2013年 都市対抗レポート7
2013/07/14|Category:観戦記
大会5日目第三試合 東芝 VS 大阪ガス
東芝の先発は、今や不動のエースに成長した 野田 雄大(25歳・日大出身)右腕。球速こそ135~後半程度だったが、緩いカーブをアクセントに、フォーク・スライダーなど高低の変化を武器に相手を翻弄。社会人でもあまりいない、高低を武器にする先発タイプ。それだけに、中々相手が捕まえ切れない。球速に関しては、ドームのガンが厳しいのもあり、好調時には140キロ台中盤ぐらいまでは出る。
あまりプロにいないタイプなんで面白い存在ではあるのだが、それほど球威に欠けボールに見栄えがしないので、高い順位は提示できないだろう。東芝の先輩である増田や新垣(共に日ハム)のように順位にこだわらずプロ志望が強ければ、ひょっとしての指名も考えられなくはないが、彼らのような目に見えての球速がないだけに、指名は現実的ではない。東芝の選手は、ドラフト適齢期を過ぎた26歳ぐらいから吹っ切れたような投球を見せるので、彼もそのような境地に達した時が旬なのではないのだろうか。
大阪ガスの先発は、ルーキーの 小畑 彰宏(23歳・青学出身)右腕。ルーキーと行っても、昨年は青学戦を見るたびに見ていた投手なので、それほど目新しさは感じない。それでも130キロ台後半~MAX143キロのストレートには力感があり、そういった意味では来年の候補としてマークする価値はありそう。特に制球や変化球も悪くないのだが、詰めの甘さを露呈して、この試合でも試合中盤でマウンドをあとにした。
野手では、ようやく大阪ガスのマスクを任されるようになった 岡田 雅利(24歳・大阪桐蔭出身)捕手が、再三のスローイングで投手陣を助けた。大阪桐蔭史上一番の強肩捕手だと思うのだが、社会人入り後はDHなどでの起用が多く中々マスクを任されなかった。正捕手小野が抜けたことで、今までの鬱憤を発散。攻守に存在感を示したことで、指名が現実を帯びてきた。ことスローイングに関しては、社会人№.1ではないのだろうか。元々打力もある選手なので、今年は指名の大いなるチャンス。細かい部分は、個別の寸評を作成するつもりなので、その時にお待ち頂きたい。何処も捕手は欲しいだけに、中位~下位指名あたりでの指名が予想される。
東芝では、ルーキーの 石川 桜太(23歳・東海大出身)中堅手が、3安打と活躍。東海大時代から、あまり気にしたことのない選手なのだが、一度じっくり見てレポートを作成してみたいと思う。
大会6日目第一試合 TDK VS 伯和ビクトリーズ
この試合、延長戦になるまで正直ドラフト的な魅力は全くない試合でした。そんな中、伯和ビクトリーズの補強で出場した 森 唯斗(21歳・三菱自動車倉敷オーシャンズ)右腕は、小柄ながら全身を使って投げ込む力投派。球速は130キロ台後半~MAX143キロ程度ですが、気持ちのこもった球でグイグイ押してきます。変化球も、カーブ・スライダー・チェンジアップなどなど結構多彩に織り交ぜることができ、高卒3年目の年齢も加味すると、ひょっとして下位指名ぐらいで指名して来る球団があるかもしれません。できれば、もう一度ぐらい見てみたい投手でした。キャパに余裕はありませんが、投げっぷりの良さが自慢です。
その後を受けて登板した 鮫島 優樹(25歳・三菱重工広島)右腕は、135~140キロ程度でしたが、打者が思いの他空振りしていたのが気になりました。また縦の変化もある選手で、2,3年ぐらい前に注目されていた投手ですが、久々に元気なところが見られて良かったです。補強されるぐらいですから、地区ではそれなりの内容を示しているのでしょう。投げっぷりで勝負する森と比べると、落ち着いたマウンド捌きが対照的でした。ただアピールするには、大人しい印象は否めませんでしたね。彼もできれば、もう一度ぐらい、別の機会に確認してみたい一人です。
TDKは、ベテランの 阿部 正大(31歳・TDK千曲川)右腕が完封してしまったので、ドラフト的な意味合いは薄い内容。野手はじっくりは見られていませんが、ドラフト候補云々の内容を示した選手はいなかったように思います。
