埼玉で3試合
2009/04/27|Category:観戦記
今日は、県営大宮球場に春季埼玉大会を観に行ってきました。今日は、寒いと聞いていのた防寒具を来てラッシュに乗ってしまい、更に大宮駅から球場まで歩いたら汗だくになりました。また午後過ぎまで日差しが強く、Tシャツ1枚で観戦出来るような陽気で、天気予報を恨んだものです。
今日の埼玉大会は、埼玉のリストに掲載されているような、有力選手が多くいる出場校が登場。中々興味深い観戦になる予定でした。ただパンフレットがなかったので、選手の学年など詳細がわからない選手が多かったのは残念です。
第一試合 花咲徳栄 VS 鷲宮
序盤戦から大量リードをして、あわやコールドと言うところまで行った花咲徳栄の東谷優(3年)右腕は、カーブ・スライダー・フォークなどを織り交ぜる中背の力投派。常時135キロ前後ぐらいの投手でしたが、MAXで88,89マイル(142.4キロ)まで記録するなど、力一杯投げた時の速球は、140キロを超えるだけのものはあるようです。ただ制球・投球術・将来性・現時点での力などを加味しても、それほど際だつ力量の持ち主ではありませんでした。それでも昨秋までのMAXが136キロだったことを考えると、一冬超えてワンランク・球威・球速を増してきたのでしょう。まだまだ課題は多い投手ですが、これからの成長を期待してみたいです。
その他花咲徳栄で名前があがっていたところでは、永田恭一(3年)三塁手。チームの4番打者で、強い当たりを連発しておりました。三塁手としてはやや動きが悪いのですが、地肩は基準以上、塁間4.55秒前後(左打者換算で4.25秒前後)と基準レベルぐらい。スラッガーではありませんが、強烈な打球で、野手の間を抜けて行くタイプの強打者でした。
その他では、五明大輔(2年)右翼手は、元々MAX137キロの速球を投げ込む左腕として、名前があがっていた選手でした。チームの5番打者を務め、鋭いヘッドスピードを生かし、センターからレフト方向への打球が目立ちました。まだ2年生ですし、投手としても今度はみてみたい選手でした。
一歩の鷲宮は、野本幸保(3年)右腕が先発。家に帰って来るまで、名前のあがっている選手だとは思いませんでした。球速は130キロ弱ぐらいの投手で、スライダーとのコンビネーションを持つオーソドックスなタイプです。MAX137キロと言われますが、けしてそんな球速で勝負するタイプには見えませんでした。むしろ光ったのは、佐藤と言う右投手。常時83,84マイル(134.4キロ)ぐらいを叩き出しており、投げ方なども悪くなかったので、もしこの選手が2年生だと、来年に向けて楽しみかなと思いました。
また野手では、園原右翼手が、ランニングホームランを魅せるなど、打撃で好いところを魅せておりました。試合の方は、あわやコールドから巻き返し、9回にはサヨナラまで行くかと思いましたが、10-9で花咲徳栄がなんとか反撃を凌ぎました。試合も3時間を超える試合となり、少々第一試合から長すぎるだろと言う印象は残りました。
第二試合 春日部共栄 VS 本庄一
この試合では、春日部共栄のバッテリーが光りました。先発の中村勝(3年)右腕は、柔らかい腕の振り・スラッとした体型の選手で、角度のある速球・スライダー・チェンジアップ・緩いカーブなどを投げる本格派です。
まだもう少し球威が欲しいところはあるのですが、常時135キロ強の球速を誇り、勝負どころではMAX89マイル(142.4キロ)を記録するなど、強気に内角を突きながら、力のあるところを魅せておりました。特にこの投手、要所を締めるのが上手く、結局強豪・本庄一を完封勝利。予想以上に好い投手でした。
高卒即プロとまでは行かないかもしれませんが、まだまだ将来性を感じさせる投手で、今後が楽しみな選手です。彼を一つ基準にして、彼以上の投手が埼玉にいるようならば、再度埼玉に足を運んでも好いかなと思います。
また春日部共栄は、西村裕希(3年)捕手も、中々の強肩捕手。塁間のスローイングは、2.05秒前後ぐらいでしたが、伸びて行く球筋には地肩の強さを感じさせてくれます。キャッチングもしっかりしておりますし、投手を叱咤激励しながら、上手くリードもしておりました。捕手に必要な繊細さや、プレーに対する意識も高く、中々興味深い捕手でした。
ただチームの6番打つ打撃はもう一つで、腕力に頼ったスイングをするなど、対応力はもう一つです。打撃がもう少し改善されてくると、候補として夏までマークしても好いかなと思えますが、今のところはドラフト候補と言うほどのインパクトではありませんでした。ただ県下を代表する捕手だと思うので、ぜひ注目して欲しい選手でした。
一方の本庄一の先発・伊藤ディエゴ(3年)右腕は、常時130~MAX84(134.4)キロぐらいの球威のある速球に、カーブ・スライダー・それにパームのような不思議な遅い球を投げ込んでおりました。球威・球速も、昨年までとあまり変わっていないかなと言う印象でした。
