2017年(8)(9) 富士大 & 白鴎大
2017/03/17|Category:観戦記
富士大が、地元関東学院のグランドにやってきたので観戦しました。お目当ては、ジャパンの候補メンバーにも入っている 小林 遼(仙台育英出身・新4年)捕手。小柄でフットワークの身軽さが自慢の捕手で、特にワンバウンド処理の上手さはピカイチ。リードにもリズム感があり、投手をどんどん良い方向に導くセンスを感じます。地肩はプロに混ぜると平均的ですが、塁間は1.85~1.95秒ぐらいとまずまず。捕ってから素早く送球でき、コントロールも悪くありません。打撃には特別なものが感じられなかったり、スケール溢れる素材ではありません。しかし捕手としての適正・センスがあり、ディフェンスの総合力という意味では、今年の大学生でも指折りの存在であるのは間違いないのではないのでしょうか。ドラフトで上位指名とかそういった選手ではないと思いますが、下位置指名ならば1人加えてみたいタイプではあります。ちなみに一塁までの走力は、右打席から4.65秒ぐらい(左打席で4.4秒ぐらいに相当)と、けして俊足ではないようです。
富士大の先発は、鈴木 翔天(向上出身・新3年)左腕。向上が夏の大会で、決勝まで進んだ時の左腕。球速は135キロ前後~MAX88マイル・141キロ と驚くような球威・球速はありません。スライダー・チェンジアップを交えた投球で安定しており、得点圏に走者をすすめると140キロ前後の力を入れた球を投げ込んできます。チームでの位置づけはわかりませんが、先発の2番手ぐらいの力量はあるのではないかと感じました。リーグ戦での起用が、注目されます。
野手では6番を打っていた 佐藤 龍世(北海出身・新3年)三塁手が目立っていました。打撃はパワフルで、守備でもダイビングキャッチで飛び込みアウトにするなど攻守で活躍。強肩で、動きの良いサードとして見るべきものがあります。彼も今後、チームにどのような絡み方をするのか気になる元気もの。
小林 遼 (富士大4年)捕手 173/80 右/左
鈴木 翔天(富士大3年)投手 184/77 左/左
佐藤 龍世(富士大3年)三塁 173/76 右/右
翌日には、青学大グランドに来た白鴎大をチェックしました。関甲新リーグに関しては行けるかどうかわからないので、一度リーグ戦の前に観ておこうと思いました。なにより驚いたのは、新2年生になった 大下 誠一郎(白鴎大足利出身)が、新主将に就任していたこと。高校時代から際立った打撃を魅せており、打つだけならば阪神に1位指名された 大山 悠輔 を凌ぐ資質があるのではないかと思います。そんな大下も4番として、センターオーバーの長打を放つなど、相変わらずの強打者ぶりを見せます。
白鴎大の新4年生で注目なのは、1番打者を務めていた 古川 幸拓(関東学園大出身)二塁手。セカンド守備にはメリハリがあり、地肩も強そうな右の内野手。この日は鋭く外野の間を破るツーベースを放っていました。大学からプロかと言われると、そこまでのパンチがあるかは微妙。それでも動ける走力もあり、見るべきものがある好選手。卒業後も、野球を続けて行ける素材でしょう。
また大学に進み、コンスタントに140キロ台を投げられるようになった 今村 暁人(久留米商業出身)右腕。二日前の明治戦で先発したと訊いていたので、正直登板は期待していませんでした。しかしブルペンでは気合の入った投球を魅せており、最後の1人に登場。僅か1球で打者が打ってしまい、86マイル(138.4キロ)の球をセンターフライでゲームセット。投球の詳細は、正直よくわかりませんでした。ブルペンの投球を観ていて、あんなに上から投げ下ろすタイプだったけ?という気はしました。ただしそれほど上背のない速球派で、大学からプロとなると相当なパフォーマンスが求められます。どちらかというと上のレベルを想定するとリリーフタイプに感じますが、今年は主戦としての期待を担っているのでしょう。そんな中、どんな投球を魅せるのか注目です。
