2016年(54・55) 神奈川リーグ&関東選手権1
2016/10/11|Category:観戦記
本当は東都二部に行って、黒木 優太(立正大)投手の最終チェックにゆく予定だった。しかし地元関東学院のグランドで、神奈川大の試合があり、秋未確認の 濱口 遥大 の観戦をすることに。観戦意欲を駆り立てたのは、前日に行われた野球イベントで、山本昌(元中日)投手が、濱口のことを絶賛していたと訊いたから。ドラフトで、どのような位置づけになるのか改めて確認してみた。
その 濱口 遥大(神奈川大4年)左腕は、立ち上がりこそ130キロ台後半のボールが多かった。しかし中盤に入ってくると140キロ台をコンスタントに超え、MAX91マイル・146キロを記録。特にこの投手は、右打者にも左打者にも内角の厳しいところを突けるのが良いところ。球速以上に力強さを感じさせる球で、打者の胸元を突いていた。
変化球は、小さく横滑りするスライダーと、フォークのような落差を誇るチェンジアップ。上級生になりこのチェンジアップのキレが鈍っていたが、この秋はかなり上手く抜けることが増えてきた。特にこの試合、神奈川工科大の横須賀という打者に、外角の速球をスコーンと左中間スタンドに叩き込まれる。しかし次の打席では、慎重に変化球から入り、速球でも内角を厳しくついてから、チェンジアップで空振りを奪うなど、大胆さと慎重さを兼ね備えたピッチングを披露。ただ力で押すだけの、粗っぽい投手ではないことを改めて実感。
同じ粗っぽいタイプでも、プロで良い方に出るタイプと悪い方に転ぶタイプとがいるが、濱口は良い方に出るタイプだと観ている。ドラフトではやはり、ハズレ1位~2位以内で消えるだろう。今年の左腕の中でも、爆発力はやはりNO.1だと言えるだろう。
またドラフト候補の 濱元 航輝(神奈川大4年)外野手は、俊足、強肩、打撃の潜在能力など、かなり高いのではないかとふんでいる。しかし試合での所作を見ていると、意識やこだわりというものへの執着がやや浅く見えてしまい、せっかくの才能がプロで伸ばせるかは微妙かと感じられた。左の外野手ということで余剰気味なポジションだけに、指名もまさにボーダーレベルといった感じだった。
日は変わって、今日の大田スタジアム。関東選抜リーグの上位チームが、優勝を争う関東選手権。恐らく社会人チームを、生で確認できる今年最後のチャンスではないかと。そんな中、日本選手権の出場も叶わなかったかった JR東日本がギリギリ滑り込みで関東選手権に出場してきた。
お目当ては、腕を下げてから未確認の 進藤 拓也 と、高卒3年目で注目されている 板東 湧梧 のJR東日本コンビ。しかし板東は最近すっかり調子を落としているという話を訊いており、今年の指名はどうなのだろうかと思っいたが、登板がないまま敗戦。今日のチェックは、終盤リリーフで登板してきた 進藤 のみだった。
その進藤 拓也(横浜商科大出身・24歳)右腕は、サイドに変えて球威型からキレ型の球質に変わったのではないかという感じに。立ち上がりこそ140キロ前後だったが、指にかかった91マイル・146キロのボールは素晴らしかった。サイドらしく横滑りするスライダーに特徴がでてきて、他にもシンカー系のボールも披露。コントロールもストライク先行で、だいぶサイドハンドが板についてきたのではないのだろうか。三上朋也(JX-ENEOS~DeNA)も、都市対抗の頃には135キロ前後でガックリさせられた記憶がある。しかし秋口に見た全日本との壮行試合では、見違えるようなボールを投げていて驚かされた記憶がある。今日の進藤の投球は、まさにその三上の投球の時と似たような印象を受けたのだ。
最近の内容はよくわからないが、こういった投球を腕を下げたことで安定して出せるようになっているのならば非常に面白い存在ではないのだろうか。それほど評価も上がっていないだろうし、ドラフト4位ぐらいでリリーフ候補としてなら面白いと思うのだが。今日チェックしたスカウト達の目には、どのように映ったのだろうか?
第二試合の日立 VS NTT東日本は、野中 祐也(日立製作所)と福田 周平(NTT東日本)の2人の遊撃手に注目。2人の試合前練習と、第一打席を観て帰宅。野中は、高めの球を逃さずライト前に、福田も負けじにセンター前に打ち返してヒットを放っていた。2人ともスピード感のある守備をする選手で、ショートとしてもけして下手ではない。野中はともかく福田は、地肩があまり強くないので、もしプロでやってゆくとするならば、二塁の方が向いているように思う。しかしこの試合になると、チェックしているスカウトは僅かだったのは気になった。福田に関しては、即やれるということでは今年の大学・社会人では屈指の内野手だと評価しているし、野中の走力は充分プロで通用すると評価しているのだが・・・。果たしてドラフト当日、彼らの名前が呼ばれることはあるのだろうか?
