2013年 都市対抗レポート最終回
2013/07/17|Category:未分類
ここまでは、大会6日目までのレポートを行なってきました。大会7日目からは、各チーム2度目の登場となりますので、一回戦に登場しなかった選手を中心に、気になった選手を取り上げて行きたいと思います。
都市対抗を制したJX-ENEOSの 北原 郷大(25歳・亜大出身)右腕は、ストレートに関しては以前からプロでも上位級の球威・球速がありました。しかしここまで指名を逃してきたのは、スライダーやシンカーといった変化球が平凡で、決め手に欠ける部分があったから。しかし今年は、110キロ台前半のカーブなのかな? 緩い球で確実にカウントが取れるようになり、投球の幅が広がりました。球速差30キロぐらいあり、この球の存在は大きいです。相変わらず細かいコントロールがない、絶対的な変化球がないのは変わらないのですが、短いイニングならば、プロでも充分勢いで抑え込めるかもしれないと気もします。果たしてドラフト適齢期最後の大卒3年目、指名して来る球団はあるでしょうか。
緒戦で先発した東京ガスの 石川 歩(25歳・中部大出身)右腕は、緒戦と違い、制球・変化球ともに安定し、終盤まで無失点で試合を作ります。都市対抗前のベイスターズとの交流戦では、150キロ級のストレートで圧倒したリリーフだけでなく、先発でも幅の広い投球ができるところを印象づけた。ドラフトでも上位指名を、意識できるところまで来ているだろう。あのピッチングを見たベイスターズ関係者が、一体どんな評価を下すのかドラフトでの楽しみでもある。
東邦ガスの補強選手として出場した 上杉 芳貴(25歳・トヨタ自動車)右腕は、常時140キロ台~中盤を出せるスピード能力があるのは魅力。しかしストレートが球速程の来ない球質なのと、結構甘い球も少なくない。スライダー・フォークなどに特別なキレはなく、内角を厳しく突くことで詰まらせて打ち取るのが持ち味。昨年よりは良い状態で都市対抗を迎えられているだけに、どういった評価になるかは微妙ですが、指名に条件を付けなければ指名されるかもしれません。
この大会一番の投球を見せたのは、豊田 拓矢(26歳・上武大出身)右腕。元々小柄ながら、上武大時代からストレートには定評があった選手。この日の球速は、常時140~MAX148キロ。その球速だけでなく、ボールの勢いも今大会投げた投手では一番だったのではないのだろうか。元々投げっぷりの良い投手で、グイグイ力で押してくる。しかし社会人5年目の今年は、ブレーキの効いたカーブで、緩急をつけたりカウントを稼いだり。またスライダー・フォークなど交え、相手に的を絞らせなかった。唯一の失点は、外野手がドームの天井でボールを見失った1点のみ。1年目からリリーフで活躍できる力量があり、あとは年齢と条件との兼ね合いではないのだろうか。こういった選手を、下位指名でちゃっかり獲得するのが美味しい指名だと言えよう。
三菱重工横浜のルーキー・福地 元春(23歳・九州共立大出身)左腕が、ドームデビューを果たす。球速は、130キロ台後半~140キロ台前半ぐらい。しかし厚みのあるストレートは、来年のドラフト候補の資格充分。課題であった変化球や制球力の部分も、この大舞台でボロがでなかった。この経験を、ぜひ今後につけたい。
大会を全体で目立ったのは、今回も含めてレポートで取り上げた。これからは、この面子に加え社会人リストに掲載されている選手中心に、個別にレポートを作成して行きたい。
都市対抗を制したJX-ENEOSの 北原 郷大(25歳・亜大出身)右腕は、ストレートに関しては以前からプロでも上位級の球威・球速がありました。しかしここまで指名を逃してきたのは、スライダーやシンカーといった変化球が平凡で、決め手に欠ける部分があったから。しかし今年は、110キロ台前半のカーブなのかな? 緩い球で確実にカウントが取れるようになり、投球の幅が広がりました。球速差30キロぐらいあり、この球の存在は大きいです。相変わらず細かいコントロールがない、絶対的な変化球がないのは変わらないのですが、短いイニングならば、プロでも充分勢いで抑え込めるかもしれないと気もします。果たしてドラフト適齢期最後の大卒3年目、指名して来る球団はあるでしょうか。
緒戦で先発した東京ガスの 石川 歩(25歳・中部大出身)右腕は、緒戦と違い、制球・変化球ともに安定し、終盤まで無失点で試合を作ります。都市対抗前のベイスターズとの交流戦では、150キロ級のストレートで圧倒したリリーフだけでなく、先発でも幅の広い投球ができるところを印象づけた。ドラフトでも上位指名を、意識できるところまで来ているだろう。あのピッチングを見たベイスターズ関係者が、一体どんな評価を下すのかドラフトでの楽しみでもある。
東邦ガスの補強選手として出場した 上杉 芳貴(25歳・トヨタ自動車)右腕は、常時140キロ台~中盤を出せるスピード能力があるのは魅力。しかしストレートが球速程の来ない球質なのと、結構甘い球も少なくない。スライダー・フォークなどに特別なキレはなく、内角を厳しく突くことで詰まらせて打ち取るのが持ち味。昨年よりは良い状態で都市対抗を迎えられているだけに、どういった評価になるかは微妙ですが、指名に条件を付けなければ指名されるかもしれません。
この大会一番の投球を見せたのは、豊田 拓矢(26歳・上武大出身)右腕。元々小柄ながら、上武大時代からストレートには定評があった選手。この日の球速は、常時140~MAX148キロ。その球速だけでなく、ボールの勢いも今大会投げた投手では一番だったのではないのだろうか。元々投げっぷりの良い投手で、グイグイ力で押してくる。しかし社会人5年目の今年は、ブレーキの効いたカーブで、緩急をつけたりカウントを稼いだり。またスライダー・フォークなど交え、相手に的を絞らせなかった。唯一の失点は、外野手がドームの天井でボールを見失った1点のみ。1年目からリリーフで活躍できる力量があり、あとは年齢と条件との兼ね合いではないのだろうか。こういった選手を、下位指名でちゃっかり獲得するのが美味しい指名だと言えよう。
三菱重工横浜のルーキー・福地 元春(23歳・九州共立大出身)左腕が、ドームデビューを果たす。球速は、130キロ台後半~140キロ台前半ぐらい。しかし厚みのあるストレートは、来年のドラフト候補の資格充分。課題であった変化球や制球力の部分も、この大舞台でボロがでなかった。この経験を、ぜひ今後につけたい。
大会を全体で目立ったのは、今回も含めてレポートで取り上げた。これからは、この面子に加え社会人リストに掲載されている選手中心に、個別にレポートを作成して行きたい。
スポンサーサイト