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66 日大三 VS 東京高専 + 向上 VS 横須賀総合

2012年の夏の予選観戦は、昨夏の甲子園覇者・日大三高 の試合から始まりました。今年の三高には、本格派の斉藤 風多(3年)投手や昨年の日本一のレギュラーメンバー金子 凌也(3年)遊撃手などの注目選手がおりました。

JR横浜線・橋本駅で乗り換え、京王線の南大沢の駅から歩くこと20分。目指す上柚木球場にやってきました。上柚木は、恐らく信州に遠征出かける前に、準硬式の試合を観に立ち寄って以来で、恐らく3年ぶりぐらいだったかと思います。会場は、小雨が降り続きグランド整備を行った関係で、10時の試合開始が延びてしまいました。

東京高専 VS 日大三

東京高専の先発は、森谷 佑也(3年)右腕。球速は、コンスタントに120キロ台後半~130キロぐらいまで出ており、ボールの勢いは悪くありませんでした。緒戦で固くなっていた日大三打線も、捉えるまでに少し時間がかかります。

日大三の先発は、背番号11を付けた 大場 遼太郎(2年)右腕。こちらは上背はないのですが、コンスタントに130キロ台を刻み、何球か計ったなかでは85マイル(136キロ)という球もありました。ただ序盤戦は、ボールが浮いたりして制球が定まらず安定しません。ただボールに勢いはあるので、なかなか高専打線では捉えきることができませんでした。フラフラしながらも、なんとか5回を完投致します。

あまりにフラフラしているので、ブルペンでは次から次へと他の投手が肩慣らしを致します。エースの斉藤 風多も、いつでもあがれるまでに肩を作っていました。この投手、今日の登板はなかったのですが、力みのないフォームからMAXで140キロを超える球を、12月の東京都選抜VS東都選抜の試合でも投げ込んでいました。一冬越えて、どのぐらい成長しているのか確認したかったのですが。

もう1人の注目選手の金子 凌也(3年)遊撃手は、今のチームでは3番・遊撃手として出場。グランドコンディションの関係で、試合前ノックはなし。試合中も、一度もボールが飛んできませんでした。ただ試合前にベンチ前でのノックを観ていたのですが、キャッチング・スローイングなどは、特に光るものは感じられません。遊撃手としては、それほど上手いということはなさそうです。

自慢の打撃の方も、三振・送りバント失敗・センターへの犠牲フライと、あまり良いところを魅せられませんでした。何より気になったのは、スイングのキレに欠け、ヘッドスピードが物足りません。高校からプロは、まずないと思います。実績のある選手なので、東都や六大学などの有力大学に進むのでしょうね。

日大三は、4番の選手の打球が強烈で、6番の関 翔太(3年)中堅手という選手が、打撃の潜在能力に良いものがあるなという感じは致しましたが、それほど今年のメンバーは図抜けておりません。チームがノーシードであるように、そう多くは今年のチームは望めないかもしれませんね。


日大三の試合が5回コールドで終わり、八王子市民球場に移動しようとしましたが、予定よりも時間がおしてしまい、移動を断念。観戦を予定していた、都立日野試合を観ることができませんでした。家に帰ると、地元・神奈川大会が開幕。開幕試合から、今年の注目校・向上高校の試合が行われておりました。

向上 VS 横須賀総合

向上はこの春、その成長を楽しみにしていた 塚脇 浩(3年)右腕を観るために、3度試合に足を運びました。そのため、あまり目新しいものは感じられませんでしたが、今年の神奈川の中ではタレントの揃う注目のチームでした。

その注目の塚脇の内容がいっこうにあがらないなか、絶対的エースに成長したのが、廣川 剛大(3年)右腕。スケールを小さくした松坂大輔のようなフォームから、常時130~要所では130キロ台中盤のストレートを投げ込んできます。曲がりが大きすぎて、あまり実戦的ではないスライダーに、時々緩いカーブやシュート系の球を織り交ぜ、両サイドにボールを散らせます。

やや着地までの粘りに欠け、「開き」の早いフォームのため、イニングが進むにつれ相手に馴れられてしまう傾向があります。それでも要所を締めることができる、ピッチングのできる投手。しかし終盤追いつかれ、最後サヨナラ負けをきしました。この選手は身体にも力がありますし、野手としても勝負できる野球センスの高さがあります。大学などに進んでからも、その成長を気にしたい好選手です。

横須賀総合の先発は、山口 智弘(3年)右腕。こちらは、立ち上がりから強豪相手でも全くひるまずに、自分の力を発揮できる力みのない投球が魅力。球速は130キロ前後ぐらいでしょうか、コースで出し入れしたり、チェンジアップを上手く引っかけさせるのが上手い印象です。結局、大型チームの向上相手に、9回2失点で完投致しました。地元・神奈川リーグの大学あたりで、野球を続けて行けるかもしれません。

向上の野手については、ここでも観戦のたびにレポートしたので、今回は簡単に。2年生の核弾頭・谷津 鷹明(2年)二塁手は、打撃では結果は出せませんでしたが、浅井との二遊間は非常にレベルの高いものがありました。普段は打撃センスも悪くないので、来年の神奈川でも名前があがってくる存在だと思います。

県下を代表する野手である3番・浅井 拓(3年)遊撃手は、再三飛んで来るボールに対し、安定した遊撃守備を魅せてくれました。ただ地肩にも自身があるせいか、内野手にしてはあまりしてはいけない、後ろで捕ってしまう癖がついているのが気になりますね。また打撃でも、あと一歩突き抜けたものがなく、この試合ではノーヒットで最後の夏を終えました。ただこの選手は少々打撃は弱いですが、有力大学でプレーを続けられる素材。大学の関係者は、多くが目をつけているのではないのでしょうか。

この夏4番に座った 田端 大樹(3年)捕手は、パワフルなスイングをする選手。ただ少々、内角の捌きが窮屈なのが気になります。捕手としても、キャッチングなどは悪くないのですが、地肩が2.1秒前後と並で、上のレベルだと図抜けていないのが気になりますね。何処まで、打てる捕手としてアピールできるか。

身体能力はチームNO.1の 田村 啓貴(3年)中堅手は、以前試合前練習を観て思ったのですが、中堅守備は上のレベルでもアピールできる守備範囲の広さがあります。この試合では見せ場ありませんでしたが、強肩を活かしたスローイングも中々のもの。守りで、勝負できるものがあります。この試合でも、セーフティバントでは右打席から3.85秒前後。しっかり当たってから走り出したバントでは、4.25秒前後(左打者換算で4.0秒前後)と、高い走力も兼ね備えます。ただいかんせん、打撃が脆い。春は一番を任されたりもしていましたが、この試合では6番でした。残念ながら、3年間では脆さを改善するまでには至りませんでした。むしろこの試合では、2番や5番打者など、以前取り上げて来なかった選手に当たりが出ていいた向上。

2回戦で対戦する東海大相模も、緒戦独特のプレッシャーでリズムを掴めないようだと、横須賀総合の粘りに苦戦するかもしれませんね。横須賀総合はタレントはいませんが、非常に守備などが鍛えられた、良いチームに仕上がっています。
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