2017年中日の指名を考える
2017/12/31|Category:ネタ
(中日指名選手)
1位 鈴木 博志(ヤマハ)投手 ☆☆
2位 石川 翔(青藍泰斗)投手 ☆☆
3位 高松 渡(滝川ニ)内野 ☆☆
4位 清水 達也(花咲徳栄)投手 ☆☆
5位 伊藤 康祐(中京大中京)外野 指名見送り
6位 山本 拓実(市西宮)投手 ☆
育1 大蔵 彰人(徳島ID)投手 指名見送り
育2 石田健人マルク(龍谷大)投手 未確認
1位の 鈴木 博志(ヤマハ)投手は、今年のアマチュア球界で最も速い球を投げる投手。登板した試合では必ず150キロ~中盤を叩き出せる。しかしその速球が高めに抜けることが多いのは、高校時代とあまり変わっていません。また変化球の精度が低いなど素材型であり、1年目からどの程度数字を残すのか予測は難しい。また故障も多い選手で、プロの長く険しいシーズンを想定すると、身体が持つのかという不安も残る。しかし純粋にこんな速い投手が、プロの世界でどのようなピッチングを魅せてくれるのだろうというワクワク感を抱かせてくれる選手でもあります。身体の問題がなければ、リリーフから入ってゆくのではないのだろうか。
2位の 石川 翔(青藍泰斗)投手も、高校NO.1投手の呼び声が高かった投手。ボールの勢い、変化球のキレなどは素晴らしく、ボール1つ1つは素晴らしい。しかし制球力、投球術、精神面など不安な部分も多数あり、どう転ぶかはこの投手も判断は難しい。投手育成には定評があるチームだけに、うまくハマれば鈴木同様にリターンの大きな選手になりそうだ。しかし常識的に考えて、数年はファームでじっくりという感じで壊れない身体作りからということになりそうだ。
3位の 高松 渡(滝川ニ)内野手は、アマ球界屈指の快速選手。全国大会での出場はなかったが、早からくドラフトでも中位ぐらいで消える素材だと評判だった。まだ非力な面はあるが、自慢の快速を活かし三遊間に意識的に転がし内野安打を稼げるタイプ。将来的には、センターあたりを担うことになるのではないのだろうか。打撃で多少苦労すると思うが、しっかりした特徴があるのは強味。
4位の 清水 達也(花咲徳栄)投手も、高校球界屈指の球威を誇る剛球タイプ。夏の甲子園では、唯一150キロを記録した。テイクバックをしっかり取れないフォームなので、変化球が曲がりきらないのは気になる。しかしストレートの球威は高校生離れしており、そのコマンドも高い。体力・筋力的にもしっかりしており、比較的j早い段階で一軍戦力に加わって来るかもしれない。
5位の 伊藤 康祐(中京大中京)外野手は、三拍子バランスの取れた外野手。腰の逃げが早いスイングは気になるものの、本人は打てる球と打てない球をしっかり割り切って打撃できるところは好感。また軸足の内モモの筋肉が非常に発達しており、こちらの想像以上に今後長打力が全面に出てくるかもしれない。ただし個人的には、大学進学タイプではないかと評価している。
6位の 山本 拓実(市西宮)投手は、「小さな巨人」と評された投手。160センチ台と上背はないが、140キロ台中盤の速球に、変化球を交えた投球に隙がない。高校生ながら、すでに大学生や社会人のような投球をする選手であり、3年以内に結果を残して欲しいタイプだろう。
育成1位の 大蔵 彰人(23歳・徳島ID)投手は、140キロ出るか出ないかぐらいの球速も動くクセ球を武器にしている。しかしスライダーが甘く入るなど、即戦力としては心もとない。数年後プロの指導者の元、どんな選手に成長するか?育成2位の 石田 健人マルク(龍谷大)投手も、素材型。大学での実績は下級生の頃の1シーズンのみで、ハマったときのストレートに魅力があるといったタイプ。そういった球を、プロの環境や指導でいかに安定して出せるようになるかだろう。いずれにしても、数年先を見込んだ指名となっている。
(中日の指名)
とにかく使える使えないかは別にして、特徴が明確な振り切れた指名だと言えるであろう。鈴木・石川はかなりリスキーな素材であり、個人的にはかなり心配の方が強い。むしろ高校生でも清水や山本あたりのほうが、一軍での活躍は早いのではないかとさえ気がしてくる。
高松は足という明確な武器があるものの、打撃で少し時間がかかりそう。伊藤も、一軍となるとかなり時間はかかるのではないのだろうか? 育成の大蔵・石田も、即戦力としては計算しずらい。うまくハマればリターンの大きそうな面子ではあるが、来年下位からの脱出を図りたいという指名ではないように思える。割り切って、数年先を見込んだ。それも確実に回収できる、未来像が描ける選手達ではない点は意見が別れるところだろう。しかし彼らを上手く育てられた時には、中日というチームを大きく変えて行けそうな面子を揃えている。
蔵の印象:☆☆☆
