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都市対抗西東京予選レポート

9/14~16日の3日間にかけて、都市対抗の西関東代表決定戦が行われた。そこで何人か、ドラフト指名を意識できる有力選手が出場していたのでレポートしてみたい。

藤井 聖(24歳・ENEOS)左腕は、上位候補が噂される社会人を代表する左腕。肘痛などもあり調整が遅れ、3月に行われる予定だった東京スポニチ大会には間に合わないとの話だった。しかしコロナで大会が中止になり、今回の都市対抗予選では初日から先発のマウンドにあがるまでに回復してきた。

この試合では、コンスタントに145キロ前後の真っ直ぐを投げ込み、最速で147キロを記録するなど元来のボールの勢いを取り戻していた。元々コントロールに危うさのある投手で、今回も立ち上がりから不安定な内容。それでも回が進むにつれ制球・テンポも安定しはじめた。変化球も、スライダー・チェンジアップ・カットボール・ツーシームと多彩で、絶対的な球種はなくても、総合力で勝負できる内容。強豪・東芝相手に、6回1/3イニングを被安打2・3四死球・2奪三振・無失点に抑えるなど粘りの投球を魅せた。本戦前にドラフトを迎えてしまうので、公式戦での大きなアピールはこれが最後となる。この試合の投球を見る限りは、立ち上がりの不安定さも残り1位となると、ちょっと怖いかなと。それでも評価的には、左腕がどうしても欲しい球団が2位~3位あたりで狙ってくるのではないのだろうか。

もうひとり西東京地区で注目だったのが、伊藤 優輔(23歳・MHPS)右腕。都立小山台・中央大と注目されてきた本格派だったが、指名されるまでには至らないでここまできた。球速は、コンスタントに140キロ台後半~MAXで151キロを記録するまでにパワーアップ。大学時代に比べて、明らかにワンランク迫力を増しているのは間違いない。変化球は、140キロ前後のカットボールとスプリットといった高速で小さく変化するボール。気になるのは、ボールが高めに抜けるなど制御しきれない制球力にある。制球に苦しむも粘り強く立て直した藤井に比べると、こちらは修正できずに降板。ボールの威力は上位クラスだが、即戦力が求められる大卒・社会人としては心もとない。ボールの力を考えると3位前後ぐらいには見えるのだが、いかんせん制球力などのまとまりなどを考えるとどうだろうか? ドラフト前の公式戦はこれが最後になりそうだが、練習試合などでいかにもっと違う部分を魅せらているかに左右されそうだ。元々はまとまりのある好投手タイプだっただけに、もう少し制球面などの問題は良さそうな気はするのだが。しかし昨年も42イニングで25四死球とかなり四死球率は高く、それでも防御率2.57で抑えるタイプではあるのだが・・・。かなり、評価の別れる選手となりそうだ。

この代表決定戦で、攻守に躍動していたのが、小豆澤 誠(25歳・ENEOS)二塁手。上武大時代は、4年春に首位打者を獲得したりしてはいたものの、「守備の人」というイメージが強かった。昨年もENEOSにおいて、不動のレギュラーという感じではなく、都市対抗予選などではスタメンで出ていなかった。それでもチームでは、打率.393厘を残し首位打者。そして3年目の今年は、3番・二塁手として大事な試合を任されている。

体つきがゴツくガッチリしており、流した打球でもフェンス直撃であわや本塁打という大きな当たりを反対方向に飛ばせるまでにパワーアップ。大会でも勝負どころで活躍し、守備でも二塁手として躍動した。今の充実ぶりならば、即戦力として一年目からプロでも活躍できるのではないかといった内容。元々好守の遊撃手だっただけに、ユーティリティプレーヤとして重宝されそうだ。ドラフトでも、4位前後ぐらいの指名があっても不思議ではない。ENEOSの先輩である 糸原 健斗(阪神5位)よりも、守れるという意味では高く評価されるかもしれない。ちなみに、走力に関しては平凡といった印象がある。

この3人に関しては、ドラフト会議でも有力な指名候補として、各球団マークしているのではないのだろうか。

藤井 聖 (24歳・ENEOS)投手 176/80 左/左
小豆澤 誠(25歳・ENEOS)二塁 170/75 右/左

伊藤 優輔(23歳・MHPS)投手 178/77 右/右

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ジャンル : スポーツ

最近気になった選手たち1

最近気になったドラフト候補について、掻い摘んでレポートして行きます。都市対抗東北予選に登場した 小木田 敦也(22歳・TDK)右腕が、圧巻の投球を披露しました。18年度の都市対抗では、150キロの速球を投げ込むなど真っすぐが魅力のリリーフタイプでした。昨年は解禁の年だったので気にしていましたが、関東に遠征してきた時にENEOSグランドを見たのを最後に、その後は全く確認できず。右肩の調子が思わしくなく、ドラフト戦線から脱落して行きました。

