54 新東京リーグ観戦記
2013/05/05|Category:観戦記
新東京リーグの開幕週が大田Sで行われたので、その時に観戦に行きたかったものの、他の観戦と重なり断念。そこで再び大田Sで行われる最終週に合わせて、ここに観戦予定を絞って待っていました。
第一試合 創価大 VS 東京国際大
勝ち点4ずつを獲得し、優勝決定戦となったこの試合。両チームの応援は凄まじく、大いに盛り上がった試合となりました。この試合の観戦目的は、下級生から活躍する 真島 健(東京国際大4年)投手 と 4年生ながら140キロ台中盤のボールを投げ込むという話を訊いていた 石川 柊太(創価大4年)投手 の登板が見られればと思い足を運びました。特に石川はリリーフでの登板が多かったので、展開次第で見られればというぐらいの気持ちで足を運びます。結果的には、両4年生の先発となりラッキーでした。
東京国際大の先発・真島 健(浦和学院出身 4年)右腕は、昨年の大学選手権でも常時145キロ前後(MAX146キロ)の速球に、スライダー・チェンジアップ・カーブ・フォークなど多彩な球種をおりまぜて来る好投手。今日は先発ということもあり、135~後半ぐらいのボールが中心で(MAX89マイル・142.4キロ程度)、速球よりも思わずタイミングが狂わされるチェンジアップが効果的でした。両サイドにボールを散らすコントロールなども悪くないのですが、これは!と言うほどのインパクトはなく、ドラフト指名となると、そこまでの魅力はないかなといった印象。試合でも創価大打線に捉まり、負けられない一戦で早々降板することになります。
もう一方の創価大の先発・石川 柊太(総合工科出身 4年)投手は、183/85のスラッとした投手体型から、かつて西武のリリーフで活躍した 森 慎ニ を彷彿させるような、ちょっと癖のあるフォームから投げ込んできます。立ち上がり制球などに苦しむも、なんとか乗り越えリズムを掴みます。
普段は135~後半ぐらいの球速なのですが、要所では140キロ台中盤の力強い球で仕留めに決ます。大田Sの厳しめのガンでも145キロを何度か出していましたし、私のガンでも91マイル(145.6キロ)を何度か出すなど、そういったスピード能力間違いなくあるのでしょう。
変化球は、横滑りするスライダーとタイミングを狂わすチェンジアップ(フォークかも)に、余裕が出てくると緩いカーブを織り交ぜます。普段は、両サイドにボールを散らし、相手の打ち損じを誘います。ただ本当の意味でのここぞの制球力や体力がないので、相手打線の揺さぶり次第では脆くも崩れる側面もあるのかなぁといった印象は受けます。実際に今シーズンは、杏林戦だかで5失点した試合もあったそうで、微妙なバランスの上に成り立っているかもしれません。それでも今日は、9回を2安打・1失点で完投(細かい数字は誤りがあるかも)し、負けられない試合での責任を果たします。
ドラフト戦線では全く騒がれていない選手ですが、大学選手権に出場すれば注目される存在ではないのでしょうか。実際プロで即戦力を期待できるほどの完成度はないので、指名されたとしても下で漬け込む必要がありそう。また実力的には微妙なので、大学選手権などでの内容も加味して最終的な評価を下して行きたいとおもいます。ただドラフト候補として、チェックを入れて見るだけのレベルにはありますし、140キロ台後半の球速が表示されても、全然不思議ではありません。
創価では、1番の 高橋 直樹(国士舘出身 3年)中堅手が、内野ゴロでも3.9秒台で走り抜ける脚力は一級品。ただ打撃が弱いので、その辺が今後の大いなる課題。打撃では、3番に入っている 辻 亮太(京都外大西出身 4年)二塁手が、内角高めの球をライトスタンドに叩き込むなど打力があるところを披露。5番の荒屋 拓哉(北陸大谷出身・4年)が、DHなのは気になりますが、強烈な打球を放つなど打力があります。
東京国際大も、4番の 河手 誠(広島国際大出身 4年)一塁手が、ホームランをレフトスタンドに叩きこみ、唯一の得点を叩きだす活躍。184/85 の大型核弾頭・三浦 大和(秋田西出身 4年)中堅手が、地面に着きそうな打球をダイビングキャッチするスーパープレーで魅せたりしましたが、総合力で創価大に劣っている感じが致します。
東京国際大では、安河内 という投手が、テンポが良く、130キロ台後半ながら勢いのある速球に見るべきものがありました。
第二試合 流通経済大 VS 共栄大
流通経済大の先発は、阿部 勇星(秋田商出身 1年)右腕。マウンド捌きも洗練されており、よくまとまった好投手で1年生だとは思いませんでした。常時135キロ前後ぐらいですが、ボールがビシッとしており、球速以上に感じます。しっかり「間」を取ったり、マウンドセンスもよく、クィックも0.9秒台と超高速で、牽制も鋭い。非常に野球センスに優れたタイプで、今後の活躍が期待されます。
共栄大の先発は、谷本 充(本庄第一出身 2年)右腕。170/66 と小柄な投手ですが、スライダーと135前後のストレートとのコンビネーションで、ボールの勢いは悪くありません。彼もまだ2年生なので、チームを背負って立つ存在になるのではないのでしょうか。
残念ながら野手は、一回り見ただけで会場をあとに。簡単に見た感じでは、これはという程の選手はいなかったように見えましたが、秋に機会があればじっくり見てみたいと思います。
(今日の感想)
見れればいいかな程度でいった 石川 柊太(創価大)が、想像以上の投手であったこと。その他、普段あまり見ないチームだけに、目新しさはありました。ただ第一試合が、2時間半以上の長い試合になり、目の調子も悪かったので、第二試合の序盤で球場をあとにします。ぜひ 石川には、大学選手権の全国の舞台で、その存在感を示して欲しいと期待します。
