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2015年ドラフト戦線を考える

すでに年明けしたこの時期になれば、ひと通り2015年度の主だった候補を紹介した記事を目にすることも、一度や二度ではないだろう。そこで今回は本当に主だったところを簡単にご紹介してゆくわけだが、更にもう少し詳細なもの突っ込んだ内容のものは、アマチュアシーズン(観戦がスタートする直前)の2月後半ぐらいに、再度作成したい。むしろ1/23(金)に、「野球太郎の第三回座談会」というものが予定されており、それまでに特に主だった選手20名程度の個別寸評の作成を優先させてゆきたい。いわゆる毎年恒例「本当に凄いやつシリーズ」だ。次回からは、個別寸評を作成してゆく。

(2015年度のドラフト戦線は?)

現時点では、超目玉なきドラフト だと位置づけたい。一部のこういった記事をみると、2015年度は中々豊作だという記事を読むが、私には芯となる存在がおらず、今のところピンと来ない。この団子レースのなか、どんな選手が飛び出して来るのかシーズン開幕を待ちたいところ。

(高校球界は)

現時点で頭一つ抜けた存在感を示しているのが、高橋 純平(県岐阜商)右腕だろう。秋の東海大会では、33イニングで自責点1。チームを準優勝に導き、選抜出場を決定的にした。私が観た夏の岐阜大会では、ボールの威力は素晴らしいものの、まだまだ球筋が暴れて粗っぽい投手だった。しかしこの安定感を見る限り、そのへんもだいぶ改善されていそう。すでに150キロ台を記録しているとなると、選抜での150キロ越えも充分期待できる。その内容次第では、ドラフトの目玉に位置づけられても不思議ではない。

すでに全国デビューしているという意味では、吉田 凌(東海大相模)右腕は彼を実績で凌ぐ存在。1年夏には149キロを投げていたスーパー右腕も、2年夏には140キロ台中盤に球速は落ちたものの、その分実戦的な投手へと変貌している。特に真上から落ちてゆく縦のスライダーは魔球の威力。しかしあまりに肩に負担がかかるフォームであり、故障しないかハラハラする。夏まで好調を持続できるのかが、一つポイントになりそう。

その他では、すでに全国の舞台をしている経験している 高橋 杢ニ(龍谷大平安)、小笠原 慎之介(東海大相模)左腕達や、秋不調が伝えられた 小川 良憲(近江)、永谷 暢章(履正社)などの右腕などは、すでに実力を全国で証明済み。

まだまだ高校生は一部しか確認出来ていないが、選抜に出場すれば注目されるであろう 佐藤 世那(仙台育英)、森 奎真(豊橋工)などの右腕達。関東ではまだまだ素材型だが、原 嵩(専大松戸)・大関 友久(土浦湖北)左腕などは、体格に恵まれておりスカウトの注目を集めそう。現在確認中の九州では、西村 雅暉(熊本国府)・前田 敬太(中部商)右腕などはすでに140キロ台中盤を叩き出せる上に、180センチ台の体格も相まって注目を集めることになりそう。今後他地域の選手たちもいろいろチェックして、2月後半までにはもう少し語れるようにしておきたい。

打者では、現時点で超目玉的な存在はいない。そんななか選抜に出場するであろう 平沢 大河(仙台育英)遊撃手は、更に成長が見込めるようだと上位指名もあるかも。スラッガーではなく、ボールを呼び込んで叩く好打者タイプ。これに守備力が伴って来ると面白い。また投手だが、勝俣 翔貴(東海大菅生)の打撃もドラフト級。ヘッドスピードの速さは、2年秋にして図抜けている。

すでに全国経験している打てる二塁手・遠藤 真(盛岡大附)や秋からショートにも挑戦している 廣岡 大志(智弁学園)内野手は楽しみな素材。外野手では、星 兼太(日本文理)・オコエ瑠偉(関東一)などの強打者達も、注目を浴びることになりそう。まだまだ私自身もチェック出来ていいないが、春になればもっといろいろな選手の名前が浮上して来るだろう。

(大学球界)

大学球界に関しては、現時点ではかなり豊作の予感がする。と言っても2014年度も大学生中心の年だと思われていたが、殆どの有力選手が最終学年で調子を落としたのは記憶にあたらしい。2015年度のドラフト候補で、最もスケールが大きな選手・器がデカイと目されるのは、上原 健太(明治大)左腕。190センチ86キロの体格から投げ下ろしてくる速球の迫力と二階から降り注ぐような変化球の迫力は今年随一。しかしリリーフでの実績しかなく、またチームのエースとしてのプレッシャーを背負ったことがないことからも、本当の意味で目玉に相応しいパフォーマンスを示せるのかには疑問が残る。現時点では、素材はNO.1だと付けざるえない。

実績では、秋の日本一に輝いた 今永 晃太(駒沢大)左腕 が安心して見ていられる好投手。目玉としては少々頼りない存在であるので、あくまでも有力な1位候補という位置づけといった感じ。タイプ的には、駒大の先輩である 高橋 尚成 の東芝時代を彷彿とさせる。現時点での力量では、1年目から9勝をあげた先輩に近いものはある。

その他にも故障さえしなければ2位以内に入ってきそうな 多和田 真三郎(富士大)、熊原 健人(仙台大)、吉田 侑樹(東海大)、西村 天祐(帝京大)、唐仁原 志貴(福岡大)、田中 豊樹(日本文理大)などは、すでに上位指名レベルの力を持っている。

野手も、六大学安打記録を塗り替えるかもしれない 高山 俊(明大)外野手、慶応高校時代からホームランアーチストとして注目を浴びてきた 谷田 成吾(慶応大)外野手、地味ながら着実に高山の後を追う 大城 滉二(立教大)、藤岡 裕大(亜細亜大)などの内野手などもおり、けして不作ではない。

(社会人球界)

社会人球界では、現時点で 関谷 亮太(JR東日本)が頭一つ抜けた存在。すでに社会人レベル相手ならば見下ろして投げている感じで、明大時代よりも強烈な縦の変化が際立ってきた。彼も無理に上から投げ下ろすので、好調期間を年間持続できるのかが課題。問題がなければ、1年目から二桁級の活躍を期待できる能力を持っている。

またプロ志望を表明していれば1位で指名されていただろう 加藤 貴之(かずさマジック)左腕も健在。リリーフタイプとしては、150キロ台を連発する 狭間 正行(HONDA熊本)の剛球も話題になりそう。

また解禁組の中では、志望届けを提出していれば指名されていたかもしれない 小出 智彦(近大-トヨタ自動車)左腕やドラフト後の神宮大会でキレキレの球を投げていた 野川 拓斗(鷺宮製作所)左腕、高卒3年目の 江口 昌太(JX-ENEOS)右腕や 竹安 大知(熊本ゴールデンラークス)右腕あたりなどは、今シーズンのアピール次第では候補に浮上してきそう。

社会人や独立リーグの野手に関しては、現時点で指名確実と言える選手はおらず、シーズンでのアピール次第で浮上して来るのではないのだろうか。

(最後に)

こうやって見てみると、2015年度は大学生中心(昨年もそんなこと言っていたような)のドラフト戦線であり、高校・社会人は、これからの動き次第であり、現時点では例年並ぐらいかと。しかし大学生が順調に行き、これに高校生や社会人からどんどん浮上して来るようだと、文字通り豊作の年ということになるだろう。
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