2009年度 初観戦!
2009/02/28|Category:観戦記
皆様はじめまして「東南西北(とーなんしゃーぺぃ)」の管理人・蔵建て男(くらたてお)です。
私は、プロ野球ドラフト会議を意識したアマチュア野球情報サイト「迷スカウト」と言うページの管理人です。今回は、新たなブログを設け、私の一年間の活動の詳細を、この中でご紹介してゆきたいと考えております。
さて来る2009年度、初のアマチュア野球観戦に行ってきました。今年もまた、11月に行われるドラフト会議に向けて、一年間の活動をスタートさせます。
本当は、昨日行われるはずだった 青山学院大VS中央学院大 の試合が、今年の観戦始めの予定でしたが、雨のために今日までズレ込んでしまいました。今年の観戦は、三菱重工横浜VS国士舘大学との試合でスタートです。
特にドラフト候補としてマークしていた選手がいたわけではないのですが、自宅からほど近いところにあるグランドでして、目慣らしの意味もあって観戦してきました。そこで気になった選手を、簡単にご紹介致します。
土屋 勇介(国士舘大 新4年)投手 188/82 右/右 (熊本工出身)
とにかく 「でかい!」 これが第一印象です。長身でガッチリした体格から、重い球を投げ込んで来ます。家に帰ってわかったのですが、この投手「野球小僧」のリストにも、名前が掲載されている投手でした。
熊本工時代は、でかいのですが球速が130キロぐらいで、低めに丹念に集めて打たせてとるタイプだったと記憶しております。ただ今は、球速こそ130~後半程度なのですが、球威のある速球でグイグイ押すピッチングスタイル。変化球は、どうもワンバウンドするような縦のスライダーか何か、落ちる系の球を投げ込んでおりました。
今年大学4年の最上級生になる投手なのですが、完全にまだ素材型で、制球力・マウンド捌き・変化球などは、未完成な選手です。今日のMAXは、私のスピードガンで87マイル(139.2キロ)。その速球が、投球の殆どでした。
恐らくシーズン中には、140キロ台中盤ぐらいまで出るかもしれませんが、如何せん力一杯投げると真ん中高めの打ちゴロのゾーンに浮いてしまうのと、完全に球威型なので、手元で伸びて来ません。そのため、空振りを誘うのは厳しいタイプです。
残念ながら、大学生の間に劇的に変化を望むのは厳しそうですし、球威型ならば150キロ級の球で牛耳るとか、もう一つ使える変化球を習得などしないと厳しいかなと思います。今日登板した6人の投手の中では、ダントツ素材としての面白みはありますが、この不況下に彼のような超素材型を引き受けてくれるチームがあるかどうかは微妙です。ぜひそういったアピールのためにも、春のリーグ戦では、その存在感を示して欲しいと思います。
実際かなり起用するにも勇気のいるタイプだけに、リーグ戦でどのぐらいの登板機会が与えられるかは微妙だと思います。ただぜひ、もう一度シーズン中に確認してみたい豪腕投手でした。
13 ゴンザレス・バジェホ・ホセ(三菱重工横浜・27歳)投手
かなり 「速い」 です。私自身初めて観る投手でしたが、150キロ以上出すと噂になっていた、ドミニカ出身の快足右腕です。
常時140~今日のMAXは91マイル(145.6キロ)を記録しておりました。それほど手元まで来る球質ではないので、プロレベルの打者ならば、充分対応出来ると思います。ただもう少し温かくなれば(今日は10度ぐらいですし)、噂通り150キロ前後の球速を連発しそうな投手です。そうなると、アマレベルの打者でなくても、少々苦労するかもしれません。
制球はアバウトですし、牽制やクィックも上手くはありません。変化球は、スライダー・フォーク・カーブなどを併せ持っており、結構スライダーにはキレがあり、この球が決まって来ると厄介です。またフォークなども多投していたのですが、まだ充分にモノに出来ていないのか?打者の前でワンバウンドしてしまい、空振りを誘える精度はありませんでした。
ただ単調になりそうなところを、フォームスピードを変えてタメを作りつつカーブ投げ込むなど、それなりに配球には工夫が観られました。もう少し日本の野球に慣れ技術を積んでゆくと、来年あたりには手がつけられなくなるかもしれません。そうなったら、日本のプロ野球界にも注目される存在になるかもしれません。ひょっとすると近い将来、あなたのご贔屓球団の助っ人に加わっているかもしれませんね。
もし東京スポニチ大会を観戦される方は、注目されてみることをお勧め致します。この時期に145キロを超える速球を投げ込む投手は、中々アマでは貴重な存在なので。
2月28日(土曜)・三菱重工横浜グランドにて
三菱重工横浜グランド 横浜シーサイドライン「市大医学部前」から徒歩5分
私は地元なので、バイクでしか行ったことがありません。ただ車は20台程度の駐車場があり、バックネット裏も球場のような段々のスタンドがあって、大変見やすい球場です。
社会人野球の会場としては、非常に外部の人でも気軽に入りやすい稀な雰囲気のグランドです。そのため私は殆ど社会人のオープン戦には行きませんが、ここは年に数回足を運び、安心して観に行けるお勧めの会場です。やや遠方からいらっしゃる方には便が悪い場所なのですが、駅からも平坦なので、グランドとしては悪くはないと思います。
試合の方は、他にも懐かしい選手が何人かいたのですが、ドラフト候補と言う観点では、終盤に出てきた、この二人が目を惹きました。スケールのある未完の大器・土屋と、ドミニカの怪腕・ホセは、ドラフトフリークならば、話のネタに観ておいても損はないはずです!
