誘える。特に見分けの難しいチェンジアップは、上のレベルでも通用する球種。現状は投球の幅が狭そうなのは気になるものの、来年の有力なドラフト候補として注目される存在ではないのだろうか。

また最後の打者に登場した・大関 竜登(真岡工出身2年)右腕も、140キロ台中盤を連発する速球派。この選手は、続く東北福祉大戦でもリリーフで投げているので、その試合の模様を確認できた、ここに追加して詳細を書き込んでゆきたい。いずれにしても、将来が楽しみな速球派だった。

金子 莉久(白鴎大3年)中堅 168/62 右/左
中村 伊吹(白鴎大3年)投手 180/72 左/左
大関 竜登(白鴎大2年)投手 183/78 右/右

また大会3日目に初登場となった、慶応と東洋大は、今春のリーグ戦レポート何度か書いているので割愛させて頂きたいと思う。大学選手権のレポートは、今回で全校出揃ったということで最後に。ここまで取り上げていない選手は、今後別の試合でチェックしたら、ここでのレポートに追加する形でフォローして行きたいと思っております。

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2018年 大学選手権二日目・東京ドーム・第一・ニ試合

大会二日目・東京ドーム第一試合 東北福祉大 VS 広島大

福祉大の先発・山野 太一(高川学園出身2年)左腕は、正統派のサウスポー。球速は135~140キロ台前半のボールが多く、昨年の大会よりも5キロ~10キロ程度遅くなっていたのは正直気になった。この辺は、肩を痛めた影響がやはりあるのだろうという気はする。それでもカーブ・スライダー・チェンジアップを織り交ぜ、投球を組み立ててくる。昨年感じた勢いやキレが鈍っていたことは気になるが、今はとりあえずある程度投げられるまでに回復したということを喜ぶべきか? それでも2年後の、有力なドラフト候補であるのにはかわりない。

一方、広島大の先発・中田 朋輝(宇部出身4年)右腕は、腕の軌道があまりキレイでないのと、球離れの早いフォームが気になった。それでもコンスタントに140キロ台~中盤ぐらいの球速を刻み、スライダーや特に縦の変化を多く織り交ぜて来るピッチングスタイル。しかしそれほど細かいコントロールや投球術はないので、甘い球を全国レベルの福祉大打線に捉えられてしまっていた。国立大の選手だけに、今後野球を続けるのかは不明だが、しっかりした環境や指導者の元野球を続けたら、どのようになるのか興味は惹かれる。

東北福祉大の二番手・椋木 蓮(高川学園出身1年)右腕は、スラッとした体型が目を惹く好投手。球速は130キロ台後半~140キロ台前半ぐらいと驚くほどではなかったが、質の好い真っ直ぐとスライダーのコンビネーションで将来楽しみな投手がまた一人出てきた印象。投球の幅を広げつつ成長してゆけば、卒業する頃には上位指名も意識できる存在になっているかもしれない。

広島大の2番手・本田 昂大(刈谷出身3年)右腕も想像以上の速球派だった。身体から絞り出すように投げるフォームながら、常時145キロ前後を連発するなど指にかかったストレートは、先発の中田投手以上のものがあった。強烈な縦の変化もあり、素材としての余力は感じないが、純粋に好い投手だと思う。来年度の、中国地区を代表する投手として覚えておいて損はなさそうだ。

また福祉大の3番手で登板した 藤川 昴蓮(京都外大西出身4年)右腕は、個人的に今大会一番観たかった投手。小さめのテイクバックから140キロ台後半速球を連発。腕の下がったスリークオーター故に、少々ボールはシュート回転したり抜け気味だった。しかしそのボールの勢い・球威は確かで、逸材揃いの福祉大の中でボール力は頭一つ抜けたものを持っている。福祉大の先輩である 佐藤 優(中日2位)の大学時代よりも、ストレートの威力・勢いは上ではないかと思えるほど。投球が単調なだけに先発となると苦しいが、短いイニングならば力で押し切れるぐらいの魅力があるのではないのだろうか。個人的には、リリーフ候補としてマークしたい一人。

