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2017年(16)(17)(18) 東都リーグ & 新東京リーグ

亜細亜大 VS 専修大 第二戦

注目のドラフト候補・嘉陽 宗一郎(亜細亜大4年)右腕を観に、前日に引き続き神宮球場へ。松山聖陵時代にプロ志望届けを提出していれば中位ぐらいで指名される力量があった本格派。高校時代や亜大の下級生時代には140キロ台中盤を投げていたストレートも、最近は140キロ前後と抑えたピッチングを続けていました。

しかしこの開幕戦では更に遅く、球速は135キロ前後で、MAXでも130キロ台後半がやっとといった物足りない内容。変化球は、スライダー・チェンジアップなど織り交ぜつつ、両サイドにボールを散らせてきます。かなり内角を厳しく突くなど、コマンドの高さは感じられるものの、この内容しか魅せられないとなると大学からのプロ入りは厳しいかもしれません。途中で会場移動しましたが、結局5イニングを5安打・3四死球・1失点と内容も地味なものになりました。持ち得る能力もわかってはいますが、何処かでこんな球投げられるのか? という投球をアピールしない限り、ドラフト戦線からは大きく後退するかもしれません。

専修の先発も、高校時代志望届けを提出していたら指名されていただろう 前田 敬太(中部商出身2年)右腕。こちらも135~140キロ前半ぐらいの球速で、両サイドにボールを散らせる嘉陽と良く似たピッチング。ブレーキの効いたカーブをアクセントに、スライダーなどを織り交ぜてきます。特に内角を執拗に攻めるピッチングも、亜大打線に読まれて 4回1/3イニングで 4安打・3四死球・4失点で降板しました。全体的にもう少し球威・球速が引き上げられてくると面白いと思いますが、高3年夏に魅せた物足りない内容を未だ引きずっている印象です。

開幕戦と2戦目で見た4校の中でドラフト候補になりえそうな野手は、やはり 北村 拓己(亜大4年)三塁手ぐらいしかいない印象。甘い球を逃さい「鋭さ」があり、けして大物打ちではないですが能力的には抜けています。三塁の守備も安定し、肩も強いのでその辺のバランスも取れています。ただしプロとなると、二塁などもう少し守備的負担の大きなところを担って欲しい気がします。トヨタにいる兄・祥治よりも、試合勘や守備での融通などが劣る印象はありますが、より強打者という打撃の技量は勝っているのではないのでしょうか? 指名は、プロでこういった選手の需要があるかだと思います。

また岡山理大附時代から強肩・強打の捕手として注目された 頓宮 裕真(亜大3年)捕手は、ビックリするような打球をレフトスタンドに叩き込みます。捕手としての力量は微妙ですが、打てる捕手として来年のドラフト候補に入ってくるのは間違いないでしょう。

嘉陽宗一郎(亜細亜大4年)投手 186/85 右/左
北村 拓己(亜細亜大4年)三塁 181/87 右/右
頓宮 裕真(亜細亜大3年)捕手 181/96 右/右

前田 敬太(専修大2年)投手 184/83 右/右

嘉陽のピッチングを一通りチェックしたあと、今度は大田スタジアムに移動して、新東京リーグに足を運びます。ちょうど会場に着いたときは、第一試合の 創価 VS 杏林 の試合が終わったところでした。そしてお目当ては、二部から昇格してきたばかりの 駿河台大 VS 共栄大 の試合であり、結局この試合を見に二日連続で大田スタジアムに通うことになります。

駿河台大 VS 共栄大

この試合の注目は、駿河台大の 貫井 大地(川越総合出身4年)右腕という投手でした。MAX147キロの力強い速球とフォークが持ち味だということで期待したのですが、結局二日間登板無しに終わり無駄足に終わります。故障でもしているのか? その他の事情があるのか?

