2016年(50) 夏の東東京大会
2016/07/20|Category:観戦記
今日は、テレビ中継前に敗れてしまうとイヤなので、神宮球場と第二球場で行われた、東東京大会を観戦しに。
神宮球場第二試合 帝京 VS 日本ウェルネス
この試合で注目なのは、郡 拓也(帝京3年)捕手。春もチラッと見た選手のだが、その時は6番ぐらいでホームランを打っていたと記憶する。旧チームでは他のポジションを守ったり投手として登板していたりという選手だったが、新チーム以後正捕手となってプロから注目される存在になっていた。
しかし投手への返球も雑で、二塁までのスローイングもしっかり型を作って投げられないので球筋が安定して来ない。指示も小さく、およそ捕手っぽくないのはどうにも気になった。元来イケイケの攻撃的な選手であり、他のポジションの方が持ち味が生きそう。プロに指名されたとしても、他のポジションにコンバートされるのではないのだろうか。右打席から4.2秒前後(左打者換算で3.95秒前後に相当)で一塁まで到達するなど、走力はかなりのものを持っている。この間の試合では、二盗、三盗、本盗を決めるなど足でアピール。
捕手として優れた点をあげるとすれば、キャッチングの部分。ボールしっかり1球1球押し込んで捕れ、低めのワンバウンド処理にもミットを下から出し素早く対応できていた。スローイングも捕ってからは素早いものの、地肩はそれほどでも。打席に入るまでの所作をみていても、試合への入り方や事前準備、こだわりなどが希薄で、個人的には高校からプロに入る選手ではないように感じられたのだが。
日本ウェルネスでは、175/105の巨漢 渡部 健人(3年)遊撃手が注目。私は今まで、こんな おかわり君みたいな体型の選手がショートを守っている姿を見たことがなかった。けして強肩ではないが、打球へのとっさの判断力などに優れ、動きも悪くなかった。そういった意味では、上のレベルでも三塁あたりならば、こなせる身体能力はあるのかもしれない。
打撃では安定した下半身を元に、軸が崩れないこと。一球一球の捕手から返球の際にもカバーリングに動き、プレーへの意識は高い。ただし走力に関しては、体格どうりであり相当遅い。ドラフト云々ではないが、今後も気にしてみたい選手だった。
郡 拓也(帝京3年)捕手 178/73 右/右
渡部 健人(日本ウェルネス3年)遊撃 175/105 右/右
神宮第二球場・第二試合 東海大高輪台 VS 都立城東
今日神宮に足を運んだのは、東東京屈指の右腕・関根 智輝(都立城東3年)投手をみるため。骨太の体格をした本格派で、球速は135~MAX88マイル(142キロ)まで記録した。やや腕の抜けの悪いフォームなのは気になったのと、基本的に制球力はイマイチで、投球術にも奥深さは感じられない。カーブを投げるときには腕が緩み、この球が決まらないとリズムが掴めないのだという。更に横滑りするスライダー、チェンジアップなどもあるが、武器にするほどの絶対的なボールが見当たらない。
これからまだまだ良くなりそうな感じには見えるが、高校からのプロ入りには時期尚早なのでは?というのが今日の感想。体調を崩して初の先発ということもあり、本人の談では6~7割り程度の出来らしい。24日まで試合があくので、準々決勝のテレビ中継でどんなに見える再度確認してみたい。
むしろ内容だけでいえば、日高 拓海(東海大高輪台3年)右腕の方が、投手らしく良かった。こちらも球速は135~MAX87マイル(140キロ)ほどだったが、ボールにキレを感じさせる球質。横にキレ込むスライダーに加え、頻繁に縦に沈む球を投球に織り交ぜてくる。その他にも緩いカーブなどもあり、相手に的を絞らせない投球。関根ほどの馬力・将来性は感じられなかったが、現時点でどちらが良い投手かと聞かれたら、私は日高の方と応えるだろう。投手とての奥行きは感じられなかったが、総合力を持っており大学などでは早い段階から頭角を現しても不思議ではない。雑誌などに名前が上がっていないような選手だったが、充分に掲載されるだけの力量の投手だったと言えるであろう。
関根 智輝(都立城東3年)投手 180/79 右/右
