54 東芝VSエネオス
2012/05/31|Category:観戦記
今日は、都市対抗西関東予選・東芝VSエネオスのナイターを観に、横浜スタジアムに行ってきました。今年東芝を見ていなかったので、都市対抗前に一度見ておこうと思い足を運びました。特にお目当てはいなかったのですが、しいて言えば、国士舘大時代よりかなり速くなっているという 屋宜 照悟(ENEOS・24歳)右腕の投球が観られればと思っていたのですが、昨日の先発だったので厳しいかなと思っておりました。
JX-ENEOS VS 東芝
エネオスの先発は、ルーキーの 三上 朋也(法政大)右腕と東芝の先発は、ベテランの藤田 卓史(九州共立大出身・30歳)右腕という、ドラフトとは関係ない同士の投げ合い。
三上は、常時130キロ台後半~140キロ台前半のストレートに、スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜるピッチング。ストレートの勢いは悪くなかったのですが、スライダーなどが高めに甘く入るケースが多く、その球を東芝打線は見逃しません。
藤田は、立ち上がり悪かったものの、徐々に元来の安定した制球を魅せます。ただ今日は、時々甘い球も見られ、絶対的な内容ではなく、6回・2失点でマウンドを降ります。
東芝の2番手は、新垣 勇人(27歳・横浜商科大出身)右腕。一昨年あたりは、150キロ級の速球も見せながらも、結局指名されませんでした。今日も145キロ前後(MAX148キロ)のストレートを見せましたが、全盛期よりは若干スピードに陰りはみられます。ただフォークに落差があり、この球で多くの三振を奪います。興味深かったのは、ストレートとフォークで低めに意識させながら、二巡目の打者には高めにフッと来る感じのスライダーで、思わず裏をかいて三振を奪います。スライダー単体ならば甘い高めの球なのですが、その前に145キロ級のストレートと低めのフォークを強く意識させた上での高めのスライダーだったので、実に効果的使えていました。フォークの精度があがり、いつも安定してこの投球ができるのならば、プロでもリリーフでかなりやれるでしょうね。改めて興味を示していたスカウトもいましたが、本人との折り合いがつけば、適齢期は過ぎていても指名はあるかもしれません。
ENEOSの方では、昨年ドラフト候補として注目された 大城 基志(25歳・名桜大出身)左腕が登場。球速は、135~後半ぐらいでしたが、いつもよりも手元でのキレは悪くありませんでした。他にスライダーやスクリュー気味の球を織り交ぜ、それなりの内容。ただ力むと体がツッコんだり、制球を乱すところがあり、昨年から大きく変わったかと言われると微妙なところです。ただ最近にはなく、ストレートのキレは良かったとおもいます。ただルーキーイヤーだった一昨年ほどの安定感は、まだ取り戻せていないような気は致します。それだけに、指名となるとどうでしょうか?
またエネオスの3番手・北原 郷大(亜大出身・24歳)右腕。こちらは、サイドに近いスリークオーターで、常時145キロ前後の重いストレートが自慢。ストレートの威力には見るべきものがありますが、スライダー・シンカーなどの変化球に特徴に欠け、総合力でどう見るかでしょうね。ストレートの威力は、完全に好い時の状態に取り戻せていますが、武器になる変化球を身につけられると指名への可能性も増してきそうです。逆にそれがない現状では、指名までにはどうかな?と思えます。
今年はじめて見る東芝の野手陣では、4番の服部 政樹(26歳・九州共立大出身)一塁手は、ツボにハマッタ時の長打力は抜群の強打者。ただ今日見ていて、意外に細かいところまで気が行くタイプであり、打撃にも深いこだわりがある選手なんだなと思います。社会人で投手から野手にコンバートされて、東芝の4番を担うまでになったのは、そういった高い野球への意識が大きかったのではないかと。ただ非凡なパンチ力はあるのですが、ポジション柄・年齢などを考えると、指名は厳しいのではないかと。
今日目を惹いたのは、東芝期待の若手・吉田 潤(岡山理大附出身・23歳)二塁手。今日は、右中間を破る二塁打やレフト前にはじき返すなど、甘い球を逃さない打撃で存在感を示しました。元々遊撃手としても強肩でスケールの大きな守備を見せる選手でしたが、今日は二塁手として堅実なプレーを魅せてくれました。そういった守・打で、ドラフト候補としてマークできる内容。ただ甘い球を逃さない集中力もありますし、意外に細かい部分まで気が行くところもあります。ただ服部のように、もう一歩深いところまでの探究心・貪欲さがあればなぁといった印象は受けました。もう少し、他の試合も含めてみてみたいとおもいます。
その他、一時期は社会人NO.1の野手ではないかと思えた松永 隆太(26歳・東洋大)左翼手は、今日は目立ったところは無し。また藤原 将太(27歳・亜大出身)遊撃手の、振り抜きの好いスイングと打球が目立っていました。
久々に観た東芝は、中々興味深い内容ではありました。ドラフト的な観点で言いますと、新垣投手をどういった位置づけにすべきか? また吉田内野手なども、候補としてはマークできそう。
