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夏の福岡遠征・初日!

確か3週間前に、福岡に行ったばかりだったのに、またも福岡に行くことになった管理人。福岡空港を降りて向かった先は北九州。小倉に向こう電車・ソニック号の中でも、北九州市民球場に行くか、桃園球場に行くか悩んでいた。

北九州市民球場では、嘉穂高校の小野貴滉と言う投手が、春季大会で活躍し話題になっていると耳にしていた。恐らくこの機会を逃したら、彼の勇姿を観ることはないだろうと考える。一方の桃園球場では、自由ヶ丘高校の緒戦が行われる予定だったのだ。

自由ヶ丘は、福岡では知られた強豪校。私が球場に着く頃には試合開始も30分以上経った後になるはず。それならば確実に観られそうな小野貴滉を観ようと決意した。この両球場・昨年ソフトバンクに入った二保旭 (九州国際大付高)投手を観て、二度とも空振りした両球場だった。桃園球場は、八幡駅から徒歩で10分程度と訊いていったのだが、実際のところは炎天下の中、スカウトカバンを持って30分近く歩かされた後、到着直後にコールドで二保の登板なしと言う苦い経験がある球場。やはり駅から平坦10分の誘惑にも負けて北九州市民球場を選ぶ。この小野投手は、オーソドックスな右上手投手。中背の体格から投げ込む、速球は、常時120キロ台後半~MAX86マイル(137.6キロ)。確かに力を入れて投げられば、それなりの球は行くようだが、平均すれば何の変哲もない130キロ強の球を、相手の折尾愛真と言う、県外の私には耳慣れない学校の打者に、スコンスコン打たれているではありませんか。正直試合内容は、どちらがシード校かわからない内容。私は、小野を2イニング程度観て球場を後にした。

私が、この北九州市民球場を選んだのは、「野球兼」のブログにも記載したように、長年北九州に来ても、いつも観られなかった小倉城を見学する理由もあったのだ。早めに球場を飛び出し、小倉城見学に時間を割くことに。小倉城を1時間ぐらい散策した後、目指す先は筑豊緑地球場。

新飯塚の駅に1時間ぐらいかけて移動し、西鉄のバスが来る。運良くこれに乗り、なんなく球場に着いた(かなり移動には不安があった)。かなり駅から離れた立地にあるにしては、この日の同球場には多くの人が訪れていた。しかし訪れていたのは一般ファンだけでなく、11球団のスカウト達も。

この日のお目当ては、先日・阪神の指名候補として具体的な話しも出てきた小関翔太(東筑紫学園)捕手。滅法肩が強いようには見えないのだが、この選手は、殆どテイクバックを取らなくても塁間に送球出来てしまう選手で極めて到達時間が短い。私は、今まで多くのプロ・アマ選手のスローイングを計測してきたが、1.7秒台を記録した選手は殆どいない。そんな中、この選手の実戦でのスローイングは、1.7秒ソコソコと1.80秒丁度と言う信じがたい計測タイムだった。しかしこの二度とも、投手がモーションを盗まれた上に、制球が悪く刺すことが出来なかった。

翌日の新聞には、一試合に二度盗塁を許したのは初めて。高校通算9割以上の捕殺率を誇ると記載されていた。ただ動作が小さい分速いのだが、制球力はもう一つといった印象は否めなかった。確かに破格のスローイングの持ち主ではあると思うのだが、その辺、実戦で刺せる肩なのか?と言われると疑問。こと刺すと言うことでは、ランナーが滑り込むところへ正確無比にコントロール出来る鬼屋敷(近大高専)や捕ってから刺すまでの一連の流れが素晴らしい河野(九州国際大附)捕手の方が、個人的には魅力を感じた。

