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2014年夏 甲子園注目選手(投手編)

台風接近に伴い、二日間ほど順延が決まってしまった甲子園。せっかく時間が出来たので、今大会に出場する注目のドラフト候補を取り上げてみたい。そこで今回は、その投手編ということで。

(投手編)

注目度NO.1は、ドラフト上位候補の呼び声高い 松本 裕樹(盛岡大附)右腕。下級生の頃から脱力して投げることが多く、その潜在能力の高さをどの段階で魅せてくれるのか。力を入れれば150キロ近いストレートに、多彩な変化球を織り交ぜるバランス型。逆に中途半端な器用さがある分、相手を舐めたような投球をするなど、そのピッチングスタイルが野球全体の取り組みの悪さにつながっている。北海道・東北屈指の素材だが、プロで大成できる素材なのか、注視してみる必要がありそう。二刀流として打者としても騒がれるが、投打に 大谷 翔平(花巻東-日ハム)のような、スケールで魅了する素材ではない。

九州を屈指の速球派である 佐野 皓太(大分)右腕も、有力なドラフト候補。春季大会では150キロを記録するなどスピード能力は確かだが、彼も力を抜いて投げる傾向が強く、本当のスピード能力を示してくれるのは、かなり限られた場面ではないのだろうか。キャパを抑えた時でも、どのぐらい見栄えのする投球を魅せるのか注目してみたい。甲子園でのアピール次第では、上位指名されてもおかしくないだろう。

選抜にも出場した 飯塚 悟史(日本文理)右腕は、選抜と比べて見違えってボールが良くなっているわけではないが、逆境でも自分の投球を続けられる精神力の強さとプロ級の配球やコントロールを魅せる好投手。プロ入り後ボールにワンランク・ツーランク上の上積みができれば、比較的早い段階でのローテーション入りも期待できるだろう。こちらは、野球への取り組みの良さや精神面の高さで、プロ入り後想像以上に伸びるかもしれない。現状は、中位ぐらいでの指名が期待される。

同じ北信越でも、岩下 大輝(星稜)右腕は、飯塚とは対照的なお山の大将。こちらも持っている馬力・スピード能力は確かで、本気になった時のボールには見るべきものがある。今大会、松本(盛岡大附)、佐野(大分)、この岩下と持っている能力は高いものの、力をセーブしている場面が多く、緒戦の序盤戦ぐらいは潜在能力の高さを示してくれるのか気になるところ。石川大会決勝では、8-0 と敗戦濃厚のなか再びマウンドにのぼった8回に、三者連続三振の投球は圧巻だった。その開き直った投球が、9回に奇跡の大逆転を生む原動力へとつながった。

その他進学しそうではあるが、ドラフト級の能力がありそうなのが、森田 駿哉(富山商3年)左腕。ガッチリした安定したフォームから、140キロ台を連発できる大会NO.1サウスポー。しかしこの投手の良さは、ストレート以上にスライダーのキレにある。この球が低めに集まるようだと、容易に攻略はできないはず。立ち上がりが不安定なので、そこを乗り越えられるかが鍵。北信越大会で見た時は、けして意識の低い選手ではないものの、プロで飯を食って行こうというギラギラしたものが感じられなかった。甲子園での好投次第では、考えを変えるかもしれないだけに、ここは改めてフラッとな目で見てみたい。全国でも、3~5本の指には入る左腕。

選抜に出場し、指名を意識できるところまで能力を引き上げてきた 岸 潤一郎(明徳義塾)右腕も、進学の臭いがプンプンして来る。右サイドからの完成度の高い投球に加え、ボールの力でも勝負できる能力を兼ね備える。緒戦では、高校NO.1打者の呼び声高い 岡本 和真(智弁学園)内野手との対戦が期待され、ハイレベルの戦いが期待されている。あえて明徳の選手ながら、真っ向勝負を期待したい。

その他指名は微妙なレベルにはあるが、プロ側から注目される素材として 石川 直也(山形中央)右腕をあげたい。191センチの長身から繰り出す角度のあるボールが魅力で、少々肩で投げてしまうフォームが気になるところ。試合ではだいたい、佐藤 僚亮(2年)左腕が先発するので、リリーフでの登場となりそう。短いイニングで、どのぐらいのパフォーマンスを示せるのか注目したい。

同じくリリーフでの登場が予想される 諸富 将士(城北)右腕も、192/80 の体格から投げ下ろす。しかし球速は140キロ前後ぐらいまでと驚くほどのものはなく、まだ持ちえる潜在能力を活かしきれていないのではないのだろうか。意外に大型の割に、適度なまとまりを持っているバランスの良さを評価したい。

素材という意味では、東海大相模の選手ながらプロ入り志望と言われる 佐藤 雄僚知(3年)右腕は注目。むしろ石川や諸富よりも、プロ入りに近い素材かもしれない。190/90 と大型かつ骨太の体格から145キロ級のボールを連発できる馬力を持っている。投球全体のまとまりという意味では未完成だが、少なくてもドラフト下位~育成枠内での指名の可能性は濃厚な素材。中々試合に余裕がないと登板させずらいタイプだけに、相模が勝ち上がらないと投げないままとか、リリーフでちょろっという感じで終ってしまうかもしれないが。

140キロを記録できる投手は、この佐藤のチームメイトである 青島 凌也(東海大相模)や 山城 大智(沖縄尚学)を始め、他にも多数名前はあがっている。しかしドラフト候補となると、上記にあがった選手たちが中心。そんな中ノーマークの選手達から、ニュースター誕生に期待したい。

(2014年夏・甲子園 ドラフト候補投手リスト)

松本 裕樹(岩手・盛岡大附) 182/78 右/左
佐野 皓太(大分・大分)    180/65 右/右
飯塚 悟史(新潟・日本文理) 186/83 右/左
岩下 大輝(石川・星稜)投手 179/77 右/右
森田 駿哉(富山・富山商)   181/75 左/左
岸 潤一郎(高知・明徳義塾) 175/70 右/右
石川 直也(山形・山形中央) 189/72 右/右
諸冨 将士(熊本・城北)    191/78 右/右
佐藤 雄偉知(東海大相模)  190/90 右/右
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