2011年社会人投手展望(解禁組編)
2011/01/26|Category:野球
前回の残留組編に続いて、今回は、2011年度の社会人投手展望の解禁組を編を行いたいと思います。
社会人入りした選手は
高卒 入社して3年
大卒 入社して2年
までは、チームに所属している限り、プロ入りはできません。ですから高卒だと21歳・大卒だと24歳の選手が、基本的に指名解禁組の年齢となります。
今年の解禁組は、ドラフト指名確実な力がありながら、プロ入りを拒否して社会人入りしたような A級の選手は見あたりません。むしろ高校・大学時代に、あと一歩力及ばずといった感じのメンバーがほとんどであり、社会人入り後、順調に成長しているのかが一つ大きなポイントとなります。
そのため現時点では、指名確実なほどの絶対的な選手はおらず、あくまでも今年のプレー次第といった感じの選手ばかり。ただ一つ傾向として、左腕の候補が多くいる ことが特徴としてあげられます。
年明け早々のスポーツ紙で、地元横浜が上位指名候補とリストアップしたのが、大城 基志(JX-ENEOS)投手。名桜大から入社したルーキーイヤーから、チームの主戦として安定感抜群の投球を披露しました。ピッチングが上手い反面、球威・球速が物足りず、どことくなくロッテに入団した服部泰卓(トヨタ自動車)を彷彿させます。
慶応大学時代に、指名の有力候補と言われた中林 伸陽(JFE東日本)も、社会人で着実に実績を重ねつつあります。ただ大学時代と何処が変わったのか?と言うほど目に見えての成長は感じません。今年果たして、目に見えた成長を見せてくれるのか注目したいところ。
実績なら海田 智行(日本生命)が、光ります。駒大時代からチームの主戦として活躍した実戦派左腕でしたが、都市対抗予選では完全にエースとしてチームを東京ドームに導きました。しかし期待のかかった本戦では、持ち味を発揮できず。今年は、大舞台でのアピールが不可欠になります。
その他では、馬力のある門脇 康太(日立製作所)、故障から復調気味の実力派左腕・櫻田 裕太郎(HONDA)、見えないテイクバックが売りの技巧派・小石 博孝(NTT東日本)、これまで全国舞台での登場がなかった井藤 孝平(日本新薬)、逆に九州国際大時代は全国で活躍した阿南 洋平(新日鉄大分BC)に、常葉菊川時代に甲子園でも活躍した戸狩 聡希(ヤマハ)も、今年解禁の年を迎えます。左腕と言うアドバンテージもありますし、実力的にも紙一重のところまで来ている選手も多く、この中から何人もが、秋のドラフト会議で指名されそうです。
一方右腕にも、大学時代指名候補として、スカウト達から熱い視線を浴びた選手は少なくありません。湯本 五十六(JR東日本)・祖父江 大輔(トヨタ自動車)・守安 玲緒(三菱重工神戸)などは、特に大学時代から注目度が高かった選手達。湯本は、恵まれた体格から140キロ台中盤の速球を連発し、祖父江も小柄ながら全身を使って140キロ台後半の勢いのある球を放り、守安は試合をまとめる能力に優れ、縦の変化を武器に致します。それぞれ課題を抱えるのですが、それをこの2年間でいかに改善できているのか、注目される2年目です。また中京大から入社の武藤 好貴(JR北海道)なども、縦の変化などを武器にソフトバンクなどから注目されている選手です。
故障から回復すれば、一躍上位候補になりそうなのが、大塚 椋司(JX-ENEOS)投手は、聖望学園時代から大きく成長し、社会人を代表するクローザーになりましたが、2年目の昨年は故障に泣かされました。また三和高校時代は、関東NO.1右腕としてスカウト達を集結させた石崎 剛(住友鹿島)も着実に成長してきているようですし、浦添商業時代、東浜巨(亜大)のライバルとして活躍した伊波 翔吾(沖縄電力)などの高卒解禁組にも期待がかかります。
穴っぽいところでは、河野 秀数(新日鉄広畑)や鮫島 優樹などは、ルーキーイヤーからチームの絶対的にな存在になりました。それだけの総合力のある投手達で、ドラフト戦線においても面白い存在になり得ると思います。
今年の特徴としては、A級の上位指名確実な選手はまだおりませんが、実際にはかなりの数の選手が、昨年同様に指名されるのではないかと考えております。昨年の同時期に較べると、指名の有力候補が多いのが一つ特徴としてあげられます。今年もアマチュア最高峰の、社会人野球にぜひ注目して頂きたいと思います。