詳しくは、個別寸評の際に解説するが、捕手向きな性格・高卒プロで行く選手のような意識の高さなどの点からすると疑問の残る部分もあり、さりとて打撃も際だつものはなく、個人的にはどうなのかな?と言うのが正直な感想だった。プロが捕手に求める資質のNO.1が、肩だと言うのならば、この選手のポテンシャルは、タイム的には私が観てきた選手の中でもトップランクの捕手と言うことになるのだろうが、実際観てみると、それほど有り難みのあるスローイングではなかった気がする。

2009年度は、まさに高校生捕手の当たり年と言って良いだろう。こと打撃に関しては、小田(横浜高)捕手が一番ではないかと考える。ではプレーヤーとしてのポテンシャルの高さはと訊かれれば、中村(横浜商大)捕手ではないのだろうか。では私の求める捕手センスに最も優れた選手だと言われれば、船木(横浜隼人)と神奈川の捕手をあげたい。ただ実際には、この神奈川の3人は、指名されるかと言われれば、かなり微妙な位置にいると言わざるえない。

高校球界で一番話題なのは、鬼屋敷(近大高専)捕手。この選手は、田舎の純朴な子と言う感じではあるが、ランナーの滑り込むところ見事なぐらいの精度で、イニング間練習のスローイングでも制球していた。元々は、圧倒的な地肩にモノを言わしていたのを、セーブしてコントロールしても、しっかり刺せる地肩に余力のある捕手なのだろう。この選手の場合は、何か突出してやろうと言う貪欲さが足りないところが気になり、プロに混ぜた時にどうなのかな?と言う不安は残る。

河野(九州国際大附)捕手は、捕ってから素早く一直線にランナーに向かって伸びて行くスローイングは実に実戦的。打撃も良いのだが、捕手的な性格と言う面で引っかかる。もう1人福岡で話題の梅野(福岡工大城東)と言う捕手がいるのだが、この選手は春季九州大会に出場していなかった。ただ試合前練習には捕手として参加。この時のプレーを見る限り、地肩などは素晴らしいが、野球への姿勢が、まだ上のレベルを目指せるタイプではなかったことが大いに気になった。横浜の小田も捕手としては?、中村はプレースタイルに意見の別れるタイプ・船木は、センスはピカイチも肩の弱さ・身体の小ささがプロの捕手としてはどうなのか?(打撃も中々素晴らしい)など、今年は極めて人材豊富も一長一短の様相なのだ。

こうなると木下(高知高)や前田(京都翔英)などの、成長ぶりにも期待が高まる。どの部分を重視して、各球団指名して来るのか、個人的には大変興味深い年だと言えそうだ。

北九州市民球場 北九州モノレール 香春口三萩野駅 徒歩10分ぐらい

モノレールの駅から進行方向左側に曲がって、後は一直線上に歩くと球場が見えて来る。平坦でもあり、極めてアクセスは良い方だろう。ここならば、県外からの観戦者も観戦に行ける球場。球場自体は古い球場ではあるが、県外観戦者にとっては、アクセスが一番重要なポイントになるのだから。

筑豊緑地球場 新飯塚駅 バスで15分ぐらい

正直、西鉄のバス亭を見つけても、どれが目的の田川行きなのか?イマイチよくわからない。なんとか運ちゃん訊いて、それがそうだと言うことで、すぐに乗ることが出来た。

しかし帰りは1時間1,2本程度。かなり僻地にあるので、地元の人の多くは、車で観戦に来ている。30分近くバスも来そうもないので、反対のバス亭で別の駅に行く路線があり調べていると、なんと道路の向こうに目的のバスが来た。しかし交通量も多く渡ることも出来ない・・・。仕方なくタクシーを見つけて、新飯塚の駅に戻ることに。約1500円以上はかかったと思う(細かくは覚えていないが)。

かなり調べても路線もわかり難いので、個人的には、もうここが会場の時は考えてしまいそうな球場だった。同じような郊外でも行き帰りのアクセスに関しては、桧原球場の方がよっぽどわかりやすい球場だった。
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