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100・101 全日本壮行試合 明治戦 (野手編)

昨日の投手編に引き続き、両チームの野手について触れて行きたいと思います。今回も、ドラフト適齢期の選手中心で行なってゆくので宜しくお願いします。

全日本1番 田中 広輔(JR東日本・23歳)遊撃 171/79 右/左

東海大相模時代は、すべて中の上タイプの突き抜けたものがなくピンと来ませんでした。しかし東海大の最終学年あたりから、その総合力が引き上がり、突出したものはなくても、プロを意識できるレベルまで引き上げられてきて、個人的には東海大の4年の時は、かなり注目して観ていた選手。結局指名はなく、JR東日本に進みます。

今回の全日本に招集されたように、JR東日本に進んでからも順調なルーキーイヤーを過ごしました。昨日は2試合で真ん中高めのストレートをセンター前にはじき返す(すみません第一試合の第一打席は見られませんでした)一本のみで、それほど突出したものは感じられず。それでも2四球を選ぶなど、一番打者としての役割を果たします。特に遊撃守備も派手さはないのですが安定感があり、プロでも二遊間を担えるレベルにあります。

高校時代から一貫して、走攻守に突き抜けたものはありませんが、確実に総合力は引き上げられており、来年の大学・社会人の二遊間候補ではトップクラスの位置にいる一人だと言えるでしょう。高い順位での指名はともかく、来年はドラフト候補として注目される一年になりそうです。

6番 井上 晴哉(23歳・日本生命)一塁 180/100 右/右

崇徳-中央大と当たった時の飛距離は、アマでも屈指のものがある長距離砲。その堂々とした体格や雰囲気は、何処か 中村紀洋(ベイスターズ)みたいな雰囲気もしてきます。

ただこの日は、結果は出ず。ライトフライやサードゴロなど、どの方向にも打球を飛ばすことができます。送りバントをキッチリ決めたり、第二試合では二打席とも四球を選ぶなど意外に実戦的。

ただこの選手の最大の課題は、その体格に似つかわないハートの弱さ。打ってる時は凄いのですが、打てないとからっきしダメというタイプ。第一打席の内容が、尾を引いてしまうタイプなのではないのでしょうか。この選手も、精神面が中村紀のような図太さがあれば全然違うと思いますが、残念ながらそれを望むのは今後も厳しいように思います。ボールを飛ばせるという素材は希少価値がありますが、性格的にはプロ向きではないと考えます。

9番 井領 雅貴(23歳・JX-ENEOS)右翼 175/79 右/左

この日一番当たっていたのは、9番の井領。甘いカーブを逃さずセンター前に運んだり、レフト線にツーベースを放ったり、第一試合ではすべての打席で出塁したんじゃないのでしょうか。

この選手は打つ・投げるなどのポテンシャルは高く、当たった時の打球も強烈です。ただ自分の能力を広げて行く感性に欠け、打てる相手には徹底的に強いのですが、打てない相手には同じようなヤラれ方をいつも繰り返す傾向にあります。そういった考える力、創意工夫が感じられないので、中々プロ入りまで到達しないだと思います。ただ今日は、非常に良い感じの内容でした。来年の候補として、再度注目してみようかなと思わせるものがありました。

その他では、石川 修平(JR東日本)捕手や学生で唯一選ばれている野手・山川 穂高(富士大 3年)外野手なども第一試合の途中~第二試合のスタメンで起用されていましたが、特に目立つ活躍は見られません。特に山川あたりは、スイングは確かに強烈ですが、やはり対応力の部分ではこのレベルに交えると、ちと厳しいかなという印象も受けます。

明治大では、岡 大海(倉敷商 3年)投手が、三塁&一塁で出場。来年の上位候補の投手としてマークされる素材も、秋のシーズンに肩を故障した影響で登板無し。守備でも三塁手として出場してきたように、今後は肩の状態次第では野手に専念するかもしれません。三塁手としては、一つ良い動きもボール捌きも魅せており、思ったほど違和感は感じられず。

第一試合では、スライダーを見逃し三振・ショートゴロ・ライトフライ・ショートゴロ・四球 と結果が出ない一日でした。ただ打席では、強烈な打球を放つなどポテンシャルの片鱗は伺えます。ただ打席に入るまでの意識は低く、殆ど考えずに感覚だけでプレーしている選手なんだろうなという印象は受けます。しかしそれでも打席に入ると、グッと集中力を高めるなど野手としての資質の高さも感じます。細かい部分まで意識が行く選手ではないので、性格的には野手向きなのだと思います。ただまだ、野手としての割り切りは自分自身で出来ていないようにも見えました。最終学年に、どんなプレーを魅せるのか注目したいですね。

高山 俊(日大三出身 1年)も右翼手として二試合とも出場しておりましたが、調子が落ちているのか目立つ内容ではありません。今日見た感じでは、来年ドラフト候補になりそうなのは、明治では岡 大海 だけかなと思います。

野手に関しては、来年も人材難であり、あまり明るい展望が開けません。特に今回の全日本の社会人は、大体今考えられるトップクラスの野手を集結させていただけに、これ以外にあと何人候補がいるかといった感じです。この傾向は大学も同様なだけに、野手に関しては来年も高校生に期待することになりそうです。

野手は全選手をこの2試合で出場させており、確認することができました。それほど目新しいものはなかったという感じの観戦です。今回の観戦で、かなり来年の社会人球界のいったんが垣間見られた気が致します。プラスαの選手がどのぐらい出てくるのか、それを期待してオフシーズンを迎えようと思いました。
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