2015年 都市対抗8
2015/04/16|Category:テレビ・動画観戦
大会三日目・第三試合 王子 VS セガサミー
王子の先発・近藤 均(25歳・関大出身)右腕は、それほど見栄えのする投手ではないものの、常時140キロ台~140キロ台中盤のストレートに加え、カットボール・フォーク・チェンジアップ・スライダーなどを織り交ぜ、的を絞らせない。特に左打者外角のボールゾーンから外角一杯に決めるバックドアのカットボールと、縦に鋭く落ちるフォークボールを駆使し、高低・サイドを生かした幅広い投球に、緩急自在の配球で、その投球術・マウンド捌きは、プロのローテーション投手を見ているよう。完璧に相手をねじ伏せるような絶対的な投手ではないが、しっかり試合を組み立てて責任回数を全うするような、計算できる先発投手として1年目から活躍できるのではないのだろうか。今年の社会人の候補の中では、最も開幕からの先発入り・活躍が期待できそうな素材で、地味ながら上位24名に入ってくる選手ではないかと評価する。特にすぐにでも使える選手を探している球団にとっては、ぜひ検討して欲しいタイプ。
いっぽうセガサミーの先発・ルーキーの森脇 亮介(23歳・日大出身)右腕も、持ち球は近藤と良く似ている。もっさりした感じの近藤に比べると、森脇は切れ味で勝負するタイプ。常時140キロ台~MAX146キロのストレートに、カーブ・スライダー・チェンジアップを織り交ぜ、活きの好いところを見せてくれた。特にストレートで空振りを誘えるところと、左打者の内角を突いて来る強気の投球が持ち味。
京都の塔南高校時代から、京都屈指の好投手として注目され、日大時代も目を惹く球は投げていたが、2戦目の先発という位置づけだった。社会人に入り後、その能力の高さを改めて全国に示すことができた。少々球が軽いのは気になるが、来年の候補としてマークされる存在ではないのだろうか。
野手では、高卒3年目の 西川 龍馬(21歳・王子)遊撃手が、決勝のポテンヒットを放ち勝利に貢献。しかし以後、本戦ではあまりアピールできなかった。それでも社会人でショートを任される守備の動きも悪くないし、塁間3.9秒前後の脚力は魅力。まだ少しプロを意識するのには打撃がひ弱いが、ファームで少し漬け込むぐらいの覚悟がある球団が、指名して来る可能性はあるだろう。
王子では、日本新薬戦に登板した 長岡 宏介(24歳・福知山成美出身)右腕は、スリークオーターから常時130キロだ後半~140キロ台前半のストレートに、スライダーとの単調なコンビネーションも、打者の内角を厳しく突くなどしてゲームメイク。リリーフで登板した ルーキーの 大宮 慎司(23歳・九州共立大出身)左腕は、常時130キロ台後半~140キロ台前半を記録し、カーブ・スライダーなどを駆使し、最後まで試合を占めた。大宮は全く知らない投手だったが、九州共立大の層の厚さを感じさせる。ボールの収まりの悪いコントロールが課題だが、この経験で自信が持てるようだと、来年にも期待が持てそう。
近藤 均 (25歳・王子)投手 177/82 右/右
西川 龍馬(21歳・王子)遊撃 175/67 右/左
長岡 宏介(24歳・王子)投手 176/76 右/右
大宮 慎司(23歳・王子)投手 174/73 左/左
森脇 亮介(23歳・セガサミー)投手 174/66 右/右
王子の先発・近藤 均(25歳・関大出身)右腕は、それほど見栄えのする投手ではないものの、常時140キロ台~140キロ台中盤のストレートに加え、カットボール・フォーク・チェンジアップ・スライダーなどを織り交ぜ、的を絞らせない。特に左打者外角のボールゾーンから外角一杯に決めるバックドアのカットボールと、縦に鋭く落ちるフォークボールを駆使し、高低・サイドを生かした幅広い投球に、緩急自在の配球で、その投球術・マウンド捌きは、プロのローテーション投手を見ているよう。完璧に相手をねじ伏せるような絶対的な投手ではないが、しっかり試合を組み立てて責任回数を全うするような、計算できる先発投手として1年目から活躍できるのではないのだろうか。今年の社会人の候補の中では、最も開幕からの先発入り・活躍が期待できそうな素材で、地味ながら上位24名に入ってくる選手ではないかと評価する。特にすぐにでも使える選手を探している球団にとっては、ぜひ検討して欲しいタイプ。
いっぽうセガサミーの先発・ルーキーの森脇 亮介(23歳・日大出身)右腕も、持ち球は近藤と良く似ている。もっさりした感じの近藤に比べると、森脇は切れ味で勝負するタイプ。常時140キロ台~MAX146キロのストレートに、カーブ・スライダー・チェンジアップを織り交ぜ、活きの好いところを見せてくれた。特にストレートで空振りを誘えるところと、左打者の内角を突いて来る強気の投球が持ち味。
京都の塔南高校時代から、京都屈指の好投手として注目され、日大時代も目を惹く球は投げていたが、2戦目の先発という位置づけだった。社会人に入り後、その能力の高さを改めて全国に示すことができた。少々球が軽いのは気になるが、来年の候補としてマークされる存在ではないのだろうか。
野手では、高卒3年目の 西川 龍馬(21歳・王子)遊撃手が、決勝のポテンヒットを放ち勝利に貢献。しかし以後、本戦ではあまりアピールできなかった。それでも社会人でショートを任される守備の動きも悪くないし、塁間3.9秒前後の脚力は魅力。まだ少しプロを意識するのには打撃がひ弱いが、ファームで少し漬け込むぐらいの覚悟がある球団が、指名して来る可能性はあるだろう。
王子では、日本新薬戦に登板した 長岡 宏介(24歳・福知山成美出身)右腕は、スリークオーターから常時130キロだ後半~140キロ台前半のストレートに、スライダーとの単調なコンビネーションも、打者の内角を厳しく突くなどしてゲームメイク。リリーフで登板した ルーキーの 大宮 慎司(23歳・九州共立大出身)左腕は、常時130キロ台後半~140キロ台前半を記録し、カーブ・スライダーなどを駆使し、最後まで試合を占めた。大宮は全く知らない投手だったが、九州共立大の層の厚さを感じさせる。ボールの収まりの悪いコントロールが課題だが、この経験で自信が持てるようだと、来年にも期待が持てそう。
近藤 均 (25歳・王子)投手 177/82 右/右
西川 龍馬(21歳・王子)遊撃 175/67 右/左
長岡 宏介(24歳・王子)投手 176/76 右/右
大宮 慎司(23歳・王子)投手 174/73 左/左
森脇 亮介(23歳・セガサミー)投手 174/66 右/右
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