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92・93・94 2012年 神宮大会観戦レポート1

アマチュア野球シーズン、フィナーレを迎える明治神宮大会。今年は、大会一日目と二日目のテレビ中継がなくなったということで、二日間ほど神宮球場に足を運び、今年最後の観戦を行なって参りました。今回は、この二日間のレポートを、何回かに分けて行なって行きたいたいと思います。

高校の部第一試合 北照 VS 京都翔英

この試合でプロ注目は、京都翔英の主戦で4番の 榎本 和輝(2年)投手。投手としては、135キロ前後ぐらいの球速で、スライダー・チェンジアップなどを織り交ぜるオーソドックスな投手。ただ意外に投手らしい一面も見られ、ポテンシャルの高さだけでマウンドに上がっている選手ではけしてありません。しかしその将来性は、断然打者としての才能でしょう。

私が球場に着いた直後に、いきなり右中間に大きな当たりのツーベースを放ちます。引き手の強いパワフルな打撃をするのは、いかにも京都の強打者といった感じです。その後の打席は、北照のエース・大串投手の外角逃げるスクリューに翻弄されて連続三振。打球は確かに身体に力があって強いのですが、スイングの鋭さといった意味ではもうひとつ。

打席では、大物感らしくリラックスして構えられています。ネクストでも合間にはシッカリ素振りを入れたり、前足のつま先が開かない意識を持ちながらスイング。ただ打席に入るときにはラインを踏むような大雑把な性格の選手ですし、足場の馴らしからも、それほど打撃へのこだわりは感じません。けして野球センスがない選手ではないのですが、まだまだ試合への入り方などを見ていると、集中しきれていない印象を受けました。初の全国大会の舞台に、浮き足だっていたのかもしれません。この経験を、ぜひ選抜で生かして欲しいですね。ただ強打者としての片鱗は垣間見られたので、来年のドラフト候補としてマークできる素材です。

北照では、3番の 吉田 雅人(2年)中堅手でしょうね。真ん中高めのストレートをセンター前にはじき返したり、続くショートゴロも内野手がはじくなど、ミートポイントで鋭くボールを捉えるセンスに光るものを感じます。バッターボックスのラインを踏まないように打席に入ったり、細かい部分まで意識が行くタイプ。足場の馴らし方にも、それなりのこだわりを感じ、感覚よりも考えてプレーする選手との印象を受けました。逆方向にもはじき返せるように、広角に鋭い当たりを飛ばせる好打者です。

ただ走力は、塁間4.2秒前後。中堅手としても平均的で、それほど群を抜いたものは感じません。スジの良さからも、ドラフト候補というよりは有力大学に進むようなタイプではないかと思います。また4番の小畑 尋規(2年)捕手も、腕っぷしを生かした強烈な打球が印象的。捕手としては、平均的な肩の選手ではありましたが。センバツでは、少し注目してみたい一人。また北照には、村上 海斗(2年)という、187/82の大型右腕もいて、この投手が中々球速があるそうなので、センバツでは、その投球をぜひみてみたい。

試合開始から1時間半ぐらい。榎本選手の打席を三打席見たところで、第二球場に移動しました。

大学の部第一試合 桐蔭横浜大 VS 松山大

桐蔭横浜大は、横浜市長杯でも先日観戦したチーム。興味の対象は、なかなか観戦ができない 松山大の試合でした。私が第二球場に着いた時は、すでに松山大の先発である 先発の 松本 将幸(松山北出身 2年)右腕は降板していて、二番手の 松井 佑二(高知出身 4年)右腕も、すぐに交代してしまいました。松井は166/65の小柄な体格ながら、140キロぐらい出ていそうな勢いのあるボールを投げ込む力投派サイドハンド。もう少し、じっくり見てみたかったところ。

そのあと、眞鍋 太一(西条出身 2年)右腕が、ほとんどアウトを取れず、赤松 茂樹(宇和島東出身 1年)右腕へ。高校時代結構評判だった赤松は、少し押し出すようなフォームから、130~135キロぐらいのストレートに、スライダー・チェンジアップを投げ込むオーソドックスな投手でした。

松山大は、打線は結構振れていて、桐蔭横浜の主戦・小野 和博(磯原出身 3年)右腕のボールを捉えていました。ただそれ以上に、地力で勝る桐蔭横浜の打者達が、松山大投手陣を粉砕してコールド勝ちで試合はあっさり終了。

私は再び、第一球場に戻ります。

高校の部・第二試合 高知 VS 浦和学院

この試合で目立ったのは、一年生から活躍する高知の4番・和田 恋(2年)三塁手。この試合は、4打数4安打でしたっけね?ツーベースを連発したり、センター前にはじき返したりと、打撃では、モノの違いを魅せてくれました。けして長距離砲ではないのですが、対応力とパンチの利いた打撃を魅せてくれます。

投手としてもテイクバックを大きく広げすぎる動作のためか、制球が不安な部分がサード守備でも見られます。それでも135キロ級のボールを連発するだけに、強肩ぶりが光ります。強打者らしく、バッターボックスに入る時には、ラインなどを気にしないで踏むようなタイプ。足場の馴らしは、けして悪くはありません。その打撃は全国レベルだけに、来春のドラフト候補としてマークしたい一人です。

浦和学院には図抜けた選手はおりませんが、一番の竹村 春樹(2年)遊撃手や3番の山根 佑太(2年)中堅手など、旧チームからレギュラーもおり、個々の打力は高いチーム。ただ旧チームから期待された 山口 瑠偉(2年)投手などの、本格派投手が伸び悩み、登板の機会がなかったのは残念。

高知と言えば、一年生の頃から140キロ右腕と将来を嘱望されていた 市川 豪(2年)選手は、3番・一塁手になっていて無念。ぜひ最後の夏までには、投手としての復活を期待してみたい。
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