4年目を迎えた今年は、都市対抗予選でも先発のマウンドに上がります。けして無理をしなくても、安定して150キロ前後を投げられるまでになり、MAXで152キロを記録。変化球は、曲がりしながら沈むスライダーで空振りを奪え、あとは時々カットボールのような球も見られます。逆に以前投げていた、カーブやチェンジアップ系の球は良くわかりませんでした。ポンポンとテンポ良く投げ込み、ニコニコと表情豊かに投げこむ投球スタイル。以前と同じく高めに抜ける球もあるのですが、四死球を出さずに踏ん張れていました。まだ多少危ういところが見受けられるのと、173/79 と上背の体格などを考えると1位とまではゆかないと思います。しかし1位を野手や高校生投手などにした球団が、2位や3位あたりで狙うには面白い存在ではないのでしょうか。

この小木田と良く似た感じの投手なのが、森 博人(日体大4年)右腕。開幕週では、大田Sのガンの厳しさもあったものの130キロ台後半~MAXで146キロ程度とやや物足りない球速でした。しかし大一番となる東海大戦では、コンスタントに先発でも145キロ前後~MAXで152キロを記録するなど、さすがの投球。変化球は、カットボール・ツーシームを織り交ぜつつ、たまにスライダーや何かスプリット気味の球も持っているようにも見えます。以前は力んで投げる力投派のイメージがあったが、ゆったりとした入りで余力を感じさせる内容に。それほど細かいコントロールがあるわけではないものの、四死球で自滅するといった危うさは感じられません。そういった意味では、ハズレ1位~2位の間には指名されるかなといった内容でした。こちらも抽選で破れたチーム、1位指名を野手でいった球団や高校生投手を1位にしたチームあたりが、その次に狙う層に入ってきそう。

開幕週で大田のスピードガンで151キロを記録し驚かされた新星 奈良木 陸(筑波大4年)右腕が、センターカメラからの映像で確認。この日もコンスタントに145~150キロ級のボールを投げ込むも、安定感のあるフォームで落ち着いたマウンドさばき。140キロ近くで変化するカットボール・スプリットなどを織り交ぜていた。特にスプリットは有効であり、この球は上のレベルでも通用しそう。NPBの打者相手だと、ストレートで仕留めきれるほどのレベルにはまだ無さそうだが、充分にドラフト指名を意識できる素材だと再認識させられた。中位~下位など、本会議中での指名があっても不思議ではない。

前回故障から復活登板した 小郷 賢人(東海大4年)右腕も、この日も140キロ台後半~MAXで151キロを記録。相変わらず力んで投げるフォークではあるが、縦スラだかフォークの縦の変化球は健在で空振りが取れる球があるのは強味。コントロールの粗っぽさも、球速が多少大人しくなったぶん、制御できるようになってきている。奈良木との違いは、プロでも空振りを誘える決め球があるということ。ドラフトでも3位前後ぐらいには、位置づけられるのではないのだろうか。以前のような150キロ台中盤とまではゆかないが、適度なまとまりも出てきているので、リリーフが欲しい球団にとっては魅力を感じる素材ではないのだろうか。

少々粗っぽい素材型左腕だが、坂巻 拳(23歳・三菱自動車岡崎)左腕も有力な指名候補ではないのだろうか。左腕からコンスタントに140キロ台後半を記録できるスピード能力があり、スライダー・チェンジアップなどを交えてくる。チームでの信頼度がそれほど高くはなく、リリーフで試合途中にちょろっと出てくる感じではあるが、プロならば放ってはおかない素材だろう。会社側の許可が出れば、下位指名あたりで指名があっても不思議ではない。位置づけ的には、永野 将司(HONDA-ロッテ6位)の時に似ている印象を受けた。

小木田敦也(22歳・TDK)投手      173/78 右/右
森  博人(日体大4年)投手       177/80 右/右
奈良木 陸(筑波大4年)投手       182/92 右/右
小郷 賢人(東海大4年)投手       180/80 右/右
坂巻 拳 (23歳・三菱自動車岡崎)投手 187/88 左/左

