大学選手権2日目・神宮球場
2013/06/01|Category:観戦記
神宮球場第一試合 上武大 VS 福岡工業大
上武大でプロ注目は、3番の 三木 亮(上武大4年)遊撃手。遊学館時代から一歩目の判断に優れた遊撃守備には光るものがありました。今は、難しい打球でも、その状況に合わせた捕球法でボール処理する守備のバリエーションを持ち、強肩を生かした守備はプロでもショートのポジションで勝負できる素材。
打撃でも、ヘッドスピード・スイングの強さに磨きがかかり、甘い球をキッチリ仕留める「鋭さ」を身につけつつある。リーグ戦でも3割8分台を残し、3度めのベストナインを獲得。走力では図抜けたものはないが、ドラフトでは上位24名(2位以内)での指名も現実味を帯びてきた。ニ遊間候補の内野手では、大学NO.1と評価してもよさそうだ。
下級生からマスクを被る 三上 恭平(上武大 4年)捕手も、ゲームを作れる好捕手。ただミットをあまり示せず、グラブ捌きが緩いのが物足りない。この試合では見られなかったが、塁間1.8秒~1.9秒ぐらいでまとめられるスローイングの持ち主。打力もあるだけに、攻守にバランスの取れた捕手。もう少し別の試合を観て最終的な判断はしたいが、有力社会人チームに進むことになりそう。
4番の 小川 裕生(上武大 4年)中堅手も、最終学年を迎えた。ちょっとレベルの高い投手相手だと苦しい印象は受ける。塁間は、4.05秒前後で走れる脚力と、この試合ではダイビングキャッチで好捕したような球際での強さ。元々地肩も悪くないだけに、強打者タイプにしては三拍子のバランスも悪くない。プロという突き抜けたものはないが、社会人で野球を続けて行ける素材だろう。
福岡工大では、鹿児島南時代に上位指名候補だと評価していた 笛田 怜平(福岡工大 2年)右腕が登場。登板した最初の2イニングは、初の全国の舞台に制球が定まらなかった。しかし3イニング目ぐらいからは、徐々に持ち味を発揮。常時140キロ台~MAX145キロのストレートにも勢いがあるし、カーブ・スライダー・フォークとのコンビネーションの持ち味を徐々に発揮。もうワンランクボールに厚みが出てくるようだと、最終学年では上位指名で、悲願のプロ入りも期待できる可能性を持っている。
神宮球場第二試合 天理大 VS 東農大オホーツク
東農大オホーツクは、大会二度目の登場。特に目新しいものはなかったので、今回は天理大を。この試合の注目は、藤谷 修平(天理大 4年)右腕。オーソドックスなフォームから、常時135キロ前後~後半ぐらい。カーブ・スライダー・チェンジアップとのコンビネーションで、間違いのない制球が自慢。投球もまとまっており、ドラフト候補という凄みはないが、計算できる好投手といった感じ。関西や中国地区あたりの社会人で、今後も野球を続けて行きそう。
神宮球場第三試合 創価大 VS 明治大
創価大は、リーグ戦・大学選手権緒戦でレポート。明治大も、リーグ戦の模様をレポートしているので、それほど目新しいものはありません。この試合の唯一のサプライズは、地元・神奈川の三浦学苑時代に観戦した 秋元 秀明(創価大1年)右腕が、見違えるほど速くなっていたこと。彼は、2年生の時から神奈川では話題だったので、2年夏の大会で見たときは130キロにみたい話題先行の選手でがっくり。それでも3年夏には、常時135キロ前後まで出せるようになり、だいぶ成長していました。均整の取れた体格と、まだ良くなりそうな素材の良さを感じさせる選手でしたが、まさか僅か一年で常時140キロ台~MAX146キロのストレートを投げ込むようになっているとは驚き。まだ細かい投球できませんが、ストレートには見るべきものがあります。リーグ戦でも結構投げていたのは訊いていましたが、実際見るのは初めてで見違えるほど良くなっていました。
またドラフト的には、この試合ではともかく、リーグ戦でイマイチだった 岡 大海(明大4年)三塁手。この大会に入って存在感を示したのは、やはり持っているポテンシャルが違うだなと改めて思います。この創価戦だけでなく、他の試合も見ながら個別の寸評を作成して行きたいと思います。