その 濱口 遥大(神奈川大4年)左腕は、立ち上がりこそ130キロ台後半のボールが多かった。しかし中盤に入ってくると140キロ台をコンスタントに超え、MAX91マイル・146キロを記録。特にこの投手は、右打者にも左打者にも内角の厳しいところを突けるのが良いところ。球速以上に力強さを感じさせる球で、打者の胸元を突いていた。
変化球は、小さく横滑りするスライダーと、フォークのような落差を誇るチェンジアップ。上級生になりこのチェンジアップのキレが鈍っていたが、この秋はかなり上手く抜けることが増えてきた。特にこの試合、神奈川工科大の横須賀という打者に、外角の速球をスコーンと左中間スタンドに叩き込まれる。しかし次の打席では、慎重に変化球から入り、速球でも内角を厳しくついてから、チェンジアップで空振りを奪うなど、大胆さと慎重さを兼ね備えたピッチングを披露。ただ力で押すだけの、粗っぽい投手ではないことを改めて実感。
同じ粗っぽいタイプでも、プロで良い方に出るタイプと悪い方に転ぶタイプとがいるが、濱口は良い方に出るタイプだと観ている。ドラフトではやはり、ハズレ1位~2位以内で消えるだろう。今年の左腕の中でも、爆発力はやはりNO.1だと言えるだろう。
またドラフト候補の 濱元 航輝(神奈川大4年)外野手は、俊足、強肩、打撃の潜在能力など、かなり高いのではないかとふんでいる。しかし試合での所作を見ていると、意識やこだわりというものへの執着がやや浅く見えてしまい、せっかくの才能がプロで伸ばせるかは微妙かと感じられた。左の外野手ということで余剰気味なポジションだけに、指名もまさにボーダーレベルといった感じだった。
日は変わって、今日の大田スタジアム。関東選抜リーグの上位チームが、優勝を争う関東選手権。恐らく社会人チームを、生で確認できる今年最後のチャンスではないかと。そんな中、日本選手権の出場も叶わなかったかった JR東日本がギリギリ滑り込みで関東選手権に出場してきた。
お目当ては、腕を下げてから未確認の 進藤 拓也 と、高卒3年目で注目されている 板東 湧梧 のJR東日本コンビ。しかし板東は最近すっかり調子を落としているという話を訊いており、今年の指名はどうなのだろうかと思っいたが、登板がないまま敗戦。今日のチェックは、終盤リリーフで登板してきた 進藤 のみだった。
その進藤 拓也(横浜商科大出身・24歳)右腕は、サイドに変えて球威型からキレ型の球質に変わったのではないかという感じに。立ち上がりこそ140キロ前後だったが、指にかかった91マイル・146キロのボールは素晴らしかった。サイドらしく横滑りするスライダーに特徴がでてきて、他にもシンカー系のボールも披露。コントロールもストライク先行で、だいぶサイドハンドが板についてきたのではないのだろうか。三上朋也(JX-ENEOS~DeNA)も、都市対抗の頃には135キロ前後でガックリさせられた記憶がある。しかし秋口に見た全日本との壮行試合では、見違えるようなボールを投げていて驚かされた記憶がある。今日の進藤の投球は、まさにその三上の投球の時と似たような印象を受けたのだ。
最近の内容はよくわからないが、こういった投球を腕を下げたことで安定して出せるようになっているのならば非常に面白い存在ではないのだろうか。それほど評価も上がっていないだろうし、ドラフト4位ぐらいでリリーフ候補としてなら面白いと思うのだが。今日チェックしたスカウト達の目には、どのように映ったのだろうか?
第二試合の日立 VS NTT東日本は、野中 祐也(日立製作所)と福田 周平(NTT東日本)の2人の遊撃手に注目。2人の試合前練習と、第一打席を観て帰宅。野中は、高めの球を逃さずライト前に、福田も負けじにセンター前に打ち返してヒットを放っていた。2人ともスピード感のある守備をする選手で、ショートとしてもけして下手ではない。野中はともかく福田は、地肩があまり強くないので、もしプロでやってゆくとするならば、二塁の方が向いているように思う。しかしこの試合になると、チェックしているスカウトは僅かだったのは気になった。福田に関しては、即やれるということでは今年の大学・社会人では屈指の内野手だと評価しているし、野中の走力は充分プロで通用すると評価しているのだが・・・。果たしてドラフト当日、彼らの名前が呼ばれることはあるのだろうか?
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