09年横浜市長杯
2009/11/02|Category:未分類
雨で月曜日の開催が見られなかった神宮代表関東代表決定戦・横浜市長杯。今回は、ドラフト会議までの時間を利用して、準決勝2試合を観に行って参りました。
第一試合 日体大 VS 上武大
この試合の先発は、共に秋見られていなかった鶴田祥平(鳥栖出身 日体大4年)投手と松永大介(九州学院出身 2年)投手でした。鶴田は、コンスタントに140キロ台~140キロ台中盤を叩き出すも、制球が定まらず、えらくテンポの悪い内容。そのため1回が終わるだけで、試合開始から30分近くかかると言う、非常にだるい試合となりました。球威・球速もソコソコあるのですが、空振りを誘えるない球威型の球質で、高めに浮いた球をことごとく痛打。変化球もスライダーとのコンビネーション中心で、たまにチェンジアップらしき球を織り交ぜて来ます。両サイドを突いて打たせてとるのが身上なのでしょうが、緩急・縦の変化にも乏しく、悪い時に悪いなりの投球が出来ずに早々降板。春観た時も、140~中盤ぐらいの球速は出ておりましたが、底の浅さにピンと来るモノがありませんでした。これだけの球威・球速を誇り、リーグ戦で先発を任されていても、プロ側が反応を示さないのも頷けてしまう内容で、秋改めてそれを実感させられました。ストレートに力はあるので、球質の向上と投球の幅を広げる努力を社会人で期待してみたいです。
対照的に、上武大の先発・松永投手は、独特のテイクバックと130~MAX138キロぐらいなのですが、リーグ戦で実績充分(秋もMVP)なだけあって、好い投手に共通して持つ、投球リズムの好い投手です。変化球もスライダー・独特のシュート回転沈むチェンジアップなのか、フォークなのかわかりませんが、その球に特徴があります。ただ球威・球速と言う面からも、今後ドラフト候補と言うタイプではありません。すでにピッチングの形が出来ている投手なので、今後爆発的に球速を伸ばすようなタイプには見えませんが、2年生にしてリーグ屈指の存在だけに、神宮大会で全国レベルの学校達に、どんな投球を魅せてくれるのか注目したいです。
この試合のお目当ては、上武大の2人のドラフト候補です。特に先日試合途中から出場してきた松井 雅人(桐生一出身-中日7位指名)捕手を、もう少しじっくり見てみたかったです。この選手は、テイクバックを小さく素早く返球出来るスローイングは、コンスタンに1.9秒台前後で投げられる能力があります。テイクバックが小さくても、制球力もソコソコまとまっているところも実戦的だとは思います。ワンバウンド処理・ボールに対するガッツなども感じられるのですが、少々キャッチング雑になったり、ムラッ気のあるタイプのように思えます。また捕手にしては、それほどガンガン行くような積極的なタイプではけしてないですね。そのため打撃も悪くなると、地の底を這うような成績になるようです。元々打撃のポテンシャルは悪くないと思うのですが、殆どバッティング練習していないのではないかと思わせるほど、ヘッドスピードにもキレを感じません。捕手としては、ソコソコの能力がありますが、プレースタイル・打力の無さからも、個人的にはプロとしては物足りないかなあと言う印象を受けました。神宮大会の時に、再度見られると思いますので、その時にでもまた詳しく書きたいと思います。
もうひとりのドラフト候補で注目していたのが、安達 了一(楱名出身)遊撃手。上級生になるに従い着実に力を付けてきた選手で、今や関甲新リーグでは際だつ打者に成長いたしました。それほどスピード感や繊細さの感じさせる遊撃手ではないのですが、守備・地肩共にまずまずで、上のレベルでも二塁あたりならば面白い素材かなと思います。ボールに当てる能力などは好いものがあるのですが、プロ云々を考えると、もう少しヘッドスピードに凄みみたいなものが欲しいかなと言う印象は残ります。ただ社会人の2年間でのアピール次第では、プロ入りも視野に入れられる能力は秘めていると評価します。打力のある二遊間候補は、やはり貴重ですから。
第二試合の 創価大VS東海大
第一試合の試合が長引いた上に、雨もぽつぽつ降り始めておりました。試合の序盤を見てドラフトを見に戻ろうかと思ったのですが、東海大の先発は菅野・創価大の先発は、先日先発していた小川と言う投手だったので、試合前練習を見て少し余裕を持って家路に戻ることに致しました。創価大には、数時間後・阪神の育成枠で指名されることになる田上 健一(創価大)外野手が出場しておりました。強肩・強打の核弾頭なのですが、この選手も神宮大会への出場を決めたので、その時に詳しく書き込みたいと思います。
第一試合は、秋見られなかった・鶴田と松永の先発と言うのは収穫がありましたが、試合テンポが悪く、個人的には少しイライラさせられる試合でした。野手に関しては、数週間前にじっくり見たメンバーで、それほど目新しいものはありませんでした。ただ松井・安達の2人の見極めが、ドラフト前に出来ていたことは、個人的に大きかった気が致します。来年は、ぜひ大会初日を無事見られることを祈っております。