野手では、元山 飛優(佐久長聖出身2年)遊撃手は、一歩目の反応が鋭い。捕ってから投げるまでの流れもよく、肩も基準以上。今春のリーグ戦では、首位打者・打点王・ベストナインを獲得し、この試合でも鋭い打球を連発していた。2年後の、上位指名候補だと期待させるだけのものがある大型ショートだ。

山野 太一(東北福祉大2年)投手 170/70 左/左
椋木 蓮 (東北福祉大1年)投手 179/71 右/右
藤川 昂蓮(東北福祉大4年)投手 183/83 右/右
元山 飛優(東北福祉大2年)遊撃 180/73 右/左 

中田 朋輝(広島大4年)投手 184/83 右/右
本田 昂大(広島大3年)投手 178/74 右/右

大会二日目・東京ドーム第ニ試合 福岡大 VS 福井工大

福岡大の先発・秋山 遼太郎(田川出身4年)左腕は、左のスリークォーター。球速こそ130キロ台中盤ぐらいだが、フォームに勢いがあって打者は遥かに速く感じているのではないのだろうか。特に右打者内角を厳しく突きつつ、外角にシュート系の球を使って左右の揺さぶりが身上。変化球は、他にスライダーを織り交ぜてきて安定している。プロ云々というタイプではないのだが、社会人の関係者ならばぜひチームに加わえてみたいと思うタイプ。ドラフト云々を抜きしてみれば、九州の大学球界を代表する好投手の一人だろう。もしプロを目指すのならば、今のピッチングスタイルを維持しながら、全体の球速を常時5キロ速くし球威も増すことではないのだろうか。

福井工大の先発・斉藤 隼大(三重出身2年)右腕は、オーソドックスな好投手。球速は135~後半ぐらいと平凡だが、コントロールミスが少なく、スライダー・フォークなどを織り交ぜ投球を組み立ててくる。特に縦の変化が大きな武器で、今後ストレートがワンランク・ツーランク上がってっくと印象もグッと変わってくるだろう。2年後までに、スケールを増して行けるのかどうかに懸かっている。

打者では、福井工大の芳野 了哉(日本航空石川出身4年)三塁手は、安定した三塁守備とパワフルな打撃が自慢の4番打者。この試合でも、右方向にツーベースを放って存在感を示した。福岡大では、7番打者ながらフルスイングで目立っていた 井上 絢登(久留米商出身・1年)右翼手が、レフト方向への長打で力のあるところを魅せた。今後「久留米商のギータ」jから「福岡大のギータ」になりえるのか気になるところ。

秋山遼太郎(福岡大4年)投手 168/74 左/左
井上 絢登(福岡大1年)右翼 178/80 右/左

斉藤 隼太(福井工大2年)投手 178/76 右/右
芳野 了哉(福井工大4年)三塁 182/82 右/右

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2018年 大学選手権二日目・神宮球場・第三・四試合

大会二日目神宮球場・第三試合 京都学園大 VS 日大国際関係学部

日大国際関係学部の先発・続木 悠登(横浜商大高出身4年)右腕は、オーソドックスな好投手。キレイなフォームと回転のボールを投げる投手で、130キロ台後半~140キロ台中盤まで記録していた。昨年までは、あと一歩球威・球速に物足りないものがあった。しかしこの試合を見る限り、そういった違和感はだいぶ薄れつつある。カーブ・スライダー・フォークなどの変化球も、身体の近くで曲がる実戦的なもの。こういった球を織り交ぜて、ピッチングを続けてくる。まだ大卒プロという絶対的なものは感じられないが、社会人などで総合力がさらに引き上げられるようになると、2年後にはプロを視野に入れられるようになってくるだろう。

