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2016年 (28)(29) 春季埼玉大会レポート
知り合いの話によると面白い選手がいるとのことで、春季埼玉大会に足を運びます。今年の埼玉は正直、あまり3年生世代の情報を持っていなかったので、これを良い機会だと思い足を運びました。

西武台文理 VS 上尾

この試合のお目当ては、川越東を4安打・完封で抑えた 堀越 将郎(西武台文理3年)右腕の投球にあった。しかし春に痛めた内転筋の影響か? この試合は、最後まで登板の機会無しに終わる。この試合で敗れてしまったので、夏の大会でどのような投球を魅せるのか気になるところ。

一方の上尾の先発は、渡部 勝太(上尾3年)右腕。170/67 と小柄体格ながら、秋の北関東選抜の一員にも選ばれた。この試合では、コンスタントに140キロ台前後を刻み・MAX89マイル・143キロ を記録するなどボールの勢いは本物だった。何より素晴らしいのは、グッと力の入るリリース。そのため握力がある間は、素晴らしいボールを投げ込むことができる。横滑りする大きなスライダーもあり、西武台文理打線を5安打・完封勝利する力投。プロ云々の素材ではないが、大学などでも活躍を期待したくなる好投手だった。

他にも上尾には、阿部 玄太(3年)右腕に、左の山下 和音(3年)という好投手がいるという。阿部は185センチの投手体型で将来性を買われているようで、こちら勝ち上がったので、あと一つ勝つと関東大会に出場できる。浦和学院・花咲徳栄・山村学園といずれも強豪であるが、関東大会に出場しても全然不思議はないチームだった。阿部も次回の登板では投げてきそうなので、内容が気になるところ。試合途中、キャッチボールをしていたのを見ていたが、質の良さそうな真っ直ぐを投げていたので、気になる存在。

山村学園 VS 春日部共栄

この試合のお目当ては 日置 勇斗(山村学園3年)左翼手の登板にあったが、登板がないまま終わった。182/78 の大型左腕であり、140キロ台の速球を投げ込むという噂も。ただし昨日の試合を観る限り身のこなしが硬く、コントロールに難があるというのは頷けてしまう。このチームには、佐々木 大輔(3年)左腕という好投手がいて、この選手が安定しているので、彼がよほど打ち込まれるような状況にならないと、日置の登板機会はないのかもしれない。佐々木は、球速こそ130~135キロぐらいなものの、ボールに勢いとキレがありプラス5キロぐらいに感じさせる球質。カーブ・スライダー・チェンジアップを織り交ぜ、野球センスの高い好投手。

しかし山村学園には、この投手たち以外にも野手にタレントが揃う。1番の 山本 大貴(3年)遊撃手は、第一打席に左中間ツーベースを放つなど、打撃に特徴のある選手。ショートとしての動き・肩も悪くないが、まだ精度としては発展途上かと。一塁までの塁間は、右打席から4.42秒ぐらい。左打者に換算すると、4.17秒ぐらいに相当するので、ドラフト候補としては際立つものはありません。高校からプロとなると、そこまでのインパクトはありませんが、今年の埼玉を代表する内野手として覚えておいて損はないかと。

また3番を打つ 菊地 零士(3年)捕手も逸材。イニング間練習でも、コンスタントに1.9秒台を刻んできて、ベースの前でひと伸びする送球は必見。細かい部分まで意識の行く選手で、捕手らしく大きな声で指示が出せる点もGood。身体を小さく屈めたキャッチング・ワンバウンド処理、一球一球の受けなどを観ても、捕手らしい捕手でディフェンスはプロを意識できるものがあります。気になるのは、脆い印象を受ける打撃の対応力の無さ。チームの3番を担うだけあってスイング自体は弱くないのですが、対応力がプロとしては厳し過ぎる。その点で強くは推せませんが、夏まで気にしてみたい捕手でした。

春日部共栄では、多田 祐大(2年)遊撃手。昨年までは外野手だったようですが、深いところから刺せる肩は一級品。打撃では8番打者と光るものはありませんでしたが、下級生であることを考えると新チーム以降覚えておきたい選手でした。

この試合では、高卒プロと思わせるほどのインパクトのある選手には出会えませんでした。しかし今日観られなかった、阿部(上尾)・日置(山村学園)は気になる存在だし、浦和学院にどんな選手がいるのか、花咲徳栄の選手も生で観てみたいと思わせる選手達。そう考えると春の間にもう一度、埼玉大会に足を運んでも面白いかなと思わせてくれる一日でした。

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