2番手でも萩原友樹(3年)左腕が登場。80,81マイル(129.6キロ)程度の速球に、カーブなどを投げ込むも、打者からタイミングが合わせやすいのか、苦になく打たれていたのは気になりました。彼も、昨年から伸びていない気が致します。
注目の奥田ペドロ(3年)遊撃手も、3番で出場するも、今日は打撃でアピール出来ず。遊撃手としても少々スピード感がないのが気になりますが、地肩の強さは中々のもの。ただ彼も、あまり変わった印象は持てませんでした。
第三試合 川口青陵 VS 越谷
この試合の注目は、川口青陵の左腕・野川拓斗(3年)左腕。
170/65の左腕投手で、MAX138キロのストレートの持ち主と聞いておりましたが、常時130キロ弱ぐらいの速球にカーブ・スライダーなどを織り交ぜて来るマウンド捌きに優れたタイプです。
しかしこの試合では、球の多くが甘く高めに浮いてしまい、その球を越谷打線に、見事に振り抜かれる場面が目立ちました。左のスリークオーターなのですが、球の出所はどうも見やすいようです。
一方の越谷ですが、一番の秋山二塁手が、2打席とも真ん中高めの速球を逃さず叩いておりました。この選手に関しては、守備・走塁含めてよくわからない部分が多いのですが、甘い球を逃さない「鋭さ」のある選手です。ぜひ機会があれば、もっとじっくり観てみたい選手でした。
県営大宮球場 大宮駅から徒歩20分ぐらい
大宮駅東口を降りて、ロフトの中か、その近くの商店街を通り抜け、大宮アルビージャ通りを斜めに進みます。そうすると氷川神社の大きな参道に出くわしますから、そこをひったすら真っ直ぐ行くと大宮公園の敷地内に。氷川神社を観ながら、公園内にある球場を目指します。
参道~氷川神社までの道のりが、独特の雰囲気のする道のりで、時間がかかるのを感じさせません。ただ駅を出てから方向を間違うと、大宮駅周辺で迷子になり、中々球場まで辿り着けません。
また今日も8時38分大宮駅着の電車でしたが、球場入りしたのは9時を回っていたことからも、やはり歩くと20分程度は覚悟した方が良いです。ただ道に迷わなければ平坦なので、それほど遠くには感じません。充分に駅から歩ける距離だと思いますが、歩くのがイヤな方は駅からタクシーもしくは、東武の駅からだと10分程度・公園内の木々の中を散策して球場に入れます。真夏の移動で、荷物が多い場合などは、乗り換えは面倒ですが、こちらの行き方もお奨めです。
今日の埼玉大会は、埼玉のリストに掲載されているような、有力選手が多くいる出場校が登場。中々興味深い観戦になる予定でした。ただパンフレットがなかったので、選手の学年など詳細がわからない選手が多かったのは残念です。
第一試合 花咲徳栄 VS 鷲宮
序盤戦から大量リードをして、あわやコールドと言うところまで行った花咲徳栄の東谷優(3年)右腕は、カーブ・スライダー・フォークなどを織り交ぜる中背の力投派。常時135キロ前後ぐらいの投手でしたが、MAXで88,89マイル(142.4キロ)まで記録するなど、力一杯投げた時の速球は、140キロを超えるだけのものはあるようです。ただ制球・投球術・将来性・現時点での力などを加味しても、それほど際だつ力量の持ち主ではありませんでした。それでも昨秋までのMAXが136キロだったことを考えると、一冬超えてワンランク・球威・球速を増してきたのでしょう。まだまだ課題は多い投手ですが、これからの成長を期待してみたいです。
その他花咲徳栄で名前があがっていたところでは、永田恭一(3年)三塁手。チームの4番打者で、強い当たりを連発しておりました。三塁手としてはやや動きが悪いのですが、地肩は基準以上、塁間4.55秒前後(左打者換算で4.25秒前後)と基準レベルぐらい。スラッガーではありませんが、強烈な打球で、野手の間を抜けて行くタイプの強打者でした。
その他では、五明大輔(2年)右翼手は、元々MAX137キロの速球を投げ込む左腕として、名前があがっていた選手でした。チームの5番打者を務め、鋭いヘッドスピードを生かし、センターからレフト方向への打球が目立ちました。まだ2年生ですし、投手としても今度はみてみたい選手でした。
一歩の鷲宮は、野本幸保(3年)右腕が先発。家に帰って来るまで、名前のあがっている選手だとは思いませんでした。球速は130キロ弱ぐらいの投手で、スライダーとのコンビネーションを持つオーソドックスなタイプです。MAX137キロと言われますが、けしてそんな球速で勝負するタイプには見えませんでした。むしろ光ったのは、佐藤と言う右投手。常時83,84マイル(134.4キロ)ぐらいを叩き出しており、投げ方なども悪くなかったので、もしこの選手が2年生だと、来年に向けて楽しみかなと思いました。
