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57.58.59 東都一部・二部観戦記!

まず観戦記を書く前に、一つ大事なお知らせ。昨年6月まで、このページは月/100円の有料ページとして運営されていました。しかし昨年6月は、それまで12年あまり務めていた福祉施設が閉鎖になり転職。そこで新しい職場の給与額が上がったために、この有料ページの運営を止め、読者の皆様方のご要望も多く、無料開放としドラフト当日までには、有料記事で掲載したものも「迷スカウト」で公開致しました。

すでにご存じのように、私はその転職した職場を3月で退職。野球のみで生活すると言う長年の夢に挑んでいます。この有料ページの変わりに、月に1度の電子出版を軸に活動を始めようと致しましたが、この有料ページほどの収益は、残念ながら得られませんでした。今回は、野球一本での生活のため、正直何かしらの収益を得なければ生活してゆけません。従ってより充実した活動をするためには、申し訳ないのですが再びページの有料化に踏み出すことを決意致しました。

ここでの内容は、観戦レポートと以前同様に「迷スカウト」内では取り上げないドラフト指名有力な選手達の個別寸評とさせて頂きたいと思います。1日1度の更新(観戦レポート OR 個別寸評)を毎日更新することを目標としております。どうか皆様、ご理解・ご協力のほど宜しくお願い致します。

したがって、今回の観戦レポートが、無料で公開する最後のレポートとなります。またドラフト後の指名全選手寸評をまとめたものは、今まで「迷スカウト」で公開しておりましたが、今年からは「電子出版」で、まとめたものを作成したいと思います。こちらの方も、どうかご理解のほど宜しくお願い致します。


(5/25(水) 東都観戦記)

東都には4月に二日ほど、先週は二部に一日足を運びました。今回は、約一ヶ月の期間を空けて、東都一部の二日目と二部の観戦していない2チームの試合を観て、春の東都観戦を終了したいと考えました。

神宮球場 第一試合 中央大 VS 青学大

青学の先発は、今や東都防御率1位 0.50 の絶対的安定感で優勝争いの原動力になった 齋藤 英輔(青森山田出身 2年)右腕。青森山田時代は、中背ながら2年生の時点で145キロを投げる投手として注目されました。しかし3年時に伸び悩み、そのまま青学に進学。その力が、2年生になって復活してきました。

体つきもだいぶ立派になり、オーソドックスなフォームから神宮のガンではコンスタントに145キロ前後(MAXで147キロ)などを連発。しかしこの日の神宮のスピードガンは、私のガンと常時7,8キロは違うほどで、実際にはそれほど速くは感じられませんでした。それでも数球、91マイル(145.6キロ)は出していたので、球速能力はそれなりのものがあるのでしょう。

優勝争いを演じ、連日リリーフで活躍。更に第二戦のこの日は、先発でマウンドに上がりました。その辺の影響もあったのか?体は重そうでしたし、丁寧に制球重視で投げようと言う意識が感じられました。速球・スライダー・チェンジアップなどの球種を交えながら、両サイドにしっかりボールをコントロールできる制球力・投球を組み立てられる投球術を兼ね備えます。凄みはないですが、総合力の高い投手として、これからも青学の主戦としての活躍が期待されます。

一方の中央大は、鍵谷 陽平(北海出身 3年)右腕。この選手は、北海高校時代に、伏見(東海大三-東海大)捕手らと共に、北海道まで彼彼等目的で遠征した記憶がある選手です。当時から、中背でしたが馬力を感じさせる投手でした。球速は、常時140キロ前後~MAX90マイル(144キロ)程度。しかし、その球速以上に感じさせる球威と勢いがあります。変化球は、低めのボールゾーンに切れ込むスライダー。ただストレートの多くが、高めに抜けてしまうのが気になる材料。球の勢いでは齋藤よりも力強いものの、実戦力と言う意味では大きな差があります。齋藤は先発も可能なタイプですが、鍵谷は基本的にリリーフタイプの力投派と言うイメージをうけました。

野手で注目は、ドラフト候補の 井上 晴哉(崇徳出身 4年)一塁。この選手、野球に対する姿勢も悪くないのですが、好い時と悪いときの差が考えてしまうタイプなのか?激しいのが難点。この日も、とても甘い球をなんなく見逃してしまうなど、そういった甘さ・波の激しさを感じさせます。今シーズンも、打率.265厘 2本塁打 3打点の平凡な数字は気になるところ。飛距離は、アマ屈指のものがあるだけに、なんとも惜しい気が致します。プロへの可能性も高いのですが、かなり時間はかかりそうです。

打者で抜けているのは、3番を打つ 西銘 生悟(沖縄尚学出身 3年)二塁手。167/68 の小柄な体格ながら、甘い球を逃さない打撃の鋭さは、東都随一。ただ今季も 打率は.278厘 程度と、その活躍ほどの数字は残しておりません。しかしパンチ力もあり、今シーズン3本のホームランを放っています。二塁手としてもプロを意識できる選手だけに、来年はドラフト候補としてマークしたい存在です。

その他では、6番を打つ 飯田 大祐(常総学院出身 3年)捕手。特に捕手としてや打撃としては個人的に気にならないのですが、コンスタントに1.9秒台を刻めるスローイングには観るべきものがあります。来年のドラフト候補として、プロ側のチェックもされていると聞きます。

青学では、毎度その体格と打球の速さ・強肩が目を惹く、杉本 祐太郎(徳島商出身 2年)中堅手。今シーズンも 0本 4打点 打率.176厘の粗さを解消したいところ。持っているスケールは、東都でも屈指の野手です。