1位 鈴木 博志(ヤマハ)投手 ☆☆
2位 石川 翔(青藍泰斗)投手 ☆☆
3位 高松 渡(滝川ニ)内野 ☆☆
4位 清水 達也(花咲徳栄)投手 ☆☆
5位 伊藤 康祐(中京大中京)外野 指名見送り
6位 山本 拓実(市西宮)投手 ☆
育1 大蔵 彰人(徳島ID)投手 指名見送り
育2 石田健人マルク(龍谷大)投手 未確認
1位の 鈴木 博志(ヤマハ)投手は、今年のアマチュア球界で最も速い球を投げる投手。登板した試合では必ず150キロ~中盤を叩き出せる。しかしその速球が高めに抜けることが多いのは、高校時代とあまり変わっていません。また変化球の精度が低いなど素材型であり、1年目からどの程度数字を残すのか予測は難しい。また故障も多い選手で、プロの長く険しいシーズンを想定すると、身体が持つのかという不安も残る。しかし純粋にこんな速い投手が、プロの世界でどのようなピッチングを魅せてくれるのだろうというワクワク感を抱かせてくれる選手でもあります。身体の問題がなければ、リリーフから入ってゆくのではないのだろうか。
2位の 石川 翔(青藍泰斗)投手も、高校NO.1投手の呼び声が高かった投手。ボールの勢い、変化球のキレなどは素晴らしく、ボール1つ1つは素晴らしい。しかし制球力、投球術、精神面など不安な部分も多数あり、どう転ぶかはこの投手も判断は難しい。投手育成には定評があるチームだけに、うまくハマれば鈴木同様にリターンの大きな選手になりそうだ。しかし常識的に考えて、数年はファームでじっくりという感じで壊れない身体作りからということになりそうだ。
3位の 高松 渡(滝川ニ)内野手は、アマ球界屈指の快速選手。全国大会での出場はなかったが、早からくドラフトでも中位ぐらいで消える素材だと評判だった。まだ非力な面はあるが、自慢の快速を活かし三遊間に意識的に転がし内野安打を稼げるタイプ。将来的には、センターあたりを担うことになるのではないのだろうか。打撃で多少苦労すると思うが、しっかりした特徴があるのは強味。
4位の 清水 達也(花咲徳栄)投手も、高校球界屈指の球威を誇る剛球タイプ。夏の甲子園では、唯一150キロを記録した。テイクバックをしっかり取れないフォームなので、変化球が曲がりきらないのは気になる。しかしストレートの球威は高校生離れしており、そのコマンドも高い。体力・筋力的にもしっかりしており、比較的j早い段階で一軍戦力に加わって来るかもしれない。
5位の 伊藤 康祐(中京大中京)外野手は、三拍子バランスの取れた外野手。腰の逃げが早いスイングは気になるものの、本人は打てる球と打てない球をしっかり割り切って打撃できるところは好感。また軸足の内モモの筋肉が非常に発達しており、こちらの想像以上に今後長打力が全面に出てくるかもしれない。ただし個人的には、大学進学タイプではないかと評価している。
6位の 山本 拓実(市西宮)投手は、「小さな巨人」と評された投手。160センチ台と上背はないが、140キロ台中盤の速球に、変化球を交えた投球に隙がない。高校生ながら、すでに大学生や社会人のような投球をする選手であり、3年以内に結果を残して欲しいタイプだろう。
育成1位の 大蔵 彰人(23歳・徳島ID)投手は、140キロ出るか出ないかぐらいの球速も動くクセ球を武器にしている。しかしスライダーが甘く入るなど、即戦力としては心もとない。数年後プロの指導者の元、どんな選手に成長するか?育成2位の 石田 健人マルク(龍谷大)投手も、素材型。大学での実績は下級生の頃の1シーズンのみで、ハマったときのストレートに魅力があるといったタイプ。そういった球を、プロの環境や指導でいかに安定して出せるようになるかだろう。いずれにしても、数年先を見込んだ指名となっている。
(中日の指名)
とにかく使える使えないかは別にして、特徴が明確な振り切れた指名だと言えるであろう。鈴木・石川はかなりリスキーな素材であり、個人的にはかなり心配の方が強い。むしろ高校生でも清水や山本あたりのほうが、一軍での活躍は早いのではないかとさえ気がしてくる。
高松は足という明確な武器があるものの、打撃で少し時間がかかりそう。伊藤も、一軍となるとかなり時間はかかるのではないのだろうか? 育成の大蔵・石田も、即戦力としては計算しずらい。うまくハマればリターンの大きそうな面子ではあるが、来年下位からの脱出を図りたいという指名ではないように思える。割り切って、数年先を見込んだ。それも確実に回収できる、未来像が描ける選手達ではない点は意見が別れるところだろう。しかし彼らを上手く育てられた時には、中日というチームを大きく変えて行けそうな面子を揃えている。
蔵の印象:☆☆☆
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