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よくわからない一日でしたが

まず今日は、神宮第二球場で行われている春季東京都大会・明大中野VS都立福生の試合。この試合のお目当ては、竹田紀仁(3年)二塁手。この選手、対応力・走力・守備力とも、高校生としては悪くないが、プレーへの集中力、野球への意識づけがまだまだで、個人的には評価出来なかった。少なくてもドラフト候補云々と言う選手ではなく、もし上のレベルでの野球を望むならば、もう少し深く野球に取り組む意識を持ちたい。むしろ私の目を惹いたのは、2番手で登板した中本椋投手。180/73と言う均整の取れた体格から、常時130キロ台を記録し、MAX87マイル(139.2キロ)まで記録した2年生右腕で、カーブ・スライダーなどを織り交ぜて来る。ただまだ動作にキレがなくビシッとしていないのが残念。特に変化球を投げる時に、身体がゆるむ点が、これから修正出来るのか注目される。明大中野は、ブルペンに同じく2年生の関矢圭佑投手と言う選手もいて、こちらも181/73 と恵まれた体格を誇っている。彼の方が、身のこなしに無駄がなく、彼が投げているところも、ぜひ観てみたいと思わせる投手だった。

11時が近づき、立教大VSJR東日本の六大学・社会人対抗戦を観に、神宮球場に移動。立教の先発は、斉藤隼(2年 立教池袋出身)と言う知らない投手。オーソドックスな右上手投手で、極普通の投手に見えたが、神宮のガンでは、MAX143キロを記録。これといった特徴は感じなかったが、まだ2年生と言うこともあり、覚えていて損はないだろう。JR東日本では、川端 崇義(25歳・国際武道大出身)外野手が、しぶとく外野の前にヒット。野球への意識づけが高く、絶対に今年こそプロに行くんだと言う気迫が感じられる。塁に出るとすかさず盗塁。その貪欲さと意識の高さに、今年は指名リストに入れても良いかなと思える程だった。打席での集中力は、ぜひ学生の皆様には参考にして頂きたい。

本当は、立教の先発をエースの戸村健次(4年 立教新座)投手とあてこんで、数イニング観て別の球場への移動を予定していた。しかしあてがハズレ、戸村は終盤に登板するとの情報を聞き、西葛西にある江戸川区民球場を目指すことに。神宮との移動時間は50分程度。

西葛西の駅を降り、携帯を観ながら移動していたら、道を完全に間違ってしまい駅から3分の道のりが10分以上かかってしまった。私が球場入りした時、お目当ての試合 都立小山台の試合が始まるところだった。ここの大型遊撃手・小保方慎治(3年)遊撃手が、プロからも注目されているとの情報を聞きつけ足を運んでみた。左オープンスタンスで、構える選手。ネクストバッターボックスで、投手のとのタイミングを計ったり、合間に素振りをしてウオーミングアップするようなことはなかったが、前の打者とのやりとりをじっと見つめ、プレーへの集中力は感じさせる。

ただスイング・守備でもそうだが、動作の切り返しにキレがなく、まだまだ高校生だなあと言う感じで、ドラフト候補と言う感じの選手ではなかった。大型の割に、フットワーク・キャッチングも悪くなかったものの、上のレベルで遊撃手としては厳しいと思う。特にスローイングが横から出てるのも気になる。ワンクッション置いて、何処か大学などで本格的な指導を受けてもらいたい選手。ただ同校は、野球への意識づけや、選手のやるべきことをしっかり指導されている学校で、都立としては大変好感が持てる学校。やはり指導の仕方が、選手に与える影響は計り知れないと、改めて実感することになる。そんな環境で野球をしてきた人間だけに、上のレベルの野球にも、慣れれば充分について行けるのではないのだろうか。

本当は、1回に打席が回り、裏の回には守備機会もあったので、これで神宮に戻ろうかなと思ったのだが、結局4回表の2打席目まで観戦。しかし四球で、あまりよくわからなかった部分も。急いで西葛西から外苑前まで戻るも、立教大VSJR東日本はちょうど終わったところだったようだ。そのまま神宮には戻らず、第二球場で行われている帝京の試合に。しかしこの試合も、4回に差し掛かり、5回コールドで終了。帝京についても、殆どわからずじまいで終わってしまった。ただ帝京と立教は、今後も観戦のチャンスはあるだろうが、中々都立高校の試合は、今度いつ観られる機会があるかわからないので、致し方のないところだろう。

