温かい日和に誘われて
2009/03/18|Category:観戦記
月曜日、大事な用があるも、思いの外早く解放される。午後から時間が出来たので、天気も良いと言うこともあり、少し無理をして2時間ほどかけて 明大VS日大国際関係学部の試合を観に、電車を乗り継いだ。
静岡のリーグに在籍する日大国際関係学部。このリーグの優勝チームは、東海地区の他の2リーグの優勝チームと争わないと、大学選手権への出場権が未だない、珍しいリーグだ。そのため、中々全国大会でも目にすることの出来ない、近くて遠いリーグでもある。私もこの活動を10年近くやっているが、過去このリーグを観に行ったのは、一度しかない。ただこの学校には、毎年選手がおり、ぜひ春のオープン戦の時期に、チェックしておきたい学校の一つである。
明治大 VS 日大国際関係学部 (明大グランドにて)
明大の先発は、西嶋一記(新3年 横浜高出身)左腕。横浜高校時代も大器と騒がれた本格派左腕。この日の球速は、130~135キロ程度と少々物足りなかった(特に温かかっただけに)。変化球は、カーブ・スライダー・スクリューなど一通りの球種を投げ込む。フィールディング・牽制・クィックも1.2秒台ぐらいと基準を満たす可も不可もなしといった内容。
制球は、それほど細かい投げ分けが出来るタイプではないが、大きな破綻もないといった感じ。速球も球速以上に球威は感じられるものの、投球リズム・決め球など、それほど際だつものが感じられない。リーグ戦では主戦としての活躍も期待される存在だと思うだけに、更に調整する進めて、ピリッとした投球を期待したい。印象としては、あまり高校時代と大きな変化は感じられなかった・・・。
日大国際関係学部は、「迷スカウト掲示板」では、松井 淳(新4年 横浜商大高出身)中堅手については、触れてみた。
その他名前があがっていたのが、先発の甲斐 誉久(新4年・横浜隼人出身)投手。こちらは、あまり肉付きもよくない体格で、球速も130キロ前後と球威・球速が物足りない。カーブ・スライダー・チェンジアップなどを投げ込むも、これは!と言う球もなく、球も全体的に高め、フォームもオーソドックスで特に特徴らしい特徴を見出すのは難しかったのは残念。
また松井と中軸を組む三番の麻生 知史(新4年 日大藤沢出身)三塁手も、当たれば強烈な打球が飛ぶものの、現状対応力・野球への意識づけ、守備・走力共に、あまり関心出来なかった。今後も上のレベルで野球を続けたいと考えるのならば、もう少し細かいところまで意識が行くことと、集中してプレーすることを望みたい。残念ながら、今のままだと、ここまでの選手と言うことで終わりそうだ。
一方明大の方でも、千田 隆宏(新4年・日大三)内野手が、4番として登場。しかし脆さを露呈し交代。ただリーグ戦での実績がある選手なので、シーズンインまでには調整してくると期待。現状明大打線では、途中出場していた荒木郁也(新3年 日大三)内野手が目立つ程度といった印象だった。
この日の収穫は、松井 淳(日大国際関係学部)外野手が、ドラフト候補として追いかけられる素材だと言うことを、改めて確認出来たことだった。今年はぜひ、大学選手権にやってきて欲しい。
明治大学グランド 京王線 東府中駅から平坦徒歩15分程度
今までは、車でしか訪れたことがないグランドだったが、今回初めて駅から歩いてみた。徒歩20分と聞いていたが、平坦で思ったよりも近かった。印象的には、千葉マリンと大して変わりない距離だと思う。
現在の地にグランドを移動させて3年目かな?全面人工芝・バックネット裏は屋根付きのスタンドがあり、大学グランドとしては、全国でも屈指の恵まれた環境になった。以前のグランドは、土ほこりがひどく、春先の観戦だと顔中汚れて帰ったことも何回もあった。
私の家からだと2時間ぐらいかかるので、気軽にとは行かないが、メンバー表が印刷されてあったり、アナウンスもしっかりされるなど、外部からの観戦者にも入りやすい環境でもある。好いカードが組まれている時は、積極的に観戦に行きたい、ナイスなグランドではないのだろうか。
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