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11 亜細亜大 VS 国学院大 レポート

東都リーグ無事が、開幕を迎えました。亜細亜大は、事故渋滞に巻き込まれて、ラッシュに揉まれて試合直前の入場だったそうで、試合でも不甲斐ないプレーを連発すると言うアクシデント。ただこういった時こそ、本当の力が求められるのではないかと思います。今回は、緒戦で気になった選手に関して、簡単なレポートを行って行きたいと思います。

その亜大の先発は、東浜 巨(3年)投手。初回130キロぐらいしか出ず、スピードガンの不一致かとも思ったのですが、本当に遅かったようです。特に遅いのは致し方ないのですが、速球も変化球も高めに浮き、甘い球を国学打線に打ち込まれました。特にスライダーが高めに浮いたり、内角を厳しく突くツーシームも、高いので外野まで運ばれるなど、悪いなりにまとめる投球ができず。2回に球速を取り戻し、140キロ台を叩き出せるまでになり、この日の最速91マイル(145.6キロ)を記録しましたが、また3回以降は、130キロ台の球が多かったですね。特に東浜は、球威があるタイプではないので、甘く入ると痛打を食らいやすい。縦の変化やカーブなどもないわけではないのですが、ツーシームやカットボールなど手元で動かすボールが多いのですが、これも高めに行っては効果が薄い気が致します。今まで観た試合では、断トツの悪い内容で、5回8安打3失点で降板致しました。ただフォームをジワ~とゆっくり引き上げる、独特の「間」を持っている点は、やはりこの投手ならでは。またオープン戦は好かったそうですし、まあ今回いろいろ悪い理由もあったようなので、次回の巻き返しに期待したいところ。なかなか出来ない経験ができたと、切り換えを持てるのかどうか、今後のシーズンを見守りたいと思います。

國學院の先発は、ドラフト候補の 高木 京介(4年)左腕。左スリークオーターから繰り出すキレのある球が身上の投手。この日は、130キロ台後半~140キロ台前半ぐらいの球速中心でしたが、先発と言うこともあり、ストレートにはそれほど光るものがありませんでした。特にキレ型なので、球威がなく、甘く入ると痛打を食らいやすい怖さは常にあります。元々スリークオーターだけに、緩急・縦の変化などがあまり期待できない傾向にあるのですが、スライダー・スクリュー・カーブ・カットボール・カーブなど多彩な球種を織り交ぜ、特にこの日は右打者外角低めに沈むスクリューを効果的に使えていました。

終わってみれば、7回2安打1失点の内容でしたし、腕が振れていて速球と変化球の見分けが困難なのが、この投手の一番の持ち味。カウントを悪くしてもストレートの強弱を付けて、ストライクを整えられます。元来はリリーフ向きだとは思いますが、先発でもソコソコ試合を作ることができる。大学からプロに行くのは、濃厚なのではないのでしょうか。あとは、今年の内容次第で順位が上下することになりそうです。

両チームの打者では、国学の4番・庄司 輔(4年)右翼手が、やはり抜けていました。ヒット2本に2四球を選んでおりましたが、打席でのしぶとさが光り、ただで転ばない選手ですね。右翼の守備もどうかと思いましたが、キャッチング・打球への反応は微妙なのですが球際に強くところを魅せました。ライトから返球でもアウトにもしたように、地肩も基準以上のものがあります。そういった打撃以外のプラスαをこの日は魅せてくれました。まさかの三塁盗塁でアウトになっていたのは?でしたが、それだけアピールしたかったんでしょうね。気持ちの乗ったプレーで、この日一番目立っていた野手でしょうか。

その他、国学では、宮崎商時代打撃を絶賛した藤本 雄也(都城商出身 2年)が、2番・DHで出場し3安打を放つなど、非凡な打者としての才能を示しました。甲子園では、左腕投手での評判が良かったのですが、私はダントツ野手だと思っておりましたので、野手に専念されることは好いことだと思います。主将のの清水 隆弘(4年)捕手は、塁間1.9秒台の肩はいいのですが、制球がイマイチ安定しないのが気になりました。チームの5番を担う打撃もいい選手で、この日は送りバントをきっちり2回成功させている点には好感が持てる選手です。

亜大では、全日本代表候補にもあがっていた 高田 知季(3年)遊撃手なども、2三振を期するなどタイミングが合っていませんでした。しかし、最終打席でライト前にはじき返し面目躍如。地肩はまずまずなのですが、ショートとしては平均的な選手だと思います。また東浜が先発と言うことで先発マスクを被った 嶺井 博希(沖縄尚学出身 2年)捕手は、投球練習後のスローイングで、必ずランナーの滑りこんで来るところにボールを集めようと言う高い意識で投げているところには好感が持てました。ただ立ち上がりに、制球に定まらない東浜に対し、必要以上に内角を使った配球で失点を重ねるなど、強気のリードもいいのですが状況に応じた配球が求められると思います。

ちなみに昨秋の国学優勝の立役者・鷲尾 拓也(4年)投手も、最後の2イニング登板致しました。しかしまだ、調整が遅れているのか?自慢の制球力が不安定で、高めに抜けるボールも少なくありません。今シーズン中に調子をあげてこられるのか注目したいと思います。


この試合は、高木の投球と庄司の打撃に、ソコソコ見所があったという試合ではなかったのでしょうか。
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