1 阪神VS四国アイランドリーグ選抜(アイランドリーグ野手編1)
2011/03/02|Category:観戦記
前回の阪神VSアイランドリーグ選抜の試合のレポート。今回は、野手編の第一弾をお送りしたいと思います。むしろアイランドリーグの場合、投手よりも野手に見所が多かった気が致しました。
1番 宮田 良祐(23歳・三重)遊撃 181/68 右/左 (社出身)
兵庫の社高校時代は、大前(元早稲田)投手と共に注目された大型内野手でした。NOMOベースボールクラブなどを経て、今年からアイランドリーグに加わった三重に入団したようです。大型ですが、柔らかいグラブ捌きで、深いところからのスローイングも決められる地肩の強さもあります。守備は図抜けて上手いと言うほどではないにしろ、中の上レベルは充分にありそうです。走力はハッキリ今回はわかりませんでしたが、1番を務めているように遅くはないと思います。何よりボールに食らいつく姿勢がみられ、四球も二つ選ぶなど粘り強さが目立ちました。高校時代から持つ素材の良さが残っており、ボールを当てるミートセンスは感じられました。ただ少し始動が遅いのかな?吉岡(阪神)投手の140キロ級のストレートには差し込まれるなど、球速負けしてしまう弱さがあるのが惜しいですね。ただこの選手は、育成枠での指名ぐらいなら意識できる可能性を秘めていると思います。今後も注目して行きたい、野手の1人です。
2番 関口 大志(23歳・徳島)中堅 177/70 右/左
アイランドリーグでも犠打王に輝いたり、俊足で揺さぶったりするタイプの実績のある選手です。一塁までの塁間は、4.05秒ぐらいと基準レベル以上のものはありますが、思ったほど図抜けた数字ではありませんでした。守備に関してはまずまず上手く、地肩も基準レベル以上のものはありそうです。やはり課題は、打撃のレベルアップと走力で何処までアピールできるのかではないのでしょうか。守備・小技と言う意味では、NPBレベルに達していると思いますので。
3番 武田 陽介(27歳・愛媛)一塁 186/95 右/左
西濃運輸時代から、大型の強打者として注目されてきた選手です。社会人時代から、当たったときの破壊力には目を見張るものがありましたが、やや脆い部分があり、今回もその辺はあまり変わっていないのかなと言う印象は受けました。一塁手としては下手ではないように見えますが、他のポジションへの融通も考えられないようだと、少々打撃だけで勝負するのには物足りません。けして走力・地肩などで魅了する身体能力がないところが、よほど打撃でアピールできないと苦しそうです。打撃では面白いものは持っておりますが、現状NPBまでは苦しいかなといった印象を受けました。いずれにしても今年がラストチャンスだとぐらい思って、アイランドリーグで図抜けた打撃成績を残して欲しいですね。
4番 中村 真崇(28歳・香川)左翼 183/87 右/右
09年のアイランドリーグの首位打者で、昨年も打撃成績2位。10本前後の本塁打を放つパンチ力と勝負強さを兼ね備えるなど、打撃はアイランドリーグでも屈指の実績を持つ強打者です。自慢の打撃は実戦向きで、ファームレベルぐらいならばソコソコ打つかもしれませんが、一軍となると特徴に欠けるかもしれません。ただ問題は、やや弱い肩の外野守備と走力も平均的で、総合力でNPBに届かないと言う印象の選手です。このまま今年も、ミスターアイランドリーグの道を突き進むのでしょうか?