社会人入りした選手は
高卒 入社して3年
大卒 入社して2年
までは、チームに所属している限り、プロ入りはできません。ですから高卒だと21歳・大卒だと24歳の選手が、基本的に指名解禁組の年齢となります。
今年の解禁組は、ドラフト指名確実な力がありながら、プロ入りを拒否して社会人入りしたような A級の選手は見あたりません。むしろ高校・大学時代に、あと一歩力及ばずといった感じのメンバーがほとんどであり、社会人入り後、順調に成長しているのかが一つ大きなポイントとなります。
そのため現時点では、指名確実なほどの絶対的な選手はおらず、あくまでも今年のプレー次第といった感じの選手ばかり。ただ一つ傾向として、左腕の候補が多くいる ことが特徴としてあげられます。
年明け早々のスポーツ紙で、地元横浜が上位指名候補とリストアップしたのが、大城 基志(JX-ENEOS)投手。名桜大から入社したルーキーイヤーから、チームの主戦として安定感抜群の投球を披露しました。ピッチングが上手い反面、球威・球速が物足りず、どことくなくロッテに入団した服部泰卓(トヨタ自動車)を彷彿させます。
慶応大学時代に、指名の有力候補と言われた中林 伸陽(JFE東日本)も、社会人で着実に実績を重ねつつあります。ただ大学時代と何処が変わったのか?と言うほど目に見えての成長は感じません。今年果たして、目に見えた成長を見せてくれるのか注目したいところ。
実績なら海田 智行(日本生命)が、光ります。駒大時代からチームの主戦として活躍した実戦派左腕でしたが、都市対抗予選では完全にエースとしてチームを東京ドームに導きました。しかし期待のかかった本戦では、持ち味を発揮できず。今年は、大舞台でのアピールが不可欠になります。
その他では、馬力のある門脇 康太(日立製作所)、故障から復調気味の実力派左腕・櫻田 裕太郎(HONDA)、見えないテイクバックが売りの技巧派・小石 博孝(NTT東日本)、これまで全国舞台での登場がなかった井藤 孝平(日本新薬)、逆に九州国際大時代は全国で活躍した阿南 洋平(新日鉄大分BC)に、常葉菊川時代に甲子園でも活躍した戸狩 聡希(ヤマハ)も、今年解禁の年を迎えます。左腕と言うアドバンテージもありますし、実力的にも紙一重のところまで来ている選手も多く、この中から何人もが、秋のドラフト会議で指名されそうです。
一方右腕にも、大学時代指名候補として、スカウト達から熱い視線を浴びた選手は少なくありません。湯本 五十六(JR東日本)・祖父江 大輔(トヨタ自動車)・守安 玲緒(三菱重工神戸)などは、特に大学時代から注目度が高かった選手達。湯本は、恵まれた体格から140キロ台中盤の速球を連発し、祖父江も小柄ながら全身を使って140キロ台後半の勢いのある球を放り、守安は試合をまとめる能力に優れ、縦の変化を武器に致します。それぞれ課題を抱えるのですが、それをこの2年間でいかに改善できているのか、注目される2年目です。また中京大から入社の武藤 好貴(JR北海道)なども、縦の変化などを武器にソフトバンクなどから注目されている選手です。
故障から回復すれば、一躍上位候補になりそうなのが、大塚 椋司(JX-ENEOS)投手は、聖望学園時代から大きく成長し、社会人を代表するクローザーになりましたが、2年目の昨年は故障に泣かされました。また三和高校時代は、関東NO.1右腕としてスカウト達を集結させた石崎 剛(住友鹿島)も着実に成長してきているようですし、浦添商業時代、東浜巨(亜大)のライバルとして活躍した伊波 翔吾(沖縄電力)などの高卒解禁組にも期待がかかります。
穴っぽいところでは、河野 秀数(新日鉄広畑)や鮫島 優樹などは、ルーキーイヤーからチームの絶対的にな存在になりました。それだけの総合力のある投手達で、ドラフト戦線においても面白い存在になり得ると思います。
今年の特徴としては、A級の上位指名確実な選手はまだおりませんが、実際にはかなりの数の選手が、昨年同様に指名されるのではないかと考えております。昨年の同時期に較べると、指名の有力候補が多いのが一つ特徴としてあげられます。今年もアマチュア最高峰の、社会人野球にぜひ注目して頂きたいと思います。
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