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2020年秋 首都リーグレポート1


森 博人(日体大4年)右腕は、全身を使って投げこむ力投派でリリーフならば150キロ台を連発できる能力がある。しかしこの秋は、先発での起用。そのため常時130キロ台後半~MAXで146キロ程度と際立つ球速ではなかった。130キロ台のボールが、カットボールだとかツーシームだとか微妙に動かしているのかはよくわからないが、わかりやすい変化球はスライダーぐらい。先発だと力まずに落ち着いて投げているので、制球の粗っぽさは薄れ、投球には余力も感じられる。元々体格に恵まれた上に、それほど細かい投球ができるタイプではない。それだけに上位指名といったほどの魅力があるかと言われると、個人的にはちょっと懐疑的な見方をしている。ドラフトでは、リリーフでの起用を想定して3位前後の評価に留まるのではないかとみている。

プロ志望届を出している 根岸 涼(桜美林大4年)右腕は、リリーフで登場。全身を使って投げ込んでくる力投派で、150キロを超える速球が武器。しかし大田Sの厳しいスピードガンの影響か? 力を入れて投げても常時140~145キロ程度と、勢いは感じさせるものの東海大打線を力で抑え込めるほどではなかった。スライダー・フォークなどを織り交ぜた投球だが、コントロールもアバウトで指名となるとボーダーレベルかと。他の試合も観てみたいが、昨年から大きく変わった感じはしなかった。

同じくプロ志望届けを出している 松葉 行人(桜美林大4年)右腕は、140キロ前後の球速でコーナーを突いて来る好投手タイプ。先発したものの東海大打線につかまり、4回を7安打・5失点と結果を残せなかった。いずれにしても、大学から直にNPB入りとなるとパンチ不足は否めない。

プロ志望届を提出している 加藤 三範(筑波大4年)左腕も、非常にオーソドックスなタイプで135~140キロぐらいでまとまったタイプ。平塚合宿で生で見たこともあるが、平塚ガのンでは147キロを記録していたものの、マイガンでは88マイル・142キロぐらいでインパクトを感じるタイプではなかった。チームのクローザーなどもやっていたが、速球派という感じのサウスポーではない。彼も指名となると、ちょっとインパクト不足な気がする。

そんな中、筑波のりリーバとして登板した・奈良木 陸(広島・府中出身・4年)右腕は、コンスタントに145~151キロを記録するなど、球速能力は際立っていた。表示ほどは速くは感じられなかったものの、各投手が大田のスピードガンの辛さで球速が出せていなかっただけに、この球速は価値があるだろう。変化球は、スライダーやスプリット気味に沈む球などがある。それほど荒れ荒れといった感じでもなく、無理して速い球を投げようという感じでもなかった。今後も、どんなピッチングをを魅せてくれるのか、ドラフトに向けて穴っぽい存在としてマークしたい。試合では、1イニングを1四球・無安打・無失点で切り抜けてみせた。

また故障から復帰となった 小郷 賢人(東海大4年)右腕も、コンスタントに140キロ台後半~MAXで150キロを記録。大田の厳しい球速表示を考えれば、平塚あたりならば常時150キロ台~中盤ぐらい記録しても不思議ではない数字だった。ボールにも力もあり、多少アバウトなところは相変わらずも縦スラの落差も健在だった。第二回戦でミスが連発して負け投手になったが、それほど悲観する内容ではなかった。ドラフトに向けて、上々の復帰となった。今後の内容次第ではあるが、中位(3位~5位)ぐらいは意識できる力の持ち主だろう。ボールの球威・球速、縦スラの威力は、今年の候補の中でも屈指のものがある選手なので。位置づけ的には、東妻 勇輔(ロッテ2位)の日体大時代に似た感じの気がする。

森  博人(日体大4年)投手  177/80 右/右
根岸 涼 (桜美林大4年)投手 177/70 右/右
松葉 行人(桜美林大4年)投手 177/70 右/左
加藤 三範(筑波大4年)投手  182/86 左/左
奈良木 陸(筑波大4年)投手  182/92 右/右
小郷 賢人(東海大4年)投手  180/80 右/右

今後もプロ志望届を提出した選手を中心に、他の試合でもチェックを続け、正確な能力を見極めてゆきたい。指名確実そうなのは、森(日体大)・小郷(東海大)の二人で、穴っぽいところでは 奈良木(筑波大)がこれからクローズアップされてゆくのではないのだろうか。

