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2009年度 スポニチ大会初日!

極寒の千葉マリンスタジアムに、アマチュア野球最初の公式戦・社会人スポニチ大会を観に行ってきました。愛車で千葉マリンまで飛ばすも、駐車場の入り口が8時半まで開かず・・・。高速代・ガソリン代・駐車場代含めると、電車で行くよりも倍ぐらいかかっていることに気がつく・・・。明日は、電車で行こうと決意する。

千葉マリンに入ると、かなり武装していったにも関わらず、千葉マリン特有の強風で、寒さが身体に堪える。まさか試合前~第三試合終了まで観ることになるとは、この時思いもしなかった・・・。

第一試合 住友金属鹿島 VS JFE東日本

住金鹿島の先発は、加賀繁(25歳・上武大出身)。あの阪神・石川と強力投手陣を形成していた一人だ。右サイドから繰り出す速球は、常時135~後半程度であったが、それなりにキレがあり、打者の内外角を投げ分ける制球力がある。特に右打者の外角に逃げてゆくスライダーで多くの三振を奪っておりました。安定感のある実戦派として、この一年指名が可能かどうか?見極めてゆきたい内容でした。

一方のJFE東日本は、昨年を付けた左腕の福井良輔(25歳・国際武道大)投手。こちらも、130キロ前後と球威・球速は物足りなかったものの、カーブ・スライダー・スクリューなどを投げ込み、持ち味は出ていた印象。ただ5回を6安打4失点の内容で、球威・球速不足と、決めてに欠ける部分が、今後どう解消されるのかがポイントだろう。ただ温かくなれば、後5キロ程度の上積みは充分期待出来るだろうし「制球力の良い左腕は買い!」と言う観点からも、今後も引き続き、観て行きたい投手ではある。昨年からの変化は感じないが、力があるのはわかっているので、今年更に+αを見出せるのかに今後のチェックポイント。

打者では、大河原(東洋大出身 27歳)二塁手と3年目の金森宏徳(慶応大出身 3年)DHが、ミートポイントでしっかりボールを捉えていた印象。特に候補にも名前のあがる金森は、打撃での存在感は示していたものの、DHでの出場が気になるところ。またJFEの新人の須田(早稲田大出身)が、リリーフで登板。気合いの入ったMAX140キロの速球で、早大時代と変わらぬ健在ぶりをアピールした。

第二試合 大阪ガス VS JR東日本

大阪ガスは、社会人解禁組注目度NO.1梶野修平(24歳・北九州市立大出身)が先発。JR東日本は、社会人屈指の実績を誇る左腕、斉藤貴志(31歳・帝京大出身)が登板。斉藤は、いつになく球の切れ・制球などがよく、つけいる隙を与えない完璧な内容。

一方の梶野は、初回から球が走らずストレートも非常に少なかった。カーブ・スライダー・シュートなどで交わそうとするも、制球が甘く、開きの速いフォームで痛打を浴びる。速球も球威こそ感じられるものの、手元までの勢いに欠け、今日は散々の出来。

僅か1回1/3イニングで8安打 8失点の大乱調。制球・テンポ・決めて・などなど課題が多い内容で、自慢の球威もアピール出来ずに降板。ドラフト候補としては、一気に評価を落とした。

ただ昨年の都市対抗で見せたようなパワーピッチが出来る素材だけに、まだまだリリーフ候補として、継続して追跡してみる余地はありそう。解禁組一番の素材がこの内容だけに、今年の社会人投手は、かなり心配になる・・・。

打者の方では、大阪ガスの核弾頭・亀山祐輝(21歳・報徳学園出身)が、しっかりしたミートポイントと鋭い返球で、存在感をアピール。毎年ドラフト雑誌では人気のある川端崇義(25歳・JR東日本)右翼手が、3安打でパンチのある打力を証明。俊足など身体能力もある選手だが、不思議に印象に残らない選手でもある。ただ今年こそはの気持ちも強いのか、緒戦としては大いにスカウト達にアピール出来た内容ではなかったのだろうか。

第三試合 日産自動車 VS 三菱自動車岡崎

三菱自動車岡崎は、三菱ふそう川崎から移籍してきた、かつてのドラフト候補左腕・五嶋貴幸(29歳・常磐大出身)投手と、日産も主力投手が多く抜けて飛躍が期待される石田祐介(27歳・東京国際大出身)投手の投げ合い。五嶋は、135キロ前後の速球やフォーク系の球を武器に7回を10奪三振・1失点の好投。石田も5回5安打3失点ながらも、140キロ前後の速球を投げ込み、けして内容は悪くなかった。

この試合の注目は、日産の休部により高卒2年目ながら指名解禁となる熊代聖人(20歳・今治西出身)二塁手。試合前練習などを観ると、かなりグラブ捌きが柔らかくなり、二塁手らしくなってきた。まだ細かいミスはあるものの、二塁手としても観られるレベルになってきたと言えよう。

打撃に関しては、きっちり捉えたライトフライなどもあったが、ヒットはなし。打撃に印象が残らないところは相変わらずだったが、二塁手として考えられるようになったことは、一応の収穫だったと思う。

また高卒4年目の船引俊秀(21歳・関西)三塁手や年明けの新聞にも名前の出た野村慶太(27歳・創価大出身)左翼手は、下位打線ながらスタメン出場。ドラフト候補としては、パンチがなく現時点では、候補としては考えにくい。

この日一番の収穫は、三菱自動車岡崎の2番手として登場した 高堀 和也(22歳・砺波工出身)投手。183/70の均整の取れた体格の持ち主で、立ち投げでも、おぉ~! と思わせてくれるスケール感を感じさせてくれる投手だった。

ゆったりとしたフォームでありながら、上体を強く振れるのが最大の魅力で、常時140~MAX144キロの速球は、ミットまでビシッと突き刺さる球威・勢いを感じさせてくれる。その速球を中心に、カーブ・スライダー・フォークなどを織り交ぜる投球。

気になる点は、カーブ時に明らかに腕の振りが緩くなる点。またフォークの時にも、腕が振れなくなる傾向があり、確実に落ちるのだがドロンとした落差になって、打者にファールされてしまう。そのためフォークの際にも腕を強く振って落とせるようになると、打者は見分けがつかなくなり、落差も増すはず。この辺に成長が望めると、指名も濃厚となってきそうだ。

制球力はアバウトながら、四球で自滅するような破綻はなく、またクィックなども1.1秒台と速い。攻める気持ちを持てた内容で、短いイニングならば面白い存在だろう。夏場に向けて、更に球威・球速を増して来るだろうし、フォークに磨きがかかれば、一気に指名までこぎつけられるかもしれない。少なくても、ドラフト候補として今後追跡して観る価値は充分ありそうだ!

まさに、3試合目の最後の最後で、思わぬ収穫があったと言う一日であった。久々の3試合フル観戦は、正直寒さも相まって辛かった。しかしそれでお釣りの来る新星の登場は、スカウティングも忍耐力なんだなと改めて実感させられる一日だった。彼をあてがって最後まで残っていた某1球団が、彼に対し、どんな印象を持ったのか、個人的には気になってならない(笑)。
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