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2015年(22)(23) 関東選抜リーグ3

前日のセガサミー・横田 哲(上武大出身)左腕の登板が全くなかったことからも、何かしらの形で登板があるのではないかと期待していました。前日は、会場に着いたら3回ぐらいだったので、20分ぐらい早く着くように出かけました。しかしこの日も着いたら、2回裏という早い展開に驚かされます。

日立製作所 VS セガサミー

幸いにして先発は、お目当ての横田(セガサミー)と猿川(日立製作所)であり、バックネット裏には多くのスカウトが集結。横田 哲(24歳‥セガサミー)左腕は、大田のガンでは140キロも記録していたものの、私のガンでは130キロ前後で、MAXで83マイル・132.8キロ)。上武大時代は、武田 勝(日ハム)ばりの老獪なピッチングで、大学球界屈指の技巧派左腕として無双していた存在。その完成度を生かして、一年目からチームの主戦として活躍するも、社会人レベルの打者相手になると、正直苦しいピッチングが続いていました。

今年は調整が遅れ、スポニチ大会には間に合わず、なんとかリリーフで登板するのがやっと。ようやく先発できるまでには、調子をあげてきたようです。変化球は、カーブ・スライダー・それにストレートと殆ど球速の変わらないツーシーム系のボールを織り交ぜます。球速以上に感じさせるキレはありますが、いかんせん球威・球速が物足りません。それでも抑え込もうとするわけですが、現状非常に球数が多くなりテンポが悪くなったり、四球を出すなど苦しい投球が続きます。現状は、小野(富士重工)同様に、かなりドラフト戦線から後退しているという印象は否めません。

猿川 拓朗(23歳・日立製作所)右腕の方が、スカウトの注目を浴びていました。猿川はご存知のとおり、花巻東時代は 菊池 雄星(西武)の控え投手&一塁手。当時は、いかにも野手が投げている感じの投手でした。しかし東海大に進み主戦として活躍し、だいぶ今は投手らしくはなってきています。彼も一年目から、日立の主戦として活躍し今年のドラフト候補と注目される存在。

球速は、マイガンで130キロ台後半~MAX89マイル(142.4キロ)程度。淡々と投げ込んで来るイメージですが、たまにウエートを乗った時のボールには見るべきものがあります。スライダーより135キロぐらいのカットボールとのコンビネーションが光り、これにチェンジアップ・フォーク系のボールを織り交ぜます。ただしやはり野手がと高校時代感じたように、投球に抑揚がなく強弱をつけるのが下手。何気なく投げた球を、スコンスコンとセガサミーの打者に振りぬかれます。淡々とイニングを刻めるまとまりはあるのですが、何かピンと来るものがありません。これといった武器はなく、現状は決め手不足という印象を受けてしまいます。むしろリリーフあたりで、リミッターを外すような力投をした時に、現状どのぐらいのボールを投げ込めるのか?ボールの迫力だけならば、むしろ花巻東時代の方があったように思いますから。このまま都市対抗予選・本選と日立の主力として登板すると思いますが、今のままならば個人的には興味は惹かれません。

この日のサプライズは、小荒他 大樹(日立製作所・24歳)左腕。神奈川大時代も名前の記憶はありますが、どんな投手だったか思い出せません。しかし投球練習時から大田のガンで140キロ台を刻んでおり注目していたら、140キロ台後半を連発。MAXは、149キロまで到達していました。

変化球は、抜けたチェンジアップが1球あったぐらいで、あとはストレートだけで討ち取ります。マイガンでは、常時130キロ台後半~MAX91マイル(145.6キロ)。ボールの勢いはそれなりにあり、知っておいて損のない投手だとは思います。現状使われ方からいって、安定感に欠けたりコントロール・変化球に課題はあるのでしょう。しかし素材としての魅力はあるので、日立を見るときには注意を傾けたい一人です。

東京ガス VS 新日鉄住金鹿島

東京ガスの先発は、昨年ドラフト候補として注目された 岩佐 海斗(25歳・成立学園出身)右腕。スラッとした投手体型で、チームメイトだった 石川 歩(ロッテ)投手のような成長を期待されている投手。問題はボールそのものに、芯の強さが出てくるかどうか?

しかしこの日は、マイガンで135~MAX87マイル(139.2キロ)程度。その球速以上に、球威の物足りなさが気になります。しかしこの日は、カーブ・スライダー・フォーク・チェンジアップと織り交ぜ、相手の的を絞らせません。確か7回コールドの試合だったと思いますが、その7回まで無安打ピッチングを続けていました。

石川もスポニチ大会を見た時は、相変わらずの石川だなと思ったもので、5月にぐらいに行われた ベイとのプロアマ交流戦で一変していて驚いたのを覚えいます。そういった意味では、岩佐も都市対抗予選ぐらいで、どんなピッチングをするのか再度確認してみたいとは思いました。しかしこの日の投球を見る限り、昨年から何か変わったというものは感じられず。

東京ガスは、野手が素晴らしい。1番の 建部 賢登(25歳・法大出身)右翼手は、強肩・俊足、小力のある打撃で社会人ではトップクラスの外野手。三塁に専念した4番の 地引 雄貴(25歳・早大出身)三塁手の打球も、社会人では異彩を放ちます。また昨年プロ志望届けを提出していれば、指名もあったのではないかと思われる 小野田 俊介(23歳・早大出身)左翼手に、来年のドラフト候補の期待も抱く 中山 悠介(20歳・PL学園出身)遊撃手のスケール。抜群の快速が光る 小林 勇登(25歳・駒大出身)二塁手などタレント揃いで見応えがあります。

住金鹿島の方では、石川 清太(24歳・関東学院大出身)右腕が、スカウトの注目を集めていました。石川は、関東学院大の最終学年時には140キロ台中盤のボールを投げ込み見応えのあるボールを連発。しかし総合力で、あと一歩物足りないなという印象がありました。しかしこの日の投球では、135~後半程度であり、コントロールも荒れ荒れ、変化球も制御できずといった内容で、ドラフト候補云々の出来ではありません。しかし能力を持った選手であることは間違いないだけに、再度都市対抗予選や本選での動向は気にしておきたいと思います。

またこの日の登板は結局ありませんでしたが、能間 隆彰(新日鉄住金鹿島・24歳)左腕も、プロの注目を浴びているよう。東洋大時代も、個人的に結構気にしていて、140キロ台中盤の気合の入った力投が忘れられません。貴重な正統派左腕だけに、ドラフト戦線に浮上してきても全然不思議はないでしょう。大学時代から、どのぐらい成長しているか?

春の関東選抜の観戦は、28日の大田での試合を再度予定。ここで再度この能間のピッチングと、今年まだ未確認の 横山 弘樹(24歳・桐蔭横浜大出身)右腕の登板に期待して足を運ぼうと思います。
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