日高 拓海(東海大高輪台3年)投手 178/78 右/右
神宮球場第二試合 帝京 VS 日本ウェルネス
この試合で注目なのは、郡 拓也(帝京3年)捕手。春もチラッと見た選手のだが、その時は6番ぐらいでホームランを打っていたと記憶する。旧チームでは他のポジションを守ったり投手として登板していたりという選手だったが、新チーム以後正捕手となってプロから注目される存在になっていた。
しかし投手への返球も雑で、二塁までのスローイングもしっかり型を作って投げられないので球筋が安定して来ない。指示も小さく、およそ捕手っぽくないのはどうにも気になった。元来イケイケの攻撃的な選手であり、他のポジションの方が持ち味が生きそう。プロに指名されたとしても、他のポジションにコンバートされるのではないのだろうか。右打席から4.2秒前後(左打者換算で3.95秒前後に相当)で一塁まで到達するなど、走力はかなりのものを持っている。この間の試合では、二盗、三盗、本盗を決めるなど足でアピール。
捕手として優れた点をあげるとすれば、キャッチングの部分。ボールしっかり1球1球押し込んで捕れ、低めのワンバウンド処理にもミットを下から出し素早く対応できていた。スローイングも捕ってからは素早いものの、地肩はそれほどでも。打席に入るまでの所作をみていても、試合への入り方や事前準備、こだわりなどが希薄で、個人的には高校からプロに入る選手ではないように感じられたのだが。
日本ウェルネスでは、175/105の巨漢 渡部 健人(3年)遊撃手が注目。私は今まで、こんな おかわり君みたいな体型の選手がショートを守っている姿を見たことがなかった。けして強肩ではないが、打球へのとっさの判断力などに優れ、動きも悪くなかった。そういった意味では、上のレベルでも三塁あたりならば、こなせる身体能力はあるのかもしれない。
打撃では安定した下半身を元に、軸が崩れないこと。一球一球の捕手から返球の際にもカバーリングに動き、プレーへの意識は高い。ただし走力に関しては、体格どうりであり相当遅い。ドラフト云々ではないが、今後も気にしてみたい選手だった。
郡 拓也(帝京3年)捕手 178/73 右/右
渡部 健人(日本ウェルネス3年)遊撃 175/105 右/右
神宮第二球場・第二試合 東海大高輪台 VS 都立城東
今日神宮に足を運んだのは、東東京屈指の右腕・関根 智輝(都立城東3年)投手をみるため。骨太の体格をした本格派で、球速は135~MAX88マイル(142キロ)まで記録した。やや腕の抜けの悪いフォームなのは気になったのと、基本的に制球力はイマイチで、投球術にも奥深さは感じられない。カーブを投げるときには腕が緩み、この球が決まらないとリズムが掴めないのだという。更に横滑りするスライダー、チェンジアップなどもあるが、武器にするほどの絶対的なボールが見当たらない。
これからまだまだ良くなりそうな感じには見えるが、高校からのプロ入りには時期尚早なのでは?というのが今日の感想。体調を崩して初の先発ということもあり、本人の談では6~7割り程度の出来らしい。24日まで試合があくので、準々決勝のテレビ中継でどんなに見える再度確認してみたい。
むしろ内容だけでいえば、日高 拓海(東海大高輪台3年)右腕の方が、投手らしく良かった。こちらも球速は135~MAX87マイル(140キロ)ほどだったが、ボールにキレを感じさせる球質。横にキレ込むスライダーに加え、頻繁に縦に沈む球を投球に織り交ぜてくる。その他にも緩いカーブなどもあり、相手に的を絞らせない投球。関根ほどの馬力・将来性は感じられなかったが、現時点でどちらが良い投手かと聞かれたら、私は日高の方と応えるだろう。投手とての奥行きは感じられなかったが、総合力を持っており大学などでは早い段階から頭角を現しても不思議ではない。雑誌などに名前が上がっていないような選手だったが、充分に掲載されるだけの力量の投手だったと言えるであろう。
関根 智輝(都立城東3年)投手 180/79 右/右
日高 拓海(東海大高輪台3年)投手 178/78 右/右
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