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2015年(46) 東都選抜 VS 韓国大学選抜

今回は、東都リーグが選抜チームを作り、韓国大学選抜を迎えて試合を行いました。東都は多くの選手をJAPANに送り出しているので、やや物足りない面子ではありましたが、今季初めて見る選手もいてそれなりに楽しめました。

東都選抜の先発は、いま東都全体でも一番速いのではないかと思われる 黒木 優太(橘学苑出身・3年)右腕。178/75 の体格どおり、それほど大きく魅せる投手ではありません。しかし球速はこの日も常時145キロ前後~MAX147キロ。実際その球速ほど、ストレートの勢いや球威は感じられませんが、更にシーズン中ならば150キロ級のボール投げ込んで来るスピード能力。そのストレート以上に目を惹くのは、横滑りするスライダーの切れ。この2つの球との単純なコンビネーションであり、投球に深みは感じられません。それでも来年のドラフト候補に入ってくる選手であり、秋はリーグ戦でシッカリチェックを入れてみたいところです。

2番手は、この春エースの 今永 昇太(4年)左腕の故障により、エースを任された 東野 龍ニ(履正社出身・2年)左腕。こちらは東都一部の主戦として活躍しているだけに、130キロ台後半ぐらいでもスライダー・チェンジアップなどの曲がりも大きく、実戦的な投手だと改めて感じました。今季は、3勝1敗 防御率 1.94(リーグ4位)。東都のエース達と、肩を並べるところまで来ています。けして球威・球速でアピールするタイプではありませんが、今の投球で140キロ台を連発できるようになると、今永以上に厄介な左腕になれるかもしれません。意外にフォームや変化球に特徴がない今永に比べると、この投手は打ち難いですし、変化球もわかりやすく曲がるので。

今日一番のサプライズは、岡野 祐一郎(青学大・3年)右腕が、今まで見たことのないような力強いボールを投げ込んでいたこと。岡野といえば、聖光学院から体の芯が弱く、投球センスで投げる好投手タイプとの印象。それは、青学の主戦となった今までもそんな感じでした。今春のリーグでは、2勝3敗 防御率 2.81(リーグ7位)と平凡で、青学の主戦でも、とりあえず無難に投げられる投手との印象でした。

しかし今日はリリーフでの登板というのもあり、MAX146キロのボールの勢いは黒木以上。それにスライダー・特にフォークだかチェンジアップの抜けもよく実戦的。連投を気にせずリリーフで投げると、こんなピッチングができるのかと新たな驚きです。今までドラフト候補と思ったことがないのですが、この内容ならば来年の有力な候補に入ってくるのではないのでしょうか。彼も秋には、じっくりチェックを入れてみたいところ。

東都選抜のラストを飾るのは、今日唯一のドラフト候補といった存在だった 原 樹理(東洋大4年)右腕。この春は、8勝1敗 防御率 0.69(リーグ1位)と、二部では抜けた成績を残します。その成績どおり、青学戦では息詰まる投手戦を演出。ドラフト候補の 吉田 正尚(青学大4年)外野手との対戦では、140キロ台中盤を連発。今までの好投手ながら何か物足りなさがあった投球から、一皮むけた感がありました。

しかし今日は、以前の物足りない原に逆戻り。球速も130キロ台後半~MAXで140キロぐらいと、ボールの勢い・球威・球速ともにリーグ戦に比べると、2割・3割劣る内容。スライダーの切れには見るべきものがありましたが、ストレートに自信が持てなかったのか? 勝負どころでもスライダーを多く使います。吉田に力勝負で対峙していた時に比べると、なんとも物足りない内容。

ただしこの投手、元々非常に微妙なところで投げている投手なので、絶好調時じゃないとあまり見栄えがしません。この春はまさに絶好調の投球をシーズン通して持続してしまったので、やはりその反動もあるのかもしれません。しかしプロの長いシーズンを想定すると、むしろこういった勢いのないときにいかに持ち味を発揮するかが求められるわけで、その辺は難しいところ。

そういった部分では、馬力のない選手に共通する部分で、今季関西学生で圧倒的な投球を見せていた 桜井 俊貴(立命館大4年)右腕などにも言えること。良い状態を長くキープできるだけの、本当の体力・筋力がまだまだ物足りないということでしょう。大学生だけにMAXの部分を評価するか、アベレージの部分を重視するかは、意見の別れるところではないのでしょうか。まぁ原に関しては、秋にもう一度ぐらいみたいと思います。しかしプロで一年ぐらい鍛えた時に、どのぐらいやれるようになっているのか、その辺も気になります。勝負どころで最高のボールを投げていたリーグ戦を見ているだけに、簡単には見限れないなぁというのが個人的な意見。ただしこの投手のピークは春であり、秋に春ほどの圧倒的なピッチングを見せてくれるのは、それこそどうなのかな?という疑問は持っています。

野手では、春の一部・首位打者に輝いた 山崎 剛(国学院大2年)二塁手が、守備で光りました。ショートにはアマNO.1の守備力を誇る 柴田 竜拓(岡山理大附出身・4年)遊撃手との、ニ遊間は必見。打撃でアピールできなくても、守備で魅せる点は素晴らしい。スイングもシャープですし粘っこさもあり、これからも気にして行きたい存在。

また 京田 陽太(日大3年)遊撃手は、今季二部ながら 打率.407厘(2位)と躍進。遊撃手としても見栄えのする選手であり、強肩を含めた守備も評価できるポイントで、来年のドラフト候補。

韓国選抜の方は、全く攻守に元気なし。更に素材的にも光る選手もおらず、正直大丈夫なのかな?と思わせる内容でした。今季見ていなかった 黒木(立正大)や京田(日大)などふが観られて、今年のドラフトには直結しませんでしたが、それなりに楽しめる試合でした。

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