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2017年大学選手権3日目神宮大会レポート
大学選手権レポートの最終回。大会3日目の神宮球場の模様が消えてしまったので、後日再放送で確認して、ここに追加しようと思っています。この日に大会初登場した、和歌山大と国際武道大は、準々決勝まで勝ち上がっているのでその試合の模様からレポートさせてもらいます。

大会3日目神宮球場・第一試合・和歌山大 VS 岡山商科大

奈良学園大の、16連覇をを阻止したのが和歌山大。上武大の試合を観る限りは、突出した選手がいる印象はありませんでした。そんななか下級生の頃からチームを支えてきた 宮本 翔太(高川学園出身・4年)右腕がリリーフで登板。右肩を痛めた影響で、120キロ台後半~130キロ台前半ぐらいしか出ていませんでしたが、好調時には140キロ台中盤を記録する力量の持ち主。ぜひ秋には、回復した姿をリーグ戦で魅せて欲しいものです。

岡山商科大の方では、豪腕・蔵本 治孝(神戸国際大附出身・4年)右腕が先発するも、僅か2回1/3でK.Oされる。何処かフワッとしていて下半身に力が入り切らないフォームは、元ソフトバンクの 若田部 健一 に似た印象を受ける。球速も最速で147キロを記録したものの、おおよそ130キロ台後半~140キロ台前半が多い。その球も高めに抜けることが多く、スライダーやチェンジアップぐらいで、この球もまだまだ使えるレベルではない。体重の乗り切らない今のフォームで140キロ台後半を叩き出せるスピード能力は確かなので、社会人などで良い指導者・環境に恵まれれば大化けするかもしれない。しかし現時点では、プロ云々ではまだないだろう。

宮本 翔太(和歌山大4年)投手 176/74 右/左

蔵本 治孝(岡山商大4年)投手 185/95 右/右

大会3日目神宮球場第二試合・四国学院大 VS 九州産業大

肩の故障から回復した九州産業大の先発・本田 勝也(海星出身・)右腕は、両コーナーを突く制球力と追い込んでから縦に鋭く落ちる縦スラで空振りを誘える好投手。投げても140キロ台~MAX145キロを記録し、7回を投げて、5安打・5奪三振・無四球・自責点1と好投した。今春のリーグ戦では、7試合に登板して、3勝0敗 防御率 1.38でリーグ2位。3位の草場が2.79だったことを考えると、安定感では本田がこの春は上回ってことがわかる。肩を痛めていたせいなのか?テイクバックに癖があり、ボールにもそれほどドラフト候補の自己主張するような球は見られない。社会人などで更なるパワーを遂げるようだと、総合力の高い投手だけに楽しみだ。

また国際武道大戦に先発した 九州産業大の 浦本 千広(必由館出身2年)右腕は、キレのあるMAX144キロのストレートとスライダーが武器の好投手。また追い込むと、高速で沈むスプリットも違和感なく投げ込めるなど将来のドラフト候補。キレ型故にまだ甘く入ると長打を食らう危険性はあるが、投手としてのまとまり、変化球レベル、制球力もまずまずで、面白い存在になりえそう。どちらかというと、凄みよりも実戦で光るタイプ。あと2年間で、球威・力強さを増してそういったものが備わって来ると最終学年に上位指名候補にまで昇りつめているかもしれない。

本田 勝也(九州産業大4年)投手 180/86 右/左
浦本 千広(九州産業大2年)投手 179/72 右/右

大会3日目神宮球場・第三試合 国際武道大 VS 中部大

国際武道大の先発は、全日本メンバーの 伊藤 将司(横浜出身・3年)左腕。元々コントロールが安定し、試合をまとめるセンスに秀でた好投手とおのイメージが強かった。しかし今年になり、腕の振りが非常に強くなっていることに驚く。その成果もあり、コンスタントに140キロ前後~中盤までを叩き出せるようになり、ストレートが見栄えするようになってきた。変化球は、カーブ・スライダー・それにチェンジアップよりも空振りを誘えるフォークが冴える。今の内容ならば、来年の上位候補の可能性も、左腕だけに出てきたのではないのだろうか。フィールディングや牽制、精神力など総合力に優れているのも魅力。

伊藤のあとを継いだ 平川 裕太(東海大浦安出身・3年)右腕は、171/72 と小柄な体格ながら、身体のウチから絞り出すような感じで投げ込んでくる力投派。140キロ台中盤(MAX147キロ)のストレートの回転が素晴らしく、また腕の振りの見分けの難しいチェンジアップも大きな武器。ストレートにバラツキは結構観られるが、カーブ・スライダーも織り交ぜ、フォームやボールにも勢いを感じる。リーグでは、防御率0点台を続ける安定感も必見だ。

また入学以来中心選手として活躍する 勝俣 翔貴(東海大菅生出身・2年)三塁手の強打も健在。引っ張るだけでなく流す当たりも増え、打球に幅が出てきた。また三塁手としても反応がよく守備範囲も広く、高校時代は投手もやっていただけに肩も悪くない。上のレベルでも、三塁手でイケるのではないかという印象を受けた。高校時代は、打つだけなら世代屈指と言われた選手だけに、このまま順調に2年後を迎えて欲しい。

九州産業大戦で先発した武道大の 青野 善行(市立船橋出身・3年)右腕は、それほど力を入れて投げるタイプではないがMAXで146キロに到達。力を入れて投げるとボールが上吊ってしまうために、力が入れられないのかもしれない。変化球は、カーブ・スライダー・フォークなど一通りあり、来年に向けて覚えておきたい一人。先発タイプだが、イマイチ球筋が定まらない収まりの悪さがあるのが気になるが、ときよりキレイ球筋の球がズバッと決まるときは惚れ惚れする。

またこの試合でリリーフで登板した武道大 の 林 桂大(銚子商出身・3年)右腕は、とにかく投げっぷりがいい。球速は常時140キロ前後ぐらい(MAXで143キロ)と驚くほどではないが、全身を使った力投派でもあり、力を入れて投げてもそれほどボールが上吊らないところが良いところ。低めに切れ込む縦の変化にも威力があり、持ち得る能力を惜しみなく引き出したピッチングには好感が持てる。来年のドラフト候補という感じはしないが、社会人などでも野球を続けて行けそうな実戦派だった。

伊藤 将司(国際武道大3年)投手 177/82 左/左 
平川 裕太(国際武道大3年)投手 171/72 右/右
勝俣 翔貴(国際武道大2年)三塁 177/78 右/左
青野 善行(国際武道大3年)投手 180/73 右/右
林  桂大(国際武道大3年)投手 175/72 右/右

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テーマ:プロ野球 - ジャンル:スポーツ

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