ちなみに今年の白鴎大は、例年に勝る好チームの印象。どちらかというと大味なイメージのチームカラーでしたが、チームバッティングができ、送りバントや得点圏に走者を進めて確実に犠牲フライを打つなど、堅実なプレーができます。ベンチ内もよく声がでており、かなり好感が持てます。投手力に心配な部分はありますが、上武大との優勝争いを期待したいチームでした。
大下誠一郎 (白鴎大2年)内野 175/83 右/右
古川 幸拓 (白鴎大4年)二塁 173/70 右/右
今村 暁人 (白鴎大4年)投手 176/70 右/左
富士大の先発は、鈴木 翔天(向上出身・新3年)左腕。向上が夏の大会で、決勝まで進んだ時の左腕。球速は135キロ前後~MAX88マイル・141キロ と驚くような球威・球速はありません。スライダー・チェンジアップを交えた投球で安定しており、得点圏に走者をすすめると140キロ前後の力を入れた球を投げ込んできます。チームでの位置づけはわかりませんが、先発の2番手ぐらいの力量はあるのではないかと感じました。リーグ戦での起用が、注目されます。
野手では6番を打っていた 佐藤 龍世(北海出身・新3年)三塁手が目立っていました。打撃はパワフルで、守備でもダイビングキャッチで飛び込みアウトにするなど攻守で活躍。強肩で、動きの良いサードとして見るべきものがあります。彼も今後、チームにどのような絡み方をするのか気になる元気もの。
小林 遼 (富士大4年)捕手 173/80 右/左
鈴木 翔天(富士大3年)投手 184/77 左/左
佐藤 龍世(富士大3年)三塁 173/76 右/右
翌日には、青学大グランドに来た白鴎大をチェックしました。関甲新リーグに関しては行けるかどうかわからないので、一度リーグ戦の前に観ておこうと思いました。なにより驚いたのは、新2年生になった 大下 誠一郎(白鴎大足利出身)が、新主将に就任していたこと。高校時代から際立った打撃を魅せており、打つだけならば阪神に1位指名された 大山 悠輔 を凌ぐ資質があるのではないかと思います。そんな大下も4番として、センターオーバーの長打を放つなど、相変わらずの強打者ぶりを見せます。
白鴎大の新4年生で注目なのは、1番打者を務めていた 古川 幸拓(関東学園大出身)二塁手。セカンド守備にはメリハリがあり、地肩も強そうな右の内野手。この日は鋭く外野の間を破るツーベースを放っていました。大学からプロかと言われると、そこまでのパンチがあるかは微妙。それでも動ける走力もあり、見るべきものがある好選手。卒業後も、野球を続けて行ける素材でしょう。
また大学に進み、コンスタントに140キロ台を投げられるようになった 今村 暁人(久留米商業出身)右腕。二日前の明治戦で先発したと訊いていたので、正直登板は期待していませんでした。しかしブルペンでは気合の入った投球を魅せており、最後の1人に登場。僅か1球で打者が打ってしまい、86マイル(138.4キロ)の球をセンターフライでゲームセット。投球の詳細は、正直よくわかりませんでした。ブルペンの投球を観ていて、あんなに上から投げ下ろすタイプだったけ?という気はしました。ただしそれほど上背のない速球派で、大学からプロとなると相当なパフォーマンスが求められます。どちらかというと上のレベルを想定するとリリーフタイプに感じますが、今年は主戦としての期待を担っているのでしょう。そんな中、どんな投球を魅せるのか注目です。
ちなみに今年の白鴎大は、例年に勝る好チームの印象。どちらかというと大味なイメージのチームカラーでしたが、チームバッティングができ、送りバントや得点圏に走者を進めて確実に犠牲フライを打つなど、堅実なプレーができます。ベンチ内もよく声がでており、かなり好感が持てます。投手力に心配な部分はありますが、上武大との優勝争いを期待したいチームでした。
大下誠一郎 (白鴎大2年)内野 175/83 右/右
古川 幸拓 (白鴎大4年)二塁 173/70 右/右
今村 暁人 (白鴎大4年)投手 176/70 右/左
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