ただ帝京の圧倒的なパワーは健在で、投げては背番号10の荻谷龍太郎(2年)と言う190/87キロの大型右腕が登板していた。この投手、球速こそ130キロ前後~MAX84マイル(134.4)キロぐらいだが、力強い速球を投げ込んで来る。来夏には145キロ級ぐらいまで育っていても不思議ではない。ただ素材型で、あまり細かいことは出来ないのかなと言う印象を受けた。帝京はエース鈴木が注目なのだが、この名前も来年に向けて覚えていて損はなさそうだ。

試合が終わると、今度は神宮球場に移動。今度は、法政大VS鷺宮製作所の試合だ。すでに法政大は、オープン戦2戦を観戦し、鷺宮製作所もスポニチ大会でチェック済みで、興味の対象は、今年確認出来ていない、武内 久士(4年)投手の登板があるかどうかだった。

法大の先発は、同じくドラフト候補の二神 一人(4年)投手。すでに立命館大とのオープン戦で、今年一度観ていたが、そのときよりはかなり調子をあげていた印象。球速こそ140キロ前半程度と抑え気味であったが、カーブ・120キロ弱の曲がりながら落ちる独特のスライダー・フォークなどを織り交ぜ、昨日はなにやら130キロぐらいで殆ど変化しているようには見えない、遅い不思議な球を織り交ぜていた。この球の存在は不明なのだが、投球にアクセントを生んでいたのは確かだろう。なんとか課題であるピッチングが単調になるところを防ごうと、いろいろ工夫を重ねている最中と言う印象が残った。

吉越亮人(2年生 國學院栃木出身)左腕も登板。この選手も、高校時代プロから注目された実戦派。球速も130キロ台後半~140キロ台前半をマークし、カーブ・スライダーなどを織り交ぜた内容。ただもう球速的には、この辺が一杯一杯といった感じで、これからは、更に投手としての総合力を引き上げることで、力を付けて行くことになりそうだ。2年後までに、何処まで総合力を磨けるかで、ドラフト指名となり得るか決まるだろう。

今日も武内は、ブルペンにこそ入るが登板はなし。法大のラストを飾ったのは、1年生の三嶋一輝(1年 福岡工出身)投手。昨年の春季九州大会で、今春のセンバツ優勝投手となった今村猛(清峰)と投げ合ったのを観たのを思い出す。三嶋は、県大会からこの春季九州大会で優勝するまで、すべての試合で二桁奪三振を続ける快投。ただその反動が出たのか?最後の夏は、怪我を抱えて甲子園に出場することが出来なかった。

あれから一年、ブルペンで武内と並んで投げていると、本当に小さく見えてしまう(174/70)。しかしその身体からは、信じられないような球を投げ込んで来る。いきなり神宮のスピードガンでは、150キロ台を連発。前日の三橋尚文と並ぶ153キロを披露。私のスピードガンでは、過去・新垣渚(ソフトバンク)投手が、九州共立大3年のリーグ戦で記録したのと、辻内(巨人)が、大阪桐蔭時代に東海大相模との練習試合で記録した過去最速の96マイル(153.6キロ)を連発したのだ。

会場はどよめきと変わり、一年前も高校生が全く打つことの出来なかった、曲がりが尋常じゃない横滑りのスライダーとのコンビネーションで、鷺宮の打者達をきりきり舞いさせる。1年前に観た時よりも、10キロ程度球速も伸びていることにビックリ。あの身体で、こんな球を投げてしまって大丈夫なのかと、返って心配になってしまう。それにしても、今年のサプライズは、ドラフトの対象にならないような選手ばかりなのを、恨めしくもあり嬉しくもある。

思い通りの観戦は出来なかったものの、最後の最後で良いものを魅せてもらった気がする。これだから、アマチュア野球観戦と言うのは、やめられないのだ!

江戸川区民球場 東西線 西葛西駅から 徒歩5分ぐらい

駅から歩いて一直線なので、方向さえ間違わなければ、すぐに着く距離。電車の窓から、会場を確認しておくか、地図でチェックしておくべきだろう。周りの建物が高いので、駅に降りてしまうと向かう方向がわからなくなる。

球場の座席は狭く、急勾配。ただ駅からすぐと言うアクセスの良さが何より魅力だ。東京の球場で最も、行きやすい球場なのではないのだろうか。

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