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甲子園二日目(第三試合・第四試合)

ちょっと一つの記事としては長いので、4試合の日は二試合ずつに分けてレポートを行いたいと思います。

大会二日目・第三試合 桐光学園 VS 今治西

桐光学園は、私のこの夏日本一と期待していた横浜高校を、実力で打ち破ってきた実力校。中でも、ぜひ全国の人に観て頂きたいと言っていた 松井 裕樹(2年)左腕。かなり荒っぽい投げ方ながら、高校生では打てそうもない曲がりながら落ちるスライダーで三振の山を築く。ストレートもすでに、常時140キロ台に乗せ、神奈川大会では140キロ台後半を叩き出すなど、ボールのキレ・勢いとも一級品。現時点で、全国の2年生では屈指の左腕と言える存在。というだけでなく、3年生含めても今大会NO.1の左腕ではないのだろうか。

ただ細かい制球力はなく、結構観ていて甘い球も少なくない。本当のコントロールがないので、ボールをよく観られると苦しくなる。ただ高校生レベルの打線では、思わずボール球でも振ってしまうキレと勢いがあるので見極めは困難。来年にむけて、荒っぽい部分を改善できるのか?また改善を図った時に、持ち前の勢いが損なわれないかが一つポイントになるのではないのだろうか。

桐光学園は、好投手・柳 裕也(横浜 3年)右腕の厳しい外角攻めを、きっちり打ち返して勝ってきた強力打線。しかし個々のタレントとしては、それほど図抜けた選手はいない。3年生で目立つのは、1番の鈴木 拓夢(3年)二塁手ぐらい。下級生中心の打線の中、4番・植草 祐太(2年)右翼手の腰の据わった打撃が目についた。

一方の今治西は、事前に名前があがっている選手がいないなど、特に目立ったタレントのいないチーム。昨年1年生ながら存在感を示していた 中西 雄大(2年)右翼手は、2番打者と地味な役割。リリーフで登場した 石垣 敦行(2年)右腕は、まだ球速こそ130~135キロ程度なものの、フォームに癖がなく、体つきにも余裕がある。順調に一冬越えれば、来年には愛媛を代表する好投手として、その成長を期待できそう。

試合の方、松井の大会新記録となる22奪三振につきる試合となった。この経験が、彼にとってプラスとなるか、マイナスと働くか注目して行きたい。ただ全国の高校野球ファンには、強烈な名刺代わりとなったことだろう。

第四試合 常総学院 VS 杵築

大分大会では、中々鋭い当たりを連発していた杵築打線。しかし甲子園では、常総学院の左腕・菅原 拓那(3年)左腕の術中にハマリ、ことごとくゴロの山を築いた。特に1番・岩尾 真治(2年)左翼手や強打者・甲斐 義也(3年)遊撃手などを調子づけなかったことは大きかった。また14-0という一方的なスコアになったのは、序盤の杵築の守備の乱れが響く形となった。

一方14得点をした常総打線だが、特に図抜けたタレントがいるわけではない。そんな中、最後に登場した エースの 伊藤 侃嗣(3年)右腕は、プロ注目の速球派。この試合でも、常時140キロ台とボールに力のあるところを魅せたが、変化球は一球も投げず。特にテイクバックしっかり取れないフォームなので、変化球のキレ・精度には不安を残す。186/78 の体格と速球はドラフト候補に相応しいものがあるが、2回戦以降ではぜひ制球力・変化球に注目してみてみたい。

(大会二日目を振り返って)

残念ながら大会二日目は、松井(桐光学園)左腕が、来年の上位候補・望月(盛岡大附)遊撃手が、来年のドラフト候補に成り得ることなど、下級生の活躍が目立っていた。

3年生では、高山(作新学院)捕手や伊藤(常総学院)投手なども登場したが、高校からプロと言われると、総合力で物足りない。彼等は2回戦以降も見られるので、次回の試合でもう少し細かく観て最終的な判断をくだして行きたい。
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