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スポニチ大会三日目

スポニチ大会も三日目。当初は、中々普段見られない三菱重工名古屋の試合を観に、市営浦和球場での観戦も予定していたものの、更新作業もしなければと書き込みをしていたら、遅くなってしまいました。そこで関東圏のチーム同士の対決ではありますが、今年観ていないチームの対決となった神宮での観戦に致しました。

本当は、第二試合途中で移動し、亜大グランドのオープン戦を予定しておりましたが、こちらもHONDA鈴鹿・杉本投手の登板が前日なかったので、第三試合まで神宮で観ることに致しました。天候は曇っていて、初日ほどではなかったにしろ、昨日よりも寒い観戦となりました。

神宮球場第一試合 東京ガス VS 新日本石油ENEOS

新日本石油の先発は、高卒3年目の左腕・永棟一道(21歳・拓大紅陵)投手だったのですが、私が球場に着いた時は、すでに2番手の大川(26歳・立教大)に交代しておりました。一方、東京ガスの方は、ルーキーの榎田 大樹(23歳・福岡大)投手。

榎田大樹は、左腕から常時130キロ台後半~140キロ台前半のキレのある速球を投げ込んでおりました。どうも福岡大時代は、白仁田(阪神)や一学年下の今年の候補・門脇といった投手に隠れがちで、135キロぐらいのまとまった左腕との印象でした。

しかし今日観た感じでは、ワンランク球速を増してきた印象です。変化球は、スライダー・スクリュー系に、制球・投球テンポにも破綻はありません。気になるのは、左打者に対しては、全体的に球が高いのと、右打者には両サイドをきっちり投げ分けられているのに、甘くない球を痛打されていた点でしょうか。ただ今日の内容ならば、来年は候補選手として、チェックを入れてみたい内容だなと思わせるものがありました。

新日本石油では、一番打者に出場していた白井史弥(21歳・横浜高校出身)二塁手が出場。腰の据わった構えから、内角の球をショートの頭の上を抜く、力で持って行くヒットを打っておりました。

ただこの選手、高校時代よりも格段に体つきがよくなり、パワーこそついたのでしょうが、スピード感・キレなどに欠ける傾向があります。今日も甘い球を見逃したり、打ち損じたりとした後、擦ったような打球が飛んでいるなど、甘い球を逃さない「鋭さ」・ボールを的確にミートポイントで捉えるセンス・ヘッドスピードのキレと言う観点では、まだまだかなあといったところが正直なところ。

プレースタイルも、細かいことに意識すると言うよりは、スタンドプレーヤーで我が道を行くタイプといった印象を受けます。盗塁も決めておりましたが、塁間の加速もイマイチで、それほど足を売りにするタイプではないかなと思います。現状、ドラフトを意識するのには、物足りない印象が残りました。

今日のサプライズは、新日本石油一点リードの最終回に登板したルーキーの大塚 椋司(19歳・聖望学園)投手。昨年のセンバツで注目された豪腕でしたが、夏は完全に調子を崩して埼玉県大会の一回戦で敗退。そこから見事立て直しての登板でした。

初球からウエートの乗ったMAX147キロの球速をマーク。体重の乗った球威のある速球で、あっという間に1イニングを抑えました。ちなみにこの日のMAXは、94マイル(150.4キロ)に到達。神宮のガンでも、最速149キロを記録しておりました。球威・球速と言う意味では、文句なし今大会NO.1の内容。まさにアマ球界に剛球投手誕生の瞬間でした!

神宮球場第二試合 三菱重工横浜 VS 七十七銀行

昨日に引き続き、今年3度目となる三菱重工横浜の試合と、今年初めての七十七銀行の対決。重工横浜の先発は、三菱ふそう川崎から移籍した斉藤圭太(25歳・東農大生産学部)投手。そして七十七銀行は、左腕の早瀬友則(24歳・苫小牧駒澤大出身)投手。

斉藤は遠軽高校時代は北の逸材と注目された選手。ただ大学時代、大学選手権で観た時は、130キロちょっとの球速と物足りない球威でガックリした記憶がある。先日のオープン戦でも登板していたのだが、かなり肘の下がった変則気味なフォームになっていた。

130~135キロぐらいの速球に(MAXで140キロがあったという)、カーブ・スライダー・シンカーなどを織り交ぜ、両サイドに球を投げ分ける投球。そして打者の内角には、ツーシーム的に微妙に内に食い込む変化も見せてくる。制球に破綻はなく、まとまりのある投球で、この日は完投。ただ現状・ドラフト候補といった球威・球速はない投手。