一方対戦相手の共栄大は、昨春は大学選手権に出場し、秋も2位とすっかり新東京の上位校へと成長。気になる選手も、何人かいました。1番を打つ 長谷川 亮太(武南出身4年)三塁手は、リーグ上位の強打者で昨秋は打点王に輝いた実績の持ち主。レフトオーバーの長打を放つなど、その打力はさすがに目立ちます。三塁の守備もアグレッシブで強肩なのですが、抑えが利かず一塁に暴投してしまうなど安定感はイマイチ。動きは良い選手ですが、精度に課題がありそう。打撃も良いものを持っていますが、結構打ち損じも多く、レベルが高い投手相手だとどうかな?という疑問が二日間見ていて思いました。まずは、社会人に進んでレベルの高い野球でどのぐらいやれるか見てからでも遅くないように思います。

3番を打つ・伊藤 ヴィットル(本庄第一出身・4年)遊撃手も、高い身体能力を持った内野手。しかし腰高の守備と押し出すようなスローイングには疑問が残り、打撃もプロかと言われるとそこまで突出しているまでには見えません。こちらもまだ粗さが残るので、社会人あたりでの適正を観てからでも遅く無いように思います。

二日目のリリーフで登場してきた 太田 莞地(浦和実出身3年)右腕は、140キロ台を連発し、大田のガンでは144キロを記録。私のガンでも1球だけ91マイル・146キロを記録しましたが、大方140キロ台前半ぐらいの球速で適度な勢いを感じます。変化球は、カーブ・スライダー・チェンジアップなど一通りありますが、2イニング目になるとガクッと球速が落ち、それほど細かい制球・技術はないので勢いでいかに押し切れるかではないのでしょうか。それでも来年に向けて、頭の片隅にとどめておきたい選手です。

長谷川 亮太 (共栄大4年)三塁 180/75 右/右
伊藤ヴィットル(共栄大4年)遊撃 178/72 右/左
太田   莞地 (共栄大3年)投手 177/70 右/左

貫井 大地(駿河台大4年)投手 178/79 右/右

創価大 VS 杏林大

初戦で 杉山 晃基(盛岡大附2年)右腕が先発し、MAX149キロを叩き出し話題になった創価大。しかしこの試合を落としたあとの、第二戦の模様を序盤戦だけ観ました。先発は、同じ2年生の 小孫 竜ニ(遊学館出身2年)右腕。小孫は135キロ~140キロ前半ぐらいの球速で、あまり体重が乗って来ないせいか? 速球にインパクトがありません。スライダー、カーブなどを織り交ぜるピッチングで適度にまとまっています。試合を壊さないという強味はありますが、レベルの高い相手だと押し切れるのか?という疑問は残ります。印象的には、高校時代同様にまだ物足りない感は否めませんでした。ただし杉山の安定感などからすると、シーズン途中から第一戦を任されるようになるのではないのでしょうか。

野手は共栄大同様に、それなりにタレントはいそう。1番には高校時代から名の知れている 宮武 聖(尽誠学園出身4年)二塁手に、4番の 海老原 一佳(創価高出身4年)右翼手は、189/93 の巨体で強烈な打球を飛ばします。肩もまずまず強く、なんとなく流通経済大時代の 神戸 拓光(元ロッテ)を彷彿とさせる存在。捕手の荻原 哲(日南学園出身1年)捕手は、センター前ヒットや右中間を抜けるスリーベースを放つなど、8番打者ながら強肩・強打で目立つ内容でした。

新東京リーグは最終週に再び大田スタジアムで、今度は流通経大・東京国際大・共栄大 と実力校が揃ったカードが組まれています。他に観戦予定がなければ、再度足を運びじっくり観てみたいところです。

杉山 晃基(創価大2年)投手 180/77 右/右
小孫 竜ニ(創価大2年)投手 180/82 右/右
宮武 聖 (創価大4年)二塁 170/68 右/右
海老原一佳(創価大4年)右翼 189/91 右/左
萩原 哲 (創価大1年)捕手 174/72 右/左

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テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

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