第一試合 日体大 VS 上武大
この試合の先発は、共に秋見られていなかった鶴田祥平(鳥栖出身 日体大4年)投手と松永大介(九州学院出身 2年)投手でした。鶴田は、コンスタントに140キロ台~140キロ台中盤を叩き出すも、制球が定まらず、えらくテンポの悪い内容。そのため1回が終わるだけで、試合開始から30分近くかかると言う、非常にだるい試合となりました。球威・球速もソコソコあるのですが、空振りを誘えるない球威型の球質で、高めに浮いた球をことごとく痛打。変化球もスライダーとのコンビネーション中心で、たまにチェンジアップらしき球を織り交ぜて来ます。両サイドを突いて打たせてとるのが身上なのでしょうが、緩急・縦の変化にも乏しく、悪い時に悪いなりの投球が出来ずに早々降板。春観た時も、140~中盤ぐらいの球速は出ておりましたが、底の浅さにピンと来るモノがありませんでした。これだけの球威・球速を誇り、リーグ戦で先発を任されていても、プロ側が反応を示さないのも頷けてしまう内容で、秋改めてそれを実感させられました。ストレートに力はあるので、球質の向上と投球の幅を広げる努力を社会人で期待してみたいです。
対照的に、上武大の先発・松永投手は、独特のテイクバックと130~MAX138キロぐらいなのですが、リーグ戦で実績充分(秋もMVP)なだけあって、好い投手に共通して持つ、投球リズムの好い投手です。変化球もスライダー・独特のシュート回転沈むチェンジアップなのか、フォークなのかわかりませんが、その球に特徴があります。ただ球威・球速と言う面からも、今後ドラフト候補と言うタイプではありません。すでにピッチングの形が出来ている投手なので、今後爆発的に球速を伸ばすようなタイプには見えませんが、2年生にしてリーグ屈指の存在だけに、神宮大会で全国レベルの学校達に、どんな投球を魅せてくれるのか注目したいです。
この試合のお目当ては、上武大の2人のドラフト候補です。特に先日試合途中から出場してきた松井 雅人(桐生一出身-中日7位指名)捕手を、もう少しじっくり見てみたかったです。この選手は、テイクバックを小さく素早く返球出来るスローイングは、コンスタンに1.9秒台前後で投げられる能力があります。テイクバックが小さくても、制球力もソコソコまとまっているところも実戦的だとは思います。ワンバウンド処理・ボールに対するガッツなども感じられるのですが、少々キャッチング雑になったり、ムラッ気のあるタイプのように思えます。また捕手にしては、それほどガンガン行くような積極的なタイプではけしてないですね。そのため打撃も悪くなると、地の底を這うような成績になるようです。元々打撃のポテンシャルは悪くないと思うのですが、殆どバッティング練習していないのではないかと思わせるほど、ヘッドスピードにもキレを感じません。捕手としては、ソコソコの能力がありますが、プレースタイル・打力の無さからも、個人的にはプロとしては物足りないかなあと言う印象を受けました。神宮大会の時に、再度見られると思いますので、その時にでもまた詳しく書きたいと思います。
もうひとりのドラフト候補で注目していたのが、安達 了一(楱名出身)遊撃手。上級生になるに従い着実に力を付けてきた選手で、今や関甲新リーグでは際だつ打者に成長いたしました。それほどスピード感や繊細さの感じさせる遊撃手ではないのですが、守備・地肩共にまずまずで、上のレベルでも二塁あたりならば面白い素材かなと思います。ボールに当てる能力などは好いものがあるのですが、プロ云々を考えると、もう少しヘッドスピードに凄みみたいなものが欲しいかなと言う印象は残ります。ただ社会人の2年間でのアピール次第では、プロ入りも視野に入れられる能力は秘めていると評価します。打力のある二遊間候補は、やはり貴重ですから。
第二試合の 創価大VS東海大
第一試合の試合が長引いた上に、雨もぽつぽつ降り始めておりました。試合の序盤を見てドラフトを見に戻ろうかと思ったのですが、東海大の先発は菅野・創価大の先発は、先日先発していた小川と言う投手だったので、試合前練習を見て少し余裕を持って家路に戻ることに致しました。創価大には、数時間後・阪神の育成枠で指名されることになる田上 健一(創価大)外野手が出場しておりました。強肩・強打の核弾頭なのですが、この選手も神宮大会への出場を決めたので、その時に詳しく書き込みたいと思います。
第一試合は、秋見られなかった・鶴田と松永の先発と言うのは収穫がありましたが、試合テンポが悪く、個人的には少しイライラさせられる試合でした。野手に関しては、数週間前にじっくり見たメンバーで、それほど目新しいものはありませんでした。ただ松井・安達の2人の見極めが、ドラフト前に出来ていたことは、個人的に大きかった気が致します。来年は、ぜひ大会初日を無事見られることを祈っております。
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