２０１５年 都市対抗レポート４

大会二日目・第二試合　JR東日本東北　VS　JR東海

残念ながらドラフトという観点では、正直あまり興味のそそられる選手は出場していなかった両チーム。そんな中、JR東日本東北のマスクを被った　園部　優也（２３歳・東日本国際大出身）捕手あたりが注目。大学時代好捕手として知られるが、小柄のセンス型捕手にしては手だけを伸ばすキャッチングなどが以前から気になっていた。スポニチ大会の時にも気にしてみていたが、打撃もソコソコ・スローイング＆地肩ソコソコ、捕手としてもソコソコと、中の上タイプでプロの捕手という絶対的なものが感じられない。けして悪い選手ではないが、プロに入っても埋もれてしまう可能性が高く、このまま社会人好捕手という道を進むべきではないのだろうか。

投手では東北学院大時代にドラフト候補として注目された　阿部　博文（２７歳・七十七銀行）右腕が、大阪ガス戦で登場。コンスタントに１４０キロ台を記録し、中盤まで叩きだす。その他にも、カーブ・スライダー・フォーク系の球も織り交ぜ、的を絞らせない。しかしフォームに威圧感がなく、ボールも球速ほどの勢い・球威が感じられない。適齢期に指名を見送られた選手でもあり、無理してこの年齢になってまで獲得する球団があるのかは疑問。年齢があと２歳ぐらい若かったら、地元・楽天あたりが指名したのかもしれないが・・・。

JR東海では、菅野　智也（２６歳・JR東海）右腕が、サイドから１４０キロを越える球を投げ込んで来るも、昨年から何か変わったのかと言われると微妙。いまさら指名されるほどの上積みも感じられず、ドラフト指名というほどのインパクトのある選手はいなかった・・・。

ちなみにドラフト的な観点では物足りない試合であったが、JR東日本東北のマスコットは可愛かったことを補足しておく。

園部　優也（２３歳・JR東日本東北）捕手　１７４／８０　右／右

阿部　博文（２７歳・七十七銀行）投手　１８１／８０　右／右

菅野　智也（２６歳・JR東海）投手　１８６／７６　右／右