2014年 都市対抗レポート7
2014/07/26|Category:観戦記
高校野球の予選と重なってしまい、再放送で録画してようやく確認できた試合をレポート致します。
大会5日目第一試合 全足利クラブ VS 松山フェニックス
クラブチーム同士の対決になった試合です。松山フェニックスの先発は、松井 佑ニ(24歳・松山大出身)右腕。168/68 の小柄な体格ながら、全身つかって投げ込むスリークオーター。球速は、130キロ台後半~140キロ台前半ぐらいで、スライダーとシンカーを織り交ぜ、相手に的を絞らせません。イメージ的には、明治大-日ハム行って活躍した 武田 一浩 を更に力投派にしたようなタイプかと。結局この投手が、9回1失点で完投します。ドラフト候補云々の選手ではありませんが、全国のクラブチームの中では上位レベルの投手でしょう。
全足利クラブでは、新日鉄住金鹿島から補強された 横山 雄哉(20歳・山形中央出身)左腕が目立っていました。山形中央時代から、甲子園でも活躍しプロから注目されてきた本格派左腕。今年になり本格化して、プロからも高い評価をされている一人。
182/82 と均整の取れた体格から、常時140キロ台~MAX145キロ。高めに決まる速球にも勢いがあり、とてもクラブチームの打者が打ち返せるような代物ではありません。変化球は、曲がりながら落ちるスライダーとのコンビネーション。それに緩いカーブ・チェンジアップ系の球もありますが、それほど大きなウエートは占められていません。ボールの勢いは上位級の選手ですが、春の関東選抜で見た時にもレポートしましたが球筋がまだまだ安定して来ない。ボールをじっくり見極められると、厳しいなぁという印象は拭えません。高卒3年目の若さで、今後の上積みも加味しての評価となりそう。3位前後の指名はあると思いますが、即戦力として計算するのは厳しいのではないのでしょうか。
この試合を見ていて思ったのは、企業チームに比べると打力の無さが目立ちます。たださえ社会人は、野手の人材が枯渇している上に、余計にクラブチームだとそれが目立ちます。そのため一定レベル以上の投手が出てきてしまうと、正直厳しいなぁという気は致します。
大会5日目第二試合 JFE西日本 VS 三菱重工神戸
両先発が、完璧なまでに抑えこむ内容だったので、野手に見どころが全くないような試合でした。その両先発とは、三菱重工神戸が、守安 玲緒(26歳・八戸大出身)右腕。JFE西日本が、陶山 大介(29歳・倉敷工出身)右腕でした。二人とも、ドラフト適齢期にはドラフト候補として注目されるも、アピール時期にあと一歩のパンチが足りなく指名されることなくここまで来てしまった投手達。
今やすっかり社会人のベテラン投手みたいな風格が出て、ミスショット少ない安定感が光ります。二人とも球速は、135~140キロ前半ぐらい。持ち球も、スライダー‥フォークなど良く似ています。守安の方が、フォークなどの縦の変化を武器にする傾向が強く、陶山の方が130キロ台中盤ぐらいで微妙に動くカットボール・ツーシーム的な球の方を武器しているぐらいの違いでしょうか。野手にもそれなりの面子は出ていましたが、この試合に関してはこの二人の投球以外触れることはないといったぐらいの投手戦。二人とも素晴らしい内容ではありましたが、社会人の打力の無さが目立つ試合でもありました。
大会5日目第一試合 全足利クラブ VS 松山フェニックス
クラブチーム同士の対決になった試合です。松山フェニックスの先発は、松井 佑ニ(24歳・松山大出身)右腕。168/68 の小柄な体格ながら、全身つかって投げ込むスリークオーター。球速は、130キロ台後半~140キロ台前半ぐらいで、スライダーとシンカーを織り交ぜ、相手に的を絞らせません。イメージ的には、明治大-日ハム行って活躍した 武田 一浩 を更に力投派にしたようなタイプかと。結局この投手が、9回1失点で完投します。ドラフト候補云々の選手ではありませんが、全国のクラブチームの中では上位レベルの投手でしょう。
全足利クラブでは、新日鉄住金鹿島から補強された 横山 雄哉(20歳・山形中央出身)左腕が目立っていました。山形中央時代から、甲子園でも活躍しプロから注目されてきた本格派左腕。今年になり本格化して、プロからも高い評価をされている一人。
182/82 と均整の取れた体格から、常時140キロ台~MAX145キロ。高めに決まる速球にも勢いがあり、とてもクラブチームの打者が打ち返せるような代物ではありません。変化球は、曲がりながら落ちるスライダーとのコンビネーション。それに緩いカーブ・チェンジアップ系の球もありますが、それほど大きなウエートは占められていません。ボールの勢いは上位級の選手ですが、春の関東選抜で見た時にもレポートしましたが球筋がまだまだ安定して来ない。ボールをじっくり見極められると、厳しいなぁという印象は拭えません。高卒3年目の若さで、今後の上積みも加味しての評価となりそう。3位前後の指名はあると思いますが、即戦力として計算するのは厳しいのではないのでしょうか。
この試合を見ていて思ったのは、企業チームに比べると打力の無さが目立ちます。たださえ社会人は、野手の人材が枯渇している上に、余計にクラブチームだとそれが目立ちます。そのため一定レベル以上の投手が出てきてしまうと、正直厳しいなぁという気は致します。
大会5日目第二試合 JFE西日本 VS 三菱重工神戸
両先発が、完璧なまでに抑えこむ内容だったので、野手に見どころが全くないような試合でした。その両先発とは、三菱重工神戸が、守安 玲緒(26歳・八戸大出身)右腕。JFE西日本が、陶山 大介(29歳・倉敷工出身)右腕でした。二人とも、ドラフト適齢期にはドラフト候補として注目されるも、アピール時期にあと一歩のパンチが足りなく指名されることなくここまで来てしまった投手達。
今やすっかり社会人のベテラン投手みたいな風格が出て、ミスショット少ない安定感が光ります。二人とも球速は、135~140キロ前半ぐらい。持ち球も、スライダー‥フォークなど良く似ています。守安の方が、フォークなどの縦の変化を武器にする傾向が強く、陶山の方が130キロ台中盤ぐらいで微妙に動くカットボール・ツーシーム的な球の方を武器しているぐらいの違いでしょうか。野手にもそれなりの面子は出ていましたが、この試合に関してはこの二人の投球以外触れることはないといったぐらいの投手戦。二人とも素晴らしい内容ではありましたが、社会人の打力の無さが目立つ試合でもありました。
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