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81・82 首都大学リーグ

延ばし延ばしになっていた、首都大学リーグ観戦。ようやく今日、平塚まで行って確認してきました。有力選手の集まる東海大に関しては、8月にベイスターズとの交流戦で確認済み。試合自体は、春も見ている面子で目新しいものに乏しい試合でしたが、ドラフトに向けての最終確認と言う意味では観戦できて良かったです。

第一試合 東海大 VS 日体大

東海大の先発は、毎度お馴染み 渡辺 圭(東海大甲府出身 3年)左腕。171/69 と小柄な体格ながら、高校時代から関東屈指の左腕と評判の投手で、東海大進学後も下級生から主戦投手に。球速は、常時135~MAXで144キロぐらい。私のガンでは、88マイル(140.8キロ)程度で、平塚のスピードガンは、常時2~5キロ程度速く出ていた印象。変化球は、スライダー・スクリューを織り交ぜ、相変わらずソツのない投球で中盤まで安定。特に勝負どころで力を入れた時のストレートには力があり、普段とのメリハリを感じさせる。

ただ小柄な投手にありがちな底の浅さがあり、イニングが進んで来ると相手に馴れられてしまう。今日も日体大打線に打ち込まれ中盤で交代。けして投球の方では、日体大を圧倒というほどの内容ではなかった。来年のドラフト候補としてはマークできるが、上位指名とかそういったタマではない。

むしろ迫力では、六埜 雅司(光星学院出身 3年)左腕の方が、ダイナミックな投球を魅せる。球速こそ130キロ台後半~MAX89マイル(142.4キロ)だが、ボールの球威・球速はこちらが上。ただ制球などが粗く、スクリューなどを織り交ぜるが、まだまだ信頼できる安定感はない。来年までに、もう少しまとまりが欲しいところ。

この試合のお目当ては、日体大の 富岡 壮馬(鳥栖商出身 4年)遊撃手の最終チェック。今日は、上手く体重を残しながらの鮮やかな三遊間へのヒットを連発。更に内角の厳しい球を、しぶとくセンター前に落とすバッティングも見せた。この選手、打てない球はことごとくカットし、自分の捌ける球が来るのをひたすら待つなど、ボールの絞込みが上手い。今日は、遊撃守備での見せ場はなかったものの、元々守備の安定感は折り紙つき。走力はさほど期待できないが、守備・打撃に関しては、ドラフト候補と話題の高田 知季(亜細亜大)遊撃手より、正直上なのではないかと思うのだが・・・。しかし今のところプロという話は伝わって来ないし、志望届けも提出されていない。個人的には、下位指名ならアリだと思う一人なのだが。

そのほか日体大では、6番を打っていた 小柳 卓也(春日部共栄出身 3年)中堅手が目立っていた。レフトオーバーのツーベース、三遊間へのヒット、ショート内野安打など三安打。塁間4.3秒弱(左打者換算で4.05秒弱)の脚力もあり、来年に向けて覚えておきた一人。また捕手の 平野 智弘 (鳥栖出身 3年)捕手は、3度の東海大の盗塁をすべて阻止するなど、力強い打撃共々見るべきものがある選手だった。

東海大では、アマNO.1捕手と言われる 伏見 寅威(東海大4年)捕手が、大活躍。今日は、レフトフェンス直撃弾を含めて、4打数3安打。特に勝負どころでは、力みなくセンターから右に追っつける実戦的な打撃が光っていた。守っては、塁間1.9秒のスローイングで捕殺。この選手は、実戦での捕殺率は非常に高く、4年間見てきたがかなりの確率で盗塁を刺しているように見える。イニング間の投球練習の後のスローイングでは平均的だなと思うのだが、実戦では走者が滑り込んで来るところに、安定して投げられる制球力がある。元々キャッチングも素晴らしい選手だけに、あとは相手のペースに呑み込まれないリードを身につけられれば面白いだろう。ドラフトでも、捕手の欲しい球団ならば上位に名前をあげるのは頷ける内容だった。

その他では、相変わらず地味ながらキッチリ結果を残しているのは、一番の 吉川 佳祐(PL学園出身 4年)二塁手。今日もセンター前・センターオーバー・ライトフェンス直撃と、想像以上に打球が伸びる当たりを連発。正直走力は、富岡同様に驚くものはなく、守備もそれなりといったタイプ。ただ実戦での打力は確かで、この選手の集中力には見るべきものがある。ただプロに混ぜると売りにできるほどのものがないだけに、指名となるとボーダーライン。今のところ志望届けは提出しておらず、そのまま社会人入りかもしれない

伏見と共に志望届けを提出している4番・坂口 真規(智弁和歌山出身 4年)三塁手は、三遊間にヒットこそ打ったが、物足りない内容だった。高校時代から注目されたスラッガーだったが、今は実戦力を高めようと大きなのは狙っていない。それでも伏見や吉川に比べると、打撃の粗さが目立つ。三塁手としては、平均的。強肩で大型三塁手として期待したい向きはあるが、プロとしては厳しいかなと思える。実際指名して来る球団があるかは、かなり厳しい状況だと言わざるえないだろう。


第二試合 帝京大 VS 筑波大

今日のお目当てのもう一人が、帝京大の先発・加美山 晃士朗(関西創価出身 4年)左腕。春は微妙な内容だったが、秋は好調と聞いていた加美山。しかし今日は、一気にビックイニングを作ってしまう悪癖が出て、一挙三点を序盤に奪われてしまう。

球速は、135~140キロあたりを平塚のガンで記録していたが、私のガンでは84マイル(134.4キロ)止まりで、ボールも走っていなかった。カーブ・スライダー・スクリューなどひと通りあるが、コントロールが甘く集中打を浴びる。社会人入りが有力だと言われているが、やはり今の内容では正直ドラフト指名はないだろう。社会人で、もう少し実戦力をつけて欲しい。

むしろボールのキレ・内容ならば、筑波の先発・宮谷 陽介(報徳学園出身 3年)左腕の方が見るべきものがあった。こちらは、常時135キロ前後~MAX139キロ(私のガンでも87マイル・139.2キロ)を記録。その球速表示以上に感じさせる、球質とテンポの良さが目立つ。変化球も、カーブ・スライダー・スクリューとひと通りあり、それらをコースに投げ分けられ、ボールも低めに集まるなど制球力も安定。今シーズンは、中々好投するも報われないことが多いとのこと。あと一歩の詰めの甘さを克服できれば、面白いだろう。今日見た左腕の中では一番の内容の投手であり、ドラフト候補といったスケール感はないが、来年に向けても引き続き注目して行きたい一人

筑波では、春見た時に良かった4番打者だった 金附 佑樹(桐蔭出身 3年)内野手が出場しておらず残念。帝京では、志望届けを提出している 柿本 亮太(帝京三)外野手の出場はなかった。序盤で球場をあとにしたので、野手に関してはよくわからず。しいて見ていて気になったのは、帝京大の捕手・木南 了(千葉経大附出身 2年)捕手の強肩ぶりだろうか。
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