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2009年秋 千葉大学野球リーグ

久々に千葉マリンに行き、千葉大学リーグを観てきました。千葉リーグは、毎年春か秋のいずれかは、地元の千葉TVで中継が行われておりましたが、今年は春・秋共に中継がないと言う初めての年ではないかと思います。

千葉マリンで見ておかないと、かなり県外者の私にとっては、きつい観戦になりそうなので、東都二日目を捨てて、こちらへの観戦を決めました。

第一試合 東京情報大 VS 城西国際大

私が会場に着いた時は、試合開始から40分ぐらいしてから。しかし球場は、えらく試合展開が早く、5回に差し掛かっておりました。東京情報大の先発は、菅野智也(東総工出身 2年)投手。城西国際大の先発は、町田勇貴(桐光学園出身 2年)投手。両投手の好投で、スコンスコン試合はテンポ良く進んだようです。

菅野は、スリークオーターから繰り出す常時135~後半ぐらいの速球には、それなりの勢いが感じられました。また右打者にはスライダー・左打者にはシンカーと言うフィニッシュボールを持っており、速球・変化球共に水準を満たすものがあります。もうワンランク・ツーランク球威・球速を増して来るようだと、2年後は楽しみな存在だと思います。志しを高く持って、精進してもらいたい投手でした。

町田は、120キロ台後半ぐらいの速球に、カーブ・スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜてくるオーソドックスな投手です。適度にまとまっていることが、この投手の良さでしょうか。

この試合では、東京情報大の野手が目立ちました。1番・岡田平(東京農大一出身 4年)左翼手は、快足を活かした揺さぶりで魅了。3番の照屋丈二(宜野座出身 4年)二塁は、高校時代から定評のあるミートセンスの高い打撃で巧打連発。5番・堀内俊輔(松商学園 3年)三塁は、強い打球をきっちり打てる打撃に、見るべきものがありました。また9番の國枝寛樹(市立船橋出身 1年)遊撃手は、右に左にセンターへとヒット連発で、9番打者ながら攻撃の起点となっておりました。

この日は、4番の兵藤一真(酒田西出身 3年)捕手も、打撃ではタイミングが合っておりませんでしたが、強肩含めたディフェンス力も含めて、来年再度注目してみたい雰囲気のある選手でした。岡田や照屋の4年生達は、この時期でも試合に出ているところを見ると、今後も野球を続けて行くのでしょうか?

また先発した菅野投手や堀内・國枝・兵藤などの下級生達にはタレントもおり、来年に向けて、ぜひその成長を見守ってみたい選手でした。

第二試合 千葉工大 VS 中央学院大

この日、千葉リーグに足を運んだ最大の理由は、今年未確認の初鹿野敬介(千葉商科大附 4年)捕手の最終チェックをしたかったからです。下級生の頃から、圧倒的な打撃が目立ってきた選手ですが、学年が進むにつれ、打撃での活躍が目立たなくなってきました。それでも昨秋のリーグ戦では、4本塁打を記録するパンチ力は健在でした。

この選手、ミットを示した時のどっしり感はよく、投手としては投げやすい頼もしいタイプの選手です。ただどうなのでしょう?打球への反応は悪くありませんが、低めのミットの出し方など、ワンバウンド処理などには、少々物足りないものは感じました。捕手としてのセンス・きめ細かさと言うタイプではないので、上のレベルでは他のポジションにコンバートされるかもしれません。

肩も基準レベル以上のものはありますが、図抜けたスローイングの持ち主ではないように思えます。打撃もパワフルで、ヘッドスピードも基準レベルはあります。ただ対応力はそれほど高くなく、ツボにはまればスタンドインといったタイプ。攻守にまだ粗く、大卒プロと言うことはないと思います。個人的に、あまり惹かれるものはありませんでした。

この試合の中央学院大の先発は、羽豆 恭(中央学院出身 2年)投手。高校時代は、千葉注目の本格派の1人でしたが、個人的には未確認で残念な投手の1人でした。今回、こういう形で見ることがデキ、嬉しかったです。

190/97と言う巨体の持ち主で、常時135キロ前後(MAXで130キロ台後半が出ていたかな?)
ぐらいと、その体格の迫力の割には、球威・球速には驚くものはありませんでした。ただ意外に、投手としてはまとまっている印象で、フォークなどにも磨きをかけつつ、もう少し身体にキレなどが出て、球速も増すようだと、将来は楽しみです。今後の2年間で、そのポテンシャルの高さを、生かせる投手になって欲しいですね。

一方、千葉工大で光ったのが、一番の神定 友樹(稲毛出身 3年)三塁手。186/76 の恵まれた体格の核弾頭で、二本の外野手越えの長打に、ライト線のツーベース・更に送りバントを成功させるなど、強打に、つなぎ役もこなせる器用さもあります。また塁間を4.2秒弱(左打者換算で3.9秒弱)で走り抜けられる走力もあり、体格、俊足・強打と兼ね備わった逸材で、千葉工大では群を抜く存在でした。来年に向けて守備力も含めて、ぜひチェックしてみたい面白い存在でした。

第三試合 国際武道大 VS 敬愛大

国際武道大は、春・大学選手権に出場していたので、それほど目新しいものはありませんでした。ただ先発の梅野無我(福工大城東出身 3年)投手は、サイドから繰り出す130~135キロぐらいの球には、水準以上のキレがあり、高校時代から定評のある投球術も、外角の出し入れ出来る投球術には、みるべきものはありました。もうワンランク・ツーランク・球威・球速を増して来るようだと、ピッチング上手い選手だけに、楽しみだとは思います。

4年生の岩崎 巨之(東海大相模)左翼手は、特に印象は変わらず。むしろこのチームの注目は、4番の神原 元(東海大甲府 1年)三塁手。今回は、2打席しかチェック出来ませんでしたが、2打席共に内角高めの球を右中間を抜ける長打を放っておりました。中々内角高めの球を、右中間オーバーの当たりを放つと言うのは難しいのですが、面白いものを魅せてもらいました。ただ高校時代は、あまり評価していなかった選手なので、今後何処まで奥行きのある内容を示せるのか注目したいです。

一方の敬愛大は、王者・国際武道大に全く五分で戦える今後楽しみなチームです。野手も1番・松本和士(拓大紅陵 2年)遊撃手は、臭い球はすべてでカットする、イヤらしいタイプの選手。野球センスの高さが、プレーに滲み出ております。

4番の座間 優(沼南出身 4年)捕手は、181/80の大型捕手。あまりフットワークを活かすようなセンス型捕手ではありませんが、強肩を活かしたスローイングには見るべきものがあります。また強烈なセンター返しも披露。軽めに足を引き上げ、真っ直ぐ踏み込んだ足下がブレないタイプの強打者です。社会人などで、野球を続けて欲しい大型捕手でした。

(総括)

4年生には、即プロといった素材はいなかったものの、社会人などに進めば、注目してみたい野手は、何人かおりました。

また来年、再来年、更に3年後と、今後も追いかけてみたい選手が複数おり、個人的には新鮮味のある観戦で、それなりの収穫があったと言えよう。今後、機会があれば、ぜひ千葉リーグに足を運びたいと思わせてくれる一日だった。
ブロマガ

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紹介文:ドラフト・レポーターとして20年のキャリアを誇る、蔵建て男 のドラフト候補レポート。雑誌などにはまず掲載されない、個人に焦点をあてた詳細かつ明確なレポートを皆様にお届け致します。

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