日大国際関係は、二番手にもうひとりエース・小澤 拓馬(日大三島出身4年)右腕が登場。続木が正統派の投手ならば、こちらはガッチリした馬力型。球速は130キロ台後半~140キロ台中盤と続木とさほど変わらないが、続木の方が回転が好いボールで空振りがとれる反面、小澤は球威があって詰まらせる球質。変化球はスライダー・縦の変化などがあるが、少し縦の変化が早すぎて見極められやすいのが気になる。大学からプロという絶対的なものはないが、社会人で2年後を目指して欲しい内容だった。しいて言えば、もう少し身体のキレも重視して欲しい。弟は、小澤 怜史(ソフトバンク)であり、兄弟プロが実現する日を楽しみにしている。

京都学園大の先発は、川瀬 航作(米子松蔭出身4年)右腕。足を大きく引き上げて腕も遠回り出てくる感じの、独特のフォームをしているサイドハンド。球速は140キロ前後と驚くほどではないのだが、足が結構タイミングを取るのに邪魔で、ボールも荒れ球で的が絞りにくい。それでいて身体近くで小さく曲がるスライダーのキレがあり、高速で小さく沈むスプリットも厄介。大学からプロといったタイプでないと思うが、打者としては嫌な投手なのではないのだろうか。社会人などで、さらに球威・球速が増して来ると面白い存在になりそうだが、ひょっとしたらこの嫌らしさを高く買う球団があってもおかしくはない。

また川瀬の投球を支えるのが、橋本 昴稀(地球環境出身4年)捕手の存在。ミットに吸い込まれるようなキャッチングができる選手であり、ワンバウンド処理もミットが素早く下から出るなどキャッチングはピカイチ。スローイングも1.9秒前後でも、捕ってから投げるまでの動作に無駄なく、正確に走者の滑り込んでくるところに投げ込んでくる。バッティングは8番打者ではあるが、ライト前にきっち打ち返すなど、けして打てない選手ではない。ディフェンスだけで言えば、今年の大学生捕手の中でも、屈指の力量ではないのだろうか。そういった部分を評価して、指名して来る球団があるかもしれない。

続木 悠登(日大国際関係4年)投手 180/80 右/右
小澤 拓馬(日大国際関係4年)投手 174/93 右/右

川瀬 航作(京都学園大4年)投手 182/84 右/右
橋本 昴稀(京都学園大4年)捕手 175/73 右/右

大会二日目・神宮球場第四試合 日本文理大 VS 苫小牧駒沢大

苫小牧駒沢大の先発は、駒大を中退し苫小牧駒沢大に再入学した 伊藤 大海(駒大苫小牧出身2年)右腕。今春のリーグ戦では、52イニングで97奪三振という、驚異的な奪三振数を誇っていた。コンスタントに140キロ台後半~150キロ台前半を記録する速球は、さほど球威はないもののボールの勢いと回転の良さが光る空振りの奪える球質。キレのある縦横二種類を武器に、たまにカーブやフォークなどの沈む球も投げてくる。元々好投手タイプだっただけに、コントロールなどに不安がなく、マウンド捌きも悪くない。順調にゆけば、2年後の有力な1位候補に入ってくるのではないのだろうか。それでもこの速球に対し、文理大打線が思いのほか空振りしないのにも驚いた。

日本文理大では、下級生の頃から140キロ台中盤を記録していた 鶴永 竜治(川内出身4年)右腕が140キロ前後の速球を披露。しかしほとんど速球で押すピッチングも、コントロールにバラツキが目立った。また昨年から比べても、目に見えた成長は見られず残念。現状は、ドラフト候補というよりも社会人タイプなのだろう。

また最後に投げた 清松 紳也(龍谷出身4年)左腕は、球速は130キロ台中盤~140キロ台前半ぐらいと平凡。むしろ左打者の遠くに逃げてゆくスライダーや右打者の外角に沈むチェンジアップなどの変化球の方が目立っていた。文理の先輩でドラフト候補の 坂本 光士郎(新日鉄広畑)左腕の大学時代と比べると、ストレートでは坂本投手、まとまりや変化球はこの清松の方があるような気がする。社会人などでストレートに磨きがかかってくれば、まとまりのある左腕だけにプロへの可能性が出てくるかもしれない。

