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2014年 選抜レポート9

大会4日目第一試合 三重 VS 智弁学園

なんといってもこの試合の注目は、高校NO.1スラッガーと評判の 岡本 和真(智弁学園3年)三塁&一塁手の打撃にあった。そんな注目されるなか、いきなり高めのストレートをセンターバックスクリーンに叩き込む特大の一発。更に続く打席では、やはり高めの甘い球をセンター方向に、火の出るような打球で存在感を示した。更に3打席目には、今度は強引に引っ張り左中間スタンド中段に叩きこむ、この日2本目のホームラン。第四打席こそ、打ち損じて内野フライに終わっている。

何より素晴らしいのは、注目されマークされている中で、キッチリ結果を残して魅せたということ。これは出来そうで、中々できないこと。更に文句なしの飛距離を示すことで、やはり彼が並みの打者ではないことを、改めてスカウト達に実感させてくれた。飛距離だけでなく、ヘッドスピード・甘い球を逃さない「鋭さ」もアピールでき、今日は出来すぎだろうというぐらい、文句無しの内容だった。

その一方で三塁ゴロを取り損なうなど、相変わらず守備に関しては不安が残る。むしろ岡本の場合、キャッチングまでの動きは悪くなく、スローイングに難があると思っていただけに、今日のキャッチングミスは余計に不安を煽る内容だった。いずれにしてもドラフト指名は確実な素材であり、評価を決定づけるのは次戦以降の内容も問われるはず。申し訳ないが、今日の投手レベル・甘いゾーンへのボールを逃さなかった一方で、その他のゾーンの捌きなどもどうかという問題も残る。いずれにしても彼の真価が問われるのは、次戦に対戦が予定されている、大会NO.1左腕 田嶋 大樹(佐野日大)投手のストレートをはじき返すことができるか、スライダーを見切ることができるのかにかかっている。

昨夏見た時は、その岡本より対応力は上ではないかと評した 吉岡 郁也(3年)遊撃手。新チームになり、三塁から遊撃にコンバート。ショートとしては無難にこなしている印象で、可も不可もなし。打撃は、最終打席で長打を放ったが今日は5打数1安打と地味な結果に終わっている。今後の試合に、真価を発揮してくれるのではないかと期待している。

一方、秋の東海地区チャンピオンである三重高校では、4番の 西岡 武蔵(3年)一塁手の強打が目立っていた。西岡は、ボールを呼びこむのが上手く、見事に左中間スタンドに叩きこむ。また強烈な打球を放つなど、パワフルさは同校では図抜けた存在。もう少し別の試合も見てみたかったなぁという印象で、東海地区を代表する強打者だと言えるのではないのでしょうか。

もうこの試合は、岡本一色の試合だったという感じ。いよいよ次戦・田嶋(佐野日大)あたりから、一発でも放つようならば、いよいよドラフトの野手の目玉に浮上して来るような扱いになるかもしれない。甲子園に、新たなスター誕生は間近かもしれない。

西岡 武蔵(三重高校3年)一塁 178/80 右/右

岡本 和真(智弁学園3年)内野 183/95 右/右
吉岡 郁也(智弁学園3年)遊撃 176/80 右/左



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