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41・ 東海大甲府 VS 八王子戦

袖ヶ浦への春季大会観戦も二日目。前日で要領を得て、球場まで滞りなく到着致しました。今日のテーマは、袖ヶ浦のバスターミナルから球場までの道のりが800メートルほどなのですが、これをもっと短くカットできるのではないかと思いチャレンジ。住宅街の中を通って行き、車も通れないような小さな道を抜けると、球場前の駐車場に辿り着くことができました。でも今度袖ヶ浦に来る頃には、もう忘れてしまいそうな道でした(笑)。今日は前日と違い、ドラフト注目の選手が多く、袖ヶ浦には試合前から多くのスカウトが集結。ただ多くの高校野球ファンは、選抜優勝チームの東海大相模が登場する市原臨海に流れていた模様。そのため混雑はしておりましたが、想像以上の混み具合ではありませんでした。

第一試合 東海大甲府 VS 八王子

八王子は、ここでも一度春季東京都大会の時にレポートいたしましたので、軽く取り上げるのみとさせて頂きます。東海大甲府は、なんといっても今年の高校球界で、いま最も注目を集めている 高橋 周平(3年)遊撃手が在籍しているチーム。今日の高橋で驚かされたのは、野球への意識の高さと集中力。初回いきなりチャンスが回ってくるも、バッテリーは勝負せずに敬遠。それでも最後まで目線を切ることなく、打席では最後まで集中。四球のコール後も、一塁まで素早く走ってゆくなど、見ていて気持ちの好いナイスガイ。

ネクストバッターボックスでは、投球と投球の間には必ず素振りを入れるなど、常に次の打席を意識した姿勢。試合にも上手く入ることができておりました。結構イケイケの性格かと思ってみていたのですが、チームの主将として試合前整列するときも、自分が一番にと言う感じの選手ではありません。試合後には、多くの報道陣に囲まれてインタビューをされていましたが、精悍な顔立ちにしっかりとした受け答えをする選手との印象。試合でもラインを踏まない意識が徹底されており、かなりきめ細かい強打者らしからぬタイプの選手でした。

打席の内容は、2打席目から勝負となりましたが、ファースト側へのファールフライ。3打席目は、彼らしいラインドライブのかかった打球で、センター横に切れてゆく打球で外野手が捕れず。この打球は、ライナー性で強烈でした。4打席も敬遠で、5打席目は、タイミングが合いませんでしたが、空高く舞い上がるセンターフライが風に流されてセンターが取れませんでした。あの打球の上がり方からみても、やはりパワーは相当あるのだろうなと言う印象を強く受けます。この試合での快心の一打は3打席目のみでしたが、一番確認したかった意識の高さ・集中力と言う部分でも、しっかりしたものがある選手だと確認。むしろ技術的なことに関しては、まだまだ粗かったり、甘い部分もあり、それなりにプロの一線まで出てくるのには、時間がかかるかなと言う印象は受けます。

また遊撃守備は、フットワーク・キャッチング自体はそれほど光りませんが、丁寧で堅実にやろうと言う意識が感じられます。特に非常に深いところからの返球でも正確にコントロールさせる確かな地肩の持ち主であり、将来的には三塁もしくは、二塁あたりまで視野に入れられるかもしれません。プロの遊撃手と言うタイプではありませんが、随分と1年のころに比べると成長していました。スカウトに「オレを絶対獲ってくれ!」と強烈にアピールしている感じで、高校から飯を食ってゆくのだと言う気構えが感じられます。この辺の部分は、なかなかTV中継ではわからないので、生観戦できてよかったです。

その他、甲府の先発・本多 将吾(2年)右腕は、オーソドックスな本格派右腕です。球速は、120キロ台後半~130キロ台前半ぐらいでしたが、球速以上に感じさせてくれる球筋の良さが光りました。スライダーとのコンビネーション投手で、土台になるフォームや体格がしっかりしており、来年までに何処まで伸びるのか期待の持てる選手。また試合途中で4番に入った渡邊 諒(1年)二塁手は、高橋以上に鮮烈な印象を残しました。特大のセンターフライ・三遊間ヒット、更に走者を背負っての文句なしのレフトスタンドへの本塁打など、高橋に相手バッテリーが集中して気が抜けたところを、見事に結果として残しました。まだまだ野球への意識も子供であり、怖い物知らずでイケイケといった感じのプレー。ボールを遠くに飛ばす資質は、中距離タイプの高橋よりも将来的に上を行くのではないかと感じます。ただ本当の意味で、チーム中心選手としての重圧や相手の徹底マークがされる存在になった時に、どんなプレーになるのかが勝負。高橋周平も一年春の春季大会で、先輩に混じって伸び伸び打っていましたが、ここまで注目されるようになるとそうは行きません。あとは、周りがいかに導いてゆくのかのこれからの方向性と、本人が自覚を持てるのかでしょうね。高橋と言う素晴らしい手本が近くにいることは、彼にとっても将来大きな財産になりそうです。でもその意味がわかるのは、高橋が抜けた新チーム以後になるのでしょうね。

一方の八王子は、桝沢 怜(西東京・八王子)遊撃手が、前日も打ちまくって大活躍。しかしこの日は、多くのスカウトを前に緊張したのか、手痛い守備のミスを連発させボールが手につかない内容。ヒットも試合が決まったあとに、センター前に一本を放ちましたが、いわゆる「持っていないよな」と言う注目される中で失態。野球への姿勢もいい選手だけに惜しいのですが、やはり高校からプロに行くほどの力はまだないのかなと言う印象は受けました。きっと好い大学で野球を続けて行けるスケールの大きな素材だけに、そこでまずは力を養ってほしいと思います。試合の方は、8回コールドかなにかで東海大甲府が勝ち上がりました。


他の2試合のレポートは、また長くなるので、明日の朝に更新したいと思います。

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