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菊池(花巻東)が、連続完封するなか


2009年のドラフトの目玉に浮上した菊地 雄星(岩手・花巻東)投手が、甲子園で2試合連続完封を成し遂げている時、私はその菊池相手に、甲子園入り前の練習試合で勝利したと言われる、横浜隼人高校のグランドに向かっていた。

私が横浜隼人高校のグランドに訪れるのは二度目。前回は愛車で乗りつけたのだが、今回は高速料金の緩和での渋滞を恐れて、電車で駅から歩くことにした。駅から18分と書かれていたが、どう見ても25分ぐらいかかる道のり。私は、遠回りをしていたのだろうか?

それは、ともかく私が隼人のグランドに着いた時には、試合はすでに始まっていて、お目当ての投手はすでに、5失点を食らっていた。そう今日のお目当てとは、春季神奈川大会 柏陽高校VS横浜隼人高校の一戦だったのである。

神奈川の公立高校話題の佐藤優一(新3年)投手と好捕手・船木吉裕のいる横浜隼人の対戦。私がこの時期の高校野球地区予選に足を運んだことは過去殆ど記憶にないのだが、地元・神奈川の選手と言うことで(夏は全国を飛び回っているだろうし)、速い段階でどの程度の選手なのかチェックしておきたかったからだ。

この佐藤優一投手が注目されたのは、昨年対横浜高校戦。横浜高校を最後まで苦しめた左腕と言うことで、関係者の目に留まったらしい。地区予選も3試合目と言うことで、連日の登板から疲れが貯まっていたのかは定かではないが、今日は隼人打線に掴まっていた。

左スリークオーターから繰り出される速球は、常時120キロ台後半~MAX84マイル(134.4キロ)程度。キレ型の球質のため、甘く入ると球威がないので、今日は隼人打線に痛打され大量失点に。この選手の一番好いところは、左打者外角低めに逃げて行くスライダーのキレ。夏までには、もうワンランク上の投球も期待出来るかもしれないが、まだまだ身体付き、技術的・精神面の部分でも、勉強しないと行けないことは多いだろう。柏陽高校と言うのは、神奈川県下トップクラス公立進学校。それだけに、卒業後の野球の位置づけをどう考えているのかは定かではない。ただ出来れば、上のレベルの指導者や環境で、その成長を見守りたい投手だった。例年の神奈川の公立の好投手達と比べても、左腕と言うアドバンテージもあり、上位レベルであるのは確かだろう。高卒プロ云々はないだろうが、末永く見守ってみたい選手だった。

一方の船木吉裕(横浜隼人)捕手も、評判に違わぬ好捕手。地肩はあまり強くないが、動作はキビキビして投げてからも素早い。打っては4番で鋭いスイングが印象的。ディフェンス面の総合的に高く、何より捕手的適正が素晴らしく、視野の広さと細やかな気遣いの出来る選手だった。またタイプの違う投手を、叱咤激励したり、褒めて乗せたりと、選手の性格に合わせてリードするなど、中々この年齢では出来ないような導き方は大変興味深い。高卒プロのような圧倒的な肉体のポテンシャルはないが、大学・社会人など上のレベルでも充分捕手としてやって行ける捕手能力は、大変興味深い選手だった。

この二人については、後日詳しく掲示板などで寸評をしてみたいと思う。またこの佐藤以上に球威・球速のある球を投げていたのが、背番号20をつけた飯田(横浜隼人)と言う左腕。恐らく新2年生の投手だと思うのだが(詳細はわからず)、170センチ台後半ぐらいの体格でガッチリしており、常時130キロ前後~MAX84マイル(134.4キロ)の力強い速球を投げ込んでいた。実際には、もっと速い球も投げ込んでいたかもしれないが、球のボリューム感では佐藤を完全に上回っており、もし新2年生となると、かなり来年に向けて楽しみな本格派左腕だ。ただ残念なのは、やや高めに浮くなど制球力に課題がある点。この点が、何処まで改善して行けるのか気になるところ。今日の内容では佐藤を完全に上回っており、覚えておいて損のない投手だろう。

また三番の森(横浜隼人)三塁手は、左中間に本塁打や守ってはダイビングキャッチで好捕するなど、乗りにのっていた印象で、少々気分屋的な印象は受けたが、調子が良い時は手がつけられないタイプかもしれない。さすがに菊池に勝ったとも言われる隼人打線は、振りはシャープで全国レベル。夏に向けて神奈川の台風の目になる存在かもしれない。

試合中盤で隼人グランドを後にして、向かった先は日吉にある慶応大グランド。この試合のレポートは、また明日行う予定。

横浜隼人高校グランド 相鉄・希望ヶ丘駅から徒歩25分ぐらい

徒歩18分と記載されて歩くことに決めたが、道としてはそれほどわかり難くはなかった。ただ住宅街の中を抜けて、更にアップダウンがきついことも考えると、初めて行く方には、バスなりタクシーなりを利用された方が賢明なのでは?もう少し別の近道があるのかは定かではないが、とても18分では行けないと実感した。

特に荷物を持ったり、夏場の暑い時期では汗だくなってしまうだろう。グランドもバックネット裏からの観戦は難しく、一塁側と三塁側からの観戦が可能となる。構造的には、横浜高校の長浜グランドに似た感じだ。ただ頑張れば、かなり選手を背後から見えるところまでよれるので、立ち見でならばそれに近い形での観戦は可能ではある(この点では長浜グランドよりも)。

全国的にはそれほど有名ではないのかもしれないが、神奈川では上位校なだけに結構有力校との練習試合もあるようだ。ただ個人的には、よほどの組み合わせがないと観に行くのは考えてしまうかなと思う。歩くのが苦にならない人はいいが、普通の方ならば駅から歩けるギリギリのラインではないのだろうか。
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