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三浦 翔太(岩手大)投手

三浦 翔太(岩手大 4年)投手 177/67 右/右





             「力投派サブマリン!」





西武の牧田 和久(日本通運)投手のような、力で押す速球派の下手投げ投手、それが、この 三浦 翔太。下手投げでも、コースを丹念に突く制球重視のスタイルではなく、独特の浮き上がる球筋を活かして、グイグイとストレートで押して来るタイプ。同じようなタイプでは、西武の牧田和久が、いま新人王争うを繰り広げるほどの活躍を見せている。そういった意味では、いまプロのスカウトからも熱い視線を浴びる存在だと言えよう。

[高画質で再生]

三浦 翔太(岩手大)投手 [モール]

(投球内容)

ストレート 125~133キロ

通常下手投げは、その独特の球筋からも、球速から+15キロ程度上乗せして考えると上手投げとの比較ができると考える。そう考えるとこの投手のストレートは、常時140~148キロのスピードに相当し、この球でグイグイ押して来ることも説明がつく。特にビシッとキャッチャーミットに収まる勢いがあり、球そのものに見ごたえは感じられた。

変化球 カーブ・スライダー・シンカーなど

変化球は、横滑りするスライダーを中心に、緩いカーブ、左打者外角に落とすシンカーなど、ひと通りの球種はあるようだ。ただこの投手の場合、こういった球種は魅せ球であり、あくまでも投球の核はストレートにあるタイプ。そのため変化球でカウントを稼いだり、緩急を効かせることはあっても、絶対的な武器になると言う球はないように思えます。

その他

リリーフでの2イニング程度の投球で、クィック動作や牽制などの部分はランナーの出塁もなくわからなかった。特に強気なマウンド捌きとポンポンとテンポ良く投げ込んで来る心地良さが、この投手の持ち味。

(投球のまとめ)

右投手にしては、左打者への制球が安定するなど、下手投げが苦手とする左打者への対応ができている点は好感。特にインハイにスライダーを投げ込んで踏み込みを封じ、外角に速球やシンカーを落として来る投球を確立できている。

その一方で、右打者には意外にアバウトな印象を受けた。基本は外角に速球とスライダーを集めて投球を組み立ててくる。インコースにもボールが行っていたが、どこまで狙っていたのかは微妙。真ん中近辺の甘いゾーンに行くことも多く、投球が粗い印象は否めなかった。


(最後に)

僅か2イニングでの投球ということで、なかなか全容が掴みづらい部分があったし、これが普段の実力なのかも定かではない。しかしながら、その雰囲気は感じ取ることができた。気持ちが強くグイグイ押してくるタイプであり、それほど繊細さはあるタイプではないようだ。

そのためコントロールミスなどで、痛打を浴びる可能性も少なくはないだろう。この日の投球を見る限りは、同じ下手投げ投手だった渡辺俊介(ロッテ)や先の牧田 和久(西武)同様に、社会人を経由して、確かな技術と実績を残してからでも遅くはないというのが、常識的な見方ではないかと思うのだ。

ただ、今年の牧田の活躍もあり、こういったタイプがいないチームが、一人加えてみたいと思う球団が出てきてもおかしくはない。個人的には面白い投手だとは思うし、ドラフト候補に相応しい実力の持ち主だとは思うが、指名にGO!サインを出すというほどの総合力はまだないと判断した。


(2011年 日米大学野球セレクション)

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