大学選手権初日・東京ドーム2
2013/05/28|Category:観戦記
東京ドーム第三試合 桐蔭横浜大 VS 東日本国際大
ドラフト的な観点でいうと、小野 和博(桐蔭横浜大4年)右腕ではないのでしょうか。昨秋の神宮大会優勝投手であり、大学球界を代表する好投手。しかし今春のリーグ戦では、昨秋ほどの安定感はなかったように思います。この投手の球速は、常時135~140キロぐらいで、驚くような球威・球速はありません。しかし実際に何試合か生で見ていると、球速以上の勢いは感じますし、昨秋よりも若干打者の手元でのキレが増したように感じられます。両サイドに、スライダー・カーブ・チェンジアップなどを上手く織り交ぜ、コンビネーションで抑えてきます。
非常にピッチングのコツを掴んでいる投手なので、要所でボール球を振らせたりとか開き直りができる投手。ただ今シーズンは、要所で甘く入る球が多いように思います。ピッチングができるという意味では大学球界でも指折りであり、社会人あたりならば1年目から主戦で活躍しそうな投手。ただ私は、派手さはなくても、意外にプロでも面白いではないかと思うようになりました。下位指名ぐらいならば、かなりお得感がある投手なのでは。特に140キロ台中盤を投げられる投手でもあるので、秘めたる能力もありますので。
東日本国際大では、4番の 園部 優也(東日本国際大)捕手。こちらは小柄でセンス型の捕手ながら、実戦では確実に刺して来るスローイングと、ミート力の高い打撃は、社会人でも活躍しそうな土台があります。
聖光学院から強打者として鳴らしている 四家 祐雅(東日本国際大)右翼手あたりは、パワフルで勝負強い打撃は健在ですが、内容としては下級生の時の方が良かったように思います。守備・走塁で光るものはありませんが、肩は結構強い選手。東北地区あたりの社会人で、野球が続けられれば良いのですが。
結局3年生の大西投手が完投してしまい、負けてしまった東日本国際大。久保 慧太(東日本国際大昌平出身 4年)右腕という、素材型の4年生がいたのですが、登板がないまま終わってしまって残念でした。今後野球を続けて行くのか、進路に注目したいと思います。
東京ドーム第四試合 愛知大 VS 奈良産業大
奈良産業大は、左の好投手・庄司。愛知学院大も 森 という下級生の好投手が最後まで投げきり、投手としてのドラフト的な話題はなかった試合。
注目は、浅岡 弘之(奈良産業大 4年)遊撃手。ボールを上手く引きつけて三遊間に転がす好打者タイプ。特に魅力なのは、一歩目と状況判断に優れた遊撃手。これに関しては、社会人などでもニ遊間を担える素材ではないのだろうか。ドラフト候補というよりは、アマタイプの好選手といった感じで、凄みがないのが残念。またスナップは強いが、地肩はそれほど強くなく、実は二塁手向きなのかもしれない。盗塁も最初の出塁では刺されたが、次の機会には成功して見せるなど、負けず嫌いな一面も。今後も機会があれば、注目してみたいと思わせるものはあった。
一方愛知大は、松本 道成(西脇工出身 4年)捕手。体を小さく屈め、的を大きく見せるキャッチング。ミットを示し、グラブを下げない構え。更にボールを捕球する時に、全くミットがブレないのが好感。ただちょっと腕を伸ばし小手先だけで捕りに行こうとするところが気になった。スローイングも、絶対的に肩が強いとは思わないが、1.9秒台を割るようなタイムも叩きだしていた。ディフェンス面に関しては、社会人でも続けて行けそう。チームの3番を担う打撃は力強いが、「間」が取れず脆い印象は否めない。この辺は、社会人レベルに混ざると苦労するかもしれない。
愛知大の4年生には、水越 太一(一宮南出身 4年)という三振を奪える左腕もいるようなので、次戦での登板に期待してみたい。
ドラフト的な観点でいうと、小野 和博(桐蔭横浜大4年)右腕ではないのでしょうか。昨秋の神宮大会優勝投手であり、大学球界を代表する好投手。しかし今春のリーグ戦では、昨秋ほどの安定感はなかったように思います。この投手の球速は、常時135~140キロぐらいで、驚くような球威・球速はありません。しかし実際に何試合か生で見ていると、球速以上の勢いは感じますし、昨秋よりも若干打者の手元でのキレが増したように感じられます。両サイドに、スライダー・カーブ・チェンジアップなどを上手く織り交ぜ、コンビネーションで抑えてきます。
非常にピッチングのコツを掴んでいる投手なので、要所でボール球を振らせたりとか開き直りができる投手。ただ今シーズンは、要所で甘く入る球が多いように思います。ピッチングができるという意味では大学球界でも指折りであり、社会人あたりならば1年目から主戦で活躍しそうな投手。ただ私は、派手さはなくても、意外にプロでも面白いではないかと思うようになりました。下位指名ぐらいならば、かなりお得感がある投手なのでは。特に140キロ台中盤を投げられる投手でもあるので、秘めたる能力もありますので。
東日本国際大では、4番の 園部 優也(東日本国際大)捕手。こちらは小柄でセンス型の捕手ながら、実戦では確実に刺して来るスローイングと、ミート力の高い打撃は、社会人でも活躍しそうな土台があります。
聖光学院から強打者として鳴らしている 四家 祐雅(東日本国際大)右翼手あたりは、パワフルで勝負強い打撃は健在ですが、内容としては下級生の時の方が良かったように思います。守備・走塁で光るものはありませんが、肩は結構強い選手。東北地区あたりの社会人で、野球が続けられれば良いのですが。
結局3年生の大西投手が完投してしまい、負けてしまった東日本国際大。久保 慧太(東日本国際大昌平出身 4年)右腕という、素材型の4年生がいたのですが、登板がないまま終わってしまって残念でした。今後野球を続けて行くのか、進路に注目したいと思います。
東京ドーム第四試合 愛知大 VS 奈良産業大
奈良産業大は、左の好投手・庄司。愛知学院大も 森 という下級生の好投手が最後まで投げきり、投手としてのドラフト的な話題はなかった試合。
注目は、浅岡 弘之(奈良産業大 4年)遊撃手。ボールを上手く引きつけて三遊間に転がす好打者タイプ。特に魅力なのは、一歩目と状況判断に優れた遊撃手。これに関しては、社会人などでもニ遊間を担える素材ではないのだろうか。ドラフト候補というよりは、アマタイプの好選手といった感じで、凄みがないのが残念。またスナップは強いが、地肩はそれほど強くなく、実は二塁手向きなのかもしれない。盗塁も最初の出塁では刺されたが、次の機会には成功して見せるなど、負けず嫌いな一面も。今後も機会があれば、注目してみたいと思わせるものはあった。
一方愛知大は、松本 道成(西脇工出身 4年)捕手。体を小さく屈め、的を大きく見せるキャッチング。ミットを示し、グラブを下げない構え。更にボールを捕球する時に、全くミットがブレないのが好感。ただちょっと腕を伸ばし小手先だけで捕りに行こうとするところが気になった。スローイングも、絶対的に肩が強いとは思わないが、1.9秒台を割るようなタイムも叩きだしていた。ディフェンス面に関しては、社会人でも続けて行けそう。チームの3番を担う打撃は力強いが、「間」が取れず脆い印象は否めない。この辺は、社会人レベルに混ざると苦労するかもしれない。
愛知大の4年生には、水越 太一(一宮南出身 4年)という三振を奪える左腕もいるようなので、次戦での登板に期待してみたい。
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