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NO.14・15 春季東都リーグ戦1

今日から東都リーグが開幕するということで、神宮まで足を運んできました。素晴らしい天候に恵まれたわけですが、試合の方は収穫に乏しい一日でした。

第一試合 亜大 VS 中大

この試合はなんと言っても、ドラフト1位候補の 山崎 康晃(亜細亜大)右腕 と 島袋 洋奨(中央大)左腕 の投げ合いにありました。しかし島袋の方が先発せずに、中央の先発は、山手 幹(金光学園出身・3年)右腕というオーソドックス右上手投手でした。

山崎 康晃(亜大)投手は、立ち上がりから140キロ台中盤を連発しますが、この投手リリーフで思いっきり腕を振って来ない時は、ボールに見栄えが致しません。変化球も東浜の悪しき伝統なのか、ツーシームを多投するダルい投球。他にカーブ・スライダー・フォークのような球種も投げますが、仕留めきれるような球がないので、中央打線に散々粘られる苦しい内容。

いつもtwitterなどでもいうのですが、投球というのはまずフォーシームのストレートをど~んと見せてからボールを動かすなり、変化球を生かさないと、ただ遅い遅いとか、交わす交わすの投球になってしまって、相手に粘られてリズムが生まれてきません。今日の山崎の配球は、動かす・交わすが中心で、勝負どころで145キロ前後(MAX147キロ)で仕留めに来るわけです。しかし先にも述べたように、リリーフでよほど腕を振ってくるときじゃないとボールの勢い・キレが生まれない投手なので、どうしても仕留めきることができません。この辺は、177センチ(公称)という体格のない投手の悲しい性といったところでしょうか。それでも9回を1失点で乗り込えのたは、ある意味成長と言えるかもしれませんが・・・。

ドラフト上位候補としては退屈な内容で、やはりこの投手は、リリーフでこそ持ち味が発揮するタイプ。あくまでも先発としてならば、ドラフト2位以下級だなと思えてしまいます。この素材としての底の浅さを見ると、ハズレ1位~2位ぐらいに留まりそうです。

一方島袋は、試合中盤からブルペンに入り、熱のこもった球を投げていて、中央がリードすればいつでも出てきそうな雰囲気はありました。恐らく球速だけならば、150キロ近い球を投げられる状態にはあるのではないかと思います。ただ訊いた話では、あまり芳しくない試合が続いていたせいか、監督の信頼が高くないとの話もあり、その辺を考えると今日の先発から外れたことも頷けます。それでも他に投げさせるほどの選手がいないわけで、明日の第二戦での先発が期待されます。

この試合で目を惹いたのは、中央の核弾頭・福田 将儀(習志野出身・4年)中堅手。初回山崎の真ん中高めの球をいきなりツーベースを放ったり、その後の打席でもミートポイントが確かなところを見せていました。昨秋・ベストナインも獲得した選手で、中堅手としても守備範囲が広く、地肩も基準以上のものがあります。卒業後も、社会人などで野球を続けて行ける素材ではないのでしょうか。

またもう一人目立っていたのが、神里 和毅(糸満出身・3年)右翼手。今日は、レフト方向に二本のツーベースを放つなど、存在感を示します。これまでリーグ戦での実績は乏しいのですが、今シーズンはどのぐらいの数字を残すのか期待されます。

亜大は、来年のドラフト候補・藤岡 裕太(岡山理大付・3年)遊撃手が腰痛で出遅れ心配されたものの、今日はスタメンで出場。また4番・水本 弦(大阪桐蔭出身・2年)左翼は、しぶとくセンター前に運ぶなど、力のあるところは見せており、明日以降の活躍が期待されます。

また 野村 謙二郎(広島監督)の息子、野村 颯一郎(崇徳出身・1年)も7番・DHで出場。確かセカンドゴロ・ピッチャーゴロの2打席で交代させられたと思いますが、デビューを果たしました。

第二試合 拓大 VS 駒大

この試合の注目は、江越 大賀(駒沢大・4年)中堅手。大学球界屈指の外野手で、快速・強肩・ツボにハマった時のパンチ力と、ポテンシャル的には昨年の 岡 大海(明大-日ハム3位)級のポテンシャルを秘めた外野手です。個人的には、岡よりもガッツが全面に出るプレーヤーで、その辺の精神面は高く買っています。ただし長崎海星時代に見た時から根本的な対応力に疑問を持っていただけに、率が残るのかがひとつ見極めのポイントだと思っています。その辺は、三年間の通算打率が.255厘の数字や、アベレージが上がってこないシーズンばかりなので気になるところ。

今日は、第一打席に強烈なサードゴロを放つなど強いスイングができることを再確認。ニ打席目は、内角の厳しい球を見逃し三振。特に内角の球への対処がどうなのかは、今後もう少し注視してみたいポイント。所作などを見ていても、集中力・足場のこだわりなどを見ていてもナイスガイではあるので、その辺は改めて好感が持てました。中々外野手は高く評価され難いポジションなので今後の内容次第でしょうが、3位前後ぐらいの評価になるのではないのでしょうか。彼のようなポテンシャル型の野手は、社会人などに進んでも好いことはありません。プロの環境に混ぜて、その資質を伸ばしてもらった方が得策だと考えます。

また来年のドラフト候補・今永 昇太(駒大・3年)左腕は、今日も常時140キロ台~MAX147キロ記録するなど、ボールの勢い・キレは山崎(亜大)以上。元々こちらは、130キロ台の好投手タイプの左腕がパワーアップしたタイプであり、先発して試合を作れるのが特徴。

結構コントロールはアバウトだったのですが、ボールにキレがあるので高めのボールでも空振りを誘えるのが大きい。しかしキレ型のなので、キレや勢いが鈍った時に甘い球がどうなのかな?という疑問は残ります。今日は見事完投勝利して魅せたましたが、普段は一気に打ち込まれて負けてしまうところが多い投手。その辺の理由が、この勢いを失った時の投球にあるのではないのでしょうか。

左腕らしい大きなカーブ・スライダーを織り交ぜ、今東都でも最も勢いのある投手の一人であるのは間違いないでしょう。来年の上位候補として、マークされるのは間違いないと思います。残念ながら3イニングを見たあたりで球場をあとにしたので、拓大の方には特に気になる選手はおりませんでした。

島袋投手の登板と、まだ今日試合のなかった2チーム含めて、東都はあと一日は最低足を運びたいと思います。
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