第一試合 創価大 VS 東京国際大
勝ち点4ずつを獲得し、優勝決定戦となったこの試合。両チームの応援は凄まじく、大いに盛り上がった試合となりました。この試合の観戦目的は、下級生から活躍する 真島 健(東京国際大4年)投手 と 4年生ながら140キロ台中盤のボールを投げ込むという話を訊いていた 石川 柊太(創価大4年)投手 の登板が見られればと思い足を運びました。特に石川はリリーフでの登板が多かったので、展開次第で見られればというぐらいの気持ちで足を運びます。結果的には、両4年生の先発となりラッキーでした。
東京国際大の先発・真島 健(浦和学院出身 4年)右腕は、昨年の大学選手権でも常時145キロ前後(MAX146キロ)の速球に、スライダー・チェンジアップ・カーブ・フォークなど多彩な球種をおりまぜて来る好投手。今日は先発ということもあり、135~後半ぐらいのボールが中心で(MAX89マイル・142.4キロ程度)、速球よりも思わずタイミングが狂わされるチェンジアップが効果的でした。両サイドにボールを散らすコントロールなども悪くないのですが、これは!と言うほどのインパクトはなく、ドラフト指名となると、そこまでの魅力はないかなといった印象。試合でも創価大打線に捉まり、負けられない一戦で早々降板することになります。
もう一方の創価大の先発・石川 柊太(総合工科出身 4年)投手は、183/85のスラッとした投手体型から、かつて西武のリリーフで活躍した 森 慎ニ を彷彿させるような、ちょっと癖のあるフォームから投げ込んできます。立ち上がり制球などに苦しむも、なんとか乗り越えリズムを掴みます。
普段は135~後半ぐらいの球速なのですが、要所では140キロ台中盤の力強い球で仕留めに決ます。大田Sの厳しめのガンでも145キロを何度か出していましたし、私のガンでも91マイル(145.6キロ)を何度か出すなど、そういったスピード能力間違いなくあるのでしょう。
変化球は、横滑りするスライダーとタイミングを狂わすチェンジアップ(フォークかも)に、余裕が出てくると緩いカーブを織り交ぜます。普段は、両サイドにボールを散らし、相手の打ち損じを誘います。ただ本当の意味でのここぞの制球力や体力がないので、相手打線の揺さぶり次第では脆くも崩れる側面もあるのかなぁといった印象は受けます。実際に今シーズンは、杏林戦だかで5失点した試合もあったそうで、微妙なバランスの上に成り立っているかもしれません。それでも今日は、9回を2安打・1失点で完投(細かい数字は誤りがあるかも)し、負けられない試合での責任を果たします。
ドラフト戦線では全く騒がれていない選手ですが、大学選手権に出場すれば注目される存在ではないのでしょうか。実際プロで即戦力を期待できるほどの完成度はないので、指名されたとしても下で漬け込む必要がありそう。また実力的には微妙なので、大学選手権などでの内容も加味して最終的な評価を下して行きたいとおもいます。ただドラフト候補として、チェックを入れて見るだけのレベルにはありますし、140キロ台後半の球速が表示されても、全然不思議ではありません。
創価では、1番の 高橋 直樹(国士舘出身 3年)中堅手が、内野ゴロでも3.9秒台で走り抜ける脚力は一級品。ただ打撃が弱いので、その辺が今後の大いなる課題。打撃では、3番に入っている 辻 亮太(京都外大西出身 4年)二塁手が、内角高めの球をライトスタンドに叩き込むなど打力があるところを披露。5番の荒屋 拓哉(北陸大谷出身・4年)が、DHなのは気になりますが、強烈な打球を放つなど打力があります。
東京国際大も、4番の 河手 誠(広島国際大出身 4年)一塁手が、ホームランをレフトスタンドに叩きこみ、唯一の得点を叩きだす活躍。184/85 の大型核弾頭・三浦 大和(秋田西出身 4年)中堅手が、地面に着きそうな打球をダイビングキャッチするスーパープレーで魅せたりしましたが、総合力で創価大に劣っている感じが致します。
東京国際大では、安河内 という投手が、テンポが良く、130キロ台後半ながら勢いのある速球に見るべきものがありました。
第二試合 流通経済大 VS 共栄大
流通経済大の先発は、阿部 勇星(秋田商出身 1年)右腕。マウンド捌きも洗練されており、よくまとまった好投手で1年生だとは思いませんでした。常時135キロ前後ぐらいですが、ボールがビシッとしており、球速以上に感じます。しっかり「間」を取ったり、マウンドセンスもよく、クィックも0.9秒台と超高速で、牽制も鋭い。非常に野球センスに優れたタイプで、今後の活躍が期待されます。
共栄大の先発は、谷本 充(本庄第一出身 2年)右腕。170/66 と小柄な投手ですが、スライダーと135前後のストレートとのコンビネーションで、ボールの勢いは悪くありません。彼もまだ2年生なので、チームを背負って立つ存在になるのではないのでしょうか。
残念ながら野手は、一回り見ただけで会場をあとに。簡単に見た感じでは、これはという程の選手はいなかったように見えましたが、秋に機会があればじっくり見てみたいと思います。
(今日の感想)
見れればいいかな程度でいった 石川 柊太(創価大)が、想像以上の投手であったこと。その他、普段あまり見ないチームだけに、目新しさはありました。ただ第一試合が、2時間半以上の長い試合になり、目の調子も悪かったので、第二試合の序盤で球場をあとにします。ぜひ 石川には、大学選手権の全国の舞台で、その存在感を示して欲しいと期待します。
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