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2020年秋 東都リーグレポート3

秋の東都リーグレポートも、ここまで2回行ってきた。あと取り上げていないのは、立正大と駒沢大のニ校の選手たち。今回は、この2チームのドラフト候補を中心に、レポートを作成してみたい。

プロ志望届を提出した 倉田 希(立正大4年)右腕は、サイドハンドながら腕が横から出てくるというわけではない変則フォーム。球速は140キロ前後と際立つものはないものの、球速以上にビシッと来るしサイド特有のシュート回転する球も少ない。四死球で自滅するような危うさはない一方、これは!という武器がない。左打者の外角ボールゾーン~ストライクゾーンに入ってくる、バックドアのスライダーの精度が高いのが特徴。またシンカー系の球も持っているが、大卒プロとなるとちょっとパンチ不足は否めなかった。安定して、140キロ台中盤を連発できるぐらいまでに引き上げたい。

また 竹本 祐瑛(駒沢大4年)右腕は、オーソドックスな右の正統派。無理しなくても145キロ前後を刻め~速いときには140キロ台後半も叩き出す。186/94 の体格のせいなのか? 少しもっさりしている感じで全体にキレがないのが気になる。変化球は、スライダーやチェンジアップなどを織り交ぜてくるが、これはという決め球がない。ストレートの平均球速はNPBレベルではあるが、ドラフト指名となると決め手不足ではないかと。ここをいじれば良くなるという確信があれば、ボーダーレベルぐらいの選手なので何かしらの形で指名はされるかもしれないが。

この秋に、6試合ですでに4本塁打を放って急浮上してきたのが 若林 楽人(駒沢大4年)中堅手。払うようなスイングは、元キューバの至宝でDeNAでもプレーした・ユリエスキ・グリエル をちょっと彷彿させるところがある。元々対応力には課題があったが、右打席から4.2秒台(左打者換算で4.0秒台に相当)するような俊足で、ここまでの6試合で3盗塁と積極的に盗塁も仕掛けて来る。中堅手としても、守備範囲が広く打球への反応や落下点までの入りも悪くない。とくにダイビングキャッチを決めるなど、なかなかのガッツマン。肩もまずまず強く、身体能力の高いアスリート系。中継まへの返球が雑だったりと、積極的な反面粗っぽいプレースタイルといった印象はある。アスリート系で一発が魅力と言えば、先輩の 江越 大賀(阪神)にも似たタイプの選手かもしれない。真面目てで一度不調になると中々浮上して来なかった江越に比べると、マインド的には若林の方がプロ向きなのかもしれない。どういった位置づけになるかは積み上げてきたものが少ない選手だけに判断は難しいが、今の充実ぶりや高い身体能力に・右の強打者だということを加味すると、まず本会議で指名されるだろうなという気はする。まだあまり細かく見られていないが、昨年の 佐藤 直樹(JR西日本-ソフトバンク1位)もこんな感じだったので、需要と供給が一致したら、思わぬ順位で指名されるかもしれない。

打の急浮上選手が若林ならば、投の急浮上選手は 平内 龍太(亜細亜大4年)右腕ではないのだろうか。駒大戦では、リリーフでコンスタントに155キロ前後(MAX156キロ)を記録するなど、いま一番アマチュアで速い投手かもしれない。昨年でも140キロ台後半の速球には見るべきものはあったものの、明らかにワンランクボールの勢いを増してきた。スライダーやフォーク系の球もあるのだが、キレが平凡だったり手を出してもらえなかったりするところは、ちょっと気になる材料ではある。それでも、プロでも容易には捉えることが難しいレベルまでストレートが来ているので、ドラフトでも一躍上位候補の仲間入りをしてきたのではないのだろうか。個人的には、2・3位ぐらいなのかなと想定しているが、どうなるの興味深い。

倉田 希 (立正大4年)投手  181/81 右/右
竹本 祐瑛(駒沢大4年)投手  186/94 右/右
若林 楽人(駒沢大4年)中堅  177/74 右/右
平内 龍太(亜細亜大4年)投手 186/90 右/右

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都市対抗・東京都予選レポート1

参加8チームで、4つの出場枠を争う都市対抗・東京都予選が始まった。今回は、出場8チームが全て初戦を終えたので、その中で気になるドラフト候補を、何人かあげてみたい。

