86 創価大 VS 東京国際大
2012/10/08|Category:観戦記
今日は、プロ志望届けを提出した選手が4人出場している、創価大 VS 東京国際大 の試合を観に、久々に東京は大田スタジアムに足を運びました。試合時間を1時間ほど間違えて行ってしまいましたが、その分試合前練習はシッカリおさえることができました。
創価大 VS 東京国際大
創価大の先発は、全国でもお馴染みの 小川 泰弘(成章出身 4年)右腕。小柄ながら新東京リーグでは、圧倒的な成績でこの4年間実績を積んできた投手です。下級生の時から全国大会でも、お馴染みの一人だと言えるでしょう。ドラフトでも有力な指名候補として、各球団からマークされています。
ノーラン・ライアンばりに足を大きく引き上げた独特のフォームから、135キロ~MAX144キロ。私のガンでも、89マイル(142.4キロ)を記録。変化球も、スライダー・カットボール・フォーク・チェンジアップなど実に多彩な変化球をコンビネーションに織り交ぜてきます。
ただ体格の無さのせいもあると思いますが、ボール自体に凄みは感じません。特別手元で伸びるとか、ピュッと切れるといった球でもなく、むしろ低めに切れ込むスライダーなどを振らせたり、思わずタイミングをズラすチェンジアップの抜き方に上手さを感じます。さすがに、マウンド捌きや間合いを意識したピッチングも光ります。
今日気になったのは、意外に甘い球が多いのが気になりました。確かにストライクゾーンの枠の中にストライクを先行させ、有利な状況を作ります。しかしカウントを取りに行く球であったり、勝負どころの場面でも、真ん中高めに近辺に甘く入る球も少なくなく、その球を痛打される場面も目立ちました。四球は出しませんが、コースへの投げ分けは思ったほどではありません。隙なしの投球、そういった絶対的なものは感じられません。
この辺は、ボールの威力・フォームの威圧感だけでなく、プロレベルの打者ならば、この甘さを見逃さないのではないかと思います。完成されている投手ですが、今の力量がそのままでプロで通用するのかは微妙だという印象は否めませんでした。少なくても、上位で取るような投手ではないように思います。下位で取ったら思った以上に使えた、そういった美味しい指名で妙味が出るタイプかと。
創価大で他にプロ志望届けを提出したのは、2番を打つ・倉本 寿彦(横浜高出身)遊撃手。180センチ台の大型遊撃手ですが、遊撃手としては中の上レベル、地肩も基準レベルを満たすものがあります。塁間は、4.15秒ぐらいで、これも基準~少し早いぐらい。ボールを捉えるセンスなども悪くありませんが、やはりプロに混ぜてしまうと、これは! というものがないのが気になります。大学の先輩である・田上 健一(阪神)外野手と比べても、ワンランク劣る印象は否めません。常識的に見て、社会人タイプなのではないかと思います。野球への意識は、悪くは見えませんでしたが。
一方の東京国際大では、一番を打つ 今井 雄大(鎮西出身)中堅手。父はカープの足のスペシャリストとして活躍した選手で、その血を引いた俊足が売り。ただ右打席から到達タイムは、4.4秒前後(左打者に換算して4.15秒前後)と思ったほどタイムは出ません。これは足がそんなに速くないのではなく、加速型である程度距離を走らないとタイムが出ないタイプだから。そういった意味では、何処まで野球に向いた脚力がどうかは微妙です。ただ広い守備範囲を誇り、地肩もまずまずのものがあり、守備・走力のポテンシャルは持っています。
野球への取り組みなどが悪いとは思いませんが、足場の馴らし方を見ていると、こだわり・貪欲さに少し欠ける印象は受けます。またプロに混ぜてしまうと、打力が少し弱いかなと言う気は致します。父がプロ野球選手ということもあり、育成枠あたりでの指名があるかもしれませんが、やはりドラフト指名となると少し物足りません。
そういった意味では、沖野 哲也(広島工業出身)捕手が、野手では一番プロに近い気が。二塁ベースの前で更にひと伸びする強肩ぶりには見るべきものがあり、打っても4番を打撃も力強く、今日も小川からヒット放つなど攻守にバランスの取れたプレーヤー。ただ今日は肝心なところでパスボールをするなど、プレーの集中力に少し疑問が残ります。ただ下位指名あたりで、指名して来る球団があっても不思議ではありません。
(今日の感想)
小川は注目度も高いので、中位指名ぐらいに落ち着く可能性があります。沖野は、下位指名あたりではないのでしょうか。倉本と今井は、育成あたりで指名があるかどうかといった微妙な位置づけになると思います。彼らは横浜市長杯あたりで再度見られるかもしれませんので、そのあとにでも個別寸評を作成したいと思います。