エネオスも、北原・大城は、引き続きもう少し見てみたいところ。今日観られなかった屋宜投手含めて、もう一回じっくり見てみたいですね。今日は、1試合だったので最後まで集中して観られ、自分自身には満足できる観戦となりました。
JX-ENEOS VS 東芝
エネオスの先発は、ルーキーの 三上 朋也(法政大)右腕と東芝の先発は、ベテランの藤田 卓史(九州共立大出身・30歳)右腕という、ドラフトとは関係ない同士の投げ合い。
三上は、常時130キロ台後半~140キロ台前半のストレートに、スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜるピッチング。ストレートの勢いは悪くなかったのですが、スライダーなどが高めに甘く入るケースが多く、その球を東芝打線は見逃しません。
藤田は、立ち上がり悪かったものの、徐々に元来の安定した制球を魅せます。ただ今日は、時々甘い球も見られ、絶対的な内容ではなく、6回・2失点でマウンドを降ります。
東芝の2番手は、新垣 勇人(27歳・横浜商科大出身)右腕。一昨年あたりは、150キロ級の速球も見せながらも、結局指名されませんでした。今日も145キロ前後(MAX148キロ)のストレートを見せましたが、全盛期よりは若干スピードに陰りはみられます。ただフォークに落差があり、この球で多くの三振を奪います。興味深かったのは、ストレートとフォークで低めに意識させながら、二巡目の打者には高めにフッと来る感じのスライダーで、思わず裏をかいて三振を奪います。スライダー単体ならば甘い高めの球なのですが、その前に145キロ級のストレートと低めのフォークを強く意識させた上での高めのスライダーだったので、実に効果的使えていました。フォークの精度があがり、いつも安定してこの投球ができるのならば、プロでもリリーフでかなりやれるでしょうね。改めて興味を示していたスカウトもいましたが、本人との折り合いがつけば、適齢期は過ぎていても指名はあるかもしれません。
ENEOSの方では、昨年ドラフト候補として注目された 大城 基志(25歳・名桜大出身)左腕が登場。球速は、135~後半ぐらいでしたが、いつもよりも手元でのキレは悪くありませんでした。他にスライダーやスクリュー気味の球を織り交ぜ、それなりの内容。ただ力むと体がツッコんだり、制球を乱すところがあり、昨年から大きく変わったかと言われると微妙なところです。ただ最近にはなく、ストレートのキレは良かったとおもいます。ただルーキーイヤーだった一昨年ほどの安定感は、まだ取り戻せていないような気は致します。それだけに、指名となるとどうでしょうか?
またエネオスの3番手・北原 郷大(亜大出身・24歳)右腕。こちらは、サイドに近いスリークオーターで、常時145キロ前後の重いストレートが自慢。ストレートの威力には見るべきものがありますが、スライダー・シンカーなどの変化球に特徴に欠け、総合力でどう見るかでしょうね。ストレートの威力は、完全に好い時の状態に取り戻せていますが、武器になる変化球を身につけられると指名への可能性も増してきそうです。逆にそれがない現状では、指名までにはどうかな?と思えます。
今年はじめて見る東芝の野手陣では、4番の服部 政樹(26歳・九州共立大出身)一塁手は、ツボにハマッタ時の長打力は抜群の強打者。ただ今日見ていて、意外に細かいところまで気が行くタイプであり、打撃にも深いこだわりがある選手なんだなと思います。社会人で投手から野手にコンバートされて、東芝の4番を担うまでになったのは、そういった高い野球への意識が大きかったのではないかと。ただ非凡なパンチ力はあるのですが、ポジション柄・年齢などを考えると、指名は厳しいのではないかと。
今日目を惹いたのは、東芝期待の若手・吉田 潤(岡山理大附出身・23歳)二塁手。今日は、右中間を破る二塁打やレフト前にはじき返すなど、甘い球を逃さない打撃で存在感を示しました。元々遊撃手としても強肩でスケールの大きな守備を見せる選手でしたが、今日は二塁手として堅実なプレーを魅せてくれました。そういった守・打で、ドラフト候補としてマークできる内容。ただ甘い球を逃さない集中力もありますし、意外に細かい部分まで気が行くところもあります。ただ服部のように、もう一歩深いところまでの探究心・貪欲さがあればなぁといった印象は受けました。もう少し、他の試合も含めてみてみたいとおもいます。
その他、一時期は社会人NO.1の野手ではないかと思えた松永 隆太(26歳・東洋大)左翼手は、今日は目立ったところは無し。また藤原 将太(27歳・亜大出身)遊撃手の、振り抜きの好いスイングと打球が目立っていました。
久々に観た東芝は、中々興味深い内容ではありました。ドラフト的な観点で言いますと、新垣投手をどういった位置づけにすべきか? また吉田内野手なども、候補としてはマークできそう。
エネオスも、北原・大城は、引き続きもう少し見てみたいところ。今日観られなかった屋宜投手含めて、もう一回じっくり見てみたいですね。今日は、1試合だったので最後まで集中して観られ、自分自身には満足できる観戦となりました。
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