板野高校時代は、無名校ながらドラフト候補として注目されていた 森井 絃斗(21歳・セガサミー)右腕。右サイドハンドに近いスリークォーターで、常時140キロ~MAX149キロに到達。ボールは空振りを誘うというよりも、動くクセ球で非常に球威がある。そのため、打者を詰まらせるのが持ち味。特にストレートの他にも、微妙にズレるカットボール・ツーシーム的な回転を意図的に使いわけているようにも見える。他にも緩いカーブやシンカーなども交え、的を絞らせない。制球にアバウトなところがあり、無駄な四球や甘くなった球をヒットされることはあるものの、連打は喰らい難い。気がつけばイニングを食っていたというタイプで、まだまだ荒削りではあるものの、高卒3年目の若さを考えると、3位前後の指名は充分期待できそうだ。

JR東日本の初戦の先発は、伊藤 将司(24歳・国際武道大出身)左腕。175センチの中背のサウスポーで、130キロ台後半~MAXで144キロを記録するなど、打者の手元でしっかりキレて来る真っ直ぐで空振りを誘えていた。変化球も、カーブ・スライダー・チェンジアップ・カットボール・フォークなど多彩で、コントロールも良いサウスポー。気になるのはキレ型故に、タイミングが合うとスコーンと飛んで行ってしまう球威の無さだろうか? ゲームメイクできる先発型サウスポーということで、上位で即戦力左腕が思い通り獲得できなかった球団が狙ってくる可能性もある。こちらも、貴重な実力派左腕として3位前後での指名があっても不思議ではない。中位で獲得できそうな、即戦力候補と位置づけられるのではないのだろうか。

その他気になったのが、3年目の 西居 建陽(24歳・JR東日本)左腕。中部学院大出身で、腕を下げた左のサイドハンドに。185センチと長身で、腕が長く横の角度を活かしタイミングがとり難い。球速は130キロ台後半ぐらいだったものの、キレのあるスライダーも相まって、なかなか左打者殺しとしては面白い。ただし、この手のリリーフ・それも使い方が限定されやすい投手にしては、コントロールがアバウトなところをどう見るかではないのだろうか?

そういった意味では、同じ左サイドでも 飯島 海斗(24歳・NTT東日本)の方が面白いかもしれない。球速は130キロ前後と劣るものの、ボールにキレがあって球速の無さを感じさせない。ストライクをポンポンと先行できる制球力とテンポの良さがあり、ストレートと見分けが難しいスライダーにもスピード感があって有効。こちらは、球威・球速不足をどう見るかで、フォームとしては西居ほどは打ち難くは無さそう。ただしコントロールが良いので、安心して起用できる強味がある。

また同じNTT東日本の左腕では、注目の 佐々木 健(24歳・富士大出身)左腕がリリーフ登場。短いイニングで140キロ台後半を連発するなどスピード能力の高さを示していたものの、四死球を出すなどアバウトなところは相変わらず。ボールに力がある選手なので、プロではリリーフ向きなのかもしれない。それでもENEOSの 藤井 聖 と共に、今年解禁組の左腕の中では、社会人でも上位の存在。こちらも、4位前後ぐらいでの指名は充分に期待できるのではないかという指名濃厚レベルな投手。

その他では、東海大時代に面白いのではないかと注目した 平川 裕太(24歳・鷺宮製作所)右腕がリリーフで登場。手元でしっかり伸びる球は健在だったものの、140キロ前後~出てもMAXで中盤ぐらいといった感じで、リリーフで出てきた割には物足りない球速だったのは気になった。変化球も交えて実戦的なのは良いが、今のNPBレベルの投手に混ぜてしまうと、無理して獲得するほどかは悩んでしまう。リリーフ不足のチームが、即戦力で投手陣の厚みを増したいという球団が指名してきても不思議ではないが、東海大時代よりも良くなっているのかと言われると微妙な感じはした。他の試合もみて判断したいが、こちらは指名確実とは言えないのではないのだろうか。

今回は簡単に、初戦で登板した投手達を紹介。2戦目以降で登板した気になった投手や、野手に関しては次回のレポートでまた取り上げられたらと考えている。

森井 絃斗(21歳・セガサミー)投手 184/94 右/右
伊藤 将司(24歳・JR東日本)投手  177/82 左/左
西居 建陽(24歳・JR東日本)投手  185/76 左/左
飯島 海斗(24歳・NTT東日本)投手 185/80 左/左
佐々木 健(24歳・富士大出身)投手 179/85 左/左
平川 裕太(24歳・鷺宮製作所)投手 172/75 右/右

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