創価大 VS 東京国際大
創価大の先発は、全国でもお馴染みの 小川 泰弘(成章出身 4年)右腕。小柄ながら新東京リーグでは、圧倒的な成績でこの4年間実績を積んできた投手です。下級生の時から全国大会でも、お馴染みの一人だと言えるでしょう。ドラフトでも有力な指名候補として、各球団からマークされています。
ノーラン・ライアンばりに足を大きく引き上げた独特のフォームから、135キロ~MAX144キロ。私のガンでも、89マイル(142.4キロ)を記録。変化球も、スライダー・カットボール・フォーク・チェンジアップなど実に多彩な変化球をコンビネーションに織り交ぜてきます。
ただ体格の無さのせいもあると思いますが、ボール自体に凄みは感じません。特別手元で伸びるとか、ピュッと切れるといった球でもなく、むしろ低めに切れ込むスライダーなどを振らせたり、思わずタイミングをズラすチェンジアップの抜き方に上手さを感じます。さすがに、マウンド捌きや間合いを意識したピッチングも光ります。
今日気になったのは、意外に甘い球が多いのが気になりました。確かにストライクゾーンの枠の中にストライクを先行させ、有利な状況を作ります。しかしカウントを取りに行く球であったり、勝負どころの場面でも、真ん中高めに近辺に甘く入る球も少なくなく、その球を痛打される場面も目立ちました。四球は出しませんが、コースへの投げ分けは思ったほどではありません。隙なしの投球、そういった絶対的なものは感じられません。
この辺は、ボールの威力・フォームの威圧感だけでなく、プロレベルの打者ならば、この甘さを見逃さないのではないかと思います。完成されている投手ですが、今の力量がそのままでプロで通用するのかは微妙だという印象は否めませんでした。少なくても、上位で取るような投手ではないように思います。下位で取ったら思った以上に使えた、そういった美味しい指名で妙味が出るタイプかと。
創価大で他にプロ志望届けを提出したのは、2番を打つ・倉本 寿彦(横浜高出身)遊撃手。180センチ台の大型遊撃手ですが、遊撃手としては中の上レベル、地肩も基準レベルを満たすものがあります。塁間は、4.15秒ぐらいで、これも基準~少し早いぐらい。ボールを捉えるセンスなども悪くありませんが、やはりプロに混ぜてしまうと、これは! というものがないのが気になります。大学の先輩である・田上 健一(阪神)外野手と比べても、ワンランク劣る印象は否めません。常識的に見て、社会人タイプなのではないかと思います。野球への意識は、悪くは見えませんでしたが。
一方の東京国際大では、一番を打つ 今井 雄大(鎮西出身)中堅手。父はカープの足のスペシャリストとして活躍した選手で、その血を引いた俊足が売り。ただ右打席から到達タイムは、4.4秒前後(左打者に換算して4.15秒前後)と思ったほどタイムは出ません。これは足がそんなに速くないのではなく、加速型である程度距離を走らないとタイムが出ないタイプだから。そういった意味では、何処まで野球に向いた脚力がどうかは微妙です。ただ広い守備範囲を誇り、地肩もまずまずのものがあり、守備・走力のポテンシャルは持っています。
野球への取り組みなどが悪いとは思いませんが、足場の馴らし方を見ていると、こだわり・貪欲さに少し欠ける印象は受けます。またプロに混ぜてしまうと、打力が少し弱いかなと言う気は致します。父がプロ野球選手ということもあり、育成枠あたりでの指名があるかもしれませんが、やはりドラフト指名となると少し物足りません。
そういった意味では、沖野 哲也(広島工業出身)捕手が、野手では一番プロに近い気が。二塁ベースの前で更にひと伸びする強肩ぶりには見るべきものがあり、打っても4番を打撃も力強く、今日も小川からヒット放つなど攻守にバランスの取れたプレーヤー。ただ今日は肝心なところでパスボールをするなど、プレーの集中力に少し疑問が残ります。ただ下位指名あたりで、指名して来る球団があっても不思議ではありません。
(今日の感想)
小川は注目度も高いので、中位指名ぐらいに落ち着く可能性があります。沖野は、下位指名あたりではないのでしょうか。倉本と今井は、育成あたりで指名があるかどうかといった微妙な位置づけになると思います。彼らは横浜市長杯あたりで再度見られるかもしれませんので、そのあとにでも個別寸評を作成したいと思います。
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