SB育成枠 笹沼 明広(24歳・全足利クラブ)捕手
2011/11/25|Category:個別寸評
笹沼 明広(24歳・全足利クラブ)捕手 183/81 右/右 (作新学院大出身)
「どのぐらい成長しているのか?」
作新学院時代に初めて観た時は、まだ外野手だったと記憶している。その後、作新学院大に進む。そこで、関甲新大学リーグを代表する大型捕手として注目。しかしプロに指名されることなく、クラブチームの全足利クラブで現役を続けることとなった。残念ながら、クラブチーム行ってからの彼のプレーは未確認。今回は、大学時代のメモを元に、簡単にどんな選手かご紹介したい。
(ディフェンス面)
どちらかというと、投手をガンガン叱咤激励して引っ張って行くタイプと言うよりは、投手の気持ちを察しながらプレーする配慮型捕手だったと思います。特にキャッチングが特別上手いとかは感じなかったのですが、ワンバウンド処理などの反応・対応も悪くなく、捕球に関しては大きな破綻はありません。
二塁までのスローイングは、2.1秒前後と平均的ですが、実戦ならもっと速いタイムも記録できるかもしれません。地肩としては、プロに混ぜても平均的。小さなテイクバックで素早く投げることを心がけますが、腕が横から出る傾向にあり、制球が定まりません。そういった意味では、プロに混ぜるとスローイングは心配ではあります。
特に格別ディフェンス力が優れていたから、評価されたと言うわけではないと思います。技術的な向上・修正はできても、肉体の資質は大学卒業時と、もうそれほど変わる年齢ではないはずですから。ただソフトバンクのHPでは、強肩でインサイドワークに優れ・キャッチング技術にも優れた捕手との説明があり、ディフェンス面への信頼も厚いようです。ただ全足利クラブでは、DHでの起用も少なくなかったようです。
(打撃内容)
作新学院大時代もチームの4番を務めたように、打力のある捕手でした。特に2度のベストナインに輝き、打撃も常に3割~4割の間をマークするなど、安定した強打が目立ちました。本塁打は、1シーズンに1,2本程度で、パンチ力を秘めた強打者といった感じです。
高校時代は、技術的にも荒れ荒れの選手でした。しかし大学時代には、足を回し込んで打ちに行くスイングを身につけ、打撃の幅を身につけました。また右方向にもはじき返すことができ、広角に打てる選手との印象が強いです。そういった粗さや脆さは改善されていましたが、打撃を売りにすると言うほどの図抜けたものを感じなかったのも確か。足もソコソコ速いのですが、足をプロで売りにして行くほどではないと思います。
(最後に)
残念ながら、攻守にプロと言うほどの絶対的なものはない選手のように思えます。ただプロで可能性があるとすれば、打撃の方かなと思います。ただ捕手以外のポジションを担うとすると、高校時代のような外野手としてなのか?よほどこの2年の間に、劇的に進化していない限り、何故指名したのかな?と言う気はしなくはありません。果たしてプロでどんなプレーを見せてくれるのか、ぜひ確認してみたい一人です。
「どのぐらい成長しているのか?」
作新学院時代に初めて観た時は、まだ外野手だったと記憶している。その後、作新学院大に進む。そこで、関甲新大学リーグを代表する大型捕手として注目。しかしプロに指名されることなく、クラブチームの全足利クラブで現役を続けることとなった。残念ながら、クラブチーム行ってからの彼のプレーは未確認。今回は、大学時代のメモを元に、簡単にどんな選手かご紹介したい。
(ディフェンス面)
どちらかというと、投手をガンガン叱咤激励して引っ張って行くタイプと言うよりは、投手の気持ちを察しながらプレーする配慮型捕手だったと思います。特にキャッチングが特別上手いとかは感じなかったのですが、ワンバウンド処理などの反応・対応も悪くなく、捕球に関しては大きな破綻はありません。
二塁までのスローイングは、2.1秒前後と平均的ですが、実戦ならもっと速いタイムも記録できるかもしれません。地肩としては、プロに混ぜても平均的。小さなテイクバックで素早く投げることを心がけますが、腕が横から出る傾向にあり、制球が定まりません。そういった意味では、プロに混ぜるとスローイングは心配ではあります。
特に格別ディフェンス力が優れていたから、評価されたと言うわけではないと思います。技術的な向上・修正はできても、肉体の資質は大学卒業時と、もうそれほど変わる年齢ではないはずですから。ただソフトバンクのHPでは、強肩でインサイドワークに優れ・キャッチング技術にも優れた捕手との説明があり、ディフェンス面への信頼も厚いようです。ただ全足利クラブでは、DHでの起用も少なくなかったようです。
(打撃内容)
作新学院大時代もチームの4番を務めたように、打力のある捕手でした。特に2度のベストナインに輝き、打撃も常に3割~4割の間をマークするなど、安定した強打が目立ちました。本塁打は、1シーズンに1,2本程度で、パンチ力を秘めた強打者といった感じです。
高校時代は、技術的にも荒れ荒れの選手でした。しかし大学時代には、足を回し込んで打ちに行くスイングを身につけ、打撃の幅を身につけました。また右方向にもはじき返すことができ、広角に打てる選手との印象が強いです。そういった粗さや脆さは改善されていましたが、打撃を売りにすると言うほどの図抜けたものを感じなかったのも確か。足もソコソコ速いのですが、足をプロで売りにして行くほどではないと思います。
(最後に)
残念ながら、攻守にプロと言うほどの絶対的なものはない選手のように思えます。ただプロで可能性があるとすれば、打撃の方かなと思います。ただ捕手以外のポジションを担うとすると、高校時代のような外野手としてなのか?よほどこの2年の間に、劇的に進化していない限り、何故指名したのかな?と言う気はしなくはありません。果たしてプロでどんなプレーを見せてくれるのか、ぜひ確認してみたい一人です。
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