一方の早瀬も、札幌日大時代から「早瀬ボール」と呼ばれる独特の変化球を武器に道内屈指の左腕と呼ばれていた。球速は、120~120キロ台後半程度と、高校時代よりも遅くなっており、適度にまとまった左腕といった印象。残念ながらドラフト候補云々のタイプではない。

試合の方は、淡々と進み。私も3回終了後・席を外していたら、戻ってきたら7回に差し掛かっていたテンポの速さには驚いた。打者では、七十七銀行の打線は斉藤に抑え込まれており、殆ど目につく選手はいなかった。

この試合で注目したのは、七十七最後に登板した小林敦(24歳・東海大出身)投手。この投手は、昨年観た時に140キロ台中盤を叩き出していたので、登板があれば面白いなと思っていた。

今日は、短いイニングでよくわからなかった部分はあるが、常時140キロ台を記録しており、今日の寒さを考えると、夏場にはやはり140キロ台中盤は充分期待出来そう。ただ今日観られた変化球は、スライダーのみの印象で、緩急・縦の変化もなく、投球が単調な印象も受けた。引き続き注目してみたい選手ではあるが、まだまだ指名選手として推せる程の材料に乏しかった。

神宮球場第三試合 HONDA鈴鹿 VS かずさマジック

昨日に引き続いての観戦になっても、この試合を観たのは、ドラフト候補の杉本政紀(25歳・中京大出身)投手を観るため。しかし今日も登板がなく、7回で会場をあとにすることに。

この試合の鈴鹿の先発は、正木雅人(26歳・東海学園大出身)左腕とかずさは、ルーキーの中川一也(23歳・平成国際大出身)投手。正木は、120~130キロぐらいの球速を投げる、技巧派の大型左腕。脱力したフォームから、スクリューなどを落として相手を翻弄するタイプ。中川は対照的に、綺麗なフォームで投げ込む正当派右腕。135~MAX141キロの速球を投げ込みに、スライダー・フォークなども織り交ぜるオーソドックスなタイプ。中川は、それほど球威・球速が目立つタイプではなく、極普通の好投手といった印象で、来年ドラフト候補?といわれると、もう少し全体的なパワーアップが望まれる。

前日注目された鈴鹿の渡邊敬之(25歳・大阪体育大出身)遊撃手は、安定した遊撃守備と的確にミートポイントに持ってこられる打撃はあるが、指名候補と言うほどのインパクトがあるかは微妙。ただ今年のアマ球界全体を観た渡すと、二遊間候補が殆どいないので、そういった意味では、継続して注目して観る価値はあるかなと言う印象は残った。

昨日大活躍だった、かずさのルーキーの島影竜馬(23歳・日大出身)は、今日は明らかに昨日の活躍で、力が入りすぎ。思いっきりは良いが、打球を引っ張ろうと言う意識が強すぎた。その辺のムラを、来年までに修正して行けるのかが、課題ではないのだろうか。

試合の方は、注目の杉本が出てくるような雰囲気が、二日間とも全くなし。彼をマークしていると言われる某球団のスカウト連がいち早く会場をあとにしたこともあり、登板がないことを確信。7回で会場をあとにした。


神宮球場 都営銀座線 外苑前駅から徒歩5分程度

大学野球のメッカとして、アマチュア野球観戦では絶対に外せない球場。プロ野球・東京ヤクルトのホームグランドでもあり、立地・施設共に充実した球場でもある。その一方で隣接する第二球場は、試合がない時は、ゴルフの打ちっ放しに開放される一風変わった形式をとる。また球場としても老朽化しており、球場の狭さも相まって、中々他に劣る球場施設なのも対照的だ。ただこの第二球場も、東都リーグの2部や大学の大きな大会のサブ的な役割。東京都の高校野球予選など、アマチュア野球では、重要な地位を築いている。特に2会場で行われる試合を、簡単に移動できる利便の良さは捨てがたい。

私のこの試合での10球平均は、134.1キロ。同じ球を計測した神宮球場の平均は131.8キロとおよそ2.3キロ厳しめに出た。とかく甘いと言われていた神宮球場のガン(通常ー3キロ程度すると適正)と言われていた同球場のガンだが、この試合を観る限り、今年はかなり厳しい球速表示を示していたと言えよう。前日の千葉マリンの球速表示はきびしいと書いたが、それよりも更に1キロ以上厳しめに出たことになる。

まだ変化球を投げ込むと、恐ろしく球速が落ちたりと、球速の差が激しく、今日なんかも明らかに球速が出ている速球が、マイナス10キロ以上と思われる表示も幾つかあるなど精度には疑問を残す内容だった。今後調整されるかは定かではないが、今年の神宮のガンは、けして甘くないと言う認識は持っておきたい。

蔵ガン      基準

千葉マリンS  +1キロ

神宮球場   +2.3キロ
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