5番 加登脇 卓真(24歳・香川)DH 183/93 右/左
北照時代から、投打にスケールのある大型選手として注目され、巨人に2位指名されて入団した選手です。巨人時代は投手でしたが、アイランドリーグでは野手として勝負し2年目を迎えます。ツボにはまった時の打球の素晴らしさは、アイランドリーグでも屈指のものがあるのではないのでしょうか。その反面、野手経験に乏しく昨年は脆さも感じられました。この試合でも一二塁間を鋭く抜ける打球を放つなど、かなり危機感を持ってプレーができております。ただ守備・走塁でのアピールに欠ける点と脆い打撃が何処まで改善されるのかにかかっております。まずは、アイランドリーグでは少ない、貴重な長打力でアピールできると存在感が出てくるのではないのでしょうか。
6番 国本 和俊(28歳・香川)三塁 180/80 右/右
昨年のアイランドリーグの首位打者で、中村同様にパンチ力と勝負強さが売りの、リーグを代表する強打者です。三塁手としては、可も不可もなしといった感じで地肩も平均的。走力も遅くはありませんが、アピールするほど図抜けたものはないようです。自慢の打撃も、NPBレベルの投手相手だと少し苦しいかなと言う印象はうけました。この選手も総合力でNPBにアピールするだけの特徴に欠けるのが、あと一歩実績があっても届かない理由でしょうか。中村同様にミスターアイランドリーグとして、突き進む気が致します。
1番 宮田 良祐(23歳・三重)遊撃 181/68 右/左 (社出身)
兵庫の社高校時代は、大前(元早稲田)投手と共に注目された大型内野手でした。NOMOベースボールクラブなどを経て、今年からアイランドリーグに加わった三重に入団したようです。大型ですが、柔らかいグラブ捌きで、深いところからのスローイングも決められる地肩の強さもあります。守備は図抜けて上手いと言うほどではないにしろ、中の上レベルは充分にありそうです。走力はハッキリ今回はわかりませんでしたが、1番を務めているように遅くはないと思います。何よりボールに食らいつく姿勢がみられ、四球も二つ選ぶなど粘り強さが目立ちました。高校時代から持つ素材の良さが残っており、ボールを当てるミートセンスは感じられました。ただ少し始動が遅いのかな?吉岡(阪神)投手の140キロ級のストレートには差し込まれるなど、球速負けしてしまう弱さがあるのが惜しいですね。ただこの選手は、育成枠での指名ぐらいなら意識できる可能性を秘めていると思います。今後も注目して行きたい、野手の1人です。
2番 関口 大志(23歳・徳島)中堅 177/70 右/左
アイランドリーグでも犠打王に輝いたり、俊足で揺さぶったりするタイプの実績のある選手です。一塁までの塁間は、4.05秒ぐらいと基準レベル以上のものはありますが、思ったほど図抜けた数字ではありませんでした。守備に関してはまずまず上手く、地肩も基準レベル以上のものはありそうです。やはり課題は、打撃のレベルアップと走力で何処までアピールできるのかではないのでしょうか。守備・小技と言う意味では、NPBレベルに達していると思いますので。
3番 武田 陽介(27歳・愛媛)一塁 186/95 右/左
西濃運輸時代から、大型の強打者として注目されてきた選手です。社会人時代から、当たったときの破壊力には目を見張るものがありましたが、やや脆い部分があり、今回もその辺はあまり変わっていないのかなと言う印象は受けました。一塁手としては下手ではないように見えますが、他のポジションへの融通も考えられないようだと、少々打撃だけで勝負するのには物足りません。けして走力・地肩などで魅了する身体能力がないところが、よほど打撃でアピールできないと苦しそうです。打撃では面白いものは持っておりますが、現状NPBまでは苦しいかなといった印象を受けました。いずれにしても今年がラストチャンスだとぐらい思って、アイランドリーグで図抜けた打撃成績を残して欲しいですね。
4番 中村 真崇(28歳・香川)左翼 183/87 右/右
09年のアイランドリーグの首位打者で、昨年も打撃成績2位。10本前後の本塁打を放つパンチ力と勝負強さを兼ね備えるなど、打撃はアイランドリーグでも屈指の実績を持つ強打者です。自慢の打撃は実戦向きで、ファームレベルぐらいならばソコソコ打つかもしれませんが、一軍となると特徴に欠けるかもしれません。ただ問題は、やや弱い肩の外野守備と走力も平均的で、総合力でNPBに届かないと言う印象の選手です。このまま今年も、ミスターアイランドリーグの道を突き進むのでしょうか?
5番 加登脇 卓真(24歳・香川)DH 183/93 右/左
北照時代から、投打にスケールのある大型選手として注目され、巨人に2位指名されて入団した選手です。巨人時代は投手でしたが、アイランドリーグでは野手として勝負し2年目を迎えます。ツボにはまった時の打球の素晴らしさは、アイランドリーグでも屈指のものがあるのではないのでしょうか。その反面、野手経験に乏しく昨年は脆さも感じられました。この試合でも一二塁間を鋭く抜ける打球を放つなど、かなり危機感を持ってプレーができております。ただ守備・走塁でのアピールに欠ける点と脆い打撃が何処まで改善されるのかにかかっております。まずは、アイランドリーグでは少ない、貴重な長打力でアピールできると存在感が出てくるのではないのでしょうか。
6番 国本 和俊(28歳・香川)三塁 180/80 右/右
昨年のアイランドリーグの首位打者で、中村同様にパンチ力と勝負強さが売りの、リーグを代表する強打者です。三塁手としては、可も不可もなしといった感じで地肩も平均的。走力も遅くはありませんが、アピールするほど図抜けたものはないようです。自慢の打撃も、NPBレベルの投手相手だと少し苦しいかなと言う印象はうけました。この選手も総合力でNPBにアピールするだけの特徴に欠けるのが、あと一歩実績があっても届かない理由でしょうか。中村同様にミスターアイランドリーグとして、突き進む気が致します。
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