上武大でプロ注目は、3番の 三木 亮(上武大4年)遊撃手。遊学館時代から一歩目の判断に優れた遊撃守備には光るものがありました。今は、難しい打球でも、その状況に合わせた捕球法でボール処理する守備のバリエーションを持ち、強肩を生かした守備はプロでもショートのポジションで勝負できる素材。
打撃でも、ヘッドスピード・スイングの強さに磨きがかかり、甘い球をキッチリ仕留める「鋭さ」を身につけつつある。リーグ戦でも3割8分台を残し、3度めのベストナインを獲得。走力では図抜けたものはないが、ドラフトでは上位24名(2位以内)での指名も現実味を帯びてきた。ニ遊間候補の内野手では、大学NO.1と評価してもよさそうだ。
下級生からマスクを被る 三上 恭平(上武大 4年)捕手も、ゲームを作れる好捕手。ただミットをあまり示せず、グラブ捌きが緩いのが物足りない。この試合では見られなかったが、塁間1.8秒~1.9秒ぐらいでまとめられるスローイングの持ち主。打力もあるだけに、攻守にバランスの取れた捕手。もう少し別の試合を観て最終的な判断はしたいが、有力社会人チームに進むことになりそう。
4番の 小川 裕生(上武大 4年)中堅手も、最終学年を迎えた。ちょっとレベルの高い投手相手だと苦しい印象は受ける。塁間は、4.05秒前後で走れる脚力と、この試合ではダイビングキャッチで好捕したような球際での強さ。元々地肩も悪くないだけに、強打者タイプにしては三拍子のバランスも悪くない。プロという突き抜けたものはないが、社会人で野球を続けて行ける素材だろう。
福岡工大では、鹿児島南時代に上位指名候補だと評価していた 笛田 怜平(福岡工大 2年)右腕が登場。登板した最初の2イニングは、初の全国の舞台に制球が定まらなかった。しかし3イニング目ぐらいからは、徐々に持ち味を発揮。常時140キロ台~MAX145キロのストレートにも勢いがあるし、カーブ・スライダー・フォークとのコンビネーションの持ち味を徐々に発揮。もうワンランクボールに厚みが出てくるようだと、最終学年では上位指名で、悲願のプロ入りも期待できる可能性を持っている。
神宮球場第二試合 天理大 VS 東農大オホーツク
東農大オホーツクは、大会二度目の登場。特に目新しいものはなかったので、今回は天理大を。この試合の注目は、藤谷 修平(天理大 4年)右腕。オーソドックスなフォームから、常時135キロ前後~後半ぐらい。カーブ・スライダー・チェンジアップとのコンビネーションで、間違いのない制球が自慢。投球もまとまっており、ドラフト候補という凄みはないが、計算できる好投手といった感じ。関西や中国地区あたりの社会人で、今後も野球を続けて行きそう。
神宮球場第三試合 創価大 VS 明治大
創価大は、リーグ戦・大学選手権緒戦でレポート。明治大も、リーグ戦の模様をレポートしているので、それほど目新しいものはありません。この試合の唯一のサプライズは、地元・神奈川の三浦学苑時代に観戦した 秋元 秀明(創価大1年)右腕が、見違えるほど速くなっていたこと。彼は、2年生の時から神奈川では話題だったので、2年夏の大会で見たときは130キロにみたい話題先行の選手でがっくり。それでも3年夏には、常時135キロ前後まで出せるようになり、だいぶ成長していました。均整の取れた体格と、まだ良くなりそうな素材の良さを感じさせる選手でしたが、まさか僅か一年で常時140キロ台~MAX146キロのストレートを投げ込むようになっているとは驚き。まだ細かい投球できませんが、ストレートには見るべきものがあります。リーグ戦でも結構投げていたのは訊いていましたが、実際見るのは初めてで見違えるほど良くなっていました。
またドラフト的には、この試合ではともかく、リーグ戦でイマイチだった 岡 大海(明大4年)三塁手。この大会に入って存在感を示したのは、やはり持っているポテンシャルが違うだなと改めて思います。この創価戦だけでなく、他の試合も見ながら個別の寸評を作成して行きたいと思います。
スポンサーサイト