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NO12・13 春季静岡大会レポート

全国的にも今年の静岡には観ておきたかった選手がいたので、今日は静岡の掛川まで足を伸ばし春季大会を観戦に行って参りました。新横浜で新幹線を待っているときは強い雨が降ってきたりもしていたのですが、掛川は素晴らしい快晴で、試合を観戦することができました。

常葉菊川 VS 浜松学院

第一試合のお目当ては、東海地区で最もスカウトの注目を浴びている打者・桒原 樹(常葉菊川3年)遊撃手にありました。第一打席に、いきなり真ん中高めの球を叩いてセンターの頭の上を越えフェンス直撃の長打を放ちます。逆風の中での当たりであり、まともに捉えた時の飛距離には目を見張るものがありました。第二打席・四球、第三打席・死球と続いたあと、第四打席では今度は右中間スタンドへのホームランと、強打の常葉菊川の中でも打撃は抜けていることを印象づけます。

旧チームで見た時は、一塁手でした。しかしこの試合では遊撃手。しかし遊撃手としては、キャッチングまでの動きもイマイチで、スローイングも不安定。けして肩が弱い選手ではないのですが、上のレベルで遊撃は厳しいだろうということ。二塁手としても正直厳しいかなという選手であり、その辺をどう評価するべきか?塁間4.2秒ぐらいの基準レベルの脚力はある選手で、ベースランニングなどを見ると結構速くは見えます。

またこの選手、けして意識が低い選手でも、きめ細やかさがない選手でもありません。しかしいかんせん、いろいろなものを装備して打席に入っているので、中々打席に入れない。特に菊川の選手は、中々打席に入らずマイペース。試合の方も、再三のエラーやミス続出で敗戦することになります。しかしチームとしては、県大会の出場権もすでに獲得しており、さほどこの試合の意味合いが薄かったのは確か。しかし完全に試合を舐めていた印象があり、見ていても気持ちの好いものではありませんでした。そんな環境で育っていると、上のレベルでの厳しさでやって行けるのか?という疑問は正直残ります。菊川の選手が上のレベルで苦労するのは、特殊な打撃フォームだけでなく、こういったチーム体質に原因があるのではないかという心配は致します。

いずれにしても桒原の打撃はプロ級であるとの認識したので、夏も継続して追いかけてみたいと思います。守備力含めて、それでも指名できる選手なのか?もう少し考えて行きたいところ。

むしろこの試合では、浜松学院の方に目立つ選手が多かった気がします。一番の 小川 遊理(2年)中堅・三番の 鈴木 康平(2年)二塁手は、いずれも小柄な左の好打者タイプ。しかしミートポイント確かで、的確にボールを射抜く技術があります。もし夏に観られる機会がありましたら、じっくり観てみたいと思わせる好選手達。

また2番手登板した 青木 亮人(3年)左腕は、172/62 とさほど体は大きくないのですが、常時130~MAX84マイル(134.4キロ)のスピードがあり、高めのストレートには威力があります。先発した 袴田 海斗(2年)右腕も、常時130キロ前後のボールを投げてまとまっていただけに、投手陣も安定していた印象があります。守備もソコソコで、チームとしての総合力で常葉菊川を上回っておりました。

第二試合 磐田東 VS 掛川西

この試合のお目当ては、東海地区を代表するドラフト候補・斎藤 誠哉(磐田東3年)左腕にありました。182/74 という体格だそうですが、ブルペンで投げる姿はそれよりも大きく魅せる大型左腕。

本当にフォームにも癖がなく、正統派の本格左腕といった感じです。すでに県大会への出場を決めていたり、股関節を少し痛めていたという話でもあり、今日は少し力を抑えてでも丁寧に投げているように見えました。

そのため球速は、120キロ台後半~MAX84マイル(134.4キロ)止まりと、球速、ボールの勢いには不満が残ります。この選手この手の大型左腕にしてはコントロールがよく、内外角にボールを投げ分け、小さく横滑りして沈むスライダー(カーブではないと思う)と共に、いつでもストライクが取れる安定感があります。

特に意識的に打者の内角にも投げ込むコントロールがあり、球速がなくても相手を抑えるだけの技量が備わっています。その点では、この選手は高く評価できるポイント。素材としての上積みも期待できそうであり、ドラフト候補であるのは間違いありません。

気になったのは、やはりストレートが本気になった時にどのぐらいの球を投げられるかということ。もし股関節を痛めていなかったり力を入れて投げても、現状140キロ台連発というほどのものがあるのか?という疑問が残りました。そのため今日の球を見ていると、何かこちらに訴えかけて来るような迫力がなかった点では物足りません。動画で見た時は、もっと一球・一球力を入れて投げ込む力投派のイメージがあり、むしろスピードよりも、ここまでピッチングのできる投手なんだというイメージのギャップに驚かされました。夏にもう一度観てみたい投手であり、その時に位置づけははっきりするのかなぁと言った印象です。

掛川西では、二番の 原田 将太(3年)遊撃手という選手の守備が素晴らしく、とっさの判断力に優れ、動きの良さ・地肩の強さもあり、この点ではプロ級のディフェンス力を有します。私が観戦した2打席では、送りバントを成功させたり、セーフティバントで出塁するなどキッチリ仕事をこなします。ただし、打力がどのレベルなのかはよくわからず。2番というポジションでセンスは感じますが、打撃の部分でどうでしょうか? この選手も、夏に観られる機会があったら注目してみたい選手。

第二試合は、両チームとも守備など非常に鍛えられている印象で、高校生らしい好チーム。今日は、桒原・斎藤 が、ドラフト候補であることは間違いと強く実感致しました。しかし順位づけや指名の有無を決定づけるまでには至らず、夏まで追いかけてみたいなと思わせるにとどまります。これから先の試合も東海地区の逸材として、二人の名前が大きくクローズアップされることになるのではないのでしょうか。二人の観戦を無事でき、て遠征の目的を果たすことができました。
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