私は、プロ野球ドラフト会議を意識したアマチュア野球情報サイト「迷スカウト」と言うページの管理人です。今回は、新たなブログを設け、私の一年間の活動の詳細を、この中でご紹介してゆきたいと考えております。
さて来る2009年度、初のアマチュア野球観戦に行ってきました。今年もまた、11月に行われるドラフト会議に向けて、一年間の活動をスタートさせます。
本当は、昨日行われるはずだった 青山学院大VS中央学院大 の試合が、今年の観戦始めの予定でしたが、雨のために今日までズレ込んでしまいました。今年の観戦は、三菱重工横浜VS国士舘大学との試合でスタートです。
特にドラフト候補としてマークしていた選手がいたわけではないのですが、自宅からほど近いところにあるグランドでして、目慣らしの意味もあって観戦してきました。そこで気になった選手を、簡単にご紹介致します。
土屋 勇介(国士舘大 新4年)投手 188/82 右/右 (熊本工出身)
とにかく 「でかい!」 これが第一印象です。長身でガッチリした体格から、重い球を投げ込んで来ます。家に帰ってわかったのですが、この投手「野球小僧」のリストにも、名前が掲載されている投手でした。
熊本工時代は、でかいのですが球速が130キロぐらいで、低めに丹念に集めて打たせてとるタイプだったと記憶しております。ただ今は、球速こそ130~後半程度なのですが、球威のある速球でグイグイ押すピッチングスタイル。変化球は、どうもワンバウンドするような縦のスライダーか何か、落ちる系の球を投げ込んでおりました。
今年大学4年の最上級生になる投手なのですが、完全にまだ素材型で、制球力・マウンド捌き・変化球などは、未完成な選手です。今日のMAXは、私のスピードガンで87マイル(139.2キロ)。その速球が、投球の殆どでした。
恐らくシーズン中には、140キロ台中盤ぐらいまで出るかもしれませんが、如何せん力一杯投げると真ん中高めの打ちゴロのゾーンに浮いてしまうのと、完全に球威型なので、手元で伸びて来ません。そのため、空振りを誘うのは厳しいタイプです。
残念ながら、大学生の間に劇的に変化を望むのは厳しそうですし、球威型ならば150キロ級の球で牛耳るとか、もう一つ使える変化球を習得などしないと厳しいかなと思います。今日登板した6人の投手の中では、ダントツ素材としての面白みはありますが、この不況下に彼のような超素材型を引き受けてくれるチームがあるかどうかは微妙です。ぜひそういったアピールのためにも、春のリーグ戦では、その存在感を示して欲しいと思います。
実際かなり起用するにも勇気のいるタイプだけに、リーグ戦でどのぐらいの登板機会が与えられるかは微妙だと思います。ただぜひ、もう一度シーズン中に確認してみたい豪腕投手でした。
13 ゴンザレス・バジェホ・ホセ(三菱重工横浜・27歳)投手
かなり 「速い」 です。私自身初めて観る投手でしたが、150キロ以上出すと噂になっていた、ドミニカ出身の快足右腕です。
常時140~今日のMAXは91マイル(145.6キロ)を記録しておりました。それほど手元まで来る球質ではないので、プロレベルの打者ならば、充分対応出来ると思います。ただもう少し温かくなれば(今日は10度ぐらいですし)、噂通り150キロ前後の球速を連発しそうな投手です。そうなると、アマレベルの打者でなくても、少々苦労するかもしれません。
制球はアバウトですし、牽制やクィックも上手くはありません。変化球は、スライダー・フォーク・カーブなどを併せ持っており、結構スライダーにはキレがあり、この球が決まって来ると厄介です。またフォークなども多投していたのですが、まだ充分にモノに出来ていないのか?打者の前でワンバウンドしてしまい、空振りを誘える精度はありませんでした。
ただ単調になりそうなところを、フォームスピードを変えてタメを作りつつカーブ投げ込むなど、それなりに配球には工夫が観られました。もう少し日本の野球に慣れ技術を積んでゆくと、来年あたりには手がつけられなくなるかもしれません。そうなったら、日本のプロ野球界にも注目される存在になるかもしれません。ひょっとすると近い将来、あなたのご贔屓球団の助っ人に加わっているかもしれませんね。
もし東京スポニチ大会を観戦される方は、注目されてみることをお勧め致します。この時期に145キロを超える速球を投げ込む投手は、中々アマでは貴重な存在なので。
2月28日(土曜)・三菱重工横浜グランドにて
三菱重工横浜グランド 横浜シーサイドライン「市大医学部前」から徒歩5分
私は地元なので、バイクでしか行ったことがありません。ただ車は20台程度の駐車場があり、バックネット裏も球場のような段々のスタンドがあって、大変見やすい球場です。
社会人野球の会場としては、非常に外部の人でも気軽に入りやすい稀な雰囲気のグランドです。そのため私は殆ど社会人のオープン戦には行きませんが、ここは年に数回足を運び、安心して観に行けるお勧めの会場です。やや遠方からいらっしゃる方には便が悪い場所なのですが、駅からも平坦なので、グランドとしては悪くはないと思います。
試合の方は、他にも懐かしい選手が何人かいたのですが、ドラフト候補と言う観点では、終盤に出てきた、この二人が目を惹きました。スケールのある未完の大器・土屋と、ドミニカの怪腕・ホセは、ドラフトフリークならば、話のネタに観ておいても損はないはずです!
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