また野手では、園原右翼手が、ランニングホームランを魅せるなど、打撃で好いところを魅せておりました。試合の方は、あわやコールドから巻き返し、9回にはサヨナラまで行くかと思いましたが、10-9で花咲徳栄がなんとか反撃を凌ぎました。試合も3時間を超える試合となり、少々第一試合から長すぎるだろと言う印象は残りました。
第二試合 春日部共栄 VS 本庄一
この試合では、春日部共栄のバッテリーが光りました。先発の中村勝(3年)右腕は、柔らかい腕の振り・スラッとした体型の選手で、角度のある速球・スライダー・チェンジアップ・緩いカーブなどを投げる本格派です。
まだもう少し球威が欲しいところはあるのですが、常時135キロ強の球速を誇り、勝負どころではMAX89マイル(142.4キロ)を記録するなど、強気に内角を突きながら、力のあるところを魅せておりました。特にこの投手、要所を締めるのが上手く、結局強豪・本庄一を完封勝利。予想以上に好い投手でした。
高卒即プロとまでは行かないかもしれませんが、まだまだ将来性を感じさせる投手で、今後が楽しみな選手です。彼を一つ基準にして、彼以上の投手が埼玉にいるようならば、再度埼玉に足を運んでも好いかなと思います。
また春日部共栄は、西村裕希(3年)捕手も、中々の強肩捕手。塁間のスローイングは、2.05秒前後ぐらいでしたが、伸びて行く球筋には地肩の強さを感じさせてくれます。キャッチングもしっかりしておりますし、投手を叱咤激励しながら、上手くリードもしておりました。捕手に必要な繊細さや、プレーに対する意識も高く、中々興味深い捕手でした。
ただチームの6番打つ打撃はもう一つで、腕力に頼ったスイングをするなど、対応力はもう一つです。打撃がもう少し改善されてくると、候補として夏までマークしても好いかなと思えますが、今のところはドラフト候補と言うほどのインパクトではありませんでした。ただ県下を代表する捕手だと思うので、ぜひ注目して欲しい選手でした。
一方の本庄一の先発・伊藤ディエゴ(3年)右腕は、常時130~MAX84(134.4)キロぐらいの球威のある速球に、カーブ・スライダー・それにパームのような不思議な遅い球を投げ込んでおりました。球威・球速も、昨年までとあまり変わっていないかなと言う印象でした。
2番手でも萩原友樹(3年)左腕が登場。80,81マイル(129.6キロ)程度の速球に、カーブなどを投げ込むも、打者からタイミングが合わせやすいのか、苦になく打たれていたのは気になりました。彼も、昨年から伸びていない気が致します。
注目の奥田ペドロ(3年)遊撃手も、3番で出場するも、今日は打撃でアピール出来ず。遊撃手としても少々スピード感がないのが気になりますが、地肩の強さは中々のもの。ただ彼も、あまり変わった印象は持てませんでした。
第三試合 川口青陵 VS 越谷
この試合の注目は、川口青陵の左腕・野川拓斗(3年)左腕。
170/65の左腕投手で、MAX138キロのストレートの持ち主と聞いておりましたが、常時130キロ弱ぐらいの速球にカーブ・スライダーなどを織り交ぜて来るマウンド捌きに優れたタイプです。
しかしこの試合では、球の多くが甘く高めに浮いてしまい、その球を越谷打線に、見事に振り抜かれる場面が目立ちました。左のスリークオーターなのですが、球の出所はどうも見やすいようです。
一方の越谷ですが、一番の秋山二塁手が、2打席とも真ん中高めの速球を逃さず叩いておりました。この選手に関しては、守備・走塁含めてよくわからない部分が多いのですが、甘い球を逃さない「鋭さ」のある選手です。ぜひ機会があれば、もっとじっくり観てみたい選手でした。
県営大宮球場 大宮駅から徒歩20分ぐらい
大宮駅東口を降りて、ロフトの中か、その近くの商店街を通り抜け、大宮アルビージャ通りを斜めに進みます。そうすると氷川神社の大きな参道に出くわしますから、そこをひったすら真っ直ぐ行くと大宮公園の敷地内に。氷川神社を観ながら、公園内にある球場を目指します。
参道~氷川神社までの道のりが、独特の雰囲気のする道のりで、時間がかかるのを感じさせません。ただ駅を出てから方向を間違うと、大宮駅周辺で迷子になり、中々球場まで辿り着けません。
また今日も8時38分大宮駅着の電車でしたが、球場入りしたのは9時を回っていたことからも、やはり歩くと20分程度は覚悟した方が良いです。ただ道に迷わなければ平坦なので、それほど遠くには感じません。充分に駅から歩ける距離だと思いますが、歩くのがイヤな方は駅からタクシーもしくは、東武の駅からだと10分程度・公園内の木々の中を散策して球場に入れます。真夏の移動で、荷物が多い場合などは、乗り換えは面倒ですが、こちらの行き方もお奨めです。
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