東芝の先発は、今や不動のエースに成長した 野田 雄大(25歳・日大出身)右腕。球速こそ135~後半程度だったが、緩いカーブをアクセントに、フォーク・スライダーなど高低の変化を武器に相手を翻弄。社会人でもあまりいない、高低を武器にする先発タイプ。それだけに、中々相手が捕まえ切れない。球速に関しては、ドームのガンが厳しいのもあり、好調時には140キロ台中盤ぐらいまでは出る。
あまりプロにいないタイプなんで面白い存在ではあるのだが、それほど球威に欠けボールに見栄えがしないので、高い順位は提示できないだろう。東芝の先輩である増田や新垣(共に日ハム)のように順位にこだわらずプロ志望が強ければ、ひょっとしての指名も考えられなくはないが、彼らのような目に見えての球速がないだけに、指名は現実的ではない。東芝の選手は、ドラフト適齢期を過ぎた26歳ぐらいから吹っ切れたような投球を見せるので、彼もそのような境地に達した時が旬なのではないのだろうか。
大阪ガスの先発は、ルーキーの 小畑 彰宏(23歳・青学出身)右腕。ルーキーと行っても、昨年は青学戦を見るたびに見ていた投手なので、それほど目新しさは感じない。それでも130キロ台後半~MAX143キロのストレートには力感があり、そういった意味では来年の候補としてマークする価値はありそう。特に制球や変化球も悪くないのだが、詰めの甘さを露呈して、この試合でも試合中盤でマウンドをあとにした。
野手では、ようやく大阪ガスのマスクを任されるようになった 岡田 雅利(24歳・大阪桐蔭出身)捕手が、再三のスローイングで投手陣を助けた。大阪桐蔭史上一番の強肩捕手だと思うのだが、社会人入り後はDHなどでの起用が多く中々マスクを任されなかった。正捕手小野が抜けたことで、今までの鬱憤を発散。攻守に存在感を示したことで、指名が現実を帯びてきた。ことスローイングに関しては、社会人№.1ではないのだろうか。元々打力もある選手なので、今年は指名の大いなるチャンス。細かい部分は、個別の寸評を作成するつもりなので、その時にお待ち頂きたい。何処も捕手は欲しいだけに、中位~下位指名あたりでの指名が予想される。
東芝では、ルーキーの 石川 桜太(23歳・東海大出身)中堅手が、3安打と活躍。東海大時代から、あまり気にしたことのない選手なのだが、一度じっくり見てレポートを作成してみたいと思う。
大会6日目第一試合 TDK VS 伯和ビクトリーズ
この試合、延長戦になるまで正直ドラフト的な魅力は全くない試合でした。そんな中、伯和ビクトリーズの補強で出場した 森 唯斗(21歳・三菱自動車倉敷オーシャンズ)右腕は、小柄ながら全身を使って投げ込む力投派。球速は130キロ台後半~MAX143キロ程度ですが、気持ちのこもった球でグイグイ押してきます。変化球も、カーブ・スライダー・チェンジアップなどなど結構多彩に織り交ぜることができ、高卒3年目の年齢も加味すると、ひょっとして下位指名ぐらいで指名して来る球団があるかもしれません。できれば、もう一度ぐらい見てみたい投手でした。キャパに余裕はありませんが、投げっぷりの良さが自慢です。
その後を受けて登板した 鮫島 優樹(25歳・三菱重工広島)右腕は、135~140キロ程度でしたが、打者が思いの他空振りしていたのが気になりました。また縦の変化もある選手で、2,3年ぐらい前に注目されていた投手ですが、久々に元気なところが見られて良かったです。補強されるぐらいですから、地区ではそれなりの内容を示しているのでしょう。投げっぷりで勝負する森と比べると、落ち着いたマウンド捌きが対照的でした。ただアピールするには、大人しい印象は否めませんでしたね。彼もできれば、もう一度ぐらい、別の機会に確認してみたい一人です。
TDKは、ベテランの 阿部 正大(31歳・TDK千曲川)右腕が完封してしまったので、ドラフト的な意味合いは薄い内容。野手はじっくりは見られていませんが、ドラフト候補云々の内容を示した選手はいなかったように思います。
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