大学選手権2日目・東京ドーム1
2013/05/30|Category:観戦記
東京ドーム第一試合・近畿大 VS 東北福祉大
この試合でドラフト的に注目だったのは、小出 智彦(近畿大4年)左腕。下半身が使えない荒っぽいフォームながら、左打者にとっては背中越し来るような感覚に陥るカーブやスライダーは厄介な球筋。球速は135キロ前後ぐらいで驚くような球威・球速・キレもないのだが、ボールが散っていて的を絞りにくいタイプ。それでいて、要所で低めのボールゾーンに切れ込むスライダーを振らしたり・大胆にズバッと内角を突いたりという投球ができるのは強味。実力的には微妙な力量なのだが、変則の左投手でもあり、対左打者対策という意味では面白い存在。生かしようによっては、プロでも持ち味を発揮できるのではないか。そんな期待も持てなくはない。平塚の全日本合宿に呼ばれているので、生で見て最終的な判断をしたいところ。
また今年の大学生外野手でNO.1ではないかと言っていた 永田 恭一(東北福祉大4年)右翼手。ただオープン戦で生で見たときは、体も小さく、プロに行くんだという欲が感じられない普通の選手に見えてしまったのは確か。その点では、少しプレーに欲が出てきたのかなぁといった矢先に痛めてしまったのは残念。素材としてはプロを意識できる選手だけに、眼の色が変わってくればという感じなのだが・・・。
近大では、昨年の平塚合宿にも呼ばれていた 津川 智(近畿大4年)DH。春のシーズンでは肉離れのため試合に殆ど出られなかったが、この大学選手権では4番として出場。思っきりがよくパワフルなスイングで強烈な打球を放つも、相変わらず脆い・打てる球は限られていそうという印象は変わらない。特に外角の見極めが悪いのと、守備がDHなどということを考えると、社会人に進むことになりそう。
亀山 一平(近畿大4年)右翼手も、昨年平塚合宿に呼ばれていた好打者。この日は2打数2安打で、しぶとく右方向にはじき返すなど持ち味を発揮。ドラフト候補といったタイプではないが、関西の社会人などに進んで活躍して行きそうで楽しみ。
また横浜隼人時代から、その野球センスを絶賛してきた 船木 吉裕(東北福祉大4年)捕手は、相変わらず配慮・インテリジェンス・注意力を持った選手としてチームを引っ張る。今年の福祉大投手陣は、下級生中心で絶対的な存在はいないが、この船木がベースを守っていることが最大の強味。彼の有り余る野球センスで、チームを日本一に導いて頂きたい。体も小さく地肩・打力も平均的な選手だけに、社会人などで野球を続けて行くことになりそうだ。
東京ドーム第二試合 日体大 VS 吉備国最大
この両チームの対戦は、ドラフト的な観点だとあまり見所はありませんでした。しかし日体大では、1番の 栗林 遥野(横浜商大高出身 4年)遊撃手が、安定した守備を魅せたこと。打撃ではチームの中で抜けている 平野 智基(鳥栖出身 4年)捕手が、勝負どころで試合を決める活躍を魅せたなど、らしい試合運びではありました。共に社会人あたりで、野球を続けて行くのでしょうか? 平野は、捕手としては特筆すべきところはないので、将来的に打撃優先でコンバートされるかもしれません。
対戦相手の吉備国際大では、1番の 一色 雄飛(丹原出身 4年)中堅手が光りました。一塁までの塁間が右打者ながら4.05秒強(左打者換算で3.8秒に相当)の快速を生かし、出塁すると、すかさず盗塁を決めます。またその快速を生かした、中堅守備の広さも一級品。地肩はよくわかりませんでしたが、守備・走塁では上のレベルでも十分通用するのではないのでしょうか。課題は、体格の無さと打力の弱さでしょうか。中国・四国地区あたりの社会人チームで、ぜひ野球を続けて欲しい一人です。
この試合でドラフト的に注目だったのは、小出 智彦(近畿大4年)左腕。下半身が使えない荒っぽいフォームながら、左打者にとっては背中越し来るような感覚に陥るカーブやスライダーは厄介な球筋。球速は135キロ前後ぐらいで驚くような球威・球速・キレもないのだが、ボールが散っていて的を絞りにくいタイプ。それでいて、要所で低めのボールゾーンに切れ込むスライダーを振らしたり・大胆にズバッと内角を突いたりという投球ができるのは強味。実力的には微妙な力量なのだが、変則の左投手でもあり、対左打者対策という意味では面白い存在。生かしようによっては、プロでも持ち味を発揮できるのではないか。そんな期待も持てなくはない。平塚の全日本合宿に呼ばれているので、生で見て最終的な判断をしたいところ。
また今年の大学生外野手でNO.1ではないかと言っていた 永田 恭一(東北福祉大4年)右翼手。ただオープン戦で生で見たときは、体も小さく、プロに行くんだという欲が感じられない普通の選手に見えてしまったのは確か。その点では、少しプレーに欲が出てきたのかなぁといった矢先に痛めてしまったのは残念。素材としてはプロを意識できる選手だけに、眼の色が変わってくればという感じなのだが・・・。
近大では、昨年の平塚合宿にも呼ばれていた 津川 智(近畿大4年)DH。春のシーズンでは肉離れのため試合に殆ど出られなかったが、この大学選手権では4番として出場。思っきりがよくパワフルなスイングで強烈な打球を放つも、相変わらず脆い・打てる球は限られていそうという印象は変わらない。特に外角の見極めが悪いのと、守備がDHなどということを考えると、社会人に進むことになりそう。
亀山 一平(近畿大4年)右翼手も、昨年平塚合宿に呼ばれていた好打者。この日は2打数2安打で、しぶとく右方向にはじき返すなど持ち味を発揮。ドラフト候補といったタイプではないが、関西の社会人などに進んで活躍して行きそうで楽しみ。
また横浜隼人時代から、その野球センスを絶賛してきた 船木 吉裕(東北福祉大4年)捕手は、相変わらず配慮・インテリジェンス・注意力を持った選手としてチームを引っ張る。今年の福祉大投手陣は、下級生中心で絶対的な存在はいないが、この船木がベースを守っていることが最大の強味。彼の有り余る野球センスで、チームを日本一に導いて頂きたい。体も小さく地肩・打力も平均的な選手だけに、社会人などで野球を続けて行くことになりそうだ。
東京ドーム第二試合 日体大 VS 吉備国最大
この両チームの対戦は、ドラフト的な観点だとあまり見所はありませんでした。しかし日体大では、1番の 栗林 遥野(横浜商大高出身 4年)遊撃手が、安定した守備を魅せたこと。打撃ではチームの中で抜けている 平野 智基(鳥栖出身 4年)捕手が、勝負どころで試合を決める活躍を魅せたなど、らしい試合運びではありました。共に社会人あたりで、野球を続けて行くのでしょうか? 平野は、捕手としては特筆すべきところはないので、将来的に打撃優先でコンバートされるかもしれません。
対戦相手の吉備国際大では、1番の 一色 雄飛(丹原出身 4年)中堅手が光りました。一塁までの塁間が右打者ながら4.05秒強(左打者換算で3.8秒に相当)の快速を生かし、出塁すると、すかさず盗塁を決めます。またその快速を生かした、中堅守備の広さも一級品。地肩はよくわかりませんでしたが、守備・走塁では上のレベルでも十分通用するのではないのでしょうか。課題は、体格の無さと打力の弱さでしょうか。中国・四国地区あたりの社会人チームで、ぜひ野球を続けて欲しい一人です。
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