伊藤 大海(苫小牧駒沢大2年)投手 175/80 右/左

鶴永 竜治(日本文理大4年)投手 179/73 右/右
清松 紳也(日本文理大4年)投手 172/75 左/左

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2018年春 東都リーグレポート3
開幕週に引き続き、東都リーグ中継を元に気になった選手について取り上げたいと思います。特に今回は、開幕週に登場しなかった亜細亜大と国学院大の選手たちを中心に。

中央大 VS 亜大

亜細亜大の先発・中村 稔弥(清峰出身・4年)左腕は、秋の防御率1位にも輝いたように実績充分。球速こそ135~142キロぐらいと平凡なものの、小さめなテイクバックから出処が見難く打者はワンテンポ差し込まれる。思った以上に速球中心の配球で、左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップとのコンビネーションで投球を組み立てる。それほど細かいコントロールはなく、微妙な駆け引きをするといったほどでもないまま、のらりくらりとイニングを食うタイプ。特に左投手の割には左打者を苦手としている印象で、左腕の有り難みは薄い。大崩れしない先発タイプなものの、大学からプロとなると決め手に欠けるきらいがあり、各球団どう評価するだろうか? あくまでも、指名ボーダーラインの投手だとみている。秋のシーズンも含めてプロでの可能性を見極めてゆきたいが、本人はプロ志向が強いのだという。

今日圧巻だったのは、亜大の4番・頓宮 裕真(岡山理大付出身・4年)一塁手。本職の捕手での出場ではなかったが、当たったときの飛距離は圧巻の選手。そんな打撃が今日も爆発し、二打席目には速球を、三打席目にはスライダーをうまく拾って共にレフトスタンドに叩き込んだ。多少脆い部分はあるものの、パワーはプロでも一級品。また捕手としても強肩ではあるので、緊急時の捕手という第三の捕手的な役割は期待できそうだ。いずれにしても捕手としてプロに入団しても、打撃を生かしてコンバートされそうといったタイプではあるのだが。起用の幅が狭いところを各球団どうみるかではないのだろうか?シーズン通してどのぐらいの成績を残すのか注目されるが、東都に久々に現れたスラッガーだとスカウト達の注目を集めていた。

中央では開幕週に打たれたエース・伊藤 優輔(都立小山台出身・4年)右腕が、2回までは素晴らしいピッチングを披露。開幕週のような力みは感じられず、コンスタントに145キロ前後を記録し、MAXでは149キロまで到達した。決め球も右打者外角に逃げるスライダーや、フォークのような縦の変化球もあり快調だった。しかし3回に四球を出すと、一気に崩れ大量失点。またも、結果を残すことができなかった。この選手はなんとなく、社会人を経て2年後あたりに上位指名されそうなタイプといった感じがするのだが・・・。

中村 稔弥(亜細亜大4年)投手 178/84 左/左
頓宮 裕真(亜細亜大4年)捕手 182/98 右/右

伊藤 優輔(中央大4年)投手 179/80 右/右

駒沢大 VS 国学院大

国学院の先発・清水 昇(帝京出身・4年)右腕は、絵に描いたような本格派。球速はコンスタントに140キロ台を記録し、MAXで146キロを記録。リリーフならば、150キロ級を投げられる能力を持っている。変化球もカーブ・スライダー・フォークなど一通りあり、とくに悪いところもなければ、特筆すべきところもないといったバランス型。イメージ的には同姓の ロッテなどで活躍した 清水 直行 的な投手だろうか。大学からのドラフト指名は濃厚で、中位ぐらいでの指名があっても不思議ではない。何か、自分の特徴や色を出して行きたい。

駒大では、捕手の 長 壱成(智弁和歌山出身・4年)捕手が、攻守にバランスが取れている。大学からプロといった匂いはあまりして来ないのだが、強豪社会人でも野球を続けて行ける素材だろう。東都の4年生捕手の中では、一番の実力者ではないのだろうか。

清水 昇(国学大4年)投手 180/80 右/右

長 壱成(駒沢大4年)捕手 181/76 右/右

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