試合を6回表まで見て、第二球場で行われている 日大 VS 国士舘 の試合に移動しました。

神宮第二球場 日大 VS 国士舘

勝てば日大の優勝が決まる大事な試合。マウンドには、松本 貴史(宇都宮南出身 4年)右腕が登板。178/74 の体格からオーソドックスなフォームから投げ込んできます。球速は、常時135~MAX88マイル(140.8キロ)程度。スライダーとのコンビネーションで、適度にまとまった投手との印象でした。

国士舘の方は、坂寄 晴一(鉾田一出身 3年)左腕。こちらは、130キロ前後ぐらいで、球威・球速はありません。ただカーブ・スクリューなどを織り交ぜ、非常にまとまった左腕との印象を受けます。

この試合で光ったのは、井上 彰吾(筑陽学園出身 3年)中堅手。ボールを捉えた時のインパクトが素晴らしく打球の強さが目を惹きます。この春は、1本 6打点 打率.268厘と少し粗い部分はありますが、3盗塁など動ける身体能力は魅力。ただ試合では、打球の目測を誤りセンターオーバーの当たりを打たれるなど、身体能力だけに頼らないプレーが求められます。

国士舘では、やはり1番を打つ 西川 元気(桐光学園出身 4年)二塁手だろうか。井上の頭を越えて行くリストの強い強打が自慢で、3本 5打点 打率.372厘(2位)に、3盗塁と動ける身体能力は魅力。二塁を守る守備力もあり、社会人で野球を続けてゆける素材です。

この試合の目的は、吉田 一将(青森山田出身 4年)投手だったのですが、登板する気配はなし。一時間ほど試合観てから、再び第一球場に戻りました。

神宮球場第二試合 東洋大 VS 国学院大

前の試合で青学が敗れ、東洋の優勝が決まっての試合となりました。東洋の先発は、ドラフトの目玉・藤岡 貴裕(桐生一出身 4年)左腕。優勝が決まってしまったと言うのもあっただろうし、前日からの連投からの疲れもあったのだと思います。球速こそ145キロ前後出てはいましたが、ボールが明らかに来ておりませんで、国学打線に打ち込まれました。ちなみにMAXでは91マイル(145.6キロ)程度。一方の国学院の先発は、高木 京介(星稜出身 4年)左腕。開幕週に観たときは素晴らしかったのですが、その後は調子を完全に崩しておりました。しかしこの日の投球は、久々にナイスピッチング。MAXこそ88マイル(140.8キロ)程度ですが、キレのあるスライダー・スクリューで、気の抜けた東洋打線を翻弄。逆に国学院は、入れ替え戦を避けたいため高いモチベーションがありました。この投球がいつもできれば、ドラフト指名もと思いますが、どうもいつも好い時ばかりではないようです。その辺の安定感が、一つ指名への条件となりそう。腕が振れている時は、なかなか良い投手なのですが。ドラフト候補として、秋まで継続して観て行きたい存在です。

野手では、東洋の3番 鈴木 大地(桐蔭学園出身 4年)遊撃手。強烈なキャプテンシーでチームをまとめる選手で、自ら 1本 5打点 打率.355厘の活躍でチームを引っ張ります。一歩目の素早い遊撃守備なのですが、地肩も並でスローイングはもう一つ。この選手は、二塁あたりで持ち味がでるタイプではないのでしょうか。盗塁も0個で、好打者タイプですが、守備・走力でのアピール度に欠けます。プレーへの入り方、勝負どころでの強さなども評価できますが、社会人タイプといった感じの好選手です。

国学院では、やはり3番の庄司 輔(修徳出身 3年)右翼手。相変わらずボールに食らいつく打撃の姿勢がよく、この日は鋭い打球を連発して3安打。守備・走力などのアピール度に欠けるタイプなので社会人だと思いますが、ただでは転ばない打撃には観るべきものがあります。

その他では、 谷内 亮太(金沢出身 3年)ショート。甘い球を逃さず打撃は光りますが、0本 0打点 打率.250厘と意外な数字の低さ。一塁までの塁間は4.2秒台ながら、すでに3盗塁を決める核弾頭。数字には表れない光るものがあり、来年に向けて注目して行きたい野手の1人です。

藤岡に代わって登板したのが、この日のお目当て 内山 拓哉(浦和学院出身 4年)右腕。175センチの体格から、サイドに近いスリークオーター。この日の神宮のガンでは、常時145前後~MAX150キロ。私のガンでは、91マイル(145.6キロ)止まりでした。その投球のほとんどは、ストレートで押しまくる内容。ただその投球の割に、ストレートが来ている感じは致しませんでした。3イニング目ぐらいに、ようやくシンカーを少し投げましたが、この投手外角中心にボールを集めてきます。ただ細かい制球力はありませんし、変化球レベルも高くなく、持ち得る攻めの引き出しも少ないかなと言う印象。個人的には社会人タイプかなと思えるのですが、某球団はかなり熱心にこの選手の投球を観ておりました。

(今日の感想)

この日の東都は、とりあえず今まで今シーズン観ていない選手が観られたらなと言う程度の観戦。そういった意味では、おおよそ観たい選手を観られて収穫は大きかったです。この東都の観戦を終え、ほぼ首都圏で行われるアマの春の観戦は終了したかなと言う印象。これからは、少しずつ関東を飛び